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【詩】を書く人。コミュの詩のようなもの

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詩のような、市のような、子のような、死のような、詞のような、師のような、氏のような、士のような、誌のような、史のような、資のような、紙のような、四のような、志のような、視のような、刺のような、私のような、歯のような、示のような、自のような、嗣のような、施のような、使のような、思のような、飼のような、試のような、至のような、柿のような、司のような、始のような、姉のような、矢のような、屍のような、指のような、SHIのような、姿のような、枝のような、獅のような、紫のような、ああ疲れた、ともかくそんな「し」を書きましょう。

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『時の構造−3』 14/05/06


 時は川を下るように進んでいて、早かったり遅かったりで、また、人により、シチュエーションにより違う時の歪みが互いに上手く噛み合っていて不思議なものだが、例えば、木漏れ日の中、「この店美味しいね」とゆったりした会話を楽しむ、高級な食事をとりながら急流を下っている若い二人の幸せなデートのシルエットを壁紙にして、中年夫婦は曇り空の下で、両脇をコンクリートで護岸された農業用水路の淀みの上を浮き沈みしながらゆっくりと順番がやって来るのを、夫が時々首を伸ばし、「まだか?」「もう帰ろうか、」などと呟いては、「ちょっと、俺のイカダ全く動かなくね?」と目まぐるしくグルグル回転しているボートに立ってぼやいている店員を呼び止め、「あのー、あそこ、空いてるんじゃないですか?」と怪訝そうに、流されている舟を指差したりなんかしながら、また、それを見た妻は、「貴方、ゆっくり待ってましょうよ。ほら、あの子、孝君に似てない?」などと木漏れ日の中でゆったりと急流の景色を楽しみ下りながら、待っている。


年の離れた
兄弟
誰かに
「ランドセルはお兄さんのおさがり?」
と聞かれた。
兄さんのランドセルは
汚れてはいるけれど
痛んではいない。

たぶん
これから六年を耐えうるだけの
物ではある。

しかし
六年間、兄さんの背中で
兄さんの学校生活を支えたランドセル。

彼の
喜び
彼の
哀しみ

彼の背負ったものは
彼の背負ったもの。

おさがり……にすることで
節約になるのかもしれない。

でも
できれば
その小さきに背中には
まっさらな
まっさらな
ランドセルを背負わせてあげたい。

まっすぐに
まっすぐに

彼だけの
ランドセルに
沢山の喜びと
沢山の夢を
詰め込んでほしいと思うのだ。
焦ることはないさ ゆっくり登っておいで

気持ちの昂ぶりは激しい炎 今は心を焦がしても 炎はやがて‌‌

おき火に変わる 消えることなくおき火は燃えて 登り続ける力‌‌になるさ

目指す明かりは何日何ヶ月何年も 絶えることなく光り続ける

頑張って! 急いじゃだめだよ 落っこちるから

明かりはあそこにあるんだから 休み休み頑張って!‌‌
【day dream】


砕けた硝子の音

粘土の奥の感情

欲したのは温度

得たものは湿度


忘れた頃に取り戻す

損失補填のための吐き気のする打算

吐けない自動装置

Automatic幻想


考えの足らないalchemist

限のない霧の中で

包括的な総括を

自主規制


逆再生を巻き戻しし

過去を取り戻した勘違い

そして失う現在は

回遊魚の餌としてのプランクトン


乾いたジャム

貼りつかせた頬

ひりつかせた喉で

歌う人魚の人形を愛そう

愛した明日に呪われながら

夢を紡ぐ夢を見る

コンパスを持たない吟遊詩人たちへの鎮魂曲
受け入れているのか

それとも流されているのか

限界に挑戦して

その時の輝きで魅了する

間違いじゃない

たとえそれが真似事に近くとも

人が集まるなら十分いい
風は暖かく

体を包み

この風は北へと

春が訪れ

花が咲き誇るだろう

変化が音に変われば騒がしいもの

少し確かめたく思ったのだ
それぞれの戦いがある
ただ共有出来ないなんてもったいない
できれば同じ見方を続けるのではなく
違う見方も大切にして欲しい

繰り返し波はこの砂浜に訪れ
面白い物を残して行く
大きな大きなガラス瓶に
ハローと書かれた手紙
様々なものを見つける事ができるここでは
どこから来たのか分からないような
資材が散乱している
名前を書いておくれ
正しくどこから来たのか想像出来た方が楽しいから
世俗にまみれて

