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競馬血統派コミュの2010年・3歳ダート路線

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 ダート戦線を総括してみました。防備録として、投稿させていただきます。

 ダートでは、中央競馬にオープンクラスのないため、500万下条件を卒業した馬は交流重賞で地方競馬の馬と戦うことになる。ダートで戦う馬の当面の目標は全日本2歳優駿となるが、番組面での問題は非常に多い。
 南関東の牡馬は全日本2歳優駿を目指すことになるが牝馬は大晦日の東京2歳優駿牝馬を目指すことになる。東京2歳優駿牝馬は全国区のレースでないため、中央と他の地方競馬の牝馬も全日本2歳優駿を目指すことになり、今年は笠松のラブミーチャンが5戦5勝を目指して牡馬に挑戦した。
 13頭を従えて逃げ切りに成功したラブミーチャンは、2005年のグレイスティアラ以来の牝馬による全日本2歳優駿勝ちを収めた。現役時代にJBCスプリントを勝ったサウスヴィグラスの産駒で、中央・地方を通じてサウスヴィグラス産駒初の重賞制覇となった。母の父はすでにダート競馬で飛びぬけた実績のある感のあるアサティスで、同じく母の父にアサティスを持つブンブイチドウとのワンツーとなった。サウスヴィグラス自身が現役の最終戦でJBCスプリントに勝った馬だし、アサティス産駒にも早熟な特徴はないので、笠松の先輩であるライデンリーダーにように古馬になって成績が急降下する馬ではないだろう。近親に特に活躍馬のいない馬だが、早くもユニコーンSやJDダービーをにらんでいるソリタリーキングなどの強豪が相手でも、地方競馬の舞台であれば、負けないだけの力はあるだろう。オグリキャップ、ライデンリーダー以来の笠松からのスターにまずは敬意を表しておきたい。
 ブンブイチドウの父はアフリートで、かなりラブミーチャンと似た血統になっている。似た血統同士の争いは、初戦の成績がその後の成績にまで影響し、それが固定しやすい傾向がある。牡牝の違いでラブミーチャンと路線が異なるのは、好材料だろう。
 この2頭と同じグランド牧場の同期生には、ナンテカとビッグバンという北海道・角川厩舎の2頭もいて、角川厩舎にはエーデルワイス賞を勝ったオノユウもいる。
 10月7日のレースから、ナンテカは南関東で、ビッグバンは北海道でステップを踏んで全日本2歳優駿を目指した。ナンテカは鎌倉記念と平和賞と連勝し、ビッグバンはサンライズカップと北海道2歳優駿を連勝して川崎に乗り込んだが、それぞれ5着、7着に敗れた。ナンテカの父もやはりスマートボーイで、その父はアサティスである。母系にはインターユニークやハギノトップレディの桜花賞で2着したタマモコトブキがいる。一方のビッグバンは父ネオユニヴァース、母の父フレンチデピュティというまるで社台ファームの生産馬のような血統で、名牝Styleの末裔。
 オノユウはバブルガムフェローの産駒で、母の父はネームヴァリューの父にあたるHonour and Glory。牡馬相手には限界のあるタイプだろう。
 佐賀で4戦無敗という看板を引っさげて全日本2歳優駿に出てきたネオアサティス(父アサティス、母父アスワン)は大敗したが、むしろ楽しみは、福山で8戦無敗のムツミマーベラス(父マーベラスサンデー、母父クリスタルグリッターズ)の復帰だろう。
 アースサウンドは兵庫ジュニアグランプリでラブミーチャンの2着、全日本2歳優駿ではラブミーチャンの3着と善戦した。ボールドルーラー系のYes It's Trueの産駒で、やや淡白な面はあるかもしれない。年明けの初戦の内容を見れば、この馬の将来性がかなり明瞭になると思う。
 全日本2歳優駿に出ていない組で、より期待しておきたいのは、師走の新馬戦で驚異的な末脚を見せたヴァーミリアンの半弟ソリタリーキング、アドマイヤドン産駒のトーセンアレス(近親にイーグルカフェなど)の2頭だろう。
そのソリタリーキングに負けたパルラメンターレも2戦目の未勝利戦を大楽勝しており、再戦が楽しみだ。兄のエストレーノは志半ばで引退してしまったが父がホーリーブルからエンパイアメーカーに代わって距離の融通もききそうだ。藤田オーナー、池江師ともにいよいよこの血統でチャンピオンを窺うことになる。ノボジャックの全妹になるフライトオブスワンも只者ではない勝ちっぷりで2勝目を挙げていて、アースサウンド以上の器かもしれない。勝ち方は派手ではないが、マンハッタンカフェの甥にあたるエアウルフも2戦2勝でヒヤシンスSに出てくれば人気を集めるだろう。同じフレンチデピュティ産駒のフライトオブスワンとの対決が待たれる。もちの木賞では計ったような差し切りを見せたサンライズクォリア(父キングカメハメハ、母父ノーザンテースト)だったがその後の全日本2歳優駿では差のある4着に敗れている。
 ヒヤシンスSは今までもハイレベルなレースだったが、史上最高のメンバーが集まりそうな気配だ。
 地方では、7月のデビュー戦(門別)を楽勝したアップビートムード(父キングカメハメハ、母ビーポジティブ)、9月の船橋でぶっちぎりのデビューを飾ったスターオブジュリア(父ゴールドヘイロー、母父ジェイドロバリー、近親にシルクスキー)といった1戦1勝の馬がいて、2戦目が注目される。
 ショウリュウ、マグニフィカといった全日本2歳優駿で負けた馬よりも、ドラゴンキラリ(父ティンバーカントリー、母父バブルガムフェロー、近親にグラスワンダー)の成長に期待したい。

