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音波探知で好みのエサを見つけるシャチ
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト11月18日(火) 16時13分配信 / 海外 - 海外総合


2008年11月に発表された研究によると、シャチの中には音波を利用して好みのエサを遠くからでも特定できるものがいるという。
(Photograph by Flip Nicklin/NGS)
 シャチは、自ら発した音波を利用して好みのエサを遠くからでも特定できるとする研究が新たに発表された。

 カナダ南部のブリティッシュ・コロンビア州からアメリカ西海岸最北部のワシントン州の沿岸に生息するシャチについては、以前からキングサーモン(マスノスケ)を見分ける不思議な能力があることが知られていた。ギンザケやベニザケの方がはるかに数の多い季節にもキングサーモンだけを特定できるという。研究では、シャチの嗜好に音波探知能力が関与していることが示唆された。

 研究チームメンバーでハワイ大学海洋生物学研究所の生体音響学者ウィトロー・オー氏は、「キングサーモンは概してほかのサケより脂肪分が多いのでエサとして好ましいのだろう」と話す。

 シャチ(オルカ)は、ネズミイルカ科の海洋哺乳類やクジラなどと同様に、クリック音と呼ばれる音波を頻繁に発している。クリック音が物質に当たって跳ね返ってきた音を頼りに、濁った水の中でも物の位置を感知して狩りやコミュニケーションを行うことができる。

「この音波を特定の獲物の判別にも利用しているのではないか」と考えたオー氏らは、野生のシャチのクリック音に似せた音波を、キングサーモンを含む3種のサケに当て、それぞれの反響音を測定した。

 その結果、反響音には種別に独特のパターンがあることが判明し、浮袋のサイズや形の違いに由来していることが突き止められた。この研究は今週フロリダ州マイアミで開催されるアメリカ音響学会の年次大会で発表される予定だ。

 浮袋は空気で満たされているので、周囲の体や海水部分とは密度が異なり、エコー画像にもくっきりと示される。「反響音の90%以上は浮袋から跳ね返ってくる。硬い壁に突き当たったような感覚に例えられる」と研究チームメンバーであるワシントン大学のジョン・ホーン氏は説明する。

 キングサーモンはほかの2種に比べて平均的には大きな体つきをしているが、個体別にみれば3種のサケの間には大きさが重複している範囲もある。そのため、シャチは獲物を大きさで判別しているわけではないと研究チームは考えている。同チームは今後も飼育しているシャチを使って検証を続けていくという。

 カナダ太平洋生物研究所でクジラ研究プログラムを率いているジョン・フォード氏は、「この研究によって海洋哺乳類が音波を幅広い用途に利用していることがさらにはっきりした」と評価する。

 同氏によると、同じ北太平洋地域には、エサとして魚よりも海洋哺乳類を好むとみられるシャチの群れもいるという。「このような食生活の違いは文化的なものと考えられる。生まれたときには白紙の状態だが、母親や群れの仲間などからエサの選び方や狩りの手法を学んでいくのだろう」と同氏は考察している。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20081118-00000000-natiogeo-int

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