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アン・モロウ・リンドバーグコミュの『海からの贈りもの』Gift from the Sea について

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◆原題

Gift from the Sea

◆概要

 1955年刊。

日本では吉田健一氏による新潮社文庫版が1967年に出版。

(2004年版まで作者名の表記がリンドバーグ夫人)

続いて1944年に落合恵子氏訳によるものが立風書房より刊行。

それから2006年に講談社インターナショナルの講談社英語文庫より英語版が出る。

2008年5月現在、日本で手に入り易いものはこの3冊。

◆内容
 
 女性として人生を生きてゆくことの困難さ、すばらしさ、孤独といったものを浜辺の貝殻に例えて語るエッセイ。

序章を含めて全部で9章(立風書房版は10章)からなるが文庫で130P程度、非常に薄い本である。

だが内容は広く深く、半世紀にもわたって男女を問わず読み継がれてきている。

(立風書房版には70年代に作者によって書き加えられた新たな1章が含まれている)

◆目次 

 まえがき

 浜辺にて

 にし貝

 つめた貝

 ひので貝

 牡蠣のベッド

 あおい貝

 ほんの少しの貝

 海を背にして

 『海からの贈りもの』を、いまふたたび開いて (立風書房版のみ)





コメント(5)

 初めて手にしたのは20代の半ばごろでしょうか。

とある本を読んでいたときにその中によく取りあげられて、興味を持って読んでみました。

それから少なくとも4、5回は読んでいるのではないでしょうか。

手元の一番初めに買ったものは新潮社文庫版で平成9年発行となっています。

赤いサインペンでいろいろと線が引いてあります。

P27(現在流通版で)
「それで問題は、女と職業、女と家庭、女と孤立というようなことだけではなくて、もっと根本的に、生活が何かと気を散らさずにはおかない中でどうすれば自分自身であることを失わずにいられるか、車の輪にどれだけの圧力がかかって軸が割れそうになっても、どうすればそれに負けずにいられるか、ということなのである。」

P119
「私たちは何を選ぶのでも、大概の場合、既に知られているものを取り、未知のものに向かうことは稀にしかない。

それは未知のものが私たちを不愉快にしたり、落胆させたり、或いはただ少しばかり扱い難かったりすることを恐れるからなのであるが、そのように落胆したり、当てが外れたりすることがあっても、私たちを本当に豊かにしてくれるのは凡てそういう、未知のものなのである。」

などなど。

 女というところを男に置き換えてもあまり違和感は感じません。

初めて読んだときは筆者の感性にただただ圧倒された記憶があります。

いままた何年かぶりに読み返していますが、今度は違うところに線を引いたり、以前線を引いた部分を前とは別のように受け取ったりと、新しい読み方が出来ますね。

月日がたって読み返してみると、また違った読み方が出来る。

それこそがこの本が優れた作品だということの何よりもの証拠のような気がします。

サボてんさーん。頷きまくりです。
とにかく、深い。覚悟をもって生きている人の美しさが溢れています。
何度読んでも新たな発見。そして確認と確信。

『翼よ、北へ』も彼女の瑞々しい感性で溢れた著書ですよね。
特に「さよなら」の言葉の持つ美しさや日本の風習や風景に関する表現には
気づかされることばかり。
日本人として大変光栄に思いました。

>ほやほやさん

 コメントをありがとうございます。

『翼よ、北へ』もいいですよねー。

22章「サヨナラ」なんて本当に、なんて美しくて深いのか…どんな感想を書くよりも、結局は「読んで」との一言しかいえないです。


 当初の予定と違ってコミュを立ち上げたものの開店休業状態になってしまって、なかなか更新が出来ないことを気にはしてはいました。

ですがいつの間にか参加してくださる方も増えてきて、今年は少しずつ盛り上げていきたいと考えています。

どうぞよろしくです。
こちらこそ、よろしくです。

彼女の感覚って日本人に近いものがあるような気がします。
描写が繊細で聖哲・・・でもとってもチャーミング。

本当に素敵な人です。

沢山の人に知ってもらい、日本人としても自信と誇りを持つ
機会となればな〜と思います。
文部省は、もっと日本文化に興味を持てるような
身近な楽しい題材を子供達により多く提供するべきだと思います。
話がちょっと固くなっちゃいますが、
私は勉強嫌いですから余計、学校のプログラムが本当につまんなかったんですもん。
今、出会う本の方がドキドキわくわくします。
はじめまして。

「海からの贈り物」を、数年前に読み、感銘を受けたものです。
人間として、女性として、生きるのに、この本により、多くの支えを得た思いです。

よろしくお願いいたします。

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