スタジオジブリ・レイアウト展コミュのスタジオジブリ・レイアウト展徳島２月２０日から

今月２０日から徳島県文化の森で開催される
「スタジオジブリ・レイアウト展」は、
東京・大阪に続き、国内３箇所目のものとなります。
http://www.jrt.co.jp/hansoku/ghibli/index.htm

スタジオジブリが作り出すアニメ映画には、
戦争や人間のエゴ、環境問題など
社会的テーマが内在しています。
今回展示されるレイアウトは
高畑・宮崎両監督直筆のもので、
映画を作る上での設計図と言えます。
そのカットの中でのカメラの動きや
キャラクターの位置関係、
背景やBGの指示を書いたコメントも書かれています。
つまり高畑・宮崎両監督が作品で伝えたい、
そのシーンで伝えたい事が、
１枚のレイアウトから読み取る事ができるのです。

社会問題から作品を鑑賞する方法もある一方、
スタジオジブリの世界は、
まさにメルヘンとファンタジーでもあります。
人々の心の中にある原風景や思い出、懐かしさまで・・・
これが小さな子供から大人まで楽しめる
スタジオジブリ映画の特徴です。
レイアウト１枚をじっくり鑑賞する事で
映画のシーンを思いだしたり、
様々な想像をめぐらす事で、
映画とは違う楽しみ方があります。

テレビゲームばかりで想像力が欠落するという
「ゲーム脳」という言葉がありますが、
今回の展覧会では是非、子供さんたちと一緒に
お好きなレイアウトを鑑賞しながら、
様々な話をしてみてください。
大人では気づかない素敵な世界が
子供からは、きっとあふれてきます。

また将来、アニメーターを志す若者にとっても
絶好の機会でもあります。
日本を代表するコンテンツの制作過程を
克明に鑑賞できます。
そういった方々にも是非来て頂き、
徳島から未来のアニメーターが生まれてくれればとも思います。