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球のたわごとコミュの雀の威し、ナス球、戦後まもなくの球事情

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散歩道の稲穂が頭をたれています。日本の敗戦が1945年その後まもなくの1948-1950年頃、ラジオ屋へ不良球をもらいに友達と歩きました。沢山集まりましたが、その中にナス球が沢山ありました。このナス球は前面が銀色に光っており、畑にぶら下げると鳥よけに有効でした。この時期にナス球が現れた原因を推察すると、戦時中は交換球が無く、何とか球が現れたので交換した、次に考えられるのは当時の電力事情です。当時は夜になると恐らく60V程度まで電圧が下がり、昼間元気よく鳴っていたラジオもささやき声になりました。そしてエミ減球は音が出なくなります、そのため戦後まで生きのびた球が替えられた、その他電圧を上げるオートトランスがありましたが、夜電圧を上げたまま、昼間ラジオを使うと、過電圧で球はすぐにエミ減、これらが原因で不良球が続出したのでしょう。貰ってきた球を昼間ラジオに入れると働き、しめたと思っていると夜には音が出なくなる球が結構ありました。ついでに当時の不良球ですが、断線、エミ減、真空度低下でグロー発生、G1のエミッション、カソードとヒーターのショート、カソードが上部のマイカから抜け落ちてG1とタッチ、その他の電極間のタッチ、引き出し線の断線などいろいろありました。断線傍熱管はAC300Vを加えると繋がることがありましたが長持ちしません。マグネシュウムゲッターは加熱で復活する球がありましたが、これも長持ちはせず、G1のガス電流は出力管ならグリッドリークを50Kに下げて使いました。この頃の電源トランスのヒーターは2.5V,5V,6.3V,12.6Vといろいろ出ており、我が家の3ペンが配線替えで球のテスト機でした。貰ってきたエレバムの247Aをゲッターをあぶり、グリッドリークを50Kに下げて使っていました。カソードとヒーターのショートは1本だけならヒーターのアースを外して使いました。カソードが上部のマイカから抜け落ちてG1とタッチしている球は軽く叩けば戻ります。友人のラジオは、鳴らなくなると「また引っ付いた」とつぶやいて球を叩いて働かせていました。電極のショートは電極間にAC100Vを加えて焼き切りますが、なぜかゲッターが消えてしまう球がありました。引き出し線の断線は、ベースでのハンダ付け不良があり、再ハンダで復活しました。中には引き出し線が鉄線で錆び切れのものもあり、H管は0.2mm程度の残りの線にハンダ付けをして生き返らせました。戦後生まれの12GP7も鉄分が多い引き出し線の球があり、この球はついでに接続をPH-1と同じにしました。引き出し線断線のUY39Aもベースを替えてUZ-39Aにしました。G1が頭に出ている球のハンダ付け不良も結構ありCZ-501Dの雑音発生機はこれが原因でした。KX-112Bは実験機の電源に使っていました、6RR8×3,5686の構成で2MのTXを作ったとき、5686のプレートに電圧を加えないとG1に3mA流れ、成功と思って5686にB電圧を加えるとG1電流が激減します。この原因は電流が増えると112Bの電圧降下が大きくなるのが原因でした。

コメント(3)

圧倒される、「実録」を拝見しております。
そんな昔からのエキスパートとはお見それしました。。。ところで、エレバム247Aはカタログには名称が登場するのですが、短時間で市場から消えたようで、規格が不明です。これは一体、どんな球でしょう?
印田さん、貰ってきた球を修理していた頃は結構楽しかったです。ラジオマンさん、まもなく後期高齢者です、247Aは規格不明、47Bと同じと思って使いました。

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