■SPECIAL PROGRAM The Axes of Jaco Pastorius 使用機材から探るジャコ・パストリアスの肖像 全ベーシスト必読! 本誌初となる“機材的側面”からのジャコ特集! 今なお多くのプレイヤーの指標となっている“ジャコ・サウンド”に大きく貢献したのがフェンダー・ジャズ・ベースであることは周知の事実だ。特に自身による改造が施され、トレードマークとして活躍した1962年製のメイン器 “Bass of Doom”は、そのプレイとともに多くのファンの目に焼き付いていることだろう。しかし、ジャコはそれ以外にも数本のベースを所有していた。なかでも注目したいのは、キャリア初期に使用していた黒いジャズ・ベースだ。これは“Bass of Doom”とも深く関わるもので、このたびリリースされた未発表音源『トミー・ストランド&ジ・アッパー・ハンド・フィーチュアリング・ジャコ・パストリアス』で、その音をじっくり聴くことができる。本誌は、その“黒いジャズ・ベース”を取材する機会を得た。同器を中心に、ジャコ・サウンドを支えた楽器群を分析し、機材や音色の面でも革新性を発揮したジャコの肖像を徹底的に探ってみたい。
≪CONTENTS≫ ◎序章〜ジャコ・サウンドの基礎となった伝説の機材たち ◎第一章〜伝説の原点となった“黒い”ジャズ・ベース ◎第二章〜ジャコの信頼を受けた“Bass of Doom”とそのほかの愛器たち ◎第三章〜ジャコ・サウンド研究 ◎第四章〜現行ジャコ・モデル試奏