アユモドキ産卵しやすく 亀岡 川せき止め場所確保
6月8日10時39分配信 京都新聞
石垣のすき間に手を入れ、取り残されたアユモドキを探す参加者ら（亀岡市保津町）
国天然記念物で絶滅が危惧（きぐ）される淡水魚アユモドキの産卵場所をつくるため、生息地の京都府亀岡市保津町の桂川支流で７日、ゴム製の堰（せき）で川の水をせき止める取り組みが行われた。堰の下流に取り残されたアユモドキを上流へ逃がす救出作業や調査も同時に実施、昨年の倍以上となる１７０匹を救出した。
アユモドキの保護に取り組み、先ごろ事業計画が府の「絶滅のおそれのある野生生物の保全に関する条例」に基づく初の認定を受けたＮＰＯ法人（特定非営利活動法人）「亀岡人と自然のネットワーク」のメンバーや、亀岡市職員など計約４０人が参加した。
アユモドキは水位の上昇に産卵を促されるため、毎年この時季に川をせき止め、水位を上げる。昨年の救出数は７９匹だった。
この日は、堰の下流で参加者たちが、両岸の石垣のすき間や川底に転がる石の下などに指を差し入れたり、網を使うなどしてアユモドキを救出した。体長と体重を計測し写真撮影した後、すぐに上流に放した。同ネットワーク代表の上田稔留さん（４５）＝同市篠町＝は「今年は産卵に適した個体が多く、期待がもてる」と話していた。
★http://
6月8日10時39分配信 京都新聞
石垣のすき間に手を入れ、取り残されたアユモドキを探す参加者ら（亀岡市保津町）
国天然記念物で絶滅が危惧（きぐ）される淡水魚アユモドキの産卵場所をつくるため、生息地の京都府亀岡市保津町の桂川支流で７日、ゴム製の堰（せき）で川の水をせき止める取り組みが行われた。堰の下流に取り残されたアユモドキを上流へ逃がす救出作業や調査も同時に実施、昨年の倍以上となる１７０匹を救出した。
アユモドキの保護に取り組み、先ごろ事業計画が府の「絶滅のおそれのある野生生物の保全に関する条例」に基づく初の認定を受けたＮＰＯ法人（特定非営利活動法人）「亀岡人と自然のネットワーク」のメンバーや、亀岡市職員など計約４０人が参加した。
アユモドキは水位の上昇に産卵を促されるため、毎年この時季に川をせき止め、水位を上げる。昨年の救出数は７９匹だった。
この日は、堰の下流で参加者たちが、両岸の石垣のすき間や川底に転がる石の下などに指を差し入れたり、網を使うなどしてアユモドキを救出した。体長と体重を計測し写真撮影した後、すぐに上流に放した。同ネットワーク代表の上田稔留さん（４５）＝同市篠町＝は「今年は産卵に適した個体が多く、期待がもてる」と話していた。
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