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希少なサメ、発見されるも食用に…
ナショナルジオグラフィック(04月08日17時00分)


Photograph by Elson Q. Aca/WWF-Philippines



 世界でも極めてまれなサメの種である“メガマウス”(学名Megachasma pelagios)がフィリピン沖で発見されたが、あっと言う間にココナッツミルクの煮込み料理にされてしまったようだ。

 世界自然保護基金(WWF)フィリピンによると、フィリピンのルソン島南部に位置するドンソール沖で3月30日、サバ漁師が体長4メートルのメガマウス(写真)を捕獲した。メガマウスが捕獲されるのは珍しく、今回が世界で41例目となる。

 漁師は捕獲時に息絶えた珍しい生き物をWWFの地域プロジェクトマネジャーのエルソン・アカ氏のところに持ってきた。アカ氏はすぐにメガマウスと特定し、漁師たちに食用にしないよう働きかけたが、珍しいごちそうの魅力には抗えなかったようだ。体重500キロのメガマウスは解体され、“キヌアウト”(kinuout)と呼ばれるサメ料理に仕立てられた。

「この希少なメガマウスが最終的に失われたのは残念だが、今回の発見によって、ドンソール地域には素晴らしい生物多様性があり、生態系が比較的良い状態にあることが明らかになった」とWWFアメリカのコーラルトライアングル・プログラム担当者ヨークリー・リー氏はコメントしている。

 コーラルトライアングルは、インドネシア、マレーシア、パプアニューギニア、フィリピン、ソロモン諸島、東ティモールにまたがり、虹色のサンゴ礁をはじめ、世界で最も豊かな海洋生物の生息地が広がっている。「ジンベエザメ、メガマウス、そして地域社会のためにも、ドンソールの漁業資源の持続可能な管理を目指して政府や地域社会と連携していくことが非常に重要だ」とリー氏は述べている。

 メガマウスは1976年にハワイのオアフ島沖で発見されたが、あまりにも奇妙であったため、科学者たちは分類のために新しい属と科を新設したほどだった。巨大な口と小さな歯を持つメガマウスは、ジンベエザメと同様に小さな動物を捕食するろ過摂食動物であり、人間には危害を与えないと考えられている。

 メガマウスはそれ以来わずか40頭しか発見されておらず、そのうちの7頭はフィリピンで発見された。非常に希少であるため、国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種レッドリストでは「情報不足」というカテゴリーに分類されている。

 食べられてしまう前にこの“メガマウス41”(フロリダ自然史博物館が付けた正式名)を調べた科学者は、顔に傷跡があるのを確認しており、過去に刺し網に追い込まれた際にできた傷だと推定している。“メガマウス41”が最後に食べたのはエビの稚魚だった。

 ドンソール地域には他の種のサメも生息しているが、消費よりも保護の対象と見なされている。WWFによると、観光客がジンベエザメと一緒に泳げるエコツーリズム・プロジェクトが成功しているという。

http://news.biglobe.ne.jp/animal/141/geo_090408_1418019011.html

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