ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

★Animal NEWS★コミュのシカ食害:深刻化 南アルプス

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
シカ食害:深刻化 南アルプスの高山動植物守れ! 県が来月行動調査へ /山梨
6月13日12時1分配信 毎日新聞


 ◇GPSで行動調査へ
 南アルプスでニホンジカによる高山植物の食害が深刻化しているとして、県は今年夏から、食害調査に初めて着手することが分かった。GPS(全地球測位システム)付き発信機で、シカの行動域も調査。被害の実態把握に努め、本格的な対策に乗り出す。【沢田勇】
 南アルプスのシカは山梨、長野、静岡の3県にまたがる標高1000メートル付近よりも低い山林や人里近い里山に生息していたが、個体数の増加などに伴い、ライチョウやキタダケソウなど貴重な動植物を有する約2500メートルより高い高山帯に餌場を求めた。夏に高山植物が咲き乱れることから、「お花畑」と親しまれている草原地帯の食害は特に深刻だ。林野庁が防護さくの設置を決めるなど対策を講じているが、長野県の馬ノ背や静岡県の三伏峠は壊滅的な状態に陥っている。
 山梨県みどり自然課によると、南アルプスの県側のシカの推定生息数は4600頭で、県内の全生息数8400頭の半数以上を占める。04年に行った南アルプス北部地域の生態系調査では、白根三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)の高山帯のほぼ全域でシカの足跡が見つかったほか、食跡も確認された。南アルプスの世界自然遺産登録を目指す県連絡協議会が07年に行った調査でも、標高3000メートルに近い地点で、シカが生息している痕跡が見つかった。
 ただ、長野と静岡では林野庁などがシカによる食害調査を行っているが、山梨側の実態は不明で、県は7、9の両月に食害調査を実施。シカのGPS調査は7月末から秋までに、高山帯に生息する3頭に発信機を取り付けて移動先や範囲を調べ、今後の個体数の管理計画などに生かす。
 ◇数年前から急増
 南アルプスでライチョウを研究している信州大教育学部の中村浩志教授によると、南アルプスのシカが3000メートル近い地点に現れるようになったのは10年ほど前で、5〜6年前から急増した。個体数の増加に伴う餌不足に加え、猟銃による捕獲から逃れようとしたシカが、高山帯にも餌があることを学習したことなどが要因という。
 行政はさくなどで希少な高山植物を保護するが、ごく狭い範囲に限られており、中村教授は「パフォーマンスではなく、抜本的な対策を早急に取らなければ手遅れになる」と指摘。高山植物を餌とするライチョウにも危機的な状況をもたらすといい、「雪が解けた春先に高山に登るシカを追い返すなどして完全に排除しなければ、高山帯の動植物を守るのは困難」と力説した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080613-00000035-mailo-l19

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

★Animal NEWS★ 更新情報

★Animal NEWS★のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング