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日詩会・連句支部コミュの6月

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毎日雨で、もう入梅なのかしら?
と思うほどです。

ぼんやりしていたらもう6月。

先月は愛猫が亡くなり、なんだか気落ちしていましたが、
もうすっかり元気で、またやり気満々、の自分がもどってきました。

ですので、
連句始めたいと思いますので、
よろしくお願いいたします。


また私からですみません。


初折の表6句

茉莉花の風贈らるる隣家より(発句。夏)
驟雨去りて 残る微風の さり気なさ(脇。夏)
香に出(いで)よ苑はいずこか訪ね見む(第3。雑)
振り返り見し空は夕暮れ(第4。雑)
旅果てむいざよふ月ののぼるころ(第5。秋の月)
花薄揺れ心ざわつく(折端。秋)


初折の裏

夕されば奈良の都に鹿ぞ鳴く(折立。秋)
葛桜奈良公園の甘味茶屋(第2。秋)
サングリア恋の色掬う玉じゃくし(第3。恋)
亡母の味偲ぶたそがれどきに(第4。雑)
亡き人の面影数え月見草。(第5。夏)
旅寝して草枕夢見む(第6。雑)。
迷子を照らす空月ありて祇園会(第7。夏の月)
はかなきは風死す夜の想ひ(第8。夏)

コメント(52)

初折の裏 です。


葛桜奈良公園の甘味茶屋

奈良の鹿のイメージです。
 「蔦桜」という言葉を私は知らなかったのですが、お菓子の名称なのでしょうか。お菓子だとすれば、どんなものでしょう。

 今回の連句では私は長句ばかりを詠む側にまわっていますので、裏の第3はGTさんかペパーミントさんにお願いしたいですね。
夕されば奈良の都に鹿ぞ鳴く(折立。秋)
葛桜奈良公園の甘味茶屋

サングリア恋の色掬う玉じゃくし(第3。恋)

今日、ボリビア人の家族に昼食に招待されました。
まず、キラキラのガラス器に入ったサングリアをいただきました。情熱的な味で何かいい予感がしました。

>サングリア(Sangría)とは赤ワインを甘いソーダやオレンジジュースなどで割って、一口大のフルーツ(レモン、リンゴ、バナナ、オレンジなど)にシナモンを少々加えた飲み物。フレーバードワインの一種。ラム酒や砂糖を加えることもある。清涼感があるため夏場によく飲まれる。サングリアという言葉はスペイン語で血を意味するsangreという単語に由来する
 なるほど。ボリビアはスペイン語圏なのですね。

 サングリア恋の色掬う玉じゃくし(第3。恋)

 ちょっと異質な恋です。
 「玉じゃくし」の連想から。

 亡母(はは)の味想ふたそがれどきに(第4。雑)
 ↑
 「亡母の味想ふ」を「亡母の味偲ぶ」に変えさせてください。

 私は何となく上記の付け句を、寺山修司の「大工町 寺町米町 仏町 老母買う町 あらずやつばめよ」という短歌を思い起こしながら詠みました。
 寺山修司の逆説の母恋いと同じ発想だと思ったのです。 
>「亡母の味想ふ」を「亡母の味偲ぶ」に変えさせてください。
そのほうがいいと私も思います。
食事の味というのは、その時の気持ちと共にいつの日か甦ります。
食事が人の心に染み込むということもありますね。

今日は悲惨な感情のまま出かけましたが、おもわぬ誘いを受け、普段なら絶対に断るのに今日は導かれたように食事の誘いを受けました。本当に涙が出そうで困りました。もちろん、うれし涙です。好意に甘えるのもいいものですね。
亡母の味偲ぶたそがれどきに(第4。雑)

亡き人の面影数え月見草。(第5。夏)

両親、叔母、叔父。
大切な人が何人も亡くなりました。


サングリア恋、どんな恋なのでしょう。。。

侘び助椿さん。

葛桜検索して、下記が分かりやすいと思いました。
http://www.chateraise.co.jp/contents/a_commodity/a03_wagashi/a03_0236.html

以前、奈良公園でわらび餅を食べましたが、
葛桜のごろがよく、葛桜にしてみました。
奈良公園に葛桜なかったかな。。。
 Kikoさん。
 そうでしたか。私は奈良特産の葛湯は何度も飲んだことがあるのですが、蔦桜は知りませんでした。ありがとうございます。

 亡き人の面影数え月見草(第5。夏)

 哀切極まりない挽歌ですね。Kikoさんは人生で一番つらいことを近年、何度も経験されたのですね。

 旅寝して草枕夢見む(第6。雑)。

 草枕は旅の枕詞ですが、少し変わった使い方をしてみたいと思いました。「句またがり」ですが、「月見草」からの連想です。

 次の第7は「夏の月の座」ですね。どんな月を見ることができるのか、楽しみです。

 
 ↑
 追記。
 「旅寝して」は私の愛読書の最たる一巻「風雅和歌集」の源為仲「旅寝する小夜の中山さ夜中に鹿ぞ鳴くなる妻や恋しき」からいただきました。
月涼し雲の間に間に顔出して(第7。夏の月)

