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J・アリアスの作品を読もうコミュの櫓に棲む優しい老婆 -1-

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青年が老婆と交わした契約。
それは幸か、それとも罰か――






朝。ふと目が覚めると枕元には大きな虫が這っていた。僕はそれを平気で見過ごし、寝返りを打つ。そして再び眠りについた。

虫に気を取られなかったのは別に僕の寝覚めが悪いからではない。かといって、その虫を僕はこの部家で飼っている訳でもない。そもそもだが、虫を飼う人間なんてこの世にいるのだろうかという疑問が、寝返りを打った瞬間、僕の頭の中に浮かび上がる。

結論からいわせてもらえば、僕は虫を見るのに慣れてしまっているという事だ。今ではもうこの狭い四畳半にどんな虫が現れようがびくともしないほど、虫というものには慣れてしまっていた。

もう一つ結論を言わせてもらえば、僕が住むこの四畳半の一間という空間は、それほどまでに汚さに満ち溢れたまるでゴミ屋敷のような状態だったといえよう。だから虫が住みつく環境に適した場だというのにも道理がいく。


二時間後、僕は眠りから覚めるのを渋り続け寝返りを打ち続けた結果、アルバイト先から着信が掛かって来るまで、湿ったその布団から起きることななかった。

ピロリロリン――ピロリロリン――。その音の先に無意識に手を伸ばし、僕はボタンを押した。

「バカやろうっ!!今どこにいんだ!!」

それは罵声から始まった。僕はその受話器越しの声に途端に嫌気が差した。というのも、その声は僕がこの人生において最も苦手としていた声だったからだ。18年間生きてきて、こんなにも人を嫌いになったことが果たしてあっただろうか。とにかく、電話越しから聞こえてきた声は、僕はこの声が世界で一番嫌いとする声だったのである。

「……すいません、今……あのっ……出るところです」僕は咄嗟に言い繕った。

「はあ。出るって、今から家を出るのかよおい。ふざけんなよ、もう20分も遅刻し――」

「すいません、すぐ行きますから」そういって僕は一方的に電話を切った。そして全身に電流を流し込まれたかのようにビクッと瞬時に起き上がると、寝癖もそのままにズボンを穿いた。やはりこういった時に感じる焦燥感というのは、いつになっても慣れるものではない。僕は急ぎ動作で箪笥から衣類を取り出し、ズボンの裾に足を通す。そして僕は不安定なフラミンゴのような格好になりながら、少しだけバランスを崩した。その時、足下から音が聞こえ、ふとあることに気づいた。

いつの間にか枕元にいた虫が消えていたのだ。いや、消えていたというのは正確な言い回しではないのだろう。もっと正確に言うと、虫の生命は消えていた、と言った方が的確ではないだろうか。

虫は僕の足に踏みつぶされて死んでいた。でっぷりとした大きな腹を持ち、長くスマートな八足をもった足長の虫は、見事に僕の足に踏みつぶされていたのだ。その感覚は、プチッというものよりかは遙かにボリュームの大きいものだった。

僕は思わず嫌悪感を抱いた。ふと足の裏を見ると、虫独特の液体がべっとりと足の踵に付着していたのだ。しかし、今はそんな事にかまっている余裕など僕にはなかった。その辺にあったティッシュペーパーで足の裏にこびり付いた虫をうまく絡め取ると、僕はそれをゴミ箱へと放り投げ足早に玄関を出た。



「お前さあ、今日で何回目だと思ってるわけ」店長の口調は相変わらず厳しいものだった。僕はそれを何度嫌と思ったかことか。そろそろ時給がズバ抜けていいという理由だけでこのコンビニを続けるのも潮時だな、と最近ではそう思い始めて来てさえいる。

「すいません店長」僕はこんなことが起こる度に、そう何度も同じ言葉を繰り返す。

日も沈み時刻も夕方に差し掛かったあたり、僕は店長からバックヤードに呼び出しを食らっていた。その場に行くと店長は予め倉庫の前に立っていた。あろう事か、彼はこの世の者とは思えないくらいに顔をしかめながら仁王立ちしていたのである。その瞬間、僕はとても億劫な杞憂を抱いた。それは未来を微かに予見した瞬間でもあった。そしてこれらの会話である。


「お前、もうクビだよ」

えっ、と僕は目を丸くする。無論、少しは演技混じりだった。本当に予期していなければ、ええっ!と声を出しているところである。

「だいたい半年で遅刻30回っておい、仕事なめてんのか。お前はものぐさ過ぎなんだよ。しかもそのシャツ、お前絶対洗ってないだろ。むちゃくちゃ臭いんだよ!」

僕はそれから黙って店長の話を聞き続けた。最終的に店長の下した決断が裏返ることはなかったが、途中で僕が本気で泣き出したのを見て、少し口調が穏やかになったのはまぁ、店長なりの後ろめたい気遣いだったのかも知れない。何せ彼は、その何分か前には僕のことを「豚」と罵倒していたのだ。