コメント(14)

トピック楽しく読ませていただきました。

ソリタリーキングの新馬戦は現地でみてましたがそれは物凄い脚でした。ディープ級のスターになってほしいです。
またラブミーチャンという笠松のスターも誕生しましたし、現3歳世代に負けず劣らず楽しみですね。
ご苦労様です。
有力馬がほぼ網羅されていて素晴ラシカッターです(^^)。

ラブミーチャンは母の配合がイイデすよねー。
Buckpasser4×4、La Troienne3本や、Flower Bowl≒Your Hostess4×5など。
全日本2歳優駿のスピード指数も、フリオーソやスーニらを上回って近年最高であります。

南関から追加すると、この前の浦和で新馬勝ちしたロマンノホシ。
アドミラルサンダー(北斗盃)やノーステイオー(鎌倉記念)らを出すグリーンアプローズ産駒で、
母ケイジーロマンは道営でフローラルC、笠松でゴールドジュニア勝ちの地方御用達血統。
持ったままの大楽勝で、距離延長もクリアできると思うんですけどね。

中央で追加すると、アイアムルビー(母は米G2の勝ち馬)、クリスタルボーイ(同系にミスターシービー)、
マカニビスティー(従兄弟にサクセスブロッケン)あたりですかね。
クリスタルボーイを追加すべきでしたね。

クリスタルボーイ(父スウェプトオーバーボート)は2戦目でラブミーチャンの3着に負けたものの次のレースで勝って3戦2勝とした。ダートには大物が揃ってはいるがチルウインドの末裔で通用する可能性を秘めている。母父がアジュディケーティングだけに南関東では特に強そうだ。
> SSさん
ほんとにどうでもいいことですが、防備録ではなくて備忘録ですよ。
ご指摘ありがとうございます。
備忘録ですね。一応言葉に携わる商売をしているのに汗顔の至りです。ずっと防備録だと思ってました。一時の恥で済みました。閑話休題。
マカニビスティーも忘れていました。

マカニビスティーはサクセスブロッケンの半弟で父はゼンノロブロイ。血統的にも、後方から進んであっという間に前をとらえ、さらにちぎるというレースぶりからしても、ヒヤシンスSに出てくればマークが必要な馬だ。3歳後半から急激に力をつける馬だろう。
マカニビスティーが2勝目を挙げましたね。
ラスト3Fが12.6-12.1-11.9の流れを差して4馬身千切ったのは大したものかと。
配当的にも妙味十分で何より(^^)。
マカニビスティーの単勝はおいしかったですね。

ニューイヤーカップはロジータも通ったレースですが、今年は小粒のようで…。

エアの快勝でダンシングマオの新馬勝ちの価値が上がった気がします。
ダート路線も、皐月賞の裏番組としてダート1800、ダービーの裏番組としてダート2100のチャンピオンシップがあっていいと思います。
ソリタリーキングは、初戦ほどのインパクトには欠けたが、予定通りの2連勝で順当にヒヤシンスSに向かえそうだ。
ビガロさん、ご指摘ありがとうございます。ブロッケンの甥に当たるんですね。
いずれもレースを見てないが、トーセンアレス、オースミイレブンが期待に違わぬ走りで勝ち名乗り。ソリタリーキング、マカニビスティーも安閑とはしていられない。
紅梅賞惨敗のフライトオブスワンだがダートならあんなはずはない。
気になるのは土曜の中山1レースの勝ち馬。極めてラブミーチャンに似た血統で次走が楽しみだ。
ビスクドール産駒のバトードールがデビュー戦を快勝し、サウスヴィグラス産駒のハニーメロンチャンが500万の平場を快勝。両馬とも逃げない競馬で勝っているし、母父がサンデーサイレンスだし、次も期待できそうだ。
さて次週ははこべら賞でパルラメンターレ、オースミイレブンが激突。除外にならないことを祈るや切。ゼンノロブロイ産駒でタケノベルベットを祖母にもつ牝馬(名前は失念)にも注目しておきたい。
ダート戦線では、マカニビスティー、ソリタリーキング、トーセンアレスという3強が500万を順調に勝ち上がり、この時期のダートのチャンピオンシップであるヒヤシンスSに駒を進めた。この頂上決戦で3強をまとめて負かしたのがバーディバーディで、中京戦でも素質馬パルラメンターレを破っていて、この時期の暫定王者となっている。
マカニビスティー、トーセンアレスは芝のレースに挑戦したが大敗し、気の短い(?)マカニビスティーはダートを求めて南関東に移籍した。すべての馬がダービーを目指すべきだから、3歳のダートレースはあまり用意していない、というのがJRAの姿勢だが、これに反発するかのようなマカニビスティー陣営の英断には大いに敬意を表したい。
ヒヤシンスSで3着に入ったのがエアウルフで、これもブエナビスタと同じ牝系だけに、期待が大きい。交流重賞をいくつも取りそうな馬だ。
中山のダートで軌道修正したトーセンアレスもサスガでしたが、
大井の転入初戦を圧勝したマカニビスティーには痺れました(^^)。

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