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アユ不漁で釣り客激減 頭抱える漁協や民宿
紀伊民報(08月25日17時00分)



 アユの不漁などで和歌山県南部の河川の釣り客が激減している。ほとんど釣り客が見られない場所もあり「これまでにない少なさ。このままでは収入が減り、今後の運営に響く」と頭を抱える漁協もある。

 富田川は上流にダムがない川として人気があるが、客数は例年に比べ、大幅に減っている。

 アユは秋に中下流で産卵する。ふ化すると海に流され、冬は海で過ごし、春に遡上(そじょう)する習性があるため、秋と春に十分な水位が必要になる。

 昨秋は各所で瀬切れするほど水位が低かったものの、春は雨量があったため、多くの天然遡上が期待されていた。しかし、解禁してみると、魚影はあまり確認できていないという。富田川漁協(上富田町)は「原因は分からないが、天然遡上の量自体が少なかったのかもしれない。予算が少なく、春の稚アユの放流量を減らしたのも一因では」と話している。

 おとり店によると、今年の釣り客は、多かった5年ほど前に比べ、10分の1程度。本来6〜8月が友釣りの最盛期だが、3、4人しかいない日も多いという。経営者は「釣り客でにぎわうのがこの時期の風物詩だったが、寂しい」と話している。

 日置川漁協(白浜町)によると、日置川では8月に入って大きいアユが釣れだしたが、解禁当初から不漁が続き、客足は鈍っているという。殿山ダム上流でも近年にはない雨の少なさが影響しているのか、アユが深みに入り込んでしまうなどで釣果が落ちているようだ。

 日置川漁協は「今後の釣り客の増加を期待している。一雨来れば、石の古いこけを洗い流し、新しいこけが生える。その餌を求めてアユの追いが良くなってくれれば」と話している。

 流域の宿泊施設によると、今年のアユ釣り客の宿泊は、10年前に比べると9割減。経営者は「昨年よりアユは多いが、追いが悪いようだ。年々宿泊客は落ち込み、かなり経営は厳しくなっている。アユさえ釣れてくれれば客は来てくれるのだが」と話す。

 古座川でも、アユの魚影は確認できるものの、追いが弱かったり、少雨の影響で深みに入ったりして不漁という。釣り客の入りは例年の半分程度で、古座川漁協(古座川町)は「アユが釣れて釣り客が来るような方策を考えたい。来春の稚アユの放流量や種類を検討したい」と話している。

 一方、日高川では川の状態が良く、例年並みの釣果がある。しかし、日高川漁協(日高川町)は「ガソリンの値上げが影響しているのだろうか。アウトドアブームの10年前と比べると客数は4割減。運営が厳しくなる」という。

 県水産試験場内水面試験地(紀の川市)の原田滋雄研究員は「不漁の原因は、今年、紀南の各河川で、天然遡上の数が非常に少なかったのが大きいだろう。放流量で補うのは不可能な話だ」とし、近年、アユの追いが弱くなったと言われていることについても「密度が小さいと縄張りを持つアユが減ることが分かっている」と話している。

http://news.biglobe.ne.jp/animal/km_080825_4700130566.html

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