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詩人集まれ!コミュの東西

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最終電車に乗り遅れた新宿に、僕は独り立ち荒む

嗚呼、西へ旅立った到着時には枯れ葉が無彩色に舞っていたけど

彩色に沿う、揺らがりの我流持論武装に
温かさと暖かさを同時進行

希薄な東西線には青い通過するだけの心
求めていたのは何時の時代も微笑まし幸なのに

怒号と疑問が酷似して
非日常に皮肉を対峙させ
唯一とも云えぬ消えそうな心を
僕は消したかったんだ


辛を消したかったんだ
僕は消えたくなかったんだ


癒す朝霧に謳った不協和音
濁点の付け方の嫌味を覚えたのは
通りすがる飾り気だけの無機質世界の、あの新宿と渋谷

躯は是良がしと果てて行く中
夢中で酸素を求めたのは未来像を掌に乗せて居たから

軒並み平穏なフリをして
気づけばそれは、無彩色で無反応な心の置き場


────嗚呼、
誰かが去る刻も感じていたのは無情な空虚だった

けど、
御堂筋で笑っていた僕は確かに存在していた

身と心の叫びは何時の時代も何時の場所も同じく思う僕、

────嗚呼、

そんな僕を消したかったんだだけなんだ


東西の家路に辿り
平和な空気と酸素
脳内残像と
過去、現在、未来が交錯して


我が我を喪い
弔いとも云えぬ、泪を流したけれど


僕は消したかったんだ
独り寂しい、ただそれを。
僕は消したかったんだ、
辛いと嘆く情けなさを。
僕は辿りつきたかったんだ、
温もりと明るさに。
僕は出会いたかったんだ、
笑顔と幸せに。


────嗚呼、
扉を開いて感じる物が在るのならば

僕は、
往路して寄り添いを求めるのかな


嗚呼、

そうだ

そうだ僕は────


辛を消したかったんだ、僕は

僕は、


僕は消えたくなかったんだ────。


僕の心を
消したくなかったんだ────。

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