競馬血統派コミュの2010年、新種牡馬レビュー

トピ立てすみません。以前立てたものを手違いで消去してしまったようです。改めて立ててみました。
まずは真打のディープから。このコミュの常連様に対して、この名馬の評論を書くのは、非常にお恥ずかしいというかなんというか…。

「サンデーの最高傑作」
ディープインパクト
主な成績：1着―クラシック三冠、有馬記念、ジャパンカップ、天皇賞秋、天皇賞春、宝塚記念。凱旋門賞失格（３位入線）
血統：父サンデーサイレンスは日本で13年連続のリーディングサイヤーに輝いた名種牡馬で、産駒であるアグネスタキオン（ダイワスカーレットほか）、ダンスインザダーク（ツルマルボーイ）、スペシャルウィーク（ブエナビスタ）、マンハッタンカフェ（ジョーカプチーノ）などからもＧ１勝ち馬多数。
母ウインドインハーヘアはアラルポカル（独Ｇ１）勝ち馬。産駒にレディブロンド（スプリンターズＳ4着）、ブラックタイド（スプリングＳ）、オンファイア（東京スポーツ杯2歳Ｓ3着）、ニュービギニング（ホープフルＳ）。曾祖母のHighclereは1000ギニー（英G1）勝ち馬。Highclereからは、ガナーティ、ナシュワン、ネイエフなど、多くの活躍馬が出ている。
母の父Alzaoは、産駒にチャンピオンSを連覇したAlboradaなど。母の父としては、タイムパラドックス（ジャパンカップダート等）、ニシノブルームーン（マーメイドＳ2着）を輩出。
評価：父の最高傑作、母系は世界レベルの名門、社台の良血牝馬を中心に200頭近くと交配。これだけを考慮しても、長期にわたってリーディングサイヤーとなるような成功が期待される。実際に、母系がノーザンダンサーのダンスインザダーク、スペシャルウィークは大成功している。距離は万能で典型的なスプリンターから典型的なステイヤーまで出すだろうが、なんといっても2400ｍに最も向く。底力にも優れ、大舞台に強い。2歳戦がネックになりそうだが、自身がどちらかというと小柄だっただけに、仕上がりの早さも兼備しているだろう。当然、ファーストシーズンリーディングサイヤー争いでも最有力である。また、古馬になってから成長する産駒もいるし、息の長い活躍をする馬も多い。気のよさで初戦、休み明けも走りそうな半面、使い込んで良いタイプとはいえないと思う。ダートのほうが走る馬も出るだろうが、基本的には芝向き。重馬場は未知数だがよくないと予想しておきたい。期待どおりのローテーションで2年間走り、能力の高さにも関わらず故障がなかったのは、大いに称賛されるべきで、産駒に引き継がれるであろう丈夫さも強み。サンデーサイレンスの後継者争いを、現役時代のように圧勝するようでなければ、この馬にかけられた期待からすれば「期待外れ」と言われても仕方がないだろう。初年度から牡牝にクラシックの最有力候補クラスを２、３頭抱えて進軍することになる。サンデーサイレンス牝馬に配合できないのは、サンデーサイレンス産駒の種牡馬全馬が持つマイナス要因だが、先輩たちがそうだったように、それは足かせになるまい。

コメント(1)

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[1] mixiユーザー 10月14日 01:53

「和製フェアリーキングになれるか」
オンファイア
主な成績：3着―東京スポーツ杯2歳Ｓ
血統：父はサンデーサイレンス
母はウインドインハーヘア
母の父はAlzao（以上いずれもディープインパクトの項参照）
評価：フェアリーキングがサドラーズウェルズの1歳違いの全弟なら、こちらはディープインパクトの1歳違いの全弟。ブラックタイドは2つ上の全兄となる。ブラックタイドと同様に500キロ前後の馬体がある。新馬を3着した後のレースで勝ち上がり、3戦目の東京スポーツ杯2歳Ｓでは2番人気推された。3着に敗れはしたものの、フサイチリシャール、メイショウサムソンという3歳の上半期までにＧ１を独占した2頭に先着を許しただけで底を見せずに引退した。距離は1600ｍ～2000ｍがよく、やはり芝向きで地方競馬でデビューする産駒が多いようだと勝ち星は伸び悩みそう。重馬場は苦にしないだろう。どちらかというと早熟で、イメージでいえば、パーソロンのような3歳春完成タイプ。初めの2年間で270頭の牝馬と交配しており、Ｇ２クラスの馬が出てくるかもしれないが、アドマイヤボス、アグネスフライト、トーセンダンス同様、本家とは厳然たる差が出るのはもちろんである。

ほかはには
ハーツクライ
テレグノシス
ナリタセンチュリー
タイムパラドックス
バランスオブゲーム
アドマイヤジャパン
スズカマンボ
リンカーン
スニッツェル
ソングオブウインド
などがいたと思いますが、追加の情報、よろしくお願いいたします。

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