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【詩】を書く人。コミュの彡☆°˖✧ オリジナル詩集 その42 ✧˖°☆彡

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コメント(1000)

「色褪せて忘却」

荊の道など作らず
自己を腐らせた自己を皮肉めいた口元が笑う

僕は、事あるごとに退屈に意味を付けようとした

成れの果ての果てで出会う忘却は、自己を認めきれない幼さと

都合よく世界を空想する背徳を帯びている

何かを手に入れるまで
何を失い
何を忘れ
誰を傷付ける?


あぜ道を行く途中、キャンパスに思い出を描く女性がいた


「色褪せて見えない思い出を描きためる事が私の仕事なのよ」

「あなたの思い出も描いてあげましょうか?お代はサービスしてあげるわ」


未来が虹色なら、過去は無色透明

未来が無色透明なら、過去は虹色

色褪せた未来に忘却の過去が重なれば

現実は現実としての機能を止めて、時間だけが進む
『踏。』

どこの誰かも知らない奴が
何分も何十分も噛みつぶし
無数の遺伝子を練り込んで
真夏の道路に焼かれた物質

それはまるでゲリラじみて
私の足取りを重くしていく
憂鬱な気分も呼び起こして
貴重な時間も無駄になった

まだ買ったばかりの靴がさ
もう酷く傷付いた気がして
赤ん坊を沐浴させるように
愛おしげに穢れを落とした

未明の都会の喧騒の片隅で
誰かが生きてる証のひとつ
ただそれに巡り会っただけ
それだけのことだったんだ

…久々にガム踏んだわ
「ハストナル」

泥水の中を這いずりまわり
爪の間に泥を詰め
膝の皮を剥がし
それでも前へ進んだ
どこへ行くのかも知らない
行ったところで
何があるのかも知らない

ただここにいるよりはましだと思ってた

泥の底へ沈めば肺まで泥で満たされる

息を吸えば泥を吸い吐けば血が混じり
咳き込めば喉の奥から赤いものがこぼれた
何度も吐いて
何度も倒れて
何度ももういいと思った
それでも身体は
死ぬことさえ許してくれなかった
流され腐らないよう
こんな汚泥に根をはった
はるしかなかった
腐った水を吸い腐った土を吸い
誰にも見向きもされない場所で
細い根を一本また一本と伸ばした

根を伸ばすたび石に阻まれ
錆びた鉄に傷つけられ
硝子の破片を抱きしめ根を切られ
腐った木に絡まり腐らされ
名前も知らない虫にたかられて

それでも伸ばした

光が欲しかったただそれだけだった
空なんて見たこともないくせに
太陽なんて触れたこともないくせに

いつか
あそこへ行けるのだと馬鹿みたいに信じて
光を光を
光よ光よと

いつか
泥の水面に太陽が映っていた
歪んでいた
歪んでた
俺達を照らしていた光は歪んでいた
ぐにゃりと曲がり赤く濁り
泥の波に砕かれて
何度もチラついては姿を変えた

それでも
それでも美しかった
太陽を愛したそれでも愛するしかなかった

ああ
あれが太陽なのか

あんなにも遠くあんなにも歪んで
こんなにも汚れて見えるのに

それでもそれでも

憧れた

血を吐いて
泥を吐いて
肺を焼かれて
身体じゅう傷だらけになって

それでも
あの歪んだ光を見ていた

羨ましかったよ
憎らしかったよ

どうして自分だけ
こんな場所にいるのだろうと思った

どうして
あれは空にいて
自分は泥の底なのだろうと思った

何度も空を呪った
何度も太陽を呪った

何度も
生まれてきたことを悔やんだ

それでも

朝になると
また探した

泥の水面に映る
歪んだ光を

ほんの少しでもそこに光があるなら
そこまで根を伸ばそうと思った
たとえ根が腐り切り捨てる事になろうと

たとえ花を咲かせる前にこの身が朽ちても

それでも
泥の中から空を見上げたかった
そして今日も血を吐きながら

泥を掻き分ける
一寸先も見えない暗い水の底で

明日を探す

明日を探す

明日を

アスニサク

ハスニサク

アスニサク

ハスニサク

泥にまみれて
血にまみれて

空を裂く

それでも

いつか

いつか

この汚泥の底から
この花だけは


ソラヲサキアスニサクハストナル
メロディーのタトゥーを精神に彫ったんだ

全身にだよ

娑婆を生き抜くためのマイルールだ

一つもこの世のことが理解できなかったからだ

友も両親も恋人もいなかった

奇跡は幾度も幾度も起きた

だが人は冷たかった

丸で心がNAIかのように

吸収するのが盗人なのか?

最初から陰謀だらけ

真面目なやつなんてごく僅か

昨日のことなんて知らない

嘘や誤魔化しはつまらない

明日になれば答えは出るだろうか?

ときどきささやきが聴こえるんだ

この声は味方なのかな?

どこかに潜んでいる味方なのかな?

サギが鳴いたりする

詐欺に気をつけてという意味らしい

遺伝子をばら撒く

調べられ尽くした世界で

援護はあるだろうか?

無敵の兵士たちはいるだろうか?

王を脅かす武器はあるだろうか?

