ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

☆世のため人のため☆コミュのこのメンバーの方には是非読んで頂きたい、良い内容です!ビジネス・人生の先に何か輝く未来が見えてきました!

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「成功したければ前頭葉を鍛えなさい!」のプロローグ

なんだ、脳科学かよ!って思う方もいらっしゃるかも知れませんが、文の最後まで読んで頂ければ
今日、今この時から、何か自分に湧いてくる物があるはずです!
どうか、この文を見て、何かを感じて頂けたら、幸いです。

感謝

「成功したければ前頭葉を鍛えなさい!」(アスコム)のプロローグです。ここから前頭葉は進化の頂点ではない、って話がわかりにくいということで、多少手が入っていますが、ま、こんな感じ↓です。

○プロローグ
ノルマを達成できない、結果を出せない…。
努力しているのに、認められない…。
自分に合った仕事が見つからない…。
みな、多かれ少なかれ悩みます。
どうすればいいのだろう。何かブレークスルーはないか。
結論から言いましょう。
「前頭葉」を鍛えなさい。
前頭葉はあなたの両耳と頭のてっぺんを結んだ線の前側。脳の最高司令部です。
「考える」
「がまんする」
「人の気持ちを感じとる」
「意思決定する」
など、高度な情報処理にはここが必ずかかわってきます。これらは仕事をする上で必須。仕事を仕切るのは前頭葉です。
前頭葉を鍛えましょう。

○脳のクセを知ろう

前頭葉は進化の頂点。
かつてはそう言われました。しかし、最近では脳をつくる遺伝子は脊椎動物ならほぼ共通だとわかってきました。
ヒトがもつ前頭葉を含む大脳新皮質、大脳基底核、大脳辺縁系、小脳、脳幹などの脳のセットを脊椎動物なら共通に持つ。動物ごとの脳の差は、そのどこをどう膨らめたかの差にすぎない。
進化の頂点にヒトがいるわけでもないし、ヒトで大きく発達した前頭葉が進化の頂点でもない。

たとえば鳥の脳。
鳥の脳の大きなふくらみの部分には、つい最近まで、古い脳、大脳基底核の名前が付いていました。鳥は進化的に低位なのだから、哺乳類と同じ大脳皮質があるはずがない、といった思い込みからでした。
しかし、どう調べてもそのふくらみの部分は、われわれとも共通する大脳皮質。2005年に外套(大脳新皮質と旧皮質を合わせた名称)と名前が変わりました。

わたしたちの脳は進化の頂点にあるわけではない。進化の枝分かれの一つにすぎない。人を進化の頂点にしたがる西洋文化が考えてきた以上に、わたしたちの脳は、さまざまな動物と共通しているわけです。
だから、わたしたちは動物にわたしたちと共通するこころを感じとれます。だから、動物といるとこころが共鳴して癒されるのです。だから、爬虫類の動きに癒されることもあるわけです。

動物とも共通するわたしたちのこころ。共通する脳の基礎構造。
そこに好き嫌いの原点があり、損得や善悪すら決めていきます。脳の奥から大脳新皮質に至るドーパミン系、セロトニン系、ノルアドレナリン系。その働き具合が、刺激を求めたがるのか、癒しを求めたがるのか、人に甘えたいのか、完璧を好むのか、などの脳のクセを決めていきます。
そのクセを知っておくと、あの人と合わない理由が見えてきたりします。そのクセを利用すると、前頭葉が働きやすくなります。そして、その脳のクセで消費者をセグメントすると、世の中のニーズが見えやすくなります。
脳のクセを知りましょう。

○それでも仕事を仕切るのは前頭葉

わたしたちの脳はあらゆる脊椎動物と共通する構造を持っています。特別に変わった構造を持つわけではない。
そうなのですが、ヒトと他の動物を大きく分かつのが前頭葉であることにかわりはありません。たとえばサルと他の哺乳類を大きく分かつのは前頭葉の発達ですし、ヒトとサルを分かつのも前頭葉です。サルと人間の脳のつくりはよく似ていますが、前頭葉はヒトの方が約3倍大きくなっています。

