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★Animal NEWS★コミュの国内オランウータン危機救え 新婚さんに赤ちゃん期待

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国内オランウータン危機救え 新婚さんに赤ちゃん期待
3月30日15時43分配信 産経新聞


 ■婿入りミミ39歳サツキ38歳「もうひと花」

 ■王子→天王寺動物園、JAZA仲人

 国内で飼育数の減少が続くオランウータンの繁殖を目指し、2頭のメスを飼育する天王寺動物園(大阪市)に王子動物園(神戸市)からオスのオランウータンが婿入りした。飼育下では難しい繁殖を成功させようと、全国の動物園などでつくる日本動物園水族館協会(JAZA)が移動費を負担するなどバックアップ。近年国内での繁殖例がほとんどないだけに、赤ちゃん誕生に関係者の期待が高まっている。

 婿入りしたのはミミ(推定39歳)。今月2日に神戸から引っ越しし、26日からサツキ(同38歳)との同居が始まった。野生では単独行動でそれぞれが縄張りを持つだけに、同居初日は大荒れ。激しいつかみ合いと殴り合いをして、その後は互いに一定の距離を保った小康状態になっている。

 一見不仲に見えるが、園に不安はない。飼育担当係長の竹田正人さん(50)は「もともとオスがメスに無理やり交尾を迫る動物。互いに繁殖経験があり、時間がたてばその気になってくれるかも」と話す。

 国内で飼育されているオランウータンは、昨年末現在で52頭。最も多かった昭和60年の約80頭から減少が続いている。輸入がほとんどなくなったことに加え、繁殖のための施設間の個体の移動が少ないことが要因となっている。オランウータンは知能が高く神経質で、新しい環境がストレスになる場合があり、繁殖を目指す動物園も施設間の貸し借りの交渉に二の足を踏んできたためだ。

 危機感を抱いたJAZAは今年度、オランウータンを種の保存事業の強化種に指定し、繁殖に向けて動き出した。これまで個々の施設間で行われてきた交渉をとりまとめ、移動にかかる費用も負担。今回のカップリングが実現した。天王寺動物園にはサツキとモモコ(同22歳)が飼育されており、繁殖の成功率が高まるとの判断だ。

 竹田さんは「人間なら50代で長くやもめが続いていたサツキだが、種の保存のためにひと花咲かせてほしい」。JAZAのオランウータン種別調整者で東山動物園(名古屋市)主幹の渡辺正さん(54)は「このままでは国内にオランウータンがいなくなってしまう。今回のカップリングを皮切りに、今後も繁殖可能なペアを合わせていきたい」と話している。

                   ◇

 ◆絶滅危惧種 輸出入も禁止

 オランウータンはマレー語で「森の人」を意味する。東南アジアのボルネオ島にすむボルネオオランウータンと、スマトラ島にすむスマトラオランウータンの2種類があり、この両島の熱帯の森だけに生息している。通常単独行動で、果実などを食べながら長い手を使って樹上で生活している。

 近年個体数が激減。世界自然保護基金(WWF)のホームページによると、この100年で約90%減少したといい、2種類で3万頭弱になったと推定されている。いずれも国際自然保護連合のレッドリストで絶滅危きぐ種に指定されている。

 原因は違法な伐採や農地開拓などによる急激な森林消失。ワシントン条約で輸出入が禁止されているが、ペットにすることを目的とした密猟・密輸も後を絶たない。現在WWFが自然保護区を設けるなど保護活動が行われている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090330-00000094-san-soci

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