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遙かシリーズを夢小説で楽しむ会コミュの遙か5 アーネスト夢SS『熱揺るむ』

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みかんの皮をむいて、果肉だけを取り出して。
それを原型がなくなってジュース状になるまで潰して、水と砂糖と寒天を入れて煮る。
あとは容器に入れて冷やし固めれば、寒天ゼリーの出来上がり。

これならきっと、食べられるはず。
そう思いながら、あたしは出来上がったそれを持って、あいつの部屋へと向かった。




















「アーネスト、起きてる?あたしだけど」


ふすま越しに声をかけると、2〜3秒の間を置いて「ええ、どうぞ」って声が聞こえた。
熱のこもった、かすれた声。
まだ、あまり具合はよくなってないみたいだ……。

「入るね」

と、ひと声かけてふすまを開けると、相変わらず真っ赤な顔で苦しげに横たわってるアーネストの姿が目に入る。
元々白人で肌が白いから、熱が上がって赤くなった肌がよりわかりやすくて………不規則に荒い呼吸を繰り返す姿は、すごく辛そう。


アーネストが風邪を引いて倒れたのは昨日の事だ。

その前から何だか咳をしたり、ぼうっとした目になってたりとどこか具合が悪そうではあったんだけど、昨日本格的に熱を出してしまった。
体温計がない時代だからキッチリした数値ではわからないけど、瞬曰く38度は越えてるだろう、との事。
あたしは元々平熱が高いから、38度って言ってもそこまで高熱って感覚ではないんだけど、普通の人にとってはかなり辛い熱だ。
もちろん、まともにご飯も食べられてない。


「まだ、熱下がってないみたいだね……」
「ええ……こんな風に風邪をこじらせてしまったのは久しぶりですよ。我ながら、うかつでした……」
「まあ、どんなにしっかり体調管理してても引く時は引いちゃうもんだよ。タライの水、ぬるくなってるね……あ、水差しの中もカラだ。これ取り換えるね。あと汗もかいたでしょ?後で着替えも持ってくるよ。寒気はする?」

熱が出た時にどんな事をすればいいのか、くらいはある程度知ってる。
布団ももう一枚増やした方がいいかな?たくさん水分を取って、たくさん汗をかかせないと。で、こまめに着替えと……。
………って、まあ医者見習いの瞬がいるんだからあたしがとやかく言う必要はないのかもしれないけど……やっぱり、心配なものは心配なわけで。

「今は、寒気は収まりました。すみません、あなたの手を煩わせてしまって……」
「いいんだよ、好きでしてる事なんだし。病気の時くらい、周りにとことん甘えればいいの」

普段から、弱みどころか本心すら見せないアーネストだからこそ、こんな時くらい甘えてほしい。
あたしにできる事なら何でもしてあげたいって思うし、力になりたい。
………まあ、こんなアーネストの姿早々見られるもんじゃないから凄い貴重だ、なんて不謹慎な思いが無い訳でもないけど………それは伏せておこう、うん。

「それと、これ。薬飲むにも、何か胃に入れとかないとでしょ。ゼリー作ったんだけど、食べられそう?」

さっき作った寒天ゼリーを差し出すと、アーネストもぼんやりとそれを見ていた。
食欲がないって言って、今日はまともなものは食べてないはずだ。
でも、ゼリーとかならつるっと行けると思うんだよね。口の中もさっぱりするし。

「……そう、ですね………あまり食欲はありませんが、そのくらいなら……」
「よかった。じゃあ……っと、体起こせそう?」

熱が高いなら、体を起こすだけでも辛いだろう。
何か、クッション的な………背もたれになりそうなものとかないかな?
そう思いながら、きょろきょろと部屋の中を見回すけど、体が大きいアーネストの背もたれになりそうなものは、さすがにない。
どうしよう。あたしの部屋から布団運んでこようかな?

………と、そんなあたしの行動をじっと見ていたのか、くすっと小さく笑うアーネストの声が聞こえた。
え、ここ笑うとこ?と思いつつもアーネストに視線を戻すと、相変わらず熱で顔が赤いけど、なんだか楽しげに微笑んでる。

「出来れば………このまま、食べさせて頂けませんか?」
「え?このまま?」
「はい。さすがに、起きるのはまだ少し辛くて……」

寝たままの状態だと食べにくくないんだろうか、って思って思わず聞き返すと、アーネストも頷いた。
まあ、スプーンですくってあげればこのままの体勢でも食べられるか。
何より、アーネストが。あのアーネストがそんな甘えた目で見てくるのが物凄く萌え……………じゃない、嬉しいから。

「わかった、ちょっと待っててね。その前に枕の位置、ちょっと調節するよ。頭さわっていい?」

一応許可を取って、アーネストが頷いてから枕の位置を調節して、食べやすいように少しだけ頭の位置を高くする。
いつ見ても綺麗なアーネストの金髪は見た目通りに柔らかくて触り心地が抜群で、熱があるせいか熱かった。
くっそ、男なのに何つー羨ましい髪してんだ………手触りフェチのあたしにはたまらない。
………じゃなくて!

