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★Animal NEWS★コミュの獲って食べて駆除しよう!ブラックバス料理ツアー

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獲って食べて駆除しよう!ブラックバス料理ツアー
9月18日7時51分配信 産経新聞


 ワカサギ、エビなどの漁業資源や希少な在来魚を食害し、日本の生態系を脅かすブラックバスを食べて駆除しちゃおう−と、埼玉県飯能市のNPO法人「名栗カヌー工房」が「1日漁師体験ツアー」を始めた。全5回の短い取り組みだが、イベント性を持たせたユニークな試みに申し込みが殺到するなど反響も上々。資金面でバックアップした県も外来生物の問題点を啓発する効果的な施策として、熱い視線を寄せている。(高橋裕子、石井豊)

 今月6日、飯能市内の名栗湖で行われた初回のツアー。親子連れら30人が参加し、午前中はカヌーに乗って同工房の指導で刺し網20枚を設置。昼食は事前に捕獲してあったブラックバスのオイスターソースいためなどに舌鼓を打った。午後に網を上げると、体長20〜40センチの成魚68匹が次々と姿を見せる大漁。参加者は漁師気分を満喫した。

 ブラックバスは北米原産のコクチバス、オオクチバスの総称。大正14年に国内に持ち込まれ、神奈川県・芦ノ湖に放流された。ルアー釣りの対象魚として密放流が繰り返され、強い魚食性のため生態系への影響が深刻化。平成17年には特定外来生物に指定され、輸入や飼育、販売のほか、釣ったブラックバスの再放流も禁止された。

 埼玉県内では名栗湖、荒川、入間川などでコクチバス、秩父市の浦山ダムなどでオオクチバスが繁殖。特にダム湖の名栗湖は漁業資源のワカサギがブラックバスに食害される上、ダム水の放流でコクチバスが下流に流されて拡散する恐れがあり、県や県漁連が駆除に力を入れている。
                  

 カヌー工房は数年前から飯能市と協働し、エコツーリズムの中でブラックバスを食べて駆除するイベントを有料で行っていたが、反響は少なかった。今回は埼玉県NPO基金の支援を得て無料で10月4日まで土・日を中心に5回開催。県や近隣各市が市広報に掲載して募集したところ、計150人の定員に対し、2000人の申し込みがあり、関心の高さを示した。

 同工房は「こんなに反響があってうれしい。ブラックバスの駆除は10年ほど前から県漁連の委託を受けて刺し網で行ってきたが、食べて駆除するイベントも何らかの形で来年以降も続けます」と話す。

 担当した県生産振興課は「ブラックバスは皮にある独特のにおいが敬遠され、国内では食用として浸透していないが、米国では食べられている。皮をはげば白身でおいしいので、このイベントでブラックバスの食害とおいしさをPRし、『キャッチ&リリース』ではなく、『キャッチ&イート』を普及したい」と、新たな駆除の道に期待を寄せている。
                 

 ブラックバスは首都圏各地の湖沼などでも繁殖例が報告されている。千葉県の印旛沼では昭和63年ごろ、ブラックバスが調査漁獲の2割を占めたが、その後減少に転じ、現在は4%前後になった。神奈川県内水面試験場は人工湖の宮ケ瀬湖(清川村)で平成17年度から駆除方法の研究を実施。静岡県内では各河川ごとにそれぞれの漁協が対策に取り組んでいる。

 埼玉県農林総合研究センター水産研究所の山口光太郎専門研究員は「ブラックバスが広がると、在来魚が食べられ、影響は大きい。駆除には刺し網や地引き網、産卵床に砂をかける方法などがあるが、食べてしまうのも釣ったブラックバスの放流防止になり効果的。イベントに参加した子供たちにも理解が進む」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080918-00000002-san-l11

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