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いじめの加害者たちコミュの大雪山系トムラウシ山遭難

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 登山は一度山に入ってしまえば、登ったぶんだけ、自分の足で下りて来なければならない。
 この「自分の足で」というのは、他に方法がない、という意味では自己責任よりもっと厳密で絶対的であるかも知れない。 

 かりに子どもを連れて山登りをしたとして、もしものとき、親が背負って下山することが可能なことはあるにしても、動けなくなった大人が誰かの助けを求める、つまり「運び」下ろしてもらうというのはほとんど絶対的不可能だから、救助を待つしかない。
 ケイタイという文明の利器が通じなければ、救助を求めることもできなくて、帰りを待つ家族からの通報を待たねばならない。
 そのゆえ誰かの助けを求めることができないというのが、登山者お互いの身分、立場というもので、ガイドがつくツアーであってもその状況は変わらない。

 山の本によればニペソツ山なら8時間、トムラウシ山なら最短コースでも10時間20分というのが標準の所有時間とされている。
 トムラウシ山は昨年初めて挑戦してみたけれど、「前トム平」であきらめて下山した。それはしかし自分の体力、体調、実力でこれ以上は無理と判断しただけのこと、よく晴れた暖かな日のことだった。

 遭難したツアーは旭岳から縦走して来て、2泊3日の最終日、トムラウシ山頂手前でガイドを含む4人、下山開始後、山頂と前トム平のあいだで4人の方が亡くなっている。8人ともに降雨強風による凍死であった。
 ツアーが目指したゴールのトムラウシ温泉は、最短コースの登山口でもあり、ぼくはそこから前トム平まで登ったのに過ぎないから、2泊3日40キロ縦走の最終コースで降雨強風のなか8人が凍死したというのは、「地獄」に向う「死の行進」であったくらいの過酷さであったろうと思うだけ、想像することもできない。

 ニペソツ山はなきうさぎのときが三度目だったが、いずれも12時間を要してのこと、標準の1.5倍以上の時間がかかっている。
 それでも頂上に立てる見通しのときは、妻が合わせて同行してくれるが、途中で無理と判断したときはあきらめて、一人下山して待つし、たとえば赤岳なら、銀泉台から層雲峡のロープウェー駅まで車をまわして、黒岳から下りて来る妻を待つということもある。この車を移動させるサービスは好評で、積年の恨みを軽減するのに多少は役立っているかも知れない。

 ともあれそんな山の「弱者」を自認する身には、2泊3日で40キロを縦走し、そのしめくくりがトムラウシ山であるようなツアー客は「鉄人」にもたとえるしかないようなひとたちである。
 その鉄人であるようなひとたちが一度に8人も、夏山で遭難して凍死するというのはどう考えても尋常なことでない。なぜそんなことになってしまったのか。

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