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プーリアコミュの☆プーリアの旅・滞在の思い出を語ろう!

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プーリア好きの皆さん!
プーリアを旅された方、ぜひ旅や滞在の思い出を大いに語りあいましょう!
あるいはまた住んでいる方もぜひ!
一泊あるいは半日だけの滞在の思い出から、ホームステイや、アグリツーリズモ、キャンプ、在住、生まれ故郷としての思い出、個人旅行、団体旅行を問わず、印象に残ったことを語ってください。
写真も一緒に載せてくれたら最高です!



コメント(38)

プーリアの一週間(1)

5月、3週間ほどイタリアを旅してまいりましたが、そのうち1週間ほどプーリアを旅しました。9年ぶりのプーリアの旅をレポートしたいと思います。


★ガッリーポリGALLIPOLI

プーリア南部、イタリア半島の踵にたとえられるサレント半島にガッリーポリという町があります。このサレント半島のイオニア海側で、踵の例えでいうと「土踏まず」のあたりにあるのがそのガッリーポリで、旧市街は中世に要塞化された小さな島なのです。

イタリア半島とは短い橋によって結ばれていて、一見島には見えないのですが。
日本で言うと江ノ島のような感じ。イタリアでは他にシラクーザのオルティジア島などが同タイプです。スペインのカディスもそのタイプです。

わたしは北イタリアのトリエステに近いモンファルコーネから夜行列車に乗って、南の終点レッチェまで行き、そこから私鉄の南西鉄道Ferrovia Del Sed-Estに乗ってこのガッリーポリにたどりつきました。

レッチェ〜ガッリーポリ間の風景は見渡す限りオリーブ畑。時折、羊の群れが草を食んでいるのを見かけるようなのどかな風景です。
しかもこのわずか2両編成の列車がなんともかわいらしい。レッチェから途中まではほぼ満員。

終着駅はガッリーポリの新市街にあり、旧市街の島Isola di Gallipoliとはけっこう離れています。徒歩20分くらいかな。

ガッリーポリは小さな田舎町などと想像していたら、どうしてどうしてなかなか大きな町で、碁盤の目の新市街のメインストリートCorso Romaは劇場や高級ブティックなども並びなかなか壮観です。正直驚きました。

観光案内所は新市街と旧市街に一箇所ずつあります。
わたしは前者に立ち寄り、地図をもらい、そこで旧市街のB&Bを紹介してもらいました。

B&B INSULAの主人、ジャンフランコ氏が車で迎えに来てくれたので、旧市街までの移動はとても楽でした。


カメラ
ガッリーポリ駅(西南鉄道Ferrovia del sud-est)

新市街の中心に立つ教会。鶏はガッリーポリの象徴。
Gallipoliを直訳すると「鶏たちの都市」。

新市街のツーリスト・インフォメーションのスタッフの方々。とても親切にいくつもの宿を紹介してくれた。


(つづく)
ひろぽんさん、
ぜひプーリア紀行の掲載、お願いします!
期待してまっせ!
★ガッリーポリGALLIPOLI(2)

わたしが泊まった宿を紹介します。

B&BインスラINSULA
Via Antonietta de Pace, 56, Gallipoli(centro storico) 2階
Tel: 0833-201413(イタリア)
携帯:329-8070056
メール:info@bbinsulagallipoli.it
WEB:www.bbinsulagallipoli.it

ローシーズン シングル 50ユーロ
       ダブル  70ユーロ

ご主人のジャンフランコGianfranco氏は、品のよい紳士で、滞在中きめ細かい配慮を示してくれました。そのおかげでずいぶん助かりました。

INSULAはラテン語で「島」という意味。ちなみにイタリア語は「ISOLA」。

ガッリーポリ旧市街のど真ん中にあり、向かいには、この町一番の自慢のバロック様式のカテドラルが立っている。

宿の入っているパラッツォ(館)は中世期の貴族の館で、外観も内装もうっとりするほどすばらしい。こんな宿を偶然取ることができてわたしはほんとうに運がよかった。
大きな部屋には、美しいベッドや古い高級家具がしつらえてあり、天井の高さは5メートルくらいあり、びっくりしました。まさに貴族のベッドルームです。

B&Bとはいえ、部屋にはシャワー・トイレが完備されているばかりでなく、個室の外には、広いテラスもあり、ソファーをしつらえた控えの間もあります。
テレビも備えてあります。
ただし、冷蔵庫は宿の台所にあり、共同で使用します。

二泊の予定があまりにも居心地がよいので、三泊してしまいました。
帰りは、主人のジャンフランコ氏が車でバス停まで送ってくれたので、たいへん助かりました。



1)快適なベッドルーム

2)部屋に面したテラス。朝食はここで取れる。

3)宿のご主人ジャンフランコ氏


(つづく)
バルセロネッタさん、ciao! Come stai?
Che bella la Puglia!(プーリアは綺麗ですね!)わーい(嬉しい顔)
Vorrei andarci presto!(近いうちに行きたいな!)
(Antonio Maizza←プーリア出身)

Ciao!ウインク
>Ciao Antonio さん、
La Puglia che mi mancava 9 anni e' splendida!!!
9年ぶりのプーリア、最高にすばらしかったです!
Vurria turna' de nuovo!
また行きたい!(ナポリ方言で失礼)
Spero tanto che anche tu tornerai a presto in questa terra dolce!
ぜひこのすてきなあなたの故郷に早く帰れるように!

Ciao!
★ガッリーポリGALLIPOLI(3)

旧市街は、それこそ2時間もあればすべての街路を踏破できてしまうような小さな島なのですが、お楽しみはいろいろあります。

ほぼ円形の島全体が要塞化されており、島自体が要塞都市となっています。平たくて、丘もなければ、林もない。
島の入り口と新市街との間に漁港があり、島の反対側にはヨットハーバーがあります。それから海水浴場がふたつ。片方は砂浜で、もうひとつは岩場。

島を囲む岸壁に沿って一方通行の環状道路が一周しており、それ以外に大きな道路は存在しません。そのため、島=旧市街のなかはとても静かでのんびりしています。

円形の旧市街の真ん中をメイン・ストリートたるアントニエッタ・デ・パーチェ街Via Antonietta de Paceが走っている以外は、街路という街路はこれすべて曲がりくねった路地と小道で、この迷路こそこの町の最大の魅力でしょう。

白い家あり、クリーム色の家あり、まだ淡い青の家もところ狭いとひしめいていて、昼飯・夕食どきには、低い窓から食器の音やテレビの音に混じって人々がにぎやかに話す声が聞こえてきて、なにかアットホームな思いにとらわれてしまいます。
他方、昼飯後の時間は、ゴーストタウンのようにし〜んと静まり返ってしまいます。いわゆるスペイン語でシエスタという時間帯なのでしょう。

旧市街のど真ん中には、バロック様式のカテドラルがどっかと構え、その周囲にはお土産屋やレストランが並んでいます。このあたりは何か江ノ島のような雰囲気。

5月の海は、まだ冷たく、肌がひりひりしましたが、陽光の激しさはもう真夏のそれと言ってもよいほどでした。もっともわたしがガッリーポリに滞在した3日間は、イタリアで今年最大の暑さだといってましたから、いつもそうだとは限りませんが。

旧市街にも観光案内所がひとつあります。場所は、アントニエッタ・デ・パーチェ街、ちょうどカテドラルの筋向いです。



カメラ
1)バロック式のカテドラル

2)島=旧市街の周囲

3)旧市街の街路

(つづく)
★ガッリーポリ(4)

ガッリーポリには旧市街にも新市街にもたくさんのレストラン・トラットリア・ピッツェリアがあり、暖かい季節は深夜まで営業しており、腹が減ったとき飯に困るということはない。

そのうち、おすすめの一軒だけを紹介し、ガッリーポリのレポートを終わることにしよう。

@タヴェルナ ジョ&ぺぺ・マッキア La Taverna di GIO & PEPE MACCHIA

住所: Via Garibaldi 7, 73014 Gallipoli (LE).
TEL: 0833-261756

場所は旧市街の中心部でカテドラルの近く。
宿の主人に紹介されたが、とてもおいしかった。
「宿の主人が紹介してくれた」とオーナーのぺぺさんに言えば5ユーロくらい負けてくれるはずです。

また自家製の食後酒「栗のグラッパ」(甘口)が絶品!
アルコール度数が強いので、自信のある方にはお薦めです。
(写真のなかでわたしが手にしてるのが栗のグラッパ)





コメント5

B&B インスラのご主人の名前「ジャンフランコ氏」とあるのは、「ジャンカルロ氏」が正解です。
間違えました。切にお詫びします。

プーリアの一週間(5)

★ナルドー NARDO'

ガッリーポリから日帰りでナルドーの町を訪問しました。
この町はガッリーポリとレッチェのちょうど間あたりにあります。

ガッリーポリ新市街にある西南鉄道から二両編成の電車でレッチェ行きに乗り、約15分でナルドー中央駅(Nardo' Centrale)に到着します。そので別の電車に乗り換え、次のナルドー市街地駅(Nardo' Citta')で下車。
そこから徒歩10分くらい(Via Generale Cantone→Corso G.Galliano)でバロック建築に彩られた旧市街に到着します。

わたしは、名前からしてナルドー中央駅が町にもっとも近いのではないか、と勘違いし、そこで降りてしまいましたが、中央駅の周囲には、見渡す限りオリーブ畑とブドウ畑しかなく、自動車しか通らない田舎道(ガラートネ街道)を延々20分、ナルドーの駅まで歩く羽目になりました。
こちらから町に入ると、新市街のメインストリート(Via 25 Luglio)をまっすぐ進み、やがて堂々たる城にぶつかります。その城の石壁を境に、新市街と旧市街が分かれています。

整然とした新市街とは対照的に、旧市街は迷路のように狭い街路が曲がりくねっていますが、あちこちに特色のある建築物が登場し、歩いていて目をみはるばかりです。
とくにすばらしい場所は、バロック芸術の精華ともいうべきサン・ドメニコ教会(San Domenico)、そしてその中心に塔(Guglia dell'Immacolata)が立つサランドラ広場(Piazza Salandra)、それに城などです。

この町は、食事処がとても少なく、ドゥオーモのすぐ隣りにあるレストラン・モドー(Ristorante MODO')しか見つかりませんでした。
このレストランは、伝統料理というより創作料理です。日本のてんぷらもありました。
ワインの品揃えはすばらしいです。
ただお値段はちょっと張ります。
「日本から来た」というと喜ばれますよ!

Ristorante MODO'
Via Duomo 20, Nardo(LE)
www.ristorantemodo.it

(ここの料理の写真は「☆プーリアの美味しい食べ物・飲み物」トピックを参照してください)



カメラ
1)ナルドーの旧市街の入り口に立つ城

2)バロックの精華、サン・ドメニコ教会

3)サランドラ広場(工事中でした)

次回の旅で参考にさせて貰お〜っと、全てコピーしちゃいました♪

一番気になるのは「栗のグラッパ」なんですケドも・・・ウッシッシ
>Rouwiさん、
ありがとう!
そう言われると、レポートを続ける意欲が湧いてきます!

「栗のグラッパ」‥‥!!!

間違えた!ごめんなさい!

アーモンドのグラッパGrappa di mandorloが正解です。

お恥ずかしい‥‥


うまい!「アーモンドのグラッパ」にも興味津々ですよ♪

春、列車からポツポツ見える桜よりボリュームのあるアーモンドの花も大好きです!
お隣の韓国まではアーモンドのドリンクがあるのに〜なぜ日本には無いんだろう?冷や汗
プーリアで天ぷらが食べられるとは・・・・でもフリットだから同じかな?衣が厚いか薄いかの違いかしら??

アーモンドのグラッパも、韓国のアーモンドドリンクもどちらも知りません、が飲んでみたいですバーアーモンドの花ってどんなのなんでしょう?プーリアには春に行ったのに、ちっとも気付きませんでした。
>Rouwiさん&K-coさん
アーモンドのグラッパはプーリアで、果たして一般的な飲み物なのか否かはわかりませんが、ぺぺの店自家製のそれは「極上の味」でした!
南の果てのガッリーポリまで味わいに行く価値がありますよ、絶対に!



>K-coさん、
ここでは天ぷらは注文しなかったので、衣が厚いか薄いかのは不明です。

わたし自身は、あまり「創作料理」というものは好きではなく、いつでも伝統的な料理が食べたいです。

アーモンドの木も花も、桜によく似ていて、春はシチリアから開花が始まり北に向かって徐々に咲き始めます。
まさに桜の開花と同じで、アーモンドの開花が春のお告げなのです。
わたしはシチリアでそこらじゅうに咲き誇るアーモンドの花を見ました。じつは最初、桜と勘違いしていたのですが。地元の人に教えてもらい、やっと理解!
プーリアの一週間(6)

★ガッリーポリからレッチェ経由ブリンディシへ

日曜日の朝、ガッリーポリから出ようとしたら、問題が発生!
レッチェと結ぶ南西鉄道は日曜日は一本も列車が動いていないのです。その代わり、鉄道会社が運行する長距離バスが朝1本だけ運行しています。これを逃すと、徒歩かタクシー以外では、ガッリーポリの町からは一歩も外に出ることができなくなります。

バス停は、中央駅前ではなくて、新市街の外れのジョヴァンニ13世広場(Piazza Giovanni ??)の一角にありますが、わかりにくいので地元の人か警察官に訊かなくてはななりません。旧市街から徒歩で20分くらいかかると思います。しかも上り坂です。
バスは8時58分発のレッチェ行き(所要時間約1時間)。
もうひとつ肝心なことは、バスの中ではチケットは買えないので、あらかじめ駅かタバコ屋で「レッチェ行きのチケット」を買っておくこと。そして日曜日は駅も タバコ屋も閉まっているので、前日までに買っておく必要があるのです。

幸い宿の経営者ジャンカルロ氏が車でバス停まで送ってくれたので、助かりました。
しかし、チケットをあらかじめ買っておかなかったので、バスの運転手と押し問答になってしまったのです。
けっきょく、到着先のレッチェで、わたしがチケットを「後買い」し運転手に渡す、ということでケリが着きましたが。

バスは、どこまでもどこまでもオリーブ畑とブドウ畑に覆われた、なだらかな、そしてのどかなサレント半島の風景の中を走ってゆきます。
途中、昨日訪ねたナルドーの中央駅と町の中心にも立ち寄ります。
いくつかの小さな町にはいかめしい中世の要塞が現れたり、田園地帯では美しい別荘が連続して現れました。

レッチェに着き、荷物は運転手に「人質」として抑えられたまま、わたしは大急ぎで駅まで行き、そこのバールにある売店でチケットを買い、そして駆け足でもどりました。何しろこのバスは折り返し、ガッリーポリ方面にもどってしまうというのですから。

運転手さん、かわいそうにカフェにも行けず、心配そうにわたしがもどってくるのを、じっと腕を組んで眺めていました。プーリア人て、南イタリアの中ではけっこうマジメな人が多いんです。あんまり馬鹿げた冗談も言わないし。ナポリ人なら、そんなこと気にせず、せっかくの10分休憩に、近くのバルへ一杯やりに行ってしまうこと請け合いです。

レッチェからは、なんと北の果てボルツァーノ行きのインターシティで約30分、無事目的地のブリンディシBRINDISIに到着しました。


カメラ
1)バスからの風景‥‥ブドウ畑。このブドウからおいしいサレントのワインが作られるのであろうか?

2)バスからの風景‥‥中世の城が出現!なんという名前の町だろうか?(確認できず)

3)レッチェの駅、プラットホームの風景。鉄道員たちが大勢集合していますね。



(つづく)
プーリアの一週間(7)

★ブリンディシ BRINDISI(1)

ブリンディシの街は、国鉄駅からのアクセスがとてもよい。
駅前のロータリーからメインストリートのコルソ・ウンベルトCorso Unmerto〜コルソ・ガリバルディGaribaldiをまっすぐ進めば、やがて海と港に出ます。歴史地区・観光名所はこのメインストリートの北側に集中しています。

ホテル街というのはとくにありませんが、安宿も高級ホテルもあちこちに点在しています。
ギリシャ、トルコ、キプロスなどを結ぶ船が発着するので、その中継地として宿の数は、他のプーリアの都市より多い印象を受けました。

じつはわたしも1994年夏に、ギリシャに関するあるガイドブックの取材で、この街を訪れたことがあります。とはいっても取材対象はギリシャ行きの船と港に関する情報でしたので、先に述べたメインストリートを国鉄駅から港まで歩いただけです。港の取材を終えたあとは、パトラス(ギリシャ)行き夜行フェリーに乗り込み、エーゲ海の彼方へと消えていきました。

それ以来、ブリンディシという町は「ぜひ再訪したいプーリアの主要都市」として心にひっかかっていました。そして15年ぶりについに夢が実現し、駅を降りたわたしは期待に胸をふくらませていたのです。

15年前のメインストリートは、夏のヴァカンス・シーズンということもあって、商店街はずいぶんにぎわっていたように記憶しています。あちこちに「フェリー・チケット」という看板が軒先に飛び出していました。また小さな代理店の軒先では、折りたたみ式の椅子に腰掛けたエージェントが、通りがかったバックパッカーに「ヘイ、ミスター、安いチケットあるよ」とかなんとか売り込みの声をかけていました。わたしも当時はバックパッカーだったので、何度か声をかけられました。
しかし、今回、かつての小さな旅行代理店はずいぶん姿を消したように思われました。ネット予約などの流行で、もううま味のある商売ではなくなってしまったのかもしれません。

当時はもっと庶民的な臭いと国際的な港湾都市独特の雑種的な雰囲気が街に漂っていたのですが、これも今回はあまり感じられません。
もっとも5月といえば、まだハイシーズンには遠いし、しかもこの日は日曜日だったのです。多くの店も閉まっているし、静かなのはあたり前かもしれません。しかし、路上がとても清潔になったのは確かです。ガッリーポリもそうでしたが、ここもゴミも新聞紙などもまったくといってよいほど見かけません。
日曜日のためか、メインストリートの港に近い方は歩行者天国になっていました。

港近く、コルソ・ガリバルディからジュデア街Via Giudeaに折れたところで、まったく偶然に、宿を一軒見つけ入りました。

Pensione ALTAIR
まったく古いタイプのペンション。
「シングルはない」と言われ、一泊40ユーロのダブル。ダブルベッド、シャワー。部屋は割合大きい。
テレビとミニ冷蔵庫も置いてあるが、まったく使えない代物でした。
わたしの部屋のバルコニーから大通りを見渡せます。

さて、荷降ろしし、一息入れ、街歩きに飛び出そう!



1)国鉄駅から港へ向かうメインストリート。
歩行者天国。いかにも南国的なのどかな情景。

2)ペンションのある建物の玄関の天井

3)わたしが泊まった部屋


(2009年5月)
プーリアの一週間(8)

★ブリンディシ(2)

まず宿からすぐ近くの観光港へ行ってみるが、この日は日曜日で定期船の発着は無いらしく、港も税関もシャッターを下ろしていました。
ドックの奥に、貴婦人のような客船が一隻、体を休めているように見えます。

観光港から軍港まで、半円形の湾岸線に沿って遊歩道がしつらえてある。海はほとんど足元、ちょいと身をかがめて手を伸ばせば、水に触れることができます。
日曜日とあって、たくさんの親子連れやカップル、それに国際色豊かな外国人たちが、この遊歩道をのんびり散歩しています。穏やかな海風がとても気持ちよく「ああ、南国」という気分満々。

海を挟んで対岸には、「水兵の記念塔」Monumento al Marinaioという、船の舵を逆さにした形の巨大な塔がそびえています。
さて、このあたり、大階段の頂上には、古代ローマ時代のアッピア街道の終点を示す二本の円柱Colonne Romaneが立ってます。ここからの眺望はすばらしい。
この円柱の裏手に、カテドラルが立つドゥオーモ広場があり、このあたり一帯が旧市街です。

他のプーリアの美しい町の評判に圧倒されているせいか、ブリンディシの観光地としての格付けはイタリア人の間でも今ひとつですが、どうしてどうして、旧市街には見るべき古い寺院が多いし(さまざまな時代=様式のものがある)、街並みや城門もなかなか見ものです。
昼ばかりでなく夜の湾岸通りのにぎわいも楽しく、海の好きな人には特に気分良く過ごせるのではないかと思いました。

そして(これはあくまでわたしの経験的主観ですが)、プーリアの例にもれず、ブリンディシの人々も町も穏やかな雰囲気が漂っているように感じました。

ブリンディシの観光名所については、『地球の歩き方』などに紹介されていますので、特に述べません。
あとは「プーリア写真館」で簡単に紹介することにします。


カメラ
1)気持ちの良い湾岸通り

2)アッピア街道の終点、ローマの円柱

3)旧市街の中心、ドゥオーモ広場に立つカテドラル


(つづく)

プーリアの一週間(9) <2009年5月>

★トラーニ TRANI (1)

10時47分発のボルツァーノ行きインテルシティに乗り、ブリンディシを去り、バーリの北のトラーニへと向かいました。前日、ブリンディシへ来るためにレッチェから乗ったのと同じ列車でした。
じつは数日前、ガッリーポリで風邪を引いてしまい、体がだるく、荷物を引きずって歩くのが辛いです。

12時25分、トラーニに着きました。陽は燦々と降り注いでいますが、海からの心地よい風がやさしく肌をなでてくれます。
駅前も駅前大通りVia Cavourも真昼間なのにし〜んと静まり返っています。
「南イタリアの港町」というイメージとはほど遠いものを感じないわけにはいきません。

ここもブリンディシと同じく、SF駅から旧市街=港への交通はとてもわかりやすいです。カブール街Via Cavourをどこまでもどこまでもまっすぐ歩いてゆくと港の南側に着きます。宿を予約していなかったわたしは道行く人に場所を訊きながら、港の北端にある「観光案内所」にたどり着くことができました。

☆観光振興会 Azienda di Promozione Turistica 
住所:Piazza Sacra Reggia Udienza 11
TEL: 0883-588830

この場所を突き止めるのにけっこう苦労しました。というのは観光振興会は建物の二階にあり、そのことを表示するものが玄関にないからです。やはり人に聞くしかありません。11番地の建物の2階までエレベータで上り、さらに階段で一階上がったところにあります。

スタッフは優しそうな女性がとても丁寧に応対してくれました。地図をもらい、宿のある場所をいくつか教えてもらいました。
その辺りにはおびただしい数のB&Bがあるので、宿はすぐに見つかる、というのが彼女の意見でした。

ところが‥‥5月はまだハイシーズンではないので、休業中のB&Bが多く、インターフォンを押しても返事の無い宿がほとんどでした。ホテルは一年中営業しているようですが、高額です。
狭い石畳の、しかも勾配のある街路を行ったりきたりして、かなり辛い思いをしました。

しかし、あとで知ったのですが、SF駅の近くの市役所Municipio内にも観光案内所Ufficio Turismoがありました。もし地図や情報を持たずSF駅に着いた人は、先にこちらに立ち寄る方が便利です。

☆観光案内所Ufficio Turismo
Via Tenente Morrico 2 (Municipio市役所内)
TEL: 0883-506020


しかし、南国の女神は孤独な旅人を見捨てませんでした。
「仕方がないから高くてもホテルに泊まろう」と港岸通りを歩いていると、偶然、B&B看板を見つけたのです。

☆B&B AVVISTAPORTO
Via Statuti Marittimi 24, 70059 Trani.
TEL: 0883-583030
Mail: info@avvistaporto.it

B&Bは建物の3階にあり、わたしが泊まった部屋は、窓を開けると眼下に港と青々としたアドリア海が広がり、とてもすばらしいロケーションでした。
ここはシングルはなく、ダブルでの宿泊になりました。

1泊=50ユーロ(ローシーズン) シャワー付き 朝食付き 電話機は付いていない
二部屋共同の部屋に冷蔵庫あり


ここに泊まったのはとても幸運でした。というのは、この宿は奥様が切り盛りしているのですが、漁師の旦那様パオロ氏PAOLOが経営するバール・レストランが一階にあり、ここでご主人の手料理を味わうことができるのです。

ご主人は、毎朝、自分で取った魚貝と自分で栽培した野菜しか料理には使わないという方針なので、メニューはなくその日の定食しか食べられませんが、とても新鮮で栄養のある料理が食べられます。
また赤ワイン(モンテプルチャーノ種)も、買ってきたブドウから彼が作ったものだと言ってました。ただし、白ワインは自作ではありませんがおいしいです。
肉料理やチーズは出ません。

昼食、あるいは夕食を彼の店で取る場合は、事前にその旨、ご主人か奥様に伝えておく必要があります。魚貝の数に限りがあるので。
ジャズとクラシック音楽のCDをたくさんそろえているので、リクエストすればかけてくれます。

さて、苦労の甲斐があって、良きねぐらを取ることもでき、昼食もこのレストランで魚貝をたらふく食い、いよいよ街歩きです。

トラーニは小さな港町ですが、その美しさは、プーリアで一、二を争うと言っても、決して過言ではありません。
これからその魅力を紹介してゆこうと思います。


*なお、パオロの店の料理の写真は「プーリアの美味しい食べ物・飲み物」トピックで紹介しますので、よろしく!

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=39777847&comm_id=3647267



カメラ
1)トラーニの港の風景。
背景に立つ建物は、町自慢のカテドラル。

2)部屋の窓からの風景

3)パオロのレストラン


(つづく)


☆B&B AVVISTAPORTO アッヴィスタポルトのHP見つかりました!


http://www.avvistaporto.it/

プーリアの一週間(10) <2009年5月>

★トラーニ TRANI (2)

トラーニの旧市街と歴史地区はとても小さいので、一日で充分に見てまわれます。
まずは港の北側の海辺に立つ、壮麗なカテドラルへ行ってみよう。海を臨むテラスは眺めもすばらしく、堂々たるカテドラルを見上げると、その美しさに思わず息をのんでしまう。

さらにすぐ近くの海沿いにいかめしい中世の要塞、スヴェーヴォ城がじっと海を見張っている。
城を見学した後は、ここから港の裏手にかけて迷路のように入り組んだ旧市街を歩いてみよう。そこはまさに中世の世界だ。

半円形の小さな港の眺めは、白っぽい街並みを背景に、漁船やヨットがにぎやかに波に揺られ、のどかで陽気なムードを漂わせています。
トラーニの人々は「ここの連中は、とにかく何もしないんだ」というくらい本当にのんびりした世界なのです。
そしてそれを証明するかのように「TRANI CITTA' SLOW」という市の標識と出くわしました(写真右)。

炎天下での散歩に疲れたら、港の南側にある市立公園(Villa Comunale)へ行き、豊かな樹木の木陰で涼むのもSLOW CITYにふさわしい街歩きの方法だと思います。公園内には野外カフェもあり、目の前に輝くアドリカ海を眺めながら一息入れましょう。
公園の南端からは、海をへだてコロンナ岬に立つ聖マリア修道院の姿も眺めることができます。
また、海側のテラスの下は、岩場のビーチになっていて、ここで海水浴もできます。わたしは残念ながら、風邪を引いているたので泳げませんでした。健康だったら絶対に海に飛び込んだのに!

港の南北両側に長い防波堤があり、夕暮れ時、そこからの眺めは、とくに夕陽を背景にしたカテドラルの姿は、最高にすばらしいです。



<おもなモニュメント>

☆カテドラルCattedrale ( di San Nicola Pellegrino) 
ノルマン式ノマネスク様式(Romanico-Pugliese)の粋ともいうべき、美しいカテドラルは、海辺にその純白の聖母の如き容姿をくっきりと映し出している。
ノルマン人の支配時代の1099年に着工され、ほぼ今のような姿の完成を見たのは1200年頃とされる。
町の自慢でもあり、またプーリアの誇りでもある。


☆スヴェーヴォ城(Castello Svevo)  
プーリア州のとくに海岸地域に数多く建てられたホーエンシュタウフェン朝(シュヴァーベン=スヴェヴィア朝とも)のフリードリッヒ?世(神聖ローマ皇帝・ドイツ王・シチリア王。イタリア語ではFEDERICO ?)時代の城塞群のひとつ。これもじかに海に面して立つ。
1233年に建設が開始され、1249年に完成した。かなり保存状態がよい。見学可能(有料)。
入り口はマンフレディ王広場(Piazza Re Manfredi)。


☆オンニサンティ教会(La Chiesa di Ognissanti)
港に面して立つノルマン式ノマネスク様式(Romanico-Pugliese)の教会。12世紀前半に聖堂騎士団(Ordine dei Cavalieri Templari)によって建てられた。入り口は港とは反対側のオンニサンティ街(Via Ognissanti)にある。


☆シナゴーグ=ユダヤ教会堂(Sinagoga)
シナゴーガ街(Via Sinagoga)、レオパルディ街(Via Leopardi)。
このあたりは中世期ユダヤ人居住区であり、1500年まで栄えていた。シナゴーグも4つ存在したが、現在では唯一これしか残っていない。
ジュデア街(Via Giudea=ユダヤ街という意味)にある、カトリックの聖アンナ教会(Chiesa di Sant'Anna)もかつてはユダヤ教会堂であった。



カメラ
1)港と街の風景

2)町一番の自慢、カテドラル

3)スロー・シティ・トラーニの標識



(つづく)

プーリアの一週間(11) <2009年5月>

★トラーニ TRANI (3) オンニサンティ教会での展覧会

中世に聖堂騎士団(Ordine dei Cavalieri Templari)が建立したオンニサンティ教会(La Chiesa di Ognissanti) では、「中世をテーマにした現代美術作品」の展覧会が催されていました。
わたしは偶然通りかかり、中を覗くと、不思議な青い光が満ちていたので、思わず入ってしまいました。
神秘的な雰囲気の内陣の壁一面に、中世の人物を抽象化したさまざまな造形作品が並び、秘密結社の入門儀礼に参加しているような気分になりました。

プーリアの一週間(12=最終回)

★カステル・デル・モンテ Castel del Monte

プーリアの旅最後の日、宿のカフェで知り合った地元のイタリア人に、幸運にも車に乗せてもらい、カステル・デル・モンテへ連れて行ってもらいました。こんなに嬉しいことが起こるのもイタリア(スペインでもそういうことがありましたが)ならではです。

今回で、わたしがプーリアを訪ねるのは、たしか7度目だったと思います。毎回、この神秘の城カステル・デル・モンテは、旅の目的地のひとつに挙げてきたのですが、交通の便がとても悪く、バーリに来るたびに断念してきました。
そして今回は、もし風邪を引くようなことがなかったら、アンドリアに宿を取り、そこからタクシーに乗っても行こうと思っていたのでした。しかし、ガッリーポリで引いた風邪がなかなか治らず、トラーニには静養も含めて3日滞在することになり、カステル・デル・モンテ訪問は今回もあきらめていたところでした。

*最寄りの町アンドリアANDRIAからカステル・デル・モンテへの距離は18km

ところがそれこそ怪我の功名で、昼も夜も、ちょっと「街歩き」をしては、重いからだを宿の一階にあるカフェのテラスで休め、そこでカフェの常連さんたちとおしゃべりをしているうちに、親しくなったEさんが、わたしを病院とカステル・デル・モンテへ連れて行ってくれたのです。

ちょうど風邪も徐々に治りかけており、病院では医者に「もう今夜か明日には治りますよ」と診断され、元気が出てきた午後、Eさんの運転する車で「憧れの城」へと向かいました。

城はバーリの西、トラーニの南にあるムルジェMURGEと呼ばれる内陸の丘の上に立ってます。このあたりは乾いた土地とはいえ、プーリアの中では樹木の多い地域です。空気は乾いて清涼、陽射しは強くとも、冷たい風が車窓から入ってきます。

遠く四方を見下ろす海抜540mの丘の上に立つ黄色い八角形の城は、見あげる者に、その気品と風格と中世の美を強く迫ってきます。8つの角にそれぞれ塔が配されています。

入場料は3ユーロ。城の中に入ると、冷房がぎんぎんに効いているような冷たさに驚きます。しかし、冷房など使われいないことは確かです。
中はシンプルで、一階と二階、それに八角形の中庭があり、中世のキリスト教とイスラム教文化の交差を感じさせる雰囲気があります。



<カステル・デル・モンテ小史−WIKIPEDIAイタリア語版を下敷きにしました>

この城は、神聖ローマ皇帝・ドイツ王・シチリア王だったフリードリヒ?世(イタリア語でフェデリーコ?世)の命令により、以前、ロンゴバルド族の、ついでノルマン人の要塞の跡に建てられました。1240年頃、建設が始まり1250年頃建設が終わったといわれています。また、フリードリッヒ?世が没した1250年には、多分、また完成していなかったのではないか、とも言われています。

建築家リッカルド・ダ・レンティーニ Riccardo da Lentiniの作品だとする説もありますが、現在まで建築家に関する定説はないようです。
建造物にはフリードリッヒ?世のアイディアが色濃く反映されている、といわれています。

軍事的な目的を持った城ではないことは確実なようで、狩猟館、祝宴の館、別荘、騎士団的結社のイニシエーションの用途につくられた、など諸説ありますが、いまだに明確な目的がかわっていない神秘の城なのです。

1246年、フリードリッヒ?世とビアンカ・ランチャBianca Lancia(皇帝の最後の妃、シチリア王マンフレディの母)の庶子ヴィオランテViolanteと、カゼルタ伯リッカルド・サンセヴェリーノRiccardo Sanseverinoの披露宴が、この城で催されました。

17世紀からは長い間、放棄され、大理石の壁や装飾がはがされたりしました。
あるときは監獄に、またあるときは羊飼いたちの避難所になり、さらに山賊、政治犯たちの隠れ家にもなったりしました。
1876年、国が25000リラで買い取り、1928年より修復が始まり、1936年には国定モニュメントに指定され、1996年ユネスコ世界遺産に登録されました。



*****************

かくてガッリーポリを皮切りに、ブリンディシ、トラーニと訪ねてきたわずか一週間のプーリアの旅は終わりました。
翌朝、トラーニの美しい港に別れを告げ、国鉄(SF)駅から列車に乗り、アブルッツォ州の港町ペスカーラへと去ったのです。

(おわり)

カステル・デル・モンテいかれたのですね。exclamation ×2私は時間がないし遠いかなと行くのを断念したことがあります。羨ましい。揺れるハート
しかもイタリア人に車(セダン)乗せてもらったんですね。楽しいご旅行満喫していますね。
遅ればせながらアーモンドのグラッパ飲んでみたいです。バー
私もレッチエでバスのチケットチケットなかったのですが、無いといっていたら、一緒に待っていたイタリア人の男の子がくれました。あっかんべー
バルセロネッタさんの素晴らしいプーリア旅行。プーリアにはまだまだ知らない美しい町がいっぱいありますね。特にバロック・海波が美しいです。
今度行くときは参考にさせて頂きます。ありがとうございました。わーい(嬉しい顔)
コメントするのが遅くってごめんなさい。
☆Jasmineさん、
長い旅日記、全部読んでいただいてありがとうございます。とても嬉しいです。
カステル・デル・モンテへの遠足は、ほんとうに幸運でした。わたしも絶対に行けない、と思っていましたから。
アーモンドのグラッパ‥‥これ極上の食後酒です。市販されているのがあるかどうか、ネットで探してみます。正式には「アーモンドのグラッパ」であるわけがないし‥‥「アーモンドのリキュール」とかで検索すれば、引っかかるかも?

Jasmineさんもレッチェのバスで同じ体験したのですね。イタリアは、こまっていると誰かが助けてくれるものです。
ほんとうにプーリアには美しい小都市がまだまだたくさんありますね。ぜひまた訪ねてみてください。
今回は、ゴチックやバロックだけでなく、プーリア式ロマネスクRomanico-puglieseという様式の建築物(トラーニのカテドラルなど)を知り、また興味の対象が増えました。

わたしは料理に関する知識があまりなく、そっち方面が弱いので、Jasmineさん、また何かプーリアの料理を発見したら、ぜひ紹介してください。
よろしく!
☆ゆーすけさん、
まばゆいばかりの海と石の家並み‥‥やっぱりプーリアはどこも美しいですね!
すてきな写真、ありがとうございます。
最近、行かれたのですか?もう夏のような空ですね!
ああ、また行きたくなる!
わたしが訪ねてからちょうど一年くらい経ちます。

Santa Cesarea Terme は初めて聞きました。
どのあたりにある街(温泉)なのですか?
温泉には入りましたか?

BarlettaやMonopoliもまだ行ったことがない町なので、写真とても嬉しいです。
機会があれば、街の様子などをお聞かせください。

「プーリア写真館」トピックにもたくさん写真をアップしていただけるととても嬉しいです。

☆ゆーうすけさん、
情報ありがとうございます。
Termeとついているから、多分、温泉があるのだと思います。

岩のビーチが大好きなので、いつか泳ぎに行ってみたいです。

Monte Sant'Angelo‥‥純白の町‥‥わたしも一度行ってみたい!
近くのViesteもすばらしい海の町です。

<誤記の訂正>

コメント23 

>☆オンニサンティ教会(La Chiesa di Ognissanti)
港に面して立つノルマン式ノマネスク様式(Romanico-Pugliese)の教会。12世紀前半に聖堂騎士団(Ordine dei Cavalieri Templari)によって建てられた。入り口は港とは反対側のオンニサンティ街(Via Ognissanti)にある。


……の文中に誤りがありました。


(誤)バッド(下向き矢印)

ノルマン式ノマネスク様式(Romanico-Pugliese)


以下のように訂正いたします。


(正)バッド(下向き矢印)

プーリア式ロマネスク様式(Romanico-Pugliese)


2010年8月
念願かなって、南イタリアを旅行することができました!
アグリツーリズモを利用したひとり旅でした。

以前、オストゥーニに行った友達から1枚の絵葉書をもらいました。

「あ〜きれいな街だな」なんて思ってたんですけど、NHKの「世界街歩き」って番組でもオストゥーニが取り上げられ、いつか行ってみたいと思うようになりました。
マテーラにも行きたかったのですが、そもそも夏は暑いので来ないでくれ(カロビーニョのアグリの方に…)って言われてたところに無理にお願いしたので、マテーラは断念しました。相当暑いらしいですね…

オストゥーニは、想像どおり白一色の素敵な街で、ずっと歩き回っててもあきません。この街に来てることが本当に幸せだと思いました。

以前、友達からもらった同じ絵葉書を街で見つけ、その葉書で今度は自分の知り合いに手紙を書きました。この葉書をみて私はオストゥーニに来ることができたけど、ぜひ、その方もこの葉書をみて、オストゥーニに行くことができたらいいな…なんて思って。

職場のイタリア好きの先輩ですけど、いつも励みにこの葉書を鞄に入れてくれてるみたいですよ♪

レッチェでも薄暗くなり道に迷い…でも親切に道をおしえてもらいましたし、ポリニャーノ・ア・マーレでは、元漁師の方にレストランを一緒に探してもらったり、街を案内していただきました。

とはいえ、一応女子なので、ちゃんと警戒はしつつも…でも地元の方々の優しさにも触れることができました。

写真の整理をしつつ、あまり写真を撮っていなかったことに気づきました…しかも、ほとんどに自分の指が入っていて…。

またいつか、南イタリア、行けたらいいなって思います♪

素敵なコミュがあったので、日記には写真もアップしてないんですけど、載せさせていただきました。ありがとうございます♪

2010年8月ポリニャーノアマーレ
totteさん、
ファンタスティコな旅の思い出、ありがとうございます!
そして久々のこのトピのヒットです。
わたしが最後にプーリアを旅したのがちょうど一年前の夏だったので、読んでいて自分の思い出と重なり、胸が熱くなってきます。

「1枚の絵葉書」の絵葉書から始まった旅……とてもロマンチックです。
わたしもたまたま目にした「一枚のポスター」から、その土地への旅を求めることもありますが、絵葉書が現実の姿になるというのは、たまりませんね!

90年代に一度しか滞在したことがありませんが、オストゥーニはわたしも大好きです。

>夏は暑いので来ないでくれ(カロビーニョのアグリの方に…)って言われてた

マテーラの夏はきっと地獄の暑さなんでしょうね。とにかく乾いた土地ですね。
わたしは夏以外の季節に4度マテーラを訪ねたことがあるのですが、高台にあるので夜はけっこう冷えました。


アグリトゥーリズモの方はいかがでしたか?


>レッチェでも薄暗くなり道に迷い

レッチェは日が没すると、バロックの獣人像などが淡い街灯の光に浮き彫りとなり、けっこう不気味な雰囲気になりますよね。
旧市街の家という家がバロックで飾られている不思議な町…


>あまり写真を撮っていなかったこと

それほど生の世界に没入し、楽しんでいた証拠なのでは?
わたしの経験ですが、あまり写真ばかり撮っていると、その土地の空気に浸っている感じが希薄になります。写真を撮るとき、息を止めるからかな?(笑)

わくわくするような真夏のプーリア・レポートありがとうございました!


>ひろぽんさん

 コメント、ありがとうございます!
 「深夜特急」DVD、確認してみたいと思いますぴかぴか(新しい)
 オストゥーニ、本当に素敵な街でしたぴかぴか(新しい)隣の街も、同じように白の街だそうですよぴかぴか(新しい)日本にはない、白一色の街ですね〜。ポリニャーノアマーレも、岩場で海を眺めながらのんびり過ごしたり、とても贅沢な時間でした。海風が心地よく、もちろん食事もグーでしたるんるん

 私もシチリア、いつか行ってみたいでするんるん

 いろんな方が情報のせてくださってるここのコミュは、本当にありがたいですね!アドリア海側を北から南へ下る旅、ぜひ実現されてくださいねぴかぴか(新しい)書き込み、楽しみにしてますウッシッシ


>ラモンチェッロ@バルさん

 素敵なコミュ、いつもありがとうございます!
 みなさんの書き込みを見ていると、自分が行って楽しんだり経験してきたことのように充実した気持ちになります。

 行きたかった街に行けたこと、また、もらった葉書を街で見つけたこと…本当に感動しましたぴかぴか(新しい)実は、昨年、新型インフルエンザの関係で計画倒れしており…1年越しでの実現でした。

 私は、ホームステイが好きなので、ひとりで行く時にはホームステイをしています。アグリも、正直ホームステイとよく違いがわからなかったのですが…家族と一緒に食事や料理をすることができましたし、なんと言っても、いちにち街をまわった後、いろいろ話ができるのが楽しいですね!地元の情報や、旅行の計画を一緒にたてられるのもありがたいです。

 レッチェは、薄暗くなってから、ちょっとだけ不安になりました…。確かに、独特の雰囲気がありました。一方、アルベロベッロは夜もにぎやかで、夜な夜な人が外に夕涼みしに出てくる感じがありました。バルコニーや家の前にイスが置いてあって、「Ciao!」「Buonasera!」って挨拶しながら歩くのが、とっても楽しかったでするんるん

 プーリアもそうですが、トスカーナも良く歩き回った旅でしたぴかぴか(新しい)なぜか、掃除のおにいさんや、家族旅行に来てたおじさまと一緒に写真を撮る機会がありましたうまい! 「Posso?」ってカメラを持って近づくと、自分と一緒に撮りたいのかと、勘違いをされ…ま、それもおもしろいですよねるんるん

 長々書き込みさせていただき、ありがとうございました!

るんるんオストゥーニ、ポリニャーノアマーレ、アルベロベッロで、一番美味しいジェラート屋さん(って、アグリの方が言ってたんですけど…)や、アグリのことなど、何かお力になれることがありましたら、ご連絡ください。

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