この前頭葉の発達によってもたらされたのが、情報や記憶をいったんメモし処理する力の強大化です。ワーキングメモリーといわれる力の強大化です。
この力の強大化によって、われわれ人間は「将来を見通す力」を得ました。未来を見据えて計画したり、段取りを考えたり、交渉ができるようになったのです。この力こそ、ビジネスの基礎です。

鳥も相当程度ワーキングメモリーが使えます。だから賢い。アメリカカケスはえさを隠すとき仲間が見ていると、後でやってきて別な場所に隠しなおします。カラスは道具を使います。脳にメモする力がなければ到底できない仕事です。
サルは当然のことながらワーキングメモリーが使えます。だから言葉的なものをあやつることもある程度できますし、道具も使えます。しかし、将来の見通しを維持することはヒトほどには難しく、せいぜい2時間ぐらいしかもちません(二時間というのは相当凄いですが)。
だから、目先のことで仲間とエサを奪いあい、キーキー怒ったり暴れたりしてしまいます。また、目の前にエサがないと努力しません。

人間のワーキングメモリーの力は本来強大です。将来のことを考えて、目先の横取りなどはせず、場当たり的にキレたりしないで、人間関係をつないでいくことが出来ます。目標を決める。世の中のニーズを読む。プランを立てる。売り方を考える。さまざまな調整をする。仲間と力を合わせる。困難を乗りこえてやりとげる。採算を合わせる…。
遠いゴールや大きな夢に向かって創意工夫し、がんばり続けることができます。だから仕事が出来ます。
だからワーキングメモリーの力を鍛えましょう。前頭葉の力を鍛えましょう。

○前頭葉を損傷すると・・・

極端な例を二つ。
まずアメリカのフィネアス・ゲージ事件(1848年)。ゲージはずば抜けて仕事のできる、鉄道建設の工事主任でした。すべてに緻密で責任感が強く、ユーモアがあって、みんなに慕われていました。が、爆発事故で前頭葉を鉄棒が貫通。3ヶ月後、運動機能や記憶力などはほぼ元にもどったのに、作業プランひとつ立てられない、投げやりで卑猥な暴れん坊に変わっていました。
現代のゲージといわれるエリオットは商社勤めでした。よき父、よき夫で、すぐれたビジネスマンでした。しかし前頭葉に脳腫瘍をわずらい、その切除手術を受けてから人生が大きく変わってしまいました。
術後、エリオットの知能指数は正常以上、認知や記憶の障害は見られません。しかし、極めて優柔不断。たとえば次回の診療日を決めるのに、あれこれ迷い、結局いつまでも決まりません。何を優先すればいいかが分からず、社会的な常識から大きくかけ離れたこだわりを示してしまいます。仕事になりません。

単純にいえば、「仕事ができない」人は、前頭葉の使い方がいまひとつ。
結果、自分勝手、優柔不断、ピントがはずれている、柔軟性がない、空気が読めない・・・。
一方、「仕事ができる」人は、前頭葉の使い方が上手。
やわらか頭で、段取り上手で、仲間に恵まれ、ピンチをチャンスに変えていきます。

○前頭葉のしくみ

ルドーという脳科学者によれば、前頭葉は大きく三つに分けて考えることが出来ます。
ますその外側部は「知」の中枢。考える、段取る、計画する、など高度な知的作業を行います。その底部は「情」の中枢。人の気持ちを読んだり、空気を読んだり、世の中の流れを感じ取ったり、それに合わせた価値判断を行います。内側部は「意」の中枢。矛盾しがちな「知」と「情」を調整し、意思決定をしていきます。矛盾の調整は、はたからみれば「決断」。やる気の維持や集中力の維持をつかさどっているようにも見えます。

東大の坂井先生のたとえを使えば、外側部は企画担当役員、底部は営業担当役員、内側部は総務担当役員。前頭葉は「脳の役員室」のような役割を果たしているわけです。
世の中のニーズを捕らえそこなっている会社は、場当たり的でニーズに合わない商品をやたらに市場投入してしまいます。もしくは、決断できずに市場投入がひたすら遅れる。

