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リサーチ相互互助システムコミュの肉のアンケート集計結果

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先日の肉に関するアンケートの集計結果がでましたので、
発表させていただきます。
とくにご協力くださった方々には、深く感謝致します。
はじめは目標を高く設定しすぎたきらいがありましたが、
サンプル数はおよそ300人と十分な数が集まりました。
カッコ内がパーセンテージです。

それぞれの項目ごとに私のコメントを加えてゆきます。

第一問■週に何回くらい肉を食べますか?
0回 13(4.9)

1回 19(7.2)   週に一度か二度しか肉を食べない 20%
2回 34(12.8)

3回 46(17.4) 肉を食べない日が1〜4日ある 49.85%
4回 33(12.5)
5回 42(15.8)
6回 11(4.15)

7回以上10回未満 47(17.7) 平均して毎日一食は肉を食べる 
10回以上  17(6.4)    
20回以上  3(1.13) ほとんど毎食のように肉を食べる
計 265

◎まず、毎日一食から三食の割合で肉を食べるという人
を仮にヘビー・イーターとしますと、4人に1人です。
週に三食から六食、つまり一日おきからほぼ毎日という
ミドル・イーターとすると、約半数。
ここまでのレベルの人々でも、肉の摂取量は欧米の人々
に比べるとかなり少ないんでしょうが、
ライトな肉摂取者はぐんと減ります。
さらに週に一、二食という人になると、5人に1人です
が、この割合は結構多いともいえるのではないですか。
まったく食べない人、ベジタリアンと目される人も5%に
ものぼります。
いかに肉に依存していないかがわかります。先日の日記でも書きましたが、欧米人に比較して、日本人は、熱量供給量で、肉についてはわずかに三分の一程度しかとらず、魚と肉がほぼ同じというのも他民族にな
い特色です。
http://www.stat.go.jp/data/sekai/pdf/1501.pdf
熱量供給量(世界統計 社会国民生活より)

上記の結果はこれを反映していると思われました。

第二問■どんな肉をいちばん多く食べますか?(牛、豚、鶏、羊、鴨、鹿、鯨、馬…)
牛  33(11.5)
豚 134(46.7)
鶏 119(41.5)
羊  1(0.03)
その他 1(0.03)
計 287

◎驚くべきことに、豚と鶏で二分していますね。
 牛海綿状脳症(BSE)の牛が日本で発見されたことから、
 牛肉を食べる人が激減したと思われます。
 それにしても、豚と鶏がほぼ同じ割合というのも、
 それぞれのビタミンの種類や味、料理法が異なるから 
 というのが大きいように思われます。

第三問■料理のしかたは?(焼く、煮る、炒める、揚げるなど)
焼く 121(49.2)
煮る 29(11.8)
炒める 81(32.9)
揚げる 5(0.02)
蒸す 4(0.016)
茹でる 6(0.024)
計 246

◎圧倒的に焼くのが多いという結果になりました。
 時間や燃料費などのコストがかからないことも
 あるかもしれません。炒めるというのは、肉だけ
 でなく、野菜などといっしょに料理することを暗示
 していると思われます。

第四問■肉の食べすぎに不安がある
はい  150(51.7)
いいえ 140(48.3)
計 290

第五問■肉の不足に不安がある
はい 132(45.1)
いいえ 161(54.9)
計 293

◎ともに「はい」と「いいえ」が伯仲しています。
 食べすぎかに「はい」と答えた場合、必ずしも
 肉を食べる回数が週に多いとは限らないでしょう。
 本人が健康のことに注意しているとも考えられる
 からです。また、「いいえ」と答えたからといっ
 て、肉の摂取量が少ないとも限らない。野菜との
 バランスが配慮されていればいいという考え方も
 あるでしょう。
 同様に不足の心配も、主観的な要素が少なくない
 と考えられます。注意をひくのは、「いいえ」が
 「はい」をだいぶ上回ること。
 肉が不足するのを心配するほどには肉を控えてい
 ないか、代替できる栄養源をとっていると思って
 いるとも考えられます。
 いずれにしても、もともと欧米人に比べれば、バ
 ランスがいいほうですし、肉の量も少ないので、
 肉に依存している分が少ないだけ、さほど気にして
 いないと思われます。 

第六問■肉を食べるとき野菜とのバランスを考えますか
はい 233(87.9)
いいえ 22(8.30)
考えているが実行できていない 10(0.038)
計 265

◎これは愚問だったかもしれません。栄養教育の普及も
 功を奏して、バランスをとる意識は高いと思いました。

第七問■健康や美容のため肉食を断ち、ベジタリアン(菜食主義者)に徹しきれますか?
はい   48(14.5)
いいえ 284(85.5)
計 332

◎このへんから、最後の質問まで、相互に関連性があると
いう発見がなされた点、興味深いと思われました。
「はい」と答えた人が、20%はいないけれど、約15%です。

 注意したいのは、「情報をもとにある目的のために意志的に
 自己抑制できる」人々と見なせるということでしょう。

第八問■食糧危機に際してサバイバルのためには何でも食べますか?
はい  98(34.5)
いいえ 56(19.7)
わからない 130(45.8)
計 284

◎ここでも、前項と同じく、「いいえ」と答えた人たちが、
 或る意味で「節操」を堅く守る意志の持ち主と見るべき
 でしょう。すると、約二割います。5人に1人です。

第九問■肉の安全性に不安がありますか?
かなりある  56(21.7)
ある     55(21.3)
多少あるが、あまりない 122(47.3)
ない 22(8.5)
不安はあるが、あきらめている 23(8.9)
計 258

◎最後に、ここでは、前項2つに相当するのが、
「かなりある」と答えた人たちです。

なぜなら、「ある」以下は、情報を通じてある程度
の危険性を承知してはいても、実際行動のうえでは、
楽観的になるかあきめらめて買ってしまうだろうと
見なされるからです。
つまり、徹底したレベルまでの「自己抑制」は行って
いないと見なされる層です。

「かなりある」と答えた人たちは、「自己抑制」と
意志的な消費行動の傾向が、いちばん強い層で、
二割という数も、先の2つの層と割合的にも近いです。
もしかしたら、この三項目についてだぶることが多いの
かもしれないと推察できます。

世界的にみて長寿ナンバーワンの国である日本の食事
を見直す時代にいよいよ入ってゆくはずです。
値段が安いという理由だけで、消費行動に走るのでは
なくて、健康や安全性や地球環境(家畜に与える飼料用の
穀物は膨大なので、これを飢餓者に回せば、彼らが助か
るし、草を取り尽くすこともなく緑の大地が保てます)の
ことまで考えてゆくと、やはりこの二割の人々から、ど
うしたら快適な暮らしができるのか、その生き方と存在
をもって、意図的にでないにせよ結果的に範を示してゆ
けるのではないかと思いました。

以上、客観的な解説だけでなく、個人的な所感もずいぶん
語りました。完全であるとは思いません。
皆さんのご意見があれば、より多面的多角的な視点から
アンケート結果を眺め、深い考察も可能でしょう。
どんどん遠慮なくコメントください。

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