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”医療制度改革” 検討委員会コミュの精神科病棟で、増える認知症の高齢者について

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高齢者への医療費が急増する中、必要な財源も手当て出来ぬままだ
今月末に開かれる 通常国会で審議される 来年度予算案は
既に 破綻しているといってもいい

GDPも税収も 20年前から少しも増えていない日本経済の中では
もう 現行モデルの年金も、医療も維持出来そうもないことは明らかだ
保険料という掛け金に対して、プライマリーバランスのとれた最大支出額を見積もった
定額払いで対応する基礎的医療保険でセーフティーネットとし、高度な医療サービスは
窓口での本人負担額を50%に設定した自由診療対応の出来高払いとして、個別のニーズに
対応していく他はないのではないか?
現行の医療保険制度は あまりにも負担と、利益享受の仕組みがアンバランスで
リスクを多数で負担する保険という概念には、既に収まりきらなくなってしまった

平均寿命が延びる一方で、その経年疲労による心身の”不具合”と、それに対するケア、治療への
社会的ニーズは高い、高齢者への介護、ケアの負担が一般家庭の限界を超えてしまう

どうしたら、いいのか?

かっての 姥捨て の復活か?
それとも 高齢者への給付継続で国を滅ぼすか?
この国は まさに、「新しい制度設計」なくしては
いずれにしても 亡国だ

正月の渋谷は お年玉で ファッションを楽しむ子供で一杯だ
大人と変らぬミニを履き、最先端のお洒落を楽しむ「小学生」たち
自分たちの未来を憂うことなく、「消費」を謳歌している彼等は
分別を持ったとき、どうなってしまうんだろう

皆で 何かいい知恵を、ブレイクスルーを考え出さなければ
本当に新しい世代に 何も残すことは出来なくなってしまうだろう・・・


    クローバー       クローバー       クローバー


ペン精神科の入院病棟に認知症の人が増えている。入院は長期化しがちで、
転院を重ねる人も少なくない。精神科病棟に入院する認知症の人は本当に退院
できない人ばかりなのか、認知症の人が家や施設に帰るには、どんな環境整備が
必要なのか−。


 東京都下に住む小倉文子さん(70)=仮名=の夫(74)は1年前、急性肺炎で入
院した先で認知症を発症した。夫は嘱託の仕事を辞めて半年。糖尿病や心疾患な
どの病気持ちだが、それまでは普通の生活をしていた。

 病院に退院を迫られて帰宅し、精神科の診察を待つ2週間、小倉さんが介護した。
夫はタンスの中身を引きずり出して引き裂く。「家の中に男がいる」などと言っては
怒る。夜中の2、3時に「メシだ、メシだ」と騒いだかと思うと、1月の寒空にコートも
なしで出かける。追いかけては怒鳴られ、帰って寝たかと思ったら、また30分後に
「メシだ、メシだ」。オムツをはぎ取り、垂れ流す。小倉さんは「私が死ぬと思いまし
た」と振り返る。

 やっと受診するとアルツハイマー型認知症と診断され、入院が決まった。オムツ
を外さぬよう拘束着で相部屋に入ったが、「乱暴をする」と、すぐに個室に移された。
「鉄格子のある独居房みたいな部屋でした」と小倉さん。さらに病院から「うちは施
設ではないので、1カ月しかいられません」と“予告”され、転院先を探すよう促された。

 1カ月半後に転院した先は認知症の人専用の精神科病棟。夫はずいぶん落ち着き
、回廊式の廊下をうろうろ歩いていた。スタッフは優しく、ほっとした小倉さんだった
が、再び「入院は3カ月まで」と言われた。「治らないのに出すんですか」と聞くと、「し
ようがないんだよ。後がつかえてるからね」と言われ、「ご家族が来ると興奮するから、
なるべく来ないでください」とも。小倉さんはリストを頼りに病院を探し、半年後、再び
夫を転院させた。

 しかし、3カ所目もやはり長くはいられないらしい。面会に行くと、夫は相変わらず
歩いている。傷だらけなので「転ぶから走っちゃだめよ」と言うと、「お前、看護師と
同じこと言うなあ。この前、家に帰ったんだ。お前、いなかったろ」と言われた。フロア
には鍵がかかっているから帰れるはずもない。

 小倉さんはため息をつく。「治ったら帰るつもりだったのに、病院では『治りません
から、次の病院を探してください』と言われます。帰っているつもりのお父さんもかわ
いそうで…。おむつを取り換えるくらい、私がします。でも、徘徊(はいかい)が治らない
と、私が死にます。どうしていいか分かりません」


 患者を抱える家族会は精神科医療に不信感が強い。「東京つくし会」の野村忠良
会長は「精神科は内科や外科と違い、精密な入院計画や治療計画がない。『診療報酬
が下がるから』とか『今後は外来で』とか言われるが、出したら出しっぱなし。外来は
予約制で、悪くなってもすぐ診てくれる病院は少なく、治すことに熱心と思えない」と
不満を漏らす。

 認知症の人は入院が長引きがち。精神科に限らないが、転院を重ねる人も少なくない。
厚生労働省の患者調査によると、入院前の居場所で最も多いのは「家庭」(62%)だが、
2位は「他の病院・診療所」(24%)。退院後の行き先も「家庭」(38%)に次いで「病院」
(20%)が挙がり、「死亡・不明等」(22%)も多い。

 「認知症は治らないから」と言われる。しかし、徘徊、暴言、被害妄想など家族が最も困る
行動は「認知症の周辺症状」と呼ばれ、薬とケアで一定程度は治まるとされる。専門医から
はむしろ、「精神科病棟は生活の場として適しておらず、認知症の人の身体機能や認知機能
を悪化させかねない」との声さえ出る。

 だが、ケアに厚い特別養護老人ホームなどの施設はいっぱい。家から通いや泊まりで
利用できる「小規模多機能型事業所」は数が少ない。訪問診療は手薄で、退院すれば家族
が一手に重責を担う。そんな中で精神科の病床が受け皿になっている。

            (佐藤好美)      産経新聞 1月7日(金)7時56分配信





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