ゲージもエリオットも大きく損傷していたのは底部でした。
いまビジネスでは、職種や立場を問わず、ニーズを先読みしたクリエイティブな仕事が求められています。加速化する市場のニーズの変化をいち早くつかみ、すばやく決断していく力が求められます。組織としても、個人としても。
ニーズを先取りしリードすること、ニーズを創り出すことすら当たり前に求められます。市場の好き嫌い、損得感、善悪感をつかむ「情」の力、それをベースにした「知」の力、決断する「意」の力、その総合力が問われています。

○仕事脳をつくるコツ

 この本のテーマは、いかにして最適な仕事脳をつくるかです。前頭葉を仕事脳としていかに鍛えるかです。
そのコツを脳的な視点からまとめました。詳細は本文に譲るとして、仕事脳をつくるコツのうち四つを紹介します。

? 見る、真似る、その人の脳になる
ヒトの脳には、目の前にいる人の動作や、その動作の意図や感情を写し取る鏡(ミラー)のような脳細胞(ニューロン)があります。ミラーニューロンです。たとえば、わたしがあなたの目の前でうまそうにラーメンをすすると、あなたは手を動かしていなくても、あなたがラーメンをすすっているときのような脳活動が現れます。この脳活動があるから、わたしたちは見まねという学習が出来、人のこころを感じ取れます。
だから、「この人のようになりたい」という人がいたら徹底してその人を見ること、真似ることです。その人の脳になったつもりで行動し続けていると、その人の気の使い方、意欲の持ち方、発想の仕方、対処の仕方、人との付き合い方など、さまざまな脳の使い方が身についてきます。

? 比較で考える
情報や記憶をいったんメモし処理する力。これがワーキングメモリーの力です。それが仕事脳の基礎能力。これを鍛えるには、脳のメモを使うことです。「この人のようになりたい」と思い続けることも、実はワーキングメモリーのトレーニングになっています。
わたしたちの脳は、何かと何かを比べるのが得意です。差は何か、同じところはどこか。だからなりたい人物像を想い描くのなら具体的な人物の方がいいですし、考え方でも、仕事でも、接客術でも、具体的なやり方との違いや同じ部分を捕まえて工夫していく方が楽です。そしてそれがワーキングメモリーの力を生かす方法であり、鍛える方法でもあるのです。

? 接続詞を意図的に使う
わたしたちは言葉でものを考えます。文章でものを考えます。その文章と文章をつなぐのが接続詞。接続詞には単に文章をつなぐ以上の力があります。次に続く文章を誘発する力です。
何か発想に行き詰まりを感じた時、「しかし」「でも」「ていうか」などと言葉にしてみると、逆接的な発想が促されやすくなります。逆に「だから」「それから」「その上」などと口にすると、順説的な内容が湧いて出てきやすくなります。行き詰ったら、いろんな接続詞を口にしてみることで発想を刺激できます。

? 運動する
意外に思われるかもしれませんが、認知機能向上の証拠が歴然としているのは実は運動、とりわけ有酸素運動です。有酸素運動を続けると、記憶を作ることに関連する海馬で脳細胞を育てる物質が増え、新しい脳細胞が生まれることが知られています。数千から数万人の人たちを5年とか10年とか追跡調査する疫学的な研究でも、運動を良くする人の方が認知機能の低下が起こりにくく、かつ認知症のリスクが低下することが示されています。
特に中高年、とりわけメタボ組の仕事脳づくりには何よりも運動です。血圧や血糖値が上がると、認知機能が低下することも示されていますから、勝間和代さんのように仕事の移動を自転車で、というのは合脳的な話です。

