20代30代の方向けの保険講座コミュのインフルエンザ

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▽「インフルエンザについて」
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●寒い日が続く中、風邪も心配ですが、インフルエンザも心配です。
鳥インフルエンザの感染拡大もまだまだ予断を許しません。そこで
今回はインフルエンザについての話題をご提供します。
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＜語源＞
　周期的に流行が現れてくるところから、16世紀のイタリアの占星家
たちは、これを星や寒気の影響（influenza=influence）によるもの
と考えていたことが語源となっております。
＜過去の大流行（スペインかぜ）＞
　第一次世界大戦の最終年である1918年には、スペインかぜが世界中
で猛威をふるい、全世界の罹患者数6億人、死亡者は2,000～4,000万
人にのぼったと推定されております。我が国には1919-1920（大正8-9）
年の冬に流行が持ち込まれ、罹患者数2,300万人、死亡者は38万人
に及んだと言われております。
＜インフルエンザとは＞
　インフルエンザはインフルエンザウイルスによって引き起こされます。
ウイルスはその抗原性を毎年変化させる（マイナーチェンジ）ことに
より、巧みに人間の免疫機構から逃れ流行しつづけます。さらに、数年
から数十年に単位で突然大変異（フルモデルチェンジ）をし、新型の
インフルエンザウイルスが登場します。この時には、人間には新型
ウイルスに対する抗体が無いため、大流行することとなります。
上記のスペインかぜは、39年間続きました。
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▽インフルエンザの予防方法（予防接種）
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●インフルエンザの予防方法として一番有効なのが、皆様ご存知の通り
予防接種となります。この予防接種の概略について簡単にご説明します。
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　日本では、毎年インフルエンザシーズンの終わり頃に、WHO（世界
保健機関）からの情報および日本国内の流行情報などに基づいて、
次シーズンのワクチン製造株が選定され製造が開始されます。現在は
世界中で共通した流行株である３種類のウイルスの混合ワクチンと
なっております。
　インフルエンザワクチンには、はしかワクチンのように発病をほぼ
確実に阻止するほどの効果は期待出来ませんが、高熱などの症状を軽く
し、合併症による入院や死亡を減らすことが出来ます。特に65歳以上の
高齢者や基礎疾患（気管支喘息等の呼吸器疾患、慢性心不全、先天性
心疾患等の循環器疾患、糖尿病、腎不全、免疫不全症など）を有する方
は、インフルエンザが重病化しやすいので、ワクチン接種による予防が
特に勧められております。
　死亡率の減少などとともに、「インフルエンザは風邪の一種でたいした
ことはない」という認識をお持ちの方が多いのが現状ですが、まだまだ
インフルエンザは十分な警戒と理解が必要な疾患ですので、予防接種
をまだ受けていらっしゃらない方は、受けることをご検討されてみては
如何でしょうか？