四十余年…

天のような

地のような

己れの欲に絡まれて

得ているようで

無くしてる

心は腐り

魂までも

世俗の欲は絡め取る

いつしか真の

極楽へ

貴女と供に

渡りたい。



『ひとつの愛の話』

鳥は愛を地上で唄う
ぼくたちが飛べないのはそのせいだ
言葉はきみの元には届かない
大空は太陽以外を許さないからだ

鳥は小さく囁いている
泣くなら誰もいない空の中
きみは白くて丸くて柔らかい
ぼくはそれを嘴で割ってしまった
濡れた精子をぶっ掛けたい

鳥はどこまで飛べば雲になるだろう
後ろは向かないようにできている
ぼくは続いていると信じながら
きみも歩いているのにさ
それも風が連れてきた

ぼくはこんなところで
きみを抱きしめようとしたら
うっかり羽ばたいて飛んでしまうだろう
強く高く強く高く
鳥は太陽に近づくほど白くなる
たとえ、言ったとしても

たとえ、言わなかったとしても

何が変わる?

気分が悪いだけだよ

そんなことより

手をつなごう

温かなぬくもりが

きっと誤解を消し去ってくれる

だって僕らは

同じ人間だから

あの窓の光が誰よりも好きだったのに
寒すぎてカーテンが開けられない
光を見ずにどれくらいきただろう
あぁ 今朝も寒くて身が凍える
温もらないこのカラダ

太陽に行きたい 太陽に行きたい
『花のような人生』

春に咲く花は冬に咲く花と出会えない
冬に咲く花は春に咲く花と出会える
そんな気がするのだ
ぼくはこの感覚が嫌だ

ぼくたちはどちらが見えていて
どちらが見えていないのだろう
きみに尋ねると答えは返ってくるだろうか

うまくいかないからと言って
強引に手を取ったなら枯れてしまったよ
ぼくの手には種子など残っただろうか

けれども蒔けないのだ
ふたりは季節が違うのだから
お願いだから
人生を花になんかで例えないで
誰でもどうでもいい
関わりたくない人に
なりたくはない

触れて関わって避けて
孤独に走りすぎて
誰もいなくなる

笑っていたいよ
満たされたいよ
叫べば誰かに届くの?

気づけば灰になりそうな
からっぽの心のなか

言葉は常に空回り
行動は非常に無情で
愛想笑いの無表情

どうでもいいなんて
さみしいこと言うなよ

誰でもいいなんて
かなしいこと言うなよ

誰かにいってほしかった
努力なんてしてないのに

求めるだけ求めて
自分都合に合わせてと
願っているだけなんだ

孤独にしているのは
ぜんぶ自分なのにさ。
【silent sea and shooting star】


綺羅星 屑星 海に落ちて行った ヒトデになって 海月になった

リノウム床の水族館 古びた海賊船の残骸 一枚の板が目印で

鯱の骨で作られた楽器を演奏する老人が館主を勤めている

マリンスノーが深海まで降りて行く間 悲しい物語だけ忘れてる

沈没船にはパンドラの函 魚がつついて開けてしまった

気泡と希望が一緒に浮上 イルカは上機嫌に背中向けて踊っていた

竜宮からの信号は数百年途絶えているし 世界の終わりはまだみたいだから


綺羅星 星屑 眠ったままのブラックホールに口付けした後で

地球に落ちて ヒトデになって 海月になって

波のメロディ 体で感じる極彩色の海母 16ビートで泣いていた

湾岸に停めてあるキャデラックの中 ニーチェの本を顔に乗せながら


俺はそんな意味の無いストーリーを思い描いた 朝の遠い流星の夜

綺羅星 瞬いて 瞬間に消えた 星の消えた後の時間には

沈黙の海 俺は溜め息を付いて 瞼を閉じて海を見つめた
『繋がり合う世界』

電線のようにどこまでも伸びていく
いずれ道も通っていない場所にも
向かうことになるだろう

あたしの繋がる先はどこなのか
それはどこからやってきたのか
過去のように持っていたものなら許せた
歴史はあたしのものじゃない

あたしは淋しいと言う
誰かを求めるこの気持ちこそ
切っても切れない電線だ
諦めたあたしはショート寸前

動くものを動かし続ける
早くコンセントを抜いてほしい
オンとオフの繰り返し
寿命で終わらせることは
いないのにいると言っているのと
同じことじゃないか

熱量を持った太陽
あの山を越えてしまったら
ぐるぐるに巻いてしまおう

途中道端で死に絶えた猫にさえ
触れることができなかった
『頭の中』

ぼくは色んなことを
覚えなきゃいけなくて
それを忘れることを
許してくれなくて
仕方なしにどんどんと
詰め込んでいくんだけど
それを取り出そうとすると
すきかきらいかしか
見当たらないんだ
ぼくはどうしてこんなことを
覚えてなきゃいけないのかあ

