グティの声を代弁する会コミュの呪い

ここはサンチャゴ・ベルナベウの地下１４階
ぐてぃの秘密基地。

暗闇の中、ろうそくの火がぐてぃをてらす。
白装束に正座。
彼の前には、携帯、わら人形、五寸釘、とんかち
携帯に手を伸ばし番号非通知で電話をかけた。

…（プルルルル　プルルルル）

…（カチャ）

ろなうど「もすもす、おれロナウド　今ブラジルで楽しくやってるぜぃ。っで誰？なんかよう？」

ぐ「・・・」

ろ「おいっ、無言電話ヤロウ、いい加減にしろ。チームが弱いのは守備の責任だろ。おれが今まで何点取ったと思ってんだ？むしろ最大の功労者だろ？復帰したらガンガンゴールしてやるよ。オレ様天才だからね。後は守備次第で優勝だ。だからもうくだらないことするな。アディオス！」
（ガチャ）

ぐ「・・・ギルティー！」

右手に人形と釘、左手にとんかちを持ち立ち上がるぐてぃ。
無数の穴の開いた壁に向かった。
人形にロナウドのプロマイド（だいごろうカット）を張り、釘で固定。
次の瞬間、振り上げた左手が闇を切り裂く！

カキーン
ぐ「ブラジルではしゃいでんじゃねぇよ。少し足が痛いくらいでどんだけ休むつもりだ？すぐケガしてつかえないお前より、いつでもどこでもアツくて上手くて強いオレのほうが凄いんだよ。ケガだって我慢するツーの」

カキーン
ぐ「お前のせいでどれだけオレが体はったり、走り回ってると思ってるんだ。豚みたいにぶくぶく太ってるから走れないんだよ。オレみたいにスラッとビシッと体つくっとけ。」

カキーン
ぐ「それからあれだぞ、この前の結婚式。ど派手にやりやがって。祝儀いくら包んだとおもってんだ、このやろー。どーせすぐ離婚するくせに無駄な出費させやがって。」

ふと手を止めて横を見るぐてぃ。
べっかむ、じだん、ろべかる人形が無惨な姿をさらしている。

ぐ「クラシコまであと少し。新人の分もやらないとな・・・今日はこのくらいで終わりにするか」

汗を拭いながらぐてぃは闇に消えていった。