世界を知ろう！with国際交流コミュのアフリカの現実～第58話～

「アフリカの現実」について　　　　　　　　　　　　0905

トルコのイスタンブールでさやかという子に会いました。

連絡先を交換したのでその後、イエメンのサナアとエチオピアのアジスアベバでも会いました。2006年9月の話しです。

それから2年以上経ちましたが彼女はまだアフリカにいます。今はモザンビーク。

ずっと施設でボランティアしてます。ネット環境が悪いためなかなか読むことはできませんがエチオピアにいたときの文章からここで紹介したいと思います。

マスコミからでは伝わらないアフリカの現実を知れるので読んでくださいね。

●ここに住む外国人のかたのこと。

モザンビークにいる外国人（モザンビーク人以外）
の友達たくさんできてきました。

そこまで大きくない町だから、外国人あんまりいないんじゃなかなって思っていて、
前にこの町いたときも全然知り合わなかったですが、
大勢いるわけではないけど、最近知り合うようになってきてました。

色んな外国から来てモザンビークに住んでいる人たち、
国籍によってしてる仕事がほとんど一緒です。

大きなお店経営している、ポルトガル、インドや
パキスタンの子孫のひとたち。
商売をしているタンザニア、ナイジェリア、カメルーンの人たち、
宝石売買しているマリ人の人たち（香港やタイなんかに住んでる）
英語教師のマラウィ、ジンバブエのかたたち、
難民としてきていて、生活をしているコンゴ、ソマリアの人たち、
あと近くのブッシュでハンター（象とかライオンとか）
してる南アフリカの白人のかたたち、
あと数人いる欧米人の人とブラジルの人は、国境のない医師団のかたか
あとキリスト教の布教のためです。

アジアは、中国人の写真やさんと服やさんを経営している３人。
プライベートスクールを経営しているきたばかりのフィリピン人の２人。
モスクワでモザンビークの人と知り合って１８歳のとき結婚して
モザンビークにきたロシア人の女の子一人。

みんなと友達になって、色々話したりしています。
モザンビークでの生活のこと、
それぞれの国のこと。
別の国で生活していくということ。

バックパッカーしてた頃、
１年とか自分の国に帰ってない人に会うと
すごいなぁって思っていましたが、
私もきずいたら３年半以上日本に帰ってなくて、でも
こうやって知り合った別の国の人たちは1８年帰ってないかたたちもいます。
（コンゴ、ソマリアの子達。まだ危険みたいです。。）

モザンビークに入ってから
日本のひとに会えるの１年に１回ぐらい日本大使館に行ったときの
５分間ぐらいの事務的な会話だけっていうとみんなにびっくりされます。
（３ヶ月前、色々あって拘置所にいた人に会いましたが。）
海外長くて、何年も自分の国に帰れない人はたくさんいるけど
よく自分の国の人が一人もいない環境で平気だねって驚かれます。
自分の国の言葉忘れてきてるんじゃないのって。

でも最近知り合ったこのロシア人の女の子は、
８年前に一度ロシアに家族に会いに帰って
それから電話かけても家族とつながらなくなっちゃって
もうずっと家族と連絡が取れてないって。
家族に会いにモザンビークからロシアへ帰るには
飛行機代はんぱじゃないから
今度いつ帰れるかわからないっていいながら、家族の古びた写真、
昔のロシアって感じの写真たくさん見せてくれました。
お兄さん、戦車の前で軍服着てました。

もしかしたらロシアの同じ州に住む知り合いがEmailアドレスを
持っているかもしれないから、っていっていて来週、
うちのコンピューターでEmail 送ってみようって話しています。
写真も撮って添付できるといいです。　

彼女、前に赤ちゃんが生まれて３日目で亡くなってしまって。
まわりのモザンビークの人たちとのご近所づきあい
上手くいってないみたいで、
きっとあの人たちに黒魔術をかけられて殺されちゃったの。。って。

いつもいつもみんなの会話の中に出てくる黒魔術、
黒魔術って本当にあるのかなぁって聞くと、
ロシアではなかったけど、きっとここではあるよ。って。
ここにいる部族の人たちは本当危険って。

また黒魔術のことも書いていきますね。
長くなっちゃうと思いますが。。

来週、彼女のご家族と連絡取れるといいです。