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SWAMPER'S CAFEコミュのクロスロード・フェスティヴァル

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 友人が、wowowで先日放映された「クロスロード・ギター・フェスティヴァル」をDVDに録画して送ってくれました。いやあ、持つべきものは友達ですね。

「クロスロード・ギター・フェスティヴァル」とは、エリック・クラプトンが創設し、ライフワークとして運営するクロスロード・センター(薬物・アルコール依存者の厚生支援施設)のために開かれたベネフィット・コンサートである。今年6月4日から6日にかけて、テキサス州ダラスのフェア・パークで開催された。

 出演アーティストがたいそう豪華で、クラプトンの人脈の広さがしのばれる。

●出演アーティスト
エリック・クラプトン、カルロス・サンタナ(サンタナ)、ジョー・ウォルシュ(イーグルス)、B.B.キング、ロバート・クレイ、ジミー・ヴォーン、ジェームズ・テイラー、ジョン・メイヤー、ZZトップ、バディ・ガイ、ロバート・ランドルフ、JJ・ケール、ヴィンス・ギル、デヴィッド・エドワーズ、ロバート・ロックウッド、ヒューバート・サムリン、ブッカー・T&ザ・MG's

 映像では見られなかったが、この他にジェフ・ベック、ラリー・カールトン、パット・メセニー、ジョン・マクラフリン、ボ・ディドリーといったところも参加している。


 エリック・クラプトンという人は不思議なロック・スターで、本人はロック・スターであることをちぃとも喜んでいない。何かにつけちゃあ「やめる」と言い出したり、クスリでヘロヘロになってダメな人になったりしてるのだが、そのたびに友人連中が彼の才能を惜しみ、かつぎだしてくる。そして、それがセールス的にも成功してしまうので、やめることができないのだ。不幸なキャラクターなのである。
 しかし、最近はご本人も「もうツアーをやらない宣言」を出しているし、最新アルバムは全曲ロバート・ジョンソンのカヴァー、ブルース・アルバムである。もうやりたいことしかやらないということなのかもしれない。

 そういう意味では、このクロスロード・フェスティヴァルはクラプトンがやりたくてやりたくて仕方がないイベントだったのだろう。彼は、出演者の演奏が終わるたびに、舞台のソデで待ちかまえていて、ひとりひとり感謝の気持ちを伝えていたという。なかには二十代の若手もいるだろうに、クラプトンという人は本当に、なんのてらいもない人なのだ。

 フェスのテーマはタイトルどおり、ブルースとギター。古今東西ありとあらゆるギタリストが登場して、弾くわ弾くわの大熱演。曲も7割ぐらいブルース。顔が真っ黒になりそうでした。

 クラプトン先生はたぶん、還暦を迎えて、「自分はブルースの伝道師だ」と認識し、生き甲斐を見出しているのだろう。
 ふだんはベルサーチだのアルマーニだの、高級ブランドの服に身をかためている先生が、なぜか半ズボンにシャツ姿。しかも、虹色にペイントされたおかしなギターをもっていて、いったいどういうつもりなのかと思ったら、じつはギターにフェスティヴァルのアイコンが描かれていたのだ。意気込みが伝わってくるじゃないの。 
 なんでも、このフェスのために名器といわれる愛用のストラトをオークションに出したとか。泣かせるねえ。(ちなみにギターは1億3千万円で落札されたそうです)。


 フェスの内容は素晴らしかった。

 B.B.キング、ロバート・ロックウッド。元気そうでよかった。死なないでね。
 バディ・ガイ。相変わらず凶暴なギターでした。死なないでね。
 ヒューバート・サムリン。 はじめて動いているのを見た。死なないでね。
 ジョー・ウォルシュ。「ファンク49」をやってくれてありがとう。
 サンタナ。クラプトンとのギターバトル、すごかった。

