コリン性蕁麻疹コミュのコリンで苦しんでいる方へ。

すごくまとまりの無い、長い文章になってすみません。

　私は、数年前から発症し、半年間の皮膚科ジプシーののち、総合病院で抗ヒスタミン剤を処方してもらい、半年間、毎日服用し、現在はだいたい収まっています。
　最初は、ただのジンマシンのようなものだったもので放っておいたのですが、近所の皮膚科に行った際、そこはステロイド至上主義の先生で、多量のステロイド軟膏と、飲み薬を渡されて、なんだかどんどん悪くなって行って悲惨でした。
夜寝ていてかかないように両手に靴下をつけてヘアゴムで止めて寝ても、人間とはフシギなもので、ちゃんと靴下をとって、体中血が出るまでかいて、靴下さけなおして、またヘアゴムつけて、再度寝ていたようで
　基本的に総合病院で渡されたのは、アレロックとクラリチンだったのですが、これも長期服用すると肝臓にクるようです。健康診断の肝臓の数値がかなり悪くなっていました。また、発疹を思い切りかくものですから、肌がまるで絞りの着物みたいな状態になつて、色素沈着してしまって。二十歳くらいの頃だったら、すごく辛かったです。母親にも「その肌ヒドイわねぇ」なんて言われて。
かわいそうって思ってくれての発言なのですが、その時の自分はひどく落ち込んでいたので、不安で泣く程辛かったです。
　仕事にも支障をきたすし、集中する事も出来ない。肌が見えるような服も着れない。友達と食事に行っても、突然発疹が体中に出来てしまい、「どうしたのどうしたの」なんて心配されたりして・・・。

5年とか10年、この状態だったらどうしよう、一生治らなかったらどうしようって。それでもバリバリ掻いて血だらけで泣き寝入りしたり。
でも、治りました。完治してないけど、今の所、随分ラクです。
肌も、色素沈着してしまったり、ケロイド状になってしまっていた部分も、すっかり治りました。ほんしに嬉しいです。（肌の状態が治るまでには3ヶ月ほどかかりました）

さて。先日、いつもお世話になっている漢方の先生に聞いてきました。
「どうも私、コリン性ジンマらしいんです。どうしたら完治しますか」と。
そしたら、先生。
「ああ。今多いのよ、結構。ソレって最初、ただの蕁麻疹じゃなかった?」
「多分、その年の夏に、3日間海水浴に行って、ものすごく日焼けしたんです。そしたら秋口から蕁麻疹が出始めて。で、すっごい酒飲んだ次の日、いきなりものすごいジンマになって。その後、体弱ってる時とか、ナマモノとか、半熟の卵とか食べると必ず出るようになって。そのうち、熱いだの寒いだの、精神的ストレスだの、すごく笑ったり怒ったり泣いたりすると、チクチクしだして、バーッと発疹が。ヒドい時は、映画館で、映画見ていてびっくりしたりドキドキハラハラしたり、泣いたりすると、バーーーッて出て・・・」
「アナタ、もともとアレルギー体質とか肌が弱いってのもあるんだけど、キッカケは多分、その紫外線の浴びすぎ+ストレス+疲れとか。そんなのが引き金になって。もともと何か生物とか食べてジンマのスイッチ入ってたのが、ひどくなって、体の機能混線し始めて、もー、何にでもスイッチ入るようになっちゃったのよ」
・・・・混線・・・スイッチって・・・。アタシャ、ポンコツ機械ですか。
「・・・・確かに。仕事で追い詰められると、突然、全身に出て、掻くもんだから、ブラウス血だらけでした。ホントにスイッチ入れたってカンジで突然」
「でね。こうなっちゃうと、なかなか漢方じゃ治らないわよ。まずは心身を整えなさい。ひどいヒトになると、発疹が体中に出来て、その上、丘疹（ふつうのジンマ。もりあがって腫れるやつ）も出来て、そのたびに強ッいステロイドの注射打って貰わないと治まらなくなっちゃうってのもある。呼吸困難になったりね」私も、コリンのプツプツ+丘疹同時になる事が多かったのでわかる。全身がまるでピンクのオーストリッチ風ワニ皮バッグみたいになる。
「やっぱりね、ストレスよ、思っている以上に、現代はストレス社会なのよ。もうそうなっちゃったらね、耐えられないくらい、血塗れになるくらいかくかかないとダメだってなったら、まずはやっぱり抗ヒスタミン剤で一度、症状和らげて。でね、コレ、完全に治すのは無むずしいから。で、その後、少しでも漢方でなりにくいように体質を改善していくっていうのしかないと思うんだよね」
との事でした。

西洋医学にも、もちろん漢方にも限界があり、現代においては、本当に治療が難しい症例が増えているそうです。
先生曰く、「昔（20年前くらい〜）は、同じ症状で同じ薬出して普通に治ったものが、今は治らないってのが多い」との事でした。

　やっぱり、ストレスが多い世の中になったってことなんだとは思います。
私も、この病気になるまで、「自分は大雑把なタイプだから、ストレスに強いんだなあー」とか「ストレスとか感じないタイプ」って思い込んでいました。
どっちかって言ったら「自分の事に鈍感なタイプ」だったんです。
子供の時から、ぶっ倒れるまで自分が具合悪いの気づかない方だったし。

それ以来、自分の心と体のバランスを取るように、心がけるようになりました。
ちょっとジンマっぽくなると、「アレレ。無理してるな」とか「今このままのペースでやっていると、またひどくなるな。ちょっとセーブして、今後に備えよう」とか「あ、カゼひくとまた出るから、カゼひかないように、体力落とさないようにしよう」とか。ストレスに気付き、その抜き方を覚える事が出来るようになったと思います。

　この病気で苦しんでいるひとは、すごくすごーくがんばってらっしゃるんです。
「え、そーでもないよ」と思ってる方も、でも、本当。頑張ってるんです。それに気付かないぐらい無理してるんだと思います。
　
　肩の力を少し抜いて、悲観的にならないで、治療を進めてくださいね。
治ります。発症する前に戻ることは出来ないけれど、絶対に症状を和らげることは出来ますよ。

長くなってしまってすみませんでした。