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ファンはこんなCDが欲しいんだコミュの第9回 ローリング・ストーンズ『イッツ・オンリー・ロックン・ロール』の巻

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ROLLING STONES / IT’S ONLY ROCK AND ROLL
1. IF YOU CAN’T ROCK ME (3’46”)
2. AIN’T TOO PROUD TO BEG (Norman Whitfield / Brian Holland) (3’33”)
3. IT’S ONLY ROCK AND ROLL (BUT I LIKE IT) (5’08”)
4. TILL THE NEXT GOODBYE (4’40”)
5. TIME WAITS FOR NO ONE (Full-length 6’44”) 6’39”
6. LUXURY (Long Mix 4’31”)
7. DANCE LITTLE SISTER (Long Mix 5’06”) 4’12”
8. IF YOU REALLY WANT TO BE MY FRIEND (6’17”)
9. SHORT AND CURLIES (2’43”)
10. FINGERPRINT FILE (6’38”)
+
11. IF YOU CAN’T ROCK ME (Alternate Mix 3’49”)
12. FINGERPRINT FILE (Alternate Mix 7’07”)
13. DRIFT AWAY (Don Covay) (Outtake)
14. TOO MANY COCKS (Mick Jagger Solo Track Produced by John Lennon 3/74)
Recorded at Musicland Studios, Munich 13-24/11/73 except 4. 14-31/1/74

リマスターとは基本的に、マスター・テープのご開帳と風通しという、緊張した作業であるわけだが、時としてハプニングを招く。例えば本作品、ヴァージンへと権利が移行した際になぜだか6(と『刺青の男』の「奴隷」)だけがフェイドアウトのタイミングをミスったかしてその分ロング・ヴァージョン化してしまった。そればかりじゃない。その際のコピーらしきブツが外へと流出したのである。しかもその音質たるやヴァージン版を上回るほどのクリアさと分離の良さだからたまらない。それによれば11がフランジャーを通していない生ヴォーカル全開状態。12はテープ・ピッチが遅い分長いが、たぶんこっちの方が元で、回転数をあげての最終マスター決定とあいなったようだ。さらにロッドも翌年カヴァーする13のストーンズ・ヴァージョンがまた素晴らしい。この際同時期の裏マスターピース14ともどもオフィシャル・リリースせいっ、と声をあげたい。おっとっと、それはまあ正規ルートじゃないので置いといて、名バラードの5が同名の編集盤(79年)にスティックを止めるまでフェイドアウトしない全長版が収められていたのは、以外に知られていないようだ。ストーンズのライブでの絶頂期は73年9〜10月のヨーロッパ・ツアーだというファンは多い。まさにその余力でもってこしらえた作品が、この開き直りも甚だしい『イッツ・オンリー・ロッケンロー』だ!

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