 などなど、見どころはたくさんあったのだが、なんといっても圧倒的だったのは、トリに登場したZZトップだった。長いヒゲを風になびかせ、得意のポーズをとり、たたみかけるようなハードブギーでグイグイ押してくる。サイコーでした。
 こいつらだけなんか雰囲気ちがうな、と思ったら、他の出演者はクラプトンもふくめて、あがっちゃった人ばっかりなんだよね。ZZトップも年齢的にはそう変わらないんだろうけど、まだギラギラした現役感覚を持っている。そこが決定的にちがうんだな、と納得しました。
 なにしろ、まだワルそうだもん、こいつら。

 そういや、ブルースってもともとギラギラしたワルそうなやつらがやる音楽だったんだよな。
 伝導師クラプトンが必死に伝導しようとしながら伝えきれないものを、ZZトップは持っている。そう思い当たって、ちょっと感動いたしました。



クロスロード・ギター・フェスティヴァル
http://www.wowow.co.jp/music/clapton_crossroad/contents.html

コメント(13)

wowowとかスカパーとか衛生の1とか2とかいいですよね。
僕ンちは、1〜12チャンネルしか写りません(涙)。
親切にDVDに撮ってくれる友人もおらず……。

スティービー・レイボーンが生きてたら、
絶対これに参加してて、クラプトンとのバトルが観れたんだろうなあ。
レイボーンの兄貴のジミー・ボーンが、クラプトンと共演して「よく弟とクラプトンと3人でジャムってたんだよ」みたいなことを言ってましたよ。

たしかに、レイボーンが生きてたら、このフェスももっとおもしろかったかも。生粋のテキサス野郎ですしねー。
こういう場合の”よく”ってどれぐらいのペースを指すんでしょうかねえ(笑) まあ、彼らは年単位のオフを取るから、ある時期”よく”やってたのかも知れないけど、幼なじみ的な回想ならともかく(笑)。

ちなみにブッカー・T&ザ・MG'sでフルメンバーですか? みんなまだ生きてましたっけ? 
いやー、「よく」がどのくらいかはボーンさんに聴いてみないとわかんないっす。

ブッカー・T&ザ・MG'sは一応、出演したみたいですが、収録されていなかったので、メンバーはわかりません。

ただ、ジョー・ウォルシュのバッキングをMG'sの面々がやってましたよ。クロッパーは貫禄あるオッサンになってたのでびっくりしました。ジャック・キャサディだとばっかり思っていたベーシストはダック・ダンでした。
ワントラ氏よりビデオを送って頂きました。ありがとうございます! まだ、チェックしていませんが、とりあえずトピを上に上げておきます(笑)。語りましょう、ワントラさん!
僕の楽しみはなんといっても、jjケールとブルース・レジェンドの今の姿、そしてプレイ!
おまけに付けていただいた『フィルモア最後の夜』こっちも楽しみだなあ。
おお、そいつは楽しみですね。

JJケールはすっかりお爺さんになってますよ。
はじめまして。「クロスロード・ギター・フェスティヴァル」、まだ観ていないのです。いいですね。JJケールといえば、ついに来年来るそうですね。楽しみです。
>我田飲水 さん
ほんとですか?JJケール観たいです!!
何処で演るんだろう?
お客は俺達みたいなオジサンばかりだから座ってビール呑みながら楽しめる所が・・・
日本のミュージシャンも客席にいっぱい来そうですね
観ましたよ!楽しかった。ブルースって楽しいんだなって改めて思った。僕はブルースの影の部分を追っていたような気がする。

一番目(耳)を引いたのが、ジョー・ウォルシュ。あんな陽気にイカレたオヤジだったとは!あまりのイメージの違いにぶっ飛び。ジェームズ・テイラーの「スチームローラー」の途中で、ヘラヘラ登場して、思いっ切り顔で弾いてるの。いつかワントラ氏とボンさんの絡みで「ベースは顔で弾け」とありましたよね? MG’Sをバックにしたステージも良かった。良かった分、クロッパーはじめMG’Sの面々がイマイチな気がした。