太陽が沈みかけた頃、僕は独りコンビニを後にした。僕が世間一般で言う”使えない人間”だという事は自分でも多少なりとも認識していたつもりだが、いざこういった局面で現実を突きつけられると、やはり少しは気分が落ち込んだ。なぜなら、僕はこの職場には自分なりに全身全霊を以て励んできたつもりだからである。遅刻はまぁ、僕の癖みたいなものだからしょうがないことなのだと諦めてはいるが、僕は僕なりにこの職務を全うしてきたつもりだった。それだけに、一方的に切られたことへの憤りは隠せない。

半年だけしかいなかった職場。何の楽しい思い出もなかった職場。フリーターの聖地といわれる職場。死んで欲しいとさえ思える人間が働いている職場だったが……様々な思いを馳せながら僕はそのコンビニの前で立ちつくした。上を見上げると、夕方に差し掛かったせいか看板の明かりがちょうど灯った。

それを見た瞬間、僕は顔色を豹変させると踵を返し店を後にした。コンビニの看板が灯ったということは時刻はちょうど5時になったということを示している。このコンビニの看板はタイマー式で、毎日夕方5時になると自動的に看板が灯る仕組みになっているのだ。実は今日は、このあと5時半から「ラブリードール・うさミちゃん」が始まってしまう曜日であった。僕は足早に走り始めた。コンビニなどもうどうでも良い、内心はただ焦っていた。これまでに一度もあの伝説的アニメをリアルタイムで見過ごしたことなどなかった僕にとって、それは命の次に大事な行事なのである。コンビニでの惨事などはもはや記憶の片隅に追いやり、アパートへと向かうために僕は80キロもあるその巨漢を揺らしながら駆けだした。

帰り道の途中で、走りながら僕は思った。通い慣れた道も今日で最後かと思うと自然に目は風景へといった。これが最初で最後に見る僕の通勤路の風景なのだ……という思いを込めながら遠くを見るのだが、それらの風景は別に面白くとも何ともなかった。ただ人の通らない寂れた県道を走っているだけだからだ。その道から見える風景だって大したことはない。道の両脇には不揃いな雑木林が連なっていて、特に遠くに何かが見えるわけでもなく、ただ、夜に歩いたら少し怖そうな雰囲気を放っているだけだった。

僕は揺れる胸肉を上下させながら、ひらすらにその県道を小走りし続けた。その時である。足にピリッという若干の痛みが走った。

「いてててっ」僕は慌てて走るのを止め、両腕で左足を押さえた。どうやら走りすぎで足がつってしまったようだ。コンビニからここまで直線距離にしておよそ1キロといったところだろうか。そりゃあ足もつるわ、と僕は自分で自分を褒め称えた。

そして目線を時計へと向ける。時刻は5時20分だった。1キロを20分かけて走ったなんて、僕にしては大した偉業である。ああ、大した偉業なのだ僕にとっては。僕は自分へのご褒美として、走ることを止めた。どうせ「ラブリードールうさミちゃん」はハードディスクで録画予約してあるのだから、ゆっくり帰ってから見たって別に構わないのである。そう思うと、もはや僕がこの道を走る正当な理由は見つからなくなった。このへんが僕の性格の集大成といえよう。

そして再び視線を路上へ戻すと、僕は牛歩のように足を進めた。その時だった。妙な違和感を感じたのだ。それはまるで背筋に蛇が絡みつくようなヌルッとした感覚だった。徒労感にしては、これまでに感じたことのない違和感だ。そしてふと辺りを見渡す。

最初、僕はそれはただ自分が気づかなかっただけのことだと思っていた。何せ今日見る景色が僕にとっては全て新鮮な光景なのだ。道の側面に備わっている自動販売機でさえ、今日初めて知ったという具合である。

だから最初、今僕が立っている場所から右を向くと、大きな神社が建っていたなんて気づかなくたっておかしくなかった。しかし、僕は首を傾げてやはり疑問に思う。


はて、こんなところに神社なんてあったかな――。

僕が佇む県道の歩道から、その神社の境内はよく見えた。神社はこの県道の雑木林を切り崩したような場所に存在し、境内には行燈が2つ灯っていた。そして神社の手前、つまり僕の目の前には大きな朱色の鳥居がそびえ立ち、今にも僕を飲み込みそうな雰囲気を放っていた。こんな風景、果たして僕は一度として見たことがあっただろうか、そう僕は自問する。しかし返ってくる答えはとても曖昧なもので、あったと言われればあったかも知れないし、ないと言われればなかったような気もする。しかしこれだけは言えた。神社の存在の確信こそないものの、こんな場所にこのような大きな鳥居があれば、普通ならどんなトンマだって気づくはずである。もちろん、僕だって気づく……のだと思う。