夏の月はくっきりとは見えず、雲の間から見え隠れするイメージがあります。
 迷子を照らす空月ありて祇園会(第7。夏の月)
 月涼し雲の間に間に顔出して(第7。夏の月)

 いずれも甲乙つけがたい付け句ですね。「祇園会」の雑踏の中での迷子を照らす月。子どもは惑い、親たちは必死に子のありかを探していることでしょう。
 一方のペパーミントさんは正統派。「夏の月」の情感をこの上なく、簡潔に描き得ています。
 ここはKikoさんのさばき次第ですが、私は両方ともとっていいと思います。
 この両句を受ける夏は至難ではありますが。

 はかなきは風死す夜の想ひ(第8。夏)

 両句を受けた、というよりもKikoさんの哀切な挽歌に惹かれての句でもありますが、GTさん、ペパーミントさんの句も受けたつもりです。迷子を照らす月のはかなさ、雲の間から見え隠れする月のはかなさ。
GTさんの句に気がつかずに第7の「夏の月」を詠んでしまいました。すみません。ぞうぞ、GTさんの方を採用してくださいね。
あらら。

でも、もったいないから、

次のところでペパーミントさんの句を使わせていただきます♪

どちらもすばらしいです。
Kikoさん、ありがとうございます。でも、全然、気にしていませんので、気になさらないでくださいね。

>はかなきは風死す夜の想ひ(第8。夏)

耳元に囁くような声の主(第9。雑)
いつもメールでやりとりしている人から電話があり、受話器を通して聞く声に若いときのときめきを感じました。所用の電話なのに、クラッときました。そういう時もあるのですね。
 耳元に囁くような声の主(第9。雑)

 きっとペパーミントさんの気持ちが人恋しくなっていたのでしょう。

 幼きころの物語聴く(第10。雑)

 次は「花の座」ですね。今回はどんな花を見ることができるのでしょうか。
溢れる音を小鉢に入れて 和蘭のたおやか
サザエ焼く音闇割らんとす(折端。春)
 さすがにGTさんの「破調」とも思える「花の座」に、ペパーミントさんは見事に「春」で折端を付けられましたね。
 「溢れる音」の中のひとつが「サザエ焼く音」なのでしょうか。

 「破調」もまた、Kikoさんの座の面白さ、魅力のひとつですね。

 私は今日、劇団四季の「ジーザス・クライスト=スーパースター」を観てきてすっかり失望しています。その失望の所以を日記にアップして明日、名残の表の句を考えます。Kikoさんに折立を詠んでいただくのが無難だと思います。
昨夜、おとなりの猫「たま」が旅立ちました。

21歳で、天寿をまっとうですが、
私がもらってきた猫で、
ウチの猫と同じようにかわいがっていたので、
すごくショックです。

ですので、2,3日少しお待ちくださいませんか?

いつもすみません。
 句を、投げっ放しで申し訳ありません。
 心を刺激されたもの、浮かんだものを、そのまま表現したくて……ご容赦ください。

 この、
 溢れる音を小鉢に入れて 和蘭のたおやか
 の句。
 先日、公民館職員とホームセンターに行った折り、花の売り場で彼が、蘭について講釈をしてくれました。
 曰く「蘭を育てるには、根をグルグルとはわす必要があるので、1ランク小さい鉢で育てることが必要」だとのこと。
 そこで、侘び助椿さんの「聴く」に反応して、音=根と発想しました。
 大きな西洋蘭に対して、和蘭は小さく、その花の成り立ちや生育方法も違うことも教わりました。

 自分の知識や理解力の小ささも、、今一度、小さな鉢に入れてみたら、どのくらいに育つのだろうか、というような思いも隠っています。
 ペパーミントさんが、「割らんとす」と表現されたことで、「そうか、割れるほどの音=根を出すこと」なのか、と合点もしました。

 そんなGTにお付き合いくださる皆様、本当にありがとうございます。感謝。
>ペパーミントさんが、「割らんとす」と表現されたことで、「そうか、割れるほどの音=根を出すこと」なのか、と合点もしました

GTさん、よく、感じ取ってくださいました。GTさんお音は「ネ」と読むのかなと思い私の音は「オト」のつもりで詠みました。呼応していただくと、嬉しいですね。

和蘭は父が趣味で私の子どもの頃から育てていますので、GTさんの説明、よく分かります。

Kikoさん、どうぞ、ゆっくりなさってくださいね。
 みなさん。さすがの感応力ですね。GTさんの破調が返ってこの連句を生き生きとさせているようです。

 Kikoさんがまたご不幸のようですので、僭越ながら私が名残の表の折立を。

 ささやかに玄関飾る雛の膳(折立。春)

 初折の折端からすれば、すこし「季戻り」になるかも知れませんが、雛飾りあたりから「春」を始めて見たかったのです。
>ささやかに玄関飾る雛の膳(折立。春)

いつか、侘び助椿さんの奥様が作られた雛飾りを載せていらしゃいましたね。
その玄関先を想いました。動きがあって、いい句ですね。
 ペパーミントさん。
 そうなのですが、別に我が家の雛飾りを想定した句ではありません。

 あとが続かないようですので、私が勝手に続けます。

 思いは通う弥栄の宴(第2。雑)
ささやかに玄関飾る雛の膳(折立。春)
彩りも添え盛り上がる宴(第2。雑)

 ペパーミントさんが第2をつけてくださいましたので、私の第2は取り消します。

 彩りも添え盛り上がる宴(第2。雑)

 管弦を遠く聞き入る宵ひとり(第3。雑)

 宴の管弦をしみじみ聞きながら「ひとりの時間」を過ごしました。「宵」は例によって「酔い」と同義です。
侘び助椿さん

すみません。侘び助椿さんの「第2」を読み飛ばしてしまいました。
「宴」という語句が共に浮かんだのはお酒の席に憧れる所以でしょうか。

ささやかに玄関飾る雛の膳(折立。春)
彩りも添え盛り上がる宴(第2。雑)
管弦を遠く聞き入る宵ひとり(第3。雑)
やがて「リターン・トゥ・フォーエヴァー」(第4.雑)

どんどん、いっちゃいましょう。
少しくだけすぎましたか?
題名に「リターン」と「フォーエヴァー」が使われているので、永遠性と懐古の気持ちをこめました。
図書館でCDを借りてきて懐かしいJAZZやボサノヴァを聴いています。
チック・コリアをきくと、あの頃(学生時代)を思い出します。

 やがて「リターン・トゥ・フォーエヴァー」(第4。雑)

 このチック・コリアのアルバムは私のコレクションにもある一枚です。あのころのジャズ・シーンは、マイルス・ディビスの「ビッチェズ・ブリュー」が出た後、どんどん変質していって、ウエイン・ショーターとジョーザビヌルの「ウエザー・リポート」やチック・コリアの「リターン・トゥ・フォーエヴァー」などジャズとロックの境界を軽々とまたぐアルバムが続々と生まれた時代でした。「リターン・・・」には、たしかボサノバ調の曲も収録されていますね。「フュージョン」という言葉が流行ったのもこのころでした。
 日本の政治・社会情勢は混沌を極めていましたが、21世紀に入って10年近くたつ現代と比べて、「幸福度」はどちらが上でしょうか。

 では第5。
 夏椿散る一瞬に時間(とき)をみる(第5。夏)
>「フュージョン」という言葉が流行ったのもこのころでした

そのようでしたね。その言葉を口にすると、少し大人になった気持ちがしました。背伸びしていた頃です。

夏椿散る一瞬に時間(とき)をみる(第5。夏)
熱き吐息を吹き込みたくて(第6。夏)

第5の句と倒置のようになってしまいましたが、夏椿が散って地面に落ちるまでの時間に一瞬で思いを込めた息を込めたい・・・という気持ちで詠みました。

桐野夏生の「ローズガーデン」を読んでいます。侘び助椿さんの句はローズではなく椿ですが、椿の花びらのほうが、散るときに儚さを感じますね。時の大切さと、過ぎてゆくものは、仕方がないという諦めとアンニュイを感じます。

 「熱き吐息を吹き込みたくて」(第6。夏)

 「倦怠は心の病ひ 否希望」(第7。雑)

 次の8、9の「恋」を呼び出したつもりです。

 私も先日「ローズガーデン」を読み終えたところです。この短編集は、女性私立探偵「ミロ」シリーズの外伝のような形をとった複雑な手法を使っていますが、惹き込まれました。
 ところで、パパーミントさんは「ローズガーデン」の後の「ダーク」上下は読みましたか。この作品も確かにミロシリーズに含まれるのですが、ミロや友部らのキャラクターが「顔に降りかかる雨」や「天使に見捨てられた夜」のころとは一変していて、ミロを愛する読者はちょっと戸惑うと思います。私もびっくりしました。桐野夏生が初期のミロシリーズのころとは違う顔を見せる「グロテスク」などの系譜に属する、と感じました。
「ダーク」は、まだ読んでいません。少し、気味が悪そうな小説ですね。

次は「恋」です。Kikoさんか、GTさんをお待ちしましょうか。
 それでもと言い募るくちびるを塞ぐ夜
 漏れ出そうとする溜め息をルージュで引き隠し
 ほうほう。私が酔いつぶれている間に、恋から一気に「秋の月」まで進みましたね。GTさんとペパーミントさんの呼吸の合い具合が見事です。

 秋の月が笑って見通しあなたの意(第11。秋の月)

 雁が見下ろす地上のふたり(折端。秋)
 ↑
 「雁が」を「雁も」に変えてください。前句が「秋の月が」ですので。
 雁も見下ろす地上のふたり(折端。秋)
 
 Kikoさん。
 ご傷心はまだ癒えませんか。
 名残の裏の折立「秋」はKikoさんに詠んでいただかないと形になりません。心強くあられることを願います。
こちらが長くなったので、
6月まとめを立ち上げましたので、
そちらに移動よろしくお願いいたします。

なお、間違えなどありましたら、
ご指摘もお願いいたします。

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