あ。ちなみに僕が観たビデオがモノラルなんで、評価がLだけからのものです(苦笑)。それに気付いたのはクラプトンのサイドで弾いてた(?)ロバート・ランドルフの音が聞こえなくってミックス悪いな。ひょっとしてと思い、プラグを差し替えたらばっちり聞こえてた。彼もユニークなブルースマン。デュアン・オールマンを彷彿とさせるペダル・スティール。でも、「エレキでいいんじゃねえかあ」と突っ込みたくもなる(笑)。

JJには正直がっかり。JJトピにも書きましたが、こっちの期待がでかすぎた。ラスト『コケイン』で出てきて欲しかったな。

サンタナのステージに立つクラプトンが居心地悪そうに見えたのは僕だけでしょうか(笑)。

ブルース・レジェンドたち。
ヒューバート・サムリンの一張羅が良かった!黒人のブルースマンてみんなピカピカに磨き上げられた革靴履いてませんか?ちょっと裾が短めで、座ってギター弾くときに痩せた脛が見えてて。ジョン・リーとかも。彼のサイドマン人生を物語るようなポジショニングも燻銀だった。プレイはギタリストが多すぎて(彼のステージには5人ぐらいギタリストがいた!)良く分かりませんでした(苦笑)。これもモノラルのせい?

ジョン・メイヤー。このビデオで初めて知りました。超絶派ですけど、ルーツにブルースがしっかりと根付いているので、超絶派にありがちな「で?」が出ない。エモーショナル!ドラマーの叩きッぷりのせいもあると思うが、ジミ・ヘンドリックス&エクスぺリエンスを思い起こさせる。彼は、というかジミは、生きてたらこんな方向性もあったのかなと。若さが滲み出ていて、平均年齢の高いステージにあって本当に格好良かった。CDでは白けそうですが、どうなんでしょう?

ワントラ氏のベスト・パフォーマー賞獲得のZZトップ。笑える!あの一定の距離感。そんなに髭が邪魔なら剃っちまえよ!クラプトンは言っていた「ブルースの哲学者」という裏打ちが楽しいプレイの裏にギラギラしてる。翌日僕の頭の中はジョン・リーのブギが鳴りっぱなしだった。

そしてなんといってもクラプトン。「皮肉なことに俺達にブルースを教えてくれたのはイギリス人のクラプトンだった」って誰かが言ってたのが印象的だった。完璧でしたね。でもレイラはやり慣れててギター・パートの分け方とか白けた。

>ワントラ氏
素敵なビデオを送っていただきありがとうございました。
このコミュの人たちで回し観したいですね(笑)。
ジョー・ウォルシュ、よかったでしょ!
ソロでやるならどーせイーグルスの「駆け足の人生」だろうなと思っていたら、ジェームス・ギャング時代の「ファンク49」だったのでびっくり!
顔弾きもさすがでした。ジェームス・テイラーは喰われてましたね。

ただ、あの顔で意外に洗練された繊細な音楽をやる人だったりします、ジョー・ウォルシュは。ほんとにあの顔で、なんですが。

ヒューバート・サムリンとか、ロバート・ロックウッドは、とりあえず生きててまだ弾けてるところに拍手を送るのが正しい見方です(笑)。
わっ、見たかったです。去年、アメリカ旅行の計画をしていたら、ZZ Topのツアーがあると聞いて、調べたら、このフェスティバルに出ていたのですよね。行きたかったです。
ZZ のツアーのキャッチが、「ビール飲み続けとなんたらの20年」とかいうものだったと思います。死ぬまでビール飲んでブギーやるで、という意気を感じました。
DAZSさんはじめまして。

どうやらDVDが出てるようですね。放映分よりパワーアップしてるのかはわかりませんが。
このDVD実に見応えありました。

予告編ココで見れますよ。

http://crossroads.fanconnect.net/player/flash_player.asp?e=&b=

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