神社の奥に目を向けると、行燈が先ほどより強く明かりを灯しているように思えた。コンビニの人工的な明かりではなく、天然の火によって輝く行燈。その2つの灯火は僕にとって幻想感を思わせた。

その光に囲まれるように中央には小さな本堂が構えていた。しかし、普通の神社に見受けられるような本堂とは少し違う。草木も生えていない中心にチャボ小屋のような構造物がひとつ建っているだけであった。それは神社にしては少し奇妙な構造のように思えた。

その神社の境内に人がいる気配などはなかった。手水舎や縁結びの木、ひいては賽銭箱などすらここから一見しただけでは伺うことができなかった。恐らくここからではただ見えないだけなのかも知れない。そう僕は思った。

そう推測することにより、僕は暫くその場で様々な方向から神社の様子を眺めてみることにした。その有様はたとえて言うならば、パンティ泥棒が、目当ての女の子の部屋を吟味するような覗き方である。

しかしやはり鳥居と本堂の他に、神社らしき設備は何一つ見つからなかった。こんな神社、一体誰が何のために作ったのだろうか、不思議に思えて仕方がなかった。同時に、もしくはこれは果たして本当に神社なのだろうかという疑問も浮かび上がってくる。

ふと時計を見る。時刻は5時30分を過ぎていた。それが僕の好奇心を誘発させた。一生を捧げてきた「ラブリーうさミ」はひとまず後にして、僕はこの神社?に徐に足を踏み入れる決意をした。その時点ではあくまで興味本位の決意だった。

鳥居を潜るとひんやりと冷たい空気が流れた。たぶんそれは、その鳥居が雑木林の中にあるからだろうと僕は考えた。県道のアスファルトは年がら年中太陽の熱気を帯びているが、自然の木というのはα波を出しているのだと、どこかの番組でいっていたような気がする。きっとこの冷気はいわゆるα波だのだと推測した。

そのまま足を進めると、僕は中央のチャボ小屋らしき本堂の前についた。両隣の行燈は強く神々しい炎を放っている。その場所は歩数に換算したら鳥居からおよそ30歩といったところだろうか。近くで見ると、それは決してチャボ小屋などではなく、小規模ではあるがまさしく正真正銘の本堂だった。大きな神社の本殿をミニチュア化したようなイメージを、僕はこの構造物に対して抱いた。

暫く僕はその回りをウロウロし始めたが、はやりどこを見渡しても賽銭箱は見あたらない。あるのはチャボが一匹もいない汚らしい構造の本堂だけである。その情景に僕はやはり首を傾け、こう思うしかなかった。賽銭箱がなければお参りできないじゃないか――。

その時、思わず「あっ」と声を漏らした。本堂をよく見てみると、そこには漆塗りされた扉が付いており、蝶番がボロボロに錆びているせいか、そこからほんの少しだけ戸が開いているのが分かった。その隙間はようやく風が通るくらいの大きさである。

そしてその扉は真っ赤に染まった綱紐によってしっかりと締め付けられていた。それは中に大事なものが入っているようにも想像できるし、何かを封印しているようにも思える。そんなイメージを与える真っ赤な綱紐だった。そして何故か、古びた構造物に対し、その綱紐だけは真新しいもののように艶がかっており、次の瞬間、僕は浅ましい想像を閃めかせた。

これまで、僕は自分が働いてきた最悪の悪事は、母親に死んだゴキブリを差し出したことだと思っていた。幼いとき、路上に死んだ黒い物体がいるのを発見しそれを母親に見せたのだ。決して悪気があった訳ではないのだが、その時、母親に思い切り横面を叩かれたのを今でも思えている。そしてそれがいけないことなのだというとこも同時に学んだ。しかし今僕が考えていることは、母親に殴られるだけでは済まされないかも知れない。あるいはこれは法に触れることなのかも知れないとすら考えた。

そして僕はその綱紐に手を掛ける。きっとこの戸を開けば中に賽銭箱が入っているに違いないと思ったからだ。絶対入っているはずだという自負が僕にはあった。そういった思いを逡巡させながら、僕は赤く染まった綱紐を強い力で解く。最初はビクともしなかった結び目のきつい綱紐だったが、前後左右に動かしていく内に少しずつ緩みだしていくのが手に取るように分かった。

独り暮らしで不摂生な生活を送る僕だったが、指の爪だけはこまめに切っていたのが功を奏し、綱を解く際、爪が欠けるなどといった労働災害に見舞われる心配はなかった。その分、僕は指先を縦横無尽に動かし、鮮やかな色を纏った綱紐を緩まし続けた。