○脳ほど変化しやすい器官はない

 脳はよく筋肉に例えられます。筋肉と同じ、使えば鍛えられるし、使わなければ衰えてゆく。脳細胞は使われることで脳を育てる物質を分泌させ、その細胞をさらに育てます。つかわなければその脳細胞と他の脳細胞のつながりが弱められていき、ついには死滅していきます
 確かに筋肉に似ています。
しかし、脳は筋肉以上に速やかに変化します。筋力アップには、週三回程度のトレーニングを続けることが必要です。あっというまに筋肉組成が変わることはありません。
しかし、脳は速やかに変化します。たとえばここに書いていることが、あなたにとって初めて知ることで、印象深かったとしたら、もうあなたの脳は変わっています。新しい記憶のネットワークを得て、さっきまでの脳とは異なっています。

 脳は情報処理器官。
速やかに変わらなければ、情報処理器官の意味がありません。だから、変化が宿命ですらある脳の可能性を見くびってはいけません。あなたが思う以上に、脳は変わりたがっていますし、変わります。変わる時は瞬時に変わります。
このことは肝に銘じましょう。

 またそう思っていると、余計に変化が速まります。薬と思って飲めば効果が出てしまうポラセボー効果や、先生がこのクラスは伸びると思っていると実際伸びるピグマリオン効果はよく知られています。
脳は思い込みをつくる器官、その分、思い込みによって変化します。

○理想が高いほど燃える前頭葉

その脳を鍛え、グレードアップするために役立つ、大事な心がけがあります。それは、目的意識、とりわけ「世のため、人のため」という目的意識です。

目的意識。これもワーキングメモリーの力によって前頭葉が生み出した、未来を見据える力のひとつです。
逆にいえば、目的意識を持つことが前頭葉を鍛えます。「目的」を頭に置くこと自体、ワーキングメモリートレーニングだからです。

そして同じように脳のメモを使うのなら、目先の給料アップや出世のようなメモより、「世のため、人のため」というメモを常に頭におくことです。「部長に気に入られたい」「あいつを追い越したい」ばかりではなく、「お客さまを涙ぐませるほどのサプライズを提供するには?」「創業以来の定番を、エコとからめた最先端商品にリニューアルするには?」と、志のフレームを広げて目前の業務に取り組むことです。
すると前頭葉は、次々にまっとうな発想を生み出していきます。

今の世の中、「もうけたい」「勝ちたい」とがんばるより「世のため、人のため」を心がけた方が、時代の波に乗れます。
人口増大社会なら、競争に勝ち残ったもの次々に現れ、社会を支えていけます。しかし、人口減少社会は、みんなの力が伸び、みなが世のため人のためを志向していかなければ、社会の維持すら困難です。結局、「ひとり勝ち」の発想は時代に取り残されていきます。
ビジネスで成功したければ、世のため人のため。とっくにそういう時代に突入しています。

宮澤賢治の「世界ぜんたいが幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない。
自我の意識は個人から集団社会宇宙へと次第に進化する」という思想が、真に現実味を増していくのがこれからの時代なのです。
世間を見わたしても、「まずは利益追求。余力で社会貢献」という企業より、「まずはお客様の幸福」「地球と人類の幸せ」を志している企業の方が元気です。
ワタミなど日本の外食産業しかり。たとえば英ヴァージン・グループは、エイズ撲滅や地域紛争の解決などの社会貢献に力を注ぎ、一方で「クリーン燃料で飛ぶ、世界初のエアライン」を目ざして航空・鉄道事業の収益のすべて、3千億円をつぎこんで、成長し続けています。
世界の自動車産業を見ても、環境問題に真摯に取り組むメーカーが生き残っています。

いまあなたの体を構成している分子は、わずか3か月で、飲食や呼吸によって取り込まれた分子と「総とっかえ」になります。今までなにをやってもうまくいかなかった人は、過去のクヨクヨを封印して、きょうを新しいバースデーと考えましょう。
成功の原理は極めてシンプル。
うまくいっているなら変えるな、うまくいっていないなら、これまでと違う何かをしろ。
この本はそのための一歩です。

         篠原菊紀

コメント(1)

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

☆世のため人のため☆ 更新情報

☆世のため人のため☆のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング