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脳汁廃棄処分場コミュの宇宙が落ちた日 第11話

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―UC.0079 1/8―
 
 宣戦布告から丸5日が経過していた。

 地球連邦側が本格的にコロニーへの戦艦による攻撃が始まったのが1/6。
俺達はここ二日間出撃と帰還を繰り返していた。

 地球連邦側の総迎撃部隊数は正確な数字として記録されているものが少なく、動員数はおよそ5万3000人と言われている。

 それに対してのジオン公国軍動員数は約3万。
戦艦4隻、重巡洋艦24隻、軽巡洋艦58隻に対して地球連邦はこの二倍、三倍の数で迎撃に当たったと言われている。
この数字がどの程度信頼できるものなのかは定かではないものの、公国軍の総数がおよそ地球連邦の1/3であったのは定説となっている。

 そして、コロニーの迎撃開始から2日後・・・
連邦側がようやく重い腰を上げ、動き出すのだった。

 コロニー護衛のジオン側の猛攻が激しく、思うようにコロニーの破壊攻撃が出来なかったティアンム中将率いる艦隊はとうとうその攻撃の矛先をコロニー護衛部隊の方へと向けたのだ。

 開戦から5日目にして起こった初の本格的艦隊戦であった。

 ある者はルウム戦役が本格的艦隊戦と述べる事もあるが、純粋に艦隊と艦隊がぶつかったのはこのブリティッシュ作戦からである。


―ムサイ級重巡洋艦ゲソクー―

 ”敵艦隊コロニーへの攻撃が薄くなりました”

 オペレータから入る通信を俺は艦内で崩れ落ちながら聞いていた。
隣には同じようにぐったりしているスグ曹長の姿がある。

 「・・・やっこさんようやく諦めたか?」

 「さぁ・・・。」

 核弾頭を撃った出撃から3度目の帰還をなんとか俺たちは乗り切った。すでに何機の宙間戦闘機を落としたか数えていない。出撃は配備されているもう一つのMS小隊と入れ替わりで行っている。一度、二度はなんとか神経を保たせながら乗り切ったようなものだ。初めは恐怖や不安があったが、今ではもうその時の事すら覚えていない。

 俺達は二度目の帰還を果たした直後にミギリ少尉から”あの作戦”の詳細を聞かされた。

 ある程度は覚悟していた・・・

 そうなんじゃないかなって頭の隅っこに有ったけど。
俺はソレを隅っこのまま閉じ込めて忘れようとしていた。

 死ぬまで忘れられない事なのに・・・

 ミギリ少尉からそれらの全てを聞かされた時、隅っこに有ったソレは既に自分の頭の中を支配していた。

 もともと身寄りの無かった俺は外人部隊だろうがなんだろうがどうでもよかったが、流石に国籍まで無くなっているとは思わなかった。俺は叫ぶ力も無くズルズルと地べたにへたり込んでしまい、同時に自分の中で掲げてきていた小さな何かが音を立てて崩れたような気がした。


 ―もはや自分自身の未来なんて無いんじゃないだろうか―


 そう思った時、俺は全てのしがらみから解放されようとして自分の腰に着けてある拳銃に手をかけていた。
だけど直ぐにミギリ少尉がその手を掴んで、行動を辞めろと言うように首を横に振ってくれた。
そして、虚ろな目をしていたであろう自分に掛けてくれた言葉に酷く胸を打たれた。

 ”お前の帰りを待つ人がいるんだろう、生きていれば未来は来続けるんだ。一時の感情で自分で自分の未来を断つ様な事はするな・・・”


 この言葉には涙が出た。

 しかし、さすがにもう体が限界に近い・・・
俺は次第に目の前が暗くなって意識を失いかけていた。

 「おい、新兵・・・おい!」

 スグ曹長に揺さぶられて意識を取り戻す。
極度の疲労と緊張、そして何も口にしていないせいか意識は朦朧としていた。

 「・・・うぅ」

 「お前、ここん所何も口にいれてないだろ・・・」

 そう言ってスグ曹長が水と固形物のスナックを渡してくれた。

 「・・・済みません。」

 俺は手渡された固形物を強引に口の中に入れて水でそれを流し込む・・・が

 「ウゥ・・ゲハァ・・ウオエ・・ゴホゴホ!」

 「お、おい!大丈夫か!!」

 慌てるスグ曹長を俺は手をだして止める。

 「済みません、あの作戦から物食べると全部吐いてしまうんです・・・せっかく貰ったのにな・・・ハハ。」

 「・・・お前・・・。」

 涙目になりながら、俺は自分の手に吐いた吐瀉物をもう一度口にいれて吐き気を我慢して飲み込む。

 「おい、無理はするな。大丈夫か!?」

 「ハァハァ・・・少しでも食べなきゃ・・・戦えない・・・」

 そして再び俺は壁にもたれながら崩れる。

 「どうしたんだ!アイディ!!」

 ミギリ少尉の声がした。

 「少尉、もう新兵は限界だ・・・これ以上の出撃は返って危険だぞ。」

 「・・・むう。」

 二人の会話は殆ど聞こえていなかったが、多分自分の事を言ってるんだろうと思って俺は二人に心配をさせまいと顔を上げる。

 「だ、大丈夫ですよ!ちょっと横になってきます・・・ヘへ。」

 「しかしだな、アイディ・・・」

 俺はノソリと立ち上がり、壁にもたれながら自分の部屋へと向かおうと立ち上がる。
本当は解っているのだ、疲れていようが何だろうが今後の出撃を拒否する事は出来ない状況である事を。

 「肩・・・貸すぞ?」

 「いえ、大丈夫です・・・」

 俺は振り返らないで返事をする。

 「・・・ ・・・アイディ。こんな状況だ、何時また急に出撃になるか解らないからな。」

 ”やはりまた出撃か”

 ミギリ少尉の言葉はやけに頭に響く。

 「・・・それと、もしあれだったら出撃前にこれを飲んでおけ。」

 俺は振り返るとミギリ少尉は錠剤のようなものを投げ渡してきた。

 「これは・・・?」

 「うん・・・まぁ一種の栄養剤みたいなものだ。」

 「そうですか・・・わざわざ有難う御座います。」

 俺は再びそのまま壁にもたれながら自分の部屋へと向かっていった・・・



                 *



 「いい加減回りくどい嘘なんて辞めたらどうです・・・?」

 「・・・」

 スグ曹長は自分のMSの方を見つめながら少尉に言う。

 「あいつだって一人の軍人じゃないですか。例え学生上がりでまだ新人だって言ったって、さっき渡した物位なんだかわかるでしょうに。」

 「俺はさ・・・あいつだけは何とかしてやりたいと思ってるんだ。配属当初、希望に満ちてた頃の奴の眼が段々とその輝きを失って行くのに耐えられなくて・・・。まぁ、どのみち俺は隊長失格だろうけどさ。」

 「少尉・・・否定はしませんよ。あんたもまた部下を持つにはまだ早い・・・。」

 「ハハ、率直な意見だな。」

 「何言ってるんですか少尉、俺から見ればの話ですよ。それに・・・俺にだって一応夢とか目標ってのがあるんですからね。それをあの新兵以外は汚れて黒ずんでるだの見たいに言わんで下さいよ・・・まったく。」

 「そうか・・・それは悪かったな。」

 そういってミギリ少尉も壁を背にして座り込み、俯く。
少尉はもう少し隊長としての評価を聞きたかったが、すでに寝息を立てていたスグ曹長を起すわけにも行かずに自分も眼を閉じたのだった。

 

―艦内個室―

 各MSパイロットに与えられている個室に戻った俺は身を投げ出すようにベットへと横になった。
そして、薄暗い部屋には灯りを灯さずに自室の通信スイッチの電源を手探りで探して入れる。
本当はこの通信スイッチすら入れたくは無いのだが、これは決まりだからと言われた通り言い聞かせる。

 「はぁ・・・。」

 俺はミギリ少尉から渡された錠剤を通信機が発する僅かな光に当てて確かめる。

 ラベルも何も書いていない只の錠剤。

 「これが世に言う覚醒剤って言うんだろ・・・栄養剤なんかじゃねぇじゃん・・・。」


―ズズ・・・ン・・・ズスン・・・


 耳を澄ますと依然戦闘している音が耳に入るも、次第にそれも聞こえなくなっていった。


 俺は出撃の報が入る僅かな時間に夢をみていた・・・

 何時ものあの場所に何時もの面子と一緒にタバコをふかしてる俺が居た。
隣にはダリアが居て、皆笑いながら楽しそうに話していて・・・


 晴れた日で

 暖かくて

 まるで戦争なんて言う言葉すら無いように。

 当たり前のようで・・・

 懐かしくて・・・

 今見ている夢が本当の現実だったらいいのに・・・


 ”・・・ギリ・・・隊・・・ミギリ小隊・・・ミギリ小隊各員!”

 通信機からの応答で俺は眼を覚まし、今まで自分が寝ていた事を理解させた。

時間にして約30分程経っている・・・


 どんなに夢の続きを渇望しようとも

 どんなにこの先の事を夢みようとも
 
 今ある現実からは逃れられない・・・ 

 
 俺は灯りを点けてオペレータに応答してから起き上がる。
するとベットの上に転がったミギリ少尉からもらった錠剤が目に止まる。

 まだ少しからだのダルさが抜けないでいた・・・

 俺は一呼吸してからその錠剤を手に数個取り出すと、水も飲まずに噛み砕いて一気に飲み込む。


 ”早くこの戦争(現実)を終わらせるんだ”


 そして俺は個室から勢いよく飛び出して行った・・・



                 *


―UC.0079 1/8 AM8:30―

 俺は走りながMSドックまで駆けてゆく。
速効性のモノなのか、それとも空腹からなのかミギリ少尉に渡された錠剤を飲んだらいきなり体が軽くなったように感じる。

そしてそれと同時に沸きあがる高揚感と闘争心。

 「ハハハ・・・確かに栄養剤だよな。」


―艦内MSドック―

 俺達と入れ違いに出撃していった小隊が帰還したばかりだった。
その小隊の隊員達からも疲労感は出ていた。

 俺は息を切らしながらミギリ少尉とスグ曹長の方へと向かう。

 「アイデイか、体調はどうだ?」

 「ハァハァ、少尉から頂いた栄養剤でご覧のとおりですよ・・・。」

 俺は息を整えその場で飛び跳ねてみせる。

 「なんだ、えらい効く栄養剤なんだな。俺にも少し分けてくれよ。」

 俺はスグ曹長に錠剤を投げ渡すと、置いてあるMS達に目を向ける。
背後腰部にバズーカを搭載してその両脇に予備マガジンを取り付けていた。

 「・・・今度は重装備ですね。」

 「あぁ・・・。」

 ミギリ少尉は腕組みをしながら黙ってその作業を眺めている。

 「ここに来る時、艦内放送で艦長の言った事聞いていなかったのか?」

 スグ曹長に言われてから確かにここに走ってくる間にそんな艦内放送があったような気がした。

 「す、すみません・・・」

 「カー・・・ったく。これだから学生上がりは。」

 皮肉っぽくいうスグ曹長。

 「たった今、連邦艦隊に動きがあった。」

 「・・・?」

 「主な標的をコロニーから我々に変える布陣を敷いてきたんだそうだ。」

 俺は一瞬それを効いて作戦が成功したのかと錯覚する。

 「それじゃ、作戦は成功・・・!?」

 「まだだ、まだ予定落下時刻まであと2日間ある」

 相変わらず厳しい表情のミギリ少尉。

 「本格的に今から連邦とドンパチやるんだよ・・・。」

 「え?え?」

 俺はクスリの効果でテンションが上がっているためか、いまいち二人の喋る内容の意味を理解できないで居た。

 「俺たちの抵抗が余りに酷くて旨くコロニーを攻撃できないんじゃないのか?だからまずは五月蝿い俺達護衛部隊を掃除してからってことだろ。」

 「そうだ、その部分だけを見れば我々の防衛がそれだけ強固だということだ。だが・・・」

 「だが・・・?」

 「まだこの事態を軽視しているとしか言い様が無い行動だな。」

 「何故です・・・?」

 MSドックには慌しく駆け回る整備員達。
だが、常に飛び交う状況報告の艦内放送は一旦落ち着きをみせていた。

 「解らんか・・・?連邦の連中は、俺たちを排除してからでもコロニーを破壊するのは遅くは無いと思ってるんだよ。」

 「ここまで来るともう憤りを通り越して哀れに思えてくるぜ、連中の頭の中ののほほんとした性格がな・・・。こっちは国の威信をかけて命はって護衛してるんだぜ。それだったら連邦も意地を見せてコロニーをぶっ壊しに来なきゃ駄目だろうって話だ。」

 スグ曹長はお手上げというようなポーズをしていた。

 「舐められてるって事ですね・・・」

 それ以降は二人とも黙ったままだったが、二人の表情は厳しい。
言葉ではああ言ってはいるものの、今までとは違う数で来るだろうという事は解っていたからだ。

そして、完全に眼を覚まさせるような警報サイレンが艦内に鳴り響く・・・

 ”これより我が艦を含む護衛艦隊はキリング中将率いる部隊を除き、全艦コロニー護衛から敵連邦艦隊への迎撃部隊として発進致します。”

 ”総員第一種戦闘配置!!”

 続けざまに艦長の通信。


 そして・・・

 
 ”先遣隊ミギリ小隊出撃準備してください”

 「おっしゃあ!!」

 気合を入れるためか自分の顔を叩きながら叫ぶスグ曹長。

 「ここからが正念場だ、行くぞアイディ。」

 「了解!!」

 三人になった俺を含むミギリ小隊は重装備のザクに各自飛び乗る。


―ゴゴゴゴゴゴ・・・


 ゆっくりとコクピットハッチが閉まって行く中で俺はヘルメットを装着する。
そしてモニターの主電源を入れ、機体に火を入れるとハンガーに固定されていた俺のザクが動き始める。

 ”出撃後、射程圏内に入り次第我が艦は一斉射撃を行う。まずは命令が有るまで艦から離れるなよ!”

 艦長の通信が入ってくる。

 ”いいかお前等、ここからもう作戦なんてモノはハッキリ言って無い。視界に入った連邦どもは片っ端から撃墜しろ!”


 『『『了解』』』


 俺たちは殆ど同時に通信を返す。


 『アイディ機、行きまぁぁぁす!!』

 ―ドフォッドッゴォォ・・・

 勢い良く俺は漆黒の宇宙へと飛び出す。
射出の時かかるGも既に慣れていた。

 そして飛び出して直ぐ目に入ったのは目標である地球だった。

 「・・・地球の青って綺麗なんだな。」

 スグ曹長機から通信が入る。
スグ曹長は地球を実際の目で見たことが無いと言っていた。無論スグ曹長だけではない。
他の宇宙移民からしてみれば、ましてや地球から最も遠く離れたサイド3からすれば地球はさぞかし美しく映っていたのだろう。

 「こんな時に不謹慎だが、一度はあの地球(ホシ)に降りてみたかったな。」

 「スグ曹長・・・」

 「ずるいよなぁ・・・俺達は追い出されてさぁ。俺は生まれてこのかた人工の景色しか知らねぇ。」

 スグ曹長が喋っている中、周りを見渡すと次々に戦艦かから出てくるMS達のバーニアの光を確認する。
そしてその周りを取り巻くように無数の戦闘機があった。

 ”敵連邦艦隊、第一波動き出します!”

 ”メガ粒子砲スタンバイ! くれぐれも射軸に入るなよ!”


―ゴゴン・・・ゴコン・・・


 通信と同時に戦艦に搭載された砲台が一斉に動き出す。

 「壮観だな。」

 ミギリ少尉が言う先には敵連邦艦隊の光が見えていた。
俺は地球を背にしたその隊列は敵ながらにして感動すら覚えた。

 「すげぇ・・・俺達はあんな連中とやるんですね。」

 「ここまで来てお得意のビビリか・・・? 声が震えているぜ?」

 何時ものスグ曹長の茶化しが入って来た。
でもどうせ言われるだろうと思っていた俺は、少し笑ってしまう。

 「ハハ・・・スグ曹長。」

 「あん?なんだ?」

 「今は・・・武者震いですよ!」

 「フン。言う様になったじゃあないか・・・期待してるぜ新兵!」

 ”敵艦隊の有効射程距離に入ります! 各機回避行動!!”

 「っち・・・なんだよ。こっちの方は届かないってわけね。」

 「メガ粒子砲は速いからな、鳴ってから反応すると当たるぞ!!」


―ビゴォォォォォォ!!


 「うわぁぁぁ!!」

 ミギリ少尉が叫ぶと同時に一斉に放たれてくるビーム。

―ドガァ・・・ズゴゴォォォ・・

 「大丈夫か、状況を知らせろ!」

 「アイディ機行けます!」

 「同じくスグ機問題無い。だけど作戦なんて無いって言ったって真っ向からの撃ち合いじゃ圧倒的に不利だぞ!?」


 ”各MS部隊突撃準備してください!!”

 ”120秒後メガ粒子砲での一斉射撃を開始する、巻き込まれるなよ!”

 ”こちら第01ガトル級戦闘機編隊一番機。我々が血路を開く、敵艦隊の射撃を掻い潜り敵戦列に深く切り込んでくれ。”

 ”総員突撃開始!連邦の腐った脳ミソに我々の恐ろしさを焼き付けてやれ!”


 「ったく・・・きなり突撃かよ。戦術も戦法もクソもあったもんじゃないぜ。」

 次々と入ってくる勇ましい通信に思わず愚痴がでるスグ曹長。
この当時、まだMS対戦艦の戦いが初だったためMSの戦術と言うものが確立されていなかったのだ。
故にこの時はただMSは突撃あるのみという作戦が多く伝えられたと言う。

 「さぁ、おしゃべりはここまでだ。ミギリ小隊行くぞ!!」

 『『了解』』

―ドゴォォ・・・

 俺達は戦闘機部隊を先行に動き出す。
クスリのお陰で頭の中にはもはや恐怖や不安や迷いなどといった類は消えていた。
目標の連邦艦隊を目の前に、地球を目の前にした俺は気分が高ぶっていた。
それは同時に俺以外にも言える事だろうと思った。

 それは言葉などでは表せない一体感がこの場所にあったからだ。

 我々ジオン軍が一つになった瞬間だった・・・
 
 「閣下は本当はあの星が眩しくてしょうがねぇんだよ・・・。だからちょっとばかり汚してやるのさ・・・。アレ?もとから汚れてるんだっけか?」
 
 「何ですか?スグ曹長。」

 「スグ曹長! 無駄口叩いてると落とされるぞ!!」

 「・・・了解。まぁ何にせよさ・・・あの青をみせられちゃ誰だって汚したくなるよなぁ。」



 幾重にも重なる閃光の中で


 一番輝いていたのは


 地球だった。

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