瞑想.ヨガ.精神世界『宇宙学校』コミュの●食中毒の原因について感じたこと

昨日、たまたまテレビで、食中毒の防止法について解説していました。

そのポイントは、次の２点で、

①食べ残した食べ物は、中の食品の中まで１００度Ｃになるまでしっかりと温め直す。
　
汁があるものだと、中に入っている食べ物の中心までが１００度になるには、３分以上かかる、というのを温度計で測って提示していました。

②調理するときや、食事する前には、石けんでしっかりと手を洗う。
　
手のシワの部分に付着した細菌を洗い流せるまで手を洗うには、１分くらいはしっかりと石けんで手洗いすることが大切なようです。

②には納得がいくのですが、

①については、それだけでは防止できないのではないかと、自分自身の個人的な体験から感じました。

それは、

玉子で綴じた野菜スープを煮沸して温め直したものを、
あとで、冷めてから再び温め直して食べたときに、
腹痛と下痢を起こしたことがあるからです。
　
温め直す時には、においも問題なく、スープは傷んでいませんでした。
　
にもかかわらず、腹痛と下痢を起こしたからです。

そこで、
「食中毒の原因　温め直し」でグーグル検索してみました。

その中に、次の報告書がありました。

■食品安全協会　　ファクトシート

『ウェルシュ菌食中毒』

http://www.fsc.go.jp/sonota/factsheets/03clostridium.pdf
　　↑
（詳細は、直接、報告書をご覧くださいね）

①ウェルシュ菌（Ａ型～Ｅ型）のうち、食中毒の原因となる菌は、

ほとんどがＡ型のウェルシュ菌。

◆この菌は、「芽胞」を形成する「偏性嫌気性細菌」であり、
　自然界に広く生存している細菌であること。

人や動物の腸管内、土壌、下水、食品、塵や埃、などに存在しているので、混入を防止することは通常はできない。

◆ウェルシュ菌そのものは、１５度Ｃ～５０度Ｃで増殖し、
　至適温度は４３度Ｃ～４５度Ｃ。

②ウェルシュ菌の産み出す毒素（エントロトキシン）は、
　「易熱性タンパク質」で、

◆６０度Ｃで１０分
　ないし、
◆ｐＨ４以下の「酸」

によって、容易に不活性化する。
　
※ということは、１００度Ｃで熱すれば、不活性化するのでしょうね。

③ウェルシュ菌が産み出す「芽胞」には２種類がある。

(1)　易熱性芽胞････100度Ｃ数分間で死滅する。

(2)　耐熱性芽胞････100度Ｃで１～６時間熱しても生存している。

食中毒をよく引き起こすのは、(2)の「耐熱性芽胞」のケースが多い。

（※煮沸しても死滅しないので、腸内に入ってから増殖するからでしょうね。これはやっかいですね）

要するに、食品を煮沸消毒しても、
火を止めてそのままの状態で冷ます（室温で放冷）と、「耐熱性芽胞」がウェルシュ菌を増殖させ続けるわけですね。

熱することで、食品中の酸素（空気の要素）が少なくなるので、嫌気性細菌の増殖スピードも加速するそうです。

その後、また煮沸してから食べても、「耐熱性芽胞」が腸内で増殖して、やがて食中毒を引き起こすということのようです。

●食べてから、約６～１８時間後（平均は１０時間後くらい）に、腹痛と下痢を引き起こすわけです。

防止法について

◆煮沸消毒したあと、

◆すぐにその食品を小分けして、

◆１０度Ｃ以下（冷蔵庫）　か、５５度Ｃ以上の温度で保管する、

ということが必要なようですね。

この解説を読んで、やっと納得できた感じがしました。

あとね、わたしの個人的な感じですが、

食べ物を食べるときは、細菌たちの混入は防止できないわけですから、
　
食べる前に、

◆食べ物さんたちと、細菌さんたちとに、

「食べ物さんたち、細菌さんたち、
　愛してるよ、だから、わたしの体を健康にするのを手助けしてね」

って、声かけして、感謝と愛の気持ちで、いただくと、食中毒にはならないかもしれませんね。

（※「現実」が問題ではない、自分の「在り方」が問題（大切）である）

ありがとうございます。