いつだって
ときめきは
不意にやって来る

毎回毎回
心の準備など
させてはくれない



しぼんだ心に
息を吹き込んで
どうにか生きていた

眠れなくて
起きていたのに
気がつけば
朝 目が覚めていた

水分と栄養分を摂って
ただ呼吸をするだけ
そんなことの繰り返し


季節は巡り
光の粒がはじけても
目に映る色彩はモノクロ


最初に反応したのは
耳からだった

雑音の中に
響き渡る澄んだ声

はっとして顔を上げ
見渡せば
光をまとって
あなたがそこにいた


いつだって
ときめきは
不意にやって来る

毎回毎回
心の準備など
させてはくれない


私は恋に落ちた















分田上という料亭がつぶれることになって
花板は川波という料亭に移った

その花板のもとで修業をしていたので
自分も川波に引っ張ってもらえた

川波では花板について修行するも
煮方・焼方の地位とは言えない
それは下に見習いがいないから

ある日見習いを探しに行くと
女将さんに告げられて
いよいよ昇格と期待していたが

女将さんが連れてきたのは
自分より年上で
向板10年のベテランだった

煮方・焼方の地位からも陥落し
結局元の脇板以下に


女将さんに
話が違うじゃないですかと
食い下がるも


女将さん曰く

雨の日、傘を持って人の家へ行く
帰りに傘立てを見ると
自分の傘がなくて
自分のより立派な傘がある
どうせ持って帰るのなら
いい傘のほうをを持って帰るでしょ
そういう事ってあるでしょ
だから仕方ないの


女将さんは元芸子さんで
浮世離れしていて
理屈じゃない世界に生きていた

辛いけれど
川波での修行を
続けることにした














前略おふくろ様 2 より
どこまでも続く砂浜を
うつむき歩く夏の夜明け前

素足に感じる冷たさは

理解してもらう事ばかり望んだ
誰かの こころの温度

いつから
気付くことをやめてしまったのか


言葉に生まれ変わる悲しみだけが
痛みのすべてじゃないって

そんなことさえ
気付かなくなってしまった


響きになれなかった呟きは
こころの軋みを抱いて

海深き闇へと沈み
澄んだ空さえ青い記憶にかえる


生まれたことさえ気付かれずに
葬られた淋しさは刹那に

いつかの想いを風にのせ
今日も波打ち際で哭き続ける






優しさに 包まれて
夢と目覚めの 気持ち良い狭間

あなたの寝息が わたしの髪を
優しく揺らしている


街は まだ起きたばかりか
いつもは寝坊助のわたしなのに

牛乳配達の瓶が触れ合う音は
心地よく 閉じた瞼に映る


いつもは ぼやけて見えない
あなたの顔も こんなに近いと

幸せ気分で 目尻が下がるから
この時間を写メで残したい


少し開けた窓からそよぐ風が
カーテン揺らし 光の目覚まし

太陽が昇る前の 光は柔らかく
時計の目覚まし音より優しい


あなたの腕枕で 幸せ感じ
気付かれないように ちょっと

首元に おはようのキスをして
唇に 愛してるのキスをする


あなたに 包まれて
優しさに 包まれて

このまま 幸せ感じて
いつまでも 包まれていたい

















『暑い』

また転んじゃったできて

ちょっと大事になっちゃた

暑さに慣れてないから

一度しゃがんだら起き上がれない

まったく足腰鍛えなきゃ

熱中症と間違えられちゃっう

フラフラちゃうのは筋肉のせい

だけど道端で倒れると他人に迷惑かけちゃう

外に出ないと歩けなくなる

困ったもんだ

涼しくなればこんな事減るのかな…

病気は面倒

自分の力ではどうにもならないから

家で筋トレしないと…苦手だけど

若い頃はこんな事はならなかったのに…

またね
誰かの 涙が光った

太陽の下で
月明かりで
街灯の下や
蝋燭の明かりに輝いた


悲しみの涙も 喜びの涙も
心揺さぶられ 頬伝う涙だから

どんな涙も 輝いて
誰にも 伝わるものだから


手をつなごう 手をつなごう
あなたの みんなの
温もりも 悲しみも
伝わるように



喜びが みんなに
悲しみが みんなに

少しでも 伝わるように
手をつなごう

どんなに離れていても
一人一人が手をつなぎ

広げていけば もう時期
あなたの心が伝わってくる


だから


手をつなごう 手をつなごう
あなたの みんなの

温もりも 悲しみも
すべて 伝わるように


みんなで

手をつなごう 手をつなごう
あなたの 喜びも悲しみも

みんなの つないだ手から
心が 伝わるように














僕は音楽が好きだ!

僕は自然が好きだ!

僕はカードを集めることが好きだ!

僕は珈琲が好きだ!

僕は密かな英雄ごっこが好きだ!

夢を叶えたい その為に努力しているよ
完全犯罪の世の中で

僕は塞ぎ気味

明日にも撃ち抜かれるか…?

しかし

身体が痛くないかい…?

しかし

身体が疼かないかい…?
苦しいよ
切ないよ

あなたの姿 浮かぶたびに
胸締め付ける涙 溢れ出す


殻に閉じこもりたくて
携帯につないだイヤホン

響きに 共鳴した心は
涙の滴 溢した



机の上に書いた日記に
想いを書き留めたくて

幸せを願い 祈るように
ブルーのインク走らせる



苦しいよ
切ないよ

あなたの姿 浮かぶたびに
胸締め付ける涙 溢れ出す



毎日綴る片思いの文字は
ブルーの涙で滲む日記

誰も 誰も 読めない
わたしだけの 涙の暗号



薄暗い部屋で 聴く曲は
あなたの好きな メロディー

綴られた 愛の言葉は
わたしの心へ タッチした



苦しいよ
切ないよ

あなたの姿 浮かぶたびに
胸締め付ける