「これでよし。はい、あーん」

頭の位置を直してから、スプーンでゼリーをすくってアーネストの口元に近づける。
「はい、あーん」なんて、男に言ったのはこれが人生で初めてで、正直凄まじく恥ずかしいものがあるんだけど………今はあえて気にしない!
もぐもぐとゆっくり口を動かすアーネストだけど、美味しいかどうか内心戦々恐々としていたりするあたし。
いや、味見はしたし妙な材料は一切使ってないから、まずくはないと思うんだけど。
アーネストって、今更だけど甘いものは大丈夫だった、よね……?

「………美味しいです」

なんて悶々としてたら、アーネストはゆったりと微笑みながらそう言ってくれた。
細められたエメラルドの瞳。綺麗な笑顔。
こんな時だっていうのに、あたしに………あたしだけに向けられたその笑顔が、その言葉が嬉しすぎて、思わず言葉にも次の行動にも、一瞬詰まってしまった。

「え、あ………ほ、本当?甘すぎないかな」
「ええ、すごく美味しいですよ。口の中がさっぱりとして、気分が良くなります」
「そ、そっか!よかった」
「はい。……ねえ、もう一口、食べさせてくれませんか?」

くすりと微笑みながらも、再度される要求にあたしも笑顔で答えた。
今度は向こうから口を開けたから、一口分のゼリーをすくって口の中へ。
ゆっくり口を動かして、飲み込んだらまた「もう一口」って要求されて、また同じことを繰り返す。

そうやって、アーネストは持ってきた分のゼリーを全部食べてくれた。
まだ、ちゃんとしたご飯を食べられるようになるまではもう少しかかるだろうけど、とりあえず胃の中に物を入れる事が出来れば安心だ。
あとは、薬………っと、水差しの中が空だったんだっけ。

「ありがとうございます。ごちそうさまでした」
「どういたしまして。あとは、薬飲まないとね。今水を持ってくるから、ちょっと待ってて」
「はい……」

頭の位置を戻してあげながらそう伝えると、アーネストが何となく少し寂しそうに見えた。
………ような気がしなくもなかったんで(あたしの幻覚かも知れないけど)、柔らかい金髪をふわふわと撫でてみる。
すると、あたしの行動に驚いたのか、ちょっと目を見開いて………次に釈然としないような、拗ねたような顔になった。
もしかしたら、子ども扱いされた気分になってムッとしたんだろうか。やべぇ可愛いッ……!!

あえて気付かないふりをして「待っててね」って一言言ってから、水差しとタライを持って部屋を出る。
タライに新しい水を張って、氷を入れて。水差しにも新しく冷たい水を入れる。
手ぬぐいも新しいのを出して、おでこを冷やす用のと汗を拭く用のを用意っと。
だいぶ汗かいてるはずだし、まずは体の汗を拭かないとね。
あっと、忘れちゃいけない着替え着替え!

バタバタと色々なものを用意して、出来るだけ急いでアーネストの部屋に戻る。
再度部屋に入ると、アーネストは変わらない様子で目を閉じて寝ていた。
あれ寝ちゃった?って一瞬思ったけど、すぐに目を開けたあたしの方を見たから、目を閉じていただけだったんだろう。

「お待たせ、アーネスト。まずは薬飲もうか」
「薬、ですか………。この国の漢方薬と言うのは、不必要に苦くてあまり好きではないんですが……」
「気持ちはわかるけど、我慢。飲まないと早く良くならないからね」
「はぁ……わかりました。仕方がありません。水……飲ませてもらえますか?」
「うん。ちょっと待っててね」

じーっと甘えるようにあたしを見つめてくるアーネストが何だか凄く可愛くて、自然と微笑んでしまう。
後頭部に手を差し入れて、少し頭を起こして。
まずは粉薬を口の中に入れてから、続いて水差しから水を飲ませる。
薬の苦さにアーネストが顔をしかめるけど、まあ気持ちはわかるよ、うん。あたしも粉薬は嫌いだ。
特に漢方の苦さなんて半端ないからね。

ちゃんと水も薬も飲みこんだ頃合いを見て、頭の位置を元に戻す。
粉薬ってやつは後味も最悪だから、アーネストの眉間の皺もまだ取れてない。ちょっと可愛いけど。

「はぁ………」
「はい、よくできました。っと………すこし、襟元くつろげるね。汗、拭くから」
「え?あ………っ!」

アーネストからの返事が返ってくる前にボタンを一つだけ開けて、首筋やその周りの汗を丁寧に吹いていく。
本当は、汗拭くから上半身全部脱いで!って言いたところだけど、それはさすがにねぇ。アーネストだって恥ずかしいだろうし。
首元と、おでこ。顔。見えるところの汗を拭きとって、ボタンを元通りに閉めてから新しい手ぬぐいを水で濡らして、おでこに乗せる。

「これでよし。着替えと手ぬぐいはここに置いとくから、後でちゃんと汗拭いて着替えてね」
「………………………」
「? アーネスト?」
「………いえ。わかりました。ありがとう……ございます」

反応が遅いと思いきや、何やらぼそぼそと、妙に落ち着かないというか憮然としているというか、な声で答えられた。
見ると、何やらぷいっとあたしから視線をそらしつつ、その顔はさっきよりも妙に赤い。
何と言うか、「こんなはずでは」って顔に書いてあるような……。

…………あれ。
深く考えてなかったけど、さっきのあたしの行動ってもしかして軽く逆セクハラか……?
普通に、服のボタン外したし………。

うん………よし、あえて気にしないでおこう。
今気にしたら多分自分がとんでもない事になる。考えるのは後だ。
とりあえず流せ。スルーしろ。深く考えるなあたし。あれはただの看病だ。うん。

「夕方になって食欲があるようだったら、おかゆか何か作るね。それまで、少し寝た方がいいよ」
「ええ……そうですね。ゼリーを食べたおかげか、少し気分もよくなりました。今なら……よく眠れそうです」
「そっか、よかった。じゃあ、夕方頃になったらまた来るから。ゆっくり休んでね」

アーネストのおでこにゆっくりを手を乗せて、撫でるような仕草をして。
ゆっくりと、立ち上がろうとした…………時。

「……待って下さい」

アーネストから離れたあたしの手は、そのまま彼の手に捕まった。
あたしより一回りも二回りも大きくて………今はあたしよりもずっと熱い、男の人の手。
ぎゅっ、と込められた力は、思いのほか強かった。

「どうしたの?アーネスト」
「………………」
「……アーネスト?」

ただこっちをじっと見つめるだけで、何も言わないから………言葉を促す意味でもう一度名前を呼んでみる。
それでも言葉は帰ってこなかったけど、そのかわりみたいに手の力が少し強くなった。
ただじっとお互いに見つめ合ってるだけ、みたいな……何とも気まずいような気恥しい空間に、どうしていいかわからなくなる。
視線をそらしたくても、できなくて……。

「………もう少しだけ」
「え?」
「もう少しだけ……そばにいてくれませんか?」

ようやく、小さな声で呟かれたその言葉に、あたしは一瞬耳を疑った。
そんなに素直な、甘えたセリフがアーネストの口から出てくるなんて思わなかったから。
でも、思考が止まったのはほんの一瞬だけで………次第にあたしの心に湧き上がってきたのは、喜びだった。

あたしに、甘えてくれてる。
あたしを、必要としてくれてる。
アーネストが、あたしを。

そう思ったらもう………嬉しくて嬉しくて、仕方なかった。
大好きな人に必要としてもらえるなんて、これ以上の喜びはない。

「アーネスト……」
「どうしてかな……今、すごく誰かに………あなたに、隣にいて欲しいと思うんです。駄目……ですか?」

置いて行かれた子供のような、すがるように見つめてくる瞳。
いつも見下ろされるばかりなのに、今日は逆にあたしがその瞳を見下ろしてる。
エメラルドの瞳が、あたしを見上げる。
あたしだけを………見てる。

ああ……・本当に。本当に。
なんて、可愛い人なんだろう。

「ううん。……あたし、ここにいるから。だから、ゆっくり眠って?」

握られてない方の手で、ゆっくりとアーネストの手に触れる。
大丈夫、ここにいるよって。
ずっとそばにいるからって………そう、伝わればいい。

そして、あたしの答えを聞いた後、アーネストは少しだけ驚いたように目を開き………
やがて、微笑みながらをの瞳を細めて………ゆっくりと、瞼を下ろした。
あたしの手を、ずっと握ったまま。


まるで、子供のような寝顔で眠りにつく彼。
そんなアーネストが………どうしようもなく、いとおしくて仕方なかった。

























「…………で?」


たった一文字のその言葉には、きっと色々な意味が込められてるんだろう。
あたしを見下ろすいくつもの視線があるけど、その中でもひときわ冷たいその視線の持ち主が、発したその声には。

