恋がうまくいかねえんだよコミュの最愛の人。

別れてからもぅ３ヵ月以上も経つんだねー。
あたしの気持ちはまだなぁんも変わってないんだけど。

今なにしてんのー？
部活まだ忙しい？
夜更かししてる？
あたしのこと、たまには考えたりする？





まぢで付き合いづらい人だったょ。
部活で忙しくて時間ないし、
バイトするひまなくてお金ないし、
足ないし交通費すらないし。。
初めての彼氏にしてはほんとに大変な人だったわ。

それでもずっと変わらず好きだったのは、あんただったから。
あたしが今まで出会った中で、いっちばんおもしろい人（笑）





付き合う前、あたしに８ヵ月も片想いしてくれてたね。
あたしにはその頃好きな人がいたのに。
告られたってあっさり断ってたのに。
あたしの相談にまでのってくれて。
励ましてくれて、支えてくれて、友達でいてくれて。
断っても断っても、時には連絡とるのやめたりもしたのに、あきらめなぃでいてくれた。
よくあんなに想い続けてくれたね。





あたしが好きだった人にとうとうフラれてぼろぼろになってた時、ずっとそばにいてくれた。
毎晩一緒にいてくれた。

あたしはあまりにつらくて、誰かに一緒にいてほしかったの。
でもあんたの気持ち知ってたから、その気持ち利用して寂しさ紛らすのはずるいって思ったから。
自分の気持ちが中途半端な状態では、誰にも期待させるようなことはしたくなかったから。

「ごめん。あたしまだ全然ひきずってる。ただ一人になりたくないだけ。だから好きなのわかってて一緒にいてもらうのはずるいよね。だからもぅ連絡とるのやめよう。」

なのにあんたは、あたしの全部を受け止めてくれた。

「今はつらいやろうから、なんも考えずに頼ってこればええよ。一人でいたくなかったらいつでも一緒にいたる。これでもし、最終的におまえがおれのこと選ばなかったとしても、それはおまえが決めたことやから、おれはちゃんと受け入れるから。だから今はなんも考えやんで甘えてこればええ。」

こんな人いないって思った。
あたし、そのうち絶対この人のこと好きになるなぁーって思った。





気持ちに整理つくまで、ずいぶんと待たせちゃったね。

「付き合おっか！」
ってあたしの言葉、最初冗談だと思って笑って流したでしょ。

「…返事はぁ？」
「ん？なんのー？？」
「付き合ってくれるの？」
「あぁ…！…ええよ。」

嘘かと思ってたんでしょー（笑）
ハニカミ笑いながら答えた顔、今でも覚えてるょ。





付き合ってからの９ヵ月半、
足ない金ない時間ないの障害はきつかったけど、
普通に日中のデートなんか一回もできなかったけど、
あたしばっかりが会いに行ってたけど、
ケンカいーっぱぃしたけど、

…幸せだったね。





出会った当初、はじめ告られた時とか、考えもしなかった。
こんな未来があったなんて。

あたしまったく男として見てなかったもん。
バナナマンの日村に似てるんだもん（笑）
第一印象なんて、とにかくおもしろい関西人〜♪
まったく恋愛対象じゃなかった。
でも、ステキな人だなぁって、人として尊敬してた。





まさかこんなに好きになるなんてね。
１８０度変わっちゃった！
付き合ってからはあたしのが好きになってたかも。

ちっちゃい目も、
アーチ型の眉毛も、
骨折で歪んでる鼻も、
ひん曲がってる口も、
へんてこりんな髪も、
お風呂入っても頭皮の臭いがする頭も、
厚すぎる胸板も、
いっつも湿ってる手も、
ぽっこり出たお腹も、
ケガだらけの脚も、
世界一くっさぃ足も、
うるさいいびきも、
汗くさすぎる体臭も、
ぜーんぶが愛おしかった。

あんなにも人を愛しく想ったのは初めてだった。
ぎゅーって抱き着いて、一人占めしちゃぃたかった。

この人となら、この幸せが一生続くと思ってた。





今思えば、一緒にいられるだけで良かったんだ。
あたしの欲張り…。

でもね、正直きつかった。
あまりに忙しくて、お金なくて、全然遊びに行けない人と付き合うの。

いっつもあたしが会いに行く。
交通費往復￥１５００ちょぃ、片道約１時間半。
ちゃんとしたデートなんてしたことなかったね。

周りのカップルがうらやましかったな。
旅行とか。
ペアリングとか。
ラブホとか。笑

なにも特別なことじゃなくて、ただ普通に街に二人でぶらぶら出掛けるとか、そんなことに憧れたなぁ。
お金なんかかけなくたって、いろんなところでたくさん想い出つくりたかったの。
もぅ少し努力してほしかったょ。





些細なきっかけでの別れ。
たまたまあの時、あたしのストレスが爆発しちゃって、いらいらが止まんなかったの。
いっぱぃいっぱぃだったの。

「なんでかわかんないけど無償にいらいらする！」
「おまえがいらいらしてるのは、全部おれのせい？」
「うん。」
「…だったらもぅ別れた方がいいんかもな。」
「うん。別れよう。」

ガチャッ。
電話切って、しばらくぼーっとした。
完全に勢いだった。
何が起こったかよくわからなかった。

…あー、あたし、別れちゃったんだ…。
なんで？いいの？
こんなあっさり？いいの？
いなくなっちゃうよ？いいの？

でもあたしには一つ気掛かりがあったんだ。
海外留学。
あたしの夢。やりたいこと。
８ヵ月後に出発。

…これで良かったのかもしれない。
彼氏とのいろんな悩みを抱えたまま、もやもやのまま行って大丈夫なのか。
向こうで精一杯満喫できるのか。

…別れて、良かったのかもしれない。

悲しいけど、
寂しいけど、
つらいけど、
まだ好きでたまらないけど…。





なけなしのお金で買ってくれた誕生日プレゼントのブタのぬいぐるみ。
一緒にビレバン行った時、あたしがかわいいかわいい言ってたの、覚えてたんだょね。
あたしは毎晩ブーちゃんを抱いて寝てるょ。
毎晩思い出してるょ。





なんで、こうなっちゃったんだろ。
出会った時期が悪かった？
環境が悪かった？
あたしの心が狭かった？

どーしたら、うまくいっただろ。





別れてから１週間後、置きっぱなしだった荷物を取りに、家に行った。

久しぶりに会って、お互い何を話していいかわからなかった。

「…。」
「…。」
「なんか…」
「ん？」
「あっけなかったね。」
「…あぁ。」
「…でもあたしは、これで良かったのかなって思ってる。勝手だけど、もぅすぐカナダに行くから。もやもやしたもの残していきたくなかったんだ。」
「…そっか。」

…自分の勝手な気持ち言っときながら、涙が溢れた。

「なんで、こうなっちゃったんだろ。」

この別れが、ほんとに良かったのか悪かったのか、
どんな選択が正しかったのか、
もぅわかんなぃ。

「おまえは、もぅ一生おれに会わないつもりなの？」
「…カナダから帰ってきたら、もぅ一回会ってみたぃなって。一人でそぅ思ってた。」

勝手なあたし。
一人でそんなこと考えてたんだ。
でもあんたが、あんなふぅに言ってくれるなんて、思いもしなかったょ。

「わかった。じゃぁおまえがカナダから帰ってきたらまた会おう。
おまえはカナダを精一杯楽しんでこい。
おれは、そんな簡単に好きな子なんかできんし、おまえみたいな強烈な女、そう簡単に忘れられんわ。
これからもきっと部活ばっかやで、もぅ当分彼女つくる気もないから。
好きな子なんかできんしつくらん。
おまえが帰ってきたらまた会おう。
それで、まだお互い好き同士やったら、もぅそん時は結婚しよう。」





結婚しよう。

うちらは付き合ってても、一度もそんなこと言い合ったことなかったね。
お互い、嘘になってしまうかもしれないようなこと、絶対に言いたくなかったから。
先のことなんかわかんないし、たとえその時はそうゆう想いでも、決して口にはしなかったね。

あんたの言葉だったからこそ、信じられたょ。
軽い気持ちじゃなぃって思えた。
嬉しかった。

あぁ、そうゆう人だったょね。
辛抱強くて、我慢強くて、一途で、正直で、男らしい。
そんなところにあたしは惚れたんだね。

かっこいいよ。
まぢで。





来年２月、あたしはカナダへ旅立つ。
１年間、ほんとに会えなくなっちゃうね。
でもあたしのこの気持ちは、ずっと変わらないと思うんだ。
ずっと、あんたのこと好きなままだと思うんだ。

あたしがカナダから帰ってきたら、うちらどうなってるのかな？
少しは成長してる？





あたしが帰ってきたら、

「おかえり」

って、
あのはにかんだような笑顔で言ってくれる？

「まだ好きなんやけど。」

って、言ってくれる？










こんな長いの読んでくれた人達、ほんとにありがとうございますm(__)m
ほんとはその後もいろいろあったんですけど、全部書くとやばぃ長くなるので、カットさせていただきました！