きらいなひとは
いつまで経ってもきらいです
『朝はトースト』

眠ってしまえば勝手に
明日はやってくるけれど
ぼくはこうしてお風呂に
入ってる段階ですでに
明日も生きますねって
宣言しているような感じに
なっているもんだから
やり切れない

そんな風なことを
ぐちぐち考えながら
体を洗い終えると
お母さんが用意してた
真っ白なお皿に載せられて
日が昇るまでの間
じりじりと焼けていくのを
待っている

朝になると今日も
いただきますって声が
1階から聞こえてきた
ああ憂鬱だ
耳がなければよかった
水の中にずっと
潜っていればよかった
朝は何かと乾いている

水が流れるように
上から下へは行けないから
2階から1階に向かうのは
時間が止まったように長かった
それなら堰き止めようか
そしたらどうなる?
ぼくのきらいなお風呂が
お風呂がまたひとつ
でき上がってしまった

仕方がないので
インスタンコーヒーを
作って食卓に並べよう
缶を投げ入れたなら
強烈な硫黄の匂いがして
銭湯の素だと気が付いた

言い訳をしなきゃ
許してもらわなきゃ
だからここを通らなきゃ
ドアを開けることができない
服のまま入ったら
水をどんどん吸収して
何もかもが体に張り付いて
妙にふしだらさが気持ちよくなってきて
失禁してしまった

もう飲めたものじゃないのに
お母さんはそこに立って
冷めた目で珈琲を飲みながら
おはようと言った
ぼくはそれを見て明日から
お味噌汁にしてもらうように
言おうと思っている

おしまい
本当の言葉を隠して 言葉をつづる
本当の心を隠して   優しくほほ笑む

だって、あの場所は、彼女が見つけるから

大事な人を連れて行った彼女が見つけるから

本当の痛みを隠して 彼女を開放する

大切なあの人が悲しまないように 苦しまないように

痛むのも苦しむのも私だけで良いと

けれど

きっと

それも

                    独りよがり
皆が思いやり 皆が壊れて行く
ゆるやかに ひそやかに
皆が悲しんで 皆が冷えて行く
たおやかに しずしずと

守る力と壊す力 欲するのは・・・
2014年春、新宿の街角で〜「これでも詩かよ」第81番

ある晴れた日に第221回


新宿の学校で例によって白墨とマイクと髪振り乱しての授業を終え、
ヘロヘロになって、JRの南口に向かって歩いていたら、
前田さんとおぼしき女性が、2人の男性となにやら話しあっている姿をみかけた。

2人が真剣な面持ちで、ああだこうだ、と議論しているのを、
年輩の彼女は、ちょっと引いた地点にある、ちょっとした高みに立って、
ふんふん、ああなるほどね、というような顔をして聞いている。

それで私は、こいつはてっきりかの前田女史ではないかと思ったのだが、
およそ30年前の彼女の顔は、あんなにふっくらしていなかったので、
もし別人だったときの恥ずかしさを思って、そのまま電車に乗って鎌倉に帰った。

彼女は、私が勤めていた会社で、広報の仕事をやっていた。
おせっかいで、おしゃべりだったが、
とても親切で、優秀な人だった。

会社でリストラにあって右往左往していた私を、
新宿のこの学校に招き入れてくれた女性は、私の生涯の恩人のひとりだが、
やはりリストラにあったその女性とこの学校を結びつけたのは、他ならぬ前田さんだった。

電車に乗って戸塚辺りの葉桜を見ながら、
私は昔この季節に、部課の全員で出かけた社員旅行のことを思い出した。
あれはたしかバスに乗って、西伊豆で一泊したのではなかったか。

あのとき前田さんは、のちにご主人になった男性と熱烈な恋をしていた。
そんな2人をみんながしっかり観察していたのに、
2人は2人だけの夢の世界に住んでいた。

あのとき、前田さんは、ラブラブだった。
あのとき、前田さんは、若かった。
あのとき、私も若かった。



なにゆえにいつも上機嫌に過ごしていたのか今は亡き愛犬ムクよ 蝶人
すべてを壊そう 
何もかも破壊して
狂った円舞 回る回る回る

願望が夢を見せる

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