『咲く貴女は紫陽花と文目の花言葉の様』
愛しき人は喩えました。
花言葉を密とし、流るる源流の様に喩え云いました。
紫陽花の季節は当の昔に過ぎ行き
それでも頬に当たる雨粒が
あの刻を甘受されました
厳格さが、胡蝶蘭にも菖蒲にも似ていると云われ
過ぎ去った過去を、なぞる様な言い回しの言葉使いで私を遠くへ還す―――。
月と対峙していた頃の様に。
甘い 蜂蜜の様な 空間が、
紫陽花と 向日葵と 小空が合わさった様な
情感溢れるる、空間
愛しき貴女には貝母と椿が似合うと
刺してくれた、簪(かんざし)
似合うとくれた着物は
幸せを―――と、杜若(かきつばた)
纏うのは…何時でもいいと
貴方様は笑いらっしゃる
小さな揺れる炎の灯りに灯されながら、歌いましょうか。
灯籠流しで、水を感じ、何かを感じ
小口吹かして 遠宵の大切な人達に向かって
大事な人達に向かって
貴方様に向かって
そして紅葉間近の頃合いに
紅葉の葉が天から舞う頃合いに
貴方様が仕立ててくれた簪と着物を着て
少しでも―――受けた何かを甘受致しませう。
此方も
羽織を仕立て、待って居ります―――。
永劫に。
|
|
|
|
|
|
|
|
詩人集まれ！ 更新情報
-
最新のトピック
-
最新のアンケート
-
まだ何もありません
-
詩人集まれ！のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています
人気コミュニティランキング
- 1位
- お洒落な女の子が好き
- 90011人
- 2位
- 酒好き
- 170662人
- 3位
- 千葉 ロッテマリーンズ
- 37151人