ようやく最後の”だま”が緩みを見せ、僕は早く中を見たい衝動に駆られた。改めて辺りを見回す。もし人がいたら自分の存在を気づかれてはいけないという意識があった。そして同時に、自分が後ろめたい行為を行っているという認識が心を心地よく支配した。やはりどうしても中を見てみたいという欲求に勝ることはできないのだ。それにその気持ちに拍車を掛けるように、人通りは全くといっていいほど皆無だった。むしろ動物の鳴き声すらここへは届かなかった。金が簡単に手にはいるなら、それに越したことはない。僕の頭の中はそのような稚拙な考えで目一杯だった。

綱紐はもう既に解けていた状態だった。中からはスー、スーと風の音が聞こえる。僕は一瞬の内に唾を飲み込む。そして、次の瞬間、僕は取っ手を強く引いた――。


「あっ、あぁ」僕は言葉を漏らした。言葉が暫く出なかった。だがそれは次第にため息へと変わる。欲望は落胆へと変わり、昂揚は冷静へと変わる。中の様子を捉えた僕の両目はその空間を捉え続けた。そして、僕は言葉を口にした。「何で賽銭箱がないんだよ」

そこに賽銭箱はなかった。何もなかったのだ。赤い綱紐を解いた瞬間、僕の目に飛び込んできたのは四畳半ほどの何も置かれていないただの空間でしかなかった。もちろんチャボなどいるはずもない。ただ、僕が住んでいる部屋と同等の広さと奥行きを持つその空間に空気が存在しているだけである。しかしよく見ると何もない訳ではなかった。

まずホコリが多少なりとも舞っていた。そして小さなゴミ滓や虫の糞の残骸などもある。更には小さな八足の虫が天井に白い糸を張っていた。それは蜘蛛だった。僕が今日の朝、誤って踏みつぶしてしまったあの大きな蜘蛛とは別の種類の、害のなさそうな小さい蜘蛛だった。

「ちぇ、なんだよ」僕はふくれっ面を見せながら、軽く地面を蹴った。その瞬間、空中にホコリが舞い上がり、その粉塵は僕の鼻元まで届いた。

徐に僕はポケットに手をつっこみ、中からくしゃくしゃになった封筒を取り出す。その封筒はあの忌々しいバイト先の店長からもらった今日まで働いた給料分が入っていた。しかしそう大した額は入っていないことに、もらった瞬間はとてもがっかりしたのを覚えている。だからこのような疚しい考えに至ったのも、一概には否定できない。

僕はその封筒に指を突っ込むと中から10円硬貨を取りだした。ちょうど端数として10円硬貨だけが入っていたのである。僕はそれを無造作に前方の四畳半の空間に投げ込む。そこを賽銭箱に見立てた結果だった。

「まあ、せっかくだから10円でも置いてってやるか。でもどうせここが神社じゃないなら、祈ったって無駄か。ははっ」そんな思いを内心では秘めながらも僕は冗談半分でその場で願いを込めた。パンッ、パンッ、と両手を叩く。そして吐き捨てるようにしてその思いを10円玉に乗せた。

そうして僕の好奇心は幕を閉じた。言い方を変えれば、ようやくこの場所に飽きが来たといえる。そして僕は回れ右をして、鳥居の方へと足を進めた。一歩、二歩、三歩……夕暮れの太陽を正面に受けながら、僕はその場を去ろうとした。その時だった。現実では起きるはずのことがない事態に僕は遭遇した。


た…しか……に――


瞬間、僕は身をよじり目を見開きながら後ろを振り向いた。今、ほんの一瞬の出来事である。確かに僕の耳に入ってきたのは、僕以外の”誰か”の言葉だった。僕は狂ったように辺りを見回す。辺りは誰もいないはずだった。それは再三に渉って確認をとったはずである。でも誰かがどこにいるのだという不安は、一瞬にして拭うことができなくなった。

行燈は強い風により炎が揺れていた。ヒュー、という風の音が神社全体を包み込んでいたが、その音とさき程の音とを自分が錯覚するとは到底思えなかった。しかしどこを見渡してもその声の在りかは見つからない。横を見ても、上を見ても、地面を見ても…つまり、僕以外の誰かはどこにも存在しなかった。

全身に得も言われぬ恐怖が立ちこめた。誰かにずっと見られていたという思いと、その存在の不確明さに、僕は全身の鳥肌がたつような思いに駆られた。確かに聞こえたのだ。僕はこの耳ではっきりと聞いたのだ。例え、万人に”トンマ”や、”豚野郎”と罵られたって、この真実だけははっきりと主張することができる。僕は聞いたのだ。後ろから老婆が、あの声は恐らく老婆だ。囁きながら「た・し・か・に」と言ったのを。

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