「サトウくんを甲斐甲斐しく看病していたのはいいけれど、それで風邪をうつされて自分が倒れるって………君、馬鹿なの?」
「………ほっといて下さい……」

呆れ返った小松さんの目と声と言葉がグサグサと、絶賛風邪っ引きのあたしの心に容赦なく突き刺さる。
ええ、馬鹿ですよ。申し訳ありませんがあたしは馬鹿ですよ。知ってますよ。それが何か?
………まあ、名言の「君は馬鹿なの?」を実際に言われて内心物凄くテンション上がったのは秘密だけど。


……はい、そうです。
あの後ずっとアーネストの部屋にいて。目が覚めたらおかゆを作ってあげて。夜もまた、アーネストがここにいて下さいって言うからずっとアーネストの部屋にいて。
翌日、アーネストの熱が下がったはいいけど、代わりにあたしが風邪もらってぶっ倒れました。

うーん、何ともお約束。
まあ、大した事もなさそうだしそれでアーネストが治ったなら一向に構わないんだけど。


「瞬兄、具合はどうなの?」
「熱はさほど高くはなさそうです。薬を飲んで今日一日寝ていれば、明日には回復するでしょう」
「そうですか……・良かった」

心配そうにあたしと瞬を交互に見つめるゆきに、至っていつも通りの態度で、淡々と答える瞬。
いくら相手があたしだからって、そんな関心無さそうな顔しなくてもいいだろうに………。
そしてあたしの横に座り込んだアーネストは、瞬の言葉を聞いて安心したように息をついた。
どうやら、風邪をうつした張本人としてそれなりに責任を感じていたらしい。

「では、私が今日一日あなたの看病をして差し上げます。遠慮せずに、何でも言って下さいね」
「え……?いや、でもそんな事したら……」
「おや、あなたが私に言って下さったんですよ?病気の時は、周りにとことん甘えればいいのだと」
「や、確かに言ったけど………でもそれはそれ、これはこれって言うか……!」

むしろ寝込んでる姿ってあんま見られたくないんで、傍についててくれるならできればゆきか都がいいなーなんて………。
………や、無理か。ゆきが病人の傍にいるなんて、瞬と都が許すはずがない。
つか、それでゆきに風邪でもうつした日にゃ、あたし2人に殺される……!

なんて、思考が別方向に行きかけたあたしだけど、アーネストはいつも通りの爽やかスマイルを浮かべながらあたしを見下ろしていた。
昨日とは全く立場が逆の、その位置。

「あなたのそういう遠慮深い所は美徳と思いますけど、こういう時は遠慮なさらずに。あなたが私にしてくれた事以上の事を、あなたにお返ししますから」
「はっ!?」
「でなければ、あなたに風邪をうつしてしまった責任を取る事もできないでしょう?ですから今は何も考えず、私に全てを預けて下さい」

にっこりと、それはまあ綺麗な笑顔で言い放たれた深読みし放題な言葉は、言わずもがな反論不可だった。
と言うかたとえ反論しても、何を言っても言い返されて、言いくるめられるんだろう。口でアーネストに勝てる自信は、あたしにはない。

とりあえず何か反論したくて、でも言葉が見つからなくて、ただ口をパクパクさせているあたしを。
アーネストは、楽しげに笑いながら見下ろしていた。


あたし………今日一日、ゆっくり療養できるんだろうか?














************************



ほぼ、勢いで書いたアーネスト夢SSです!
遙か祭全公演参加してきましたが、そのおかげで英国紳士への愛が留まる所を知りません!
遙か祭、風邪っ引きの中参加しましたが、ホント行って良かった……!!
日記にも同じものをUPしていますが、どうせならとコミュにも載せてみました^^

ちょっくら私が風邪と喘息のダブルパンチでヘタってたもんで、アーネストに看病してもらいたい………!!などと妄想してたんですが。
なんでか、アーネストを看病してる話が出来上がったんですよね(何故だ)

アーネストだって、たまには風邪ひいて寝込むこともあると思うんですよ!
そんな時は、看病してあげたいじゃないですか!
病気の時って弱気になるし、人恋しくなるもの!
それに滅多に見られない無防備なアーネストを見るチャンスでもあr(コラ)


そんな訳で、甲斐甲斐しく看病した夢主ですが、しっかり風邪うつされて寝込んだ、と。
きっとアーネストが、お礼というかお返しと言うかで必要以上に甲斐甲斐しく看病してくれるんじゃないかと♪
夢主の風邪も大した事ないんで、黒砂糖降臨みたいな(^皿^)

そして、寝込み中に夢主に甘えてたのは、本当に人恋しくて甘えたかったのが半分。
もう半分は確信犯です(笑)
申し訳ない気もするけど、夢主なら甘えさせてくれるだろうからみたいな♪

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