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科学の知恵袋コミュの科学豆知識 生物篇(14) 筋電義手の開発

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 東京大学工学部の横井浩史助教が取り組んでいるのは、筋電位を利用したハイテク義手の作成です。

 横井さんは人間が指を動かすときに体に流れる「筋電位」というものを測定・解析し、それを利用することで義手の指を動かすことに成功しました。

 横井さんの発明した筋電義手は表面筋電位といわれる、脳からの指令が神経を通して伝えられる時に発生するごく弱い電気的刺激によって収縮する筋肉の部位―電位を微弱ながら体表面で検知する部位―を感知して、義手の動きと表面筋電位の発生方法に一定のルールを設けることで義手を動かすというものです。

 人間の手は第二の心臓と呼ばれるほど複雑に神経が張り巡らされ、手で物をつかむ、手首を曲げる、握るプラス手首回転、関節ごとにそれぞれの指を動かすなどの動きを筋電義手の思いどうりにスムーズに動かす事は想像以上に大変なようです。

 横井さんの作る筋電義手は5本の指が別々の動きをし、しかも、指先の先端に電気信号を感知するセンサーである触覚センサーが取り付けられているために、指先の感覚を脳が認識できるという優れものです。

 現在横井さんはピアノの弾ける義手というのを製作中。

 研究室レベルでの作成は成功したかに思えましたが、先天性四肢障害の人に流れる筋電位が非常に微弱であるということを見落としていたため、実用には程遠い内容だったようです。

 次の研究テーマは「どんなに微弱な筋電位でも読み取れるセンサーの開発」だそう。

 ハイテク義手、次は成功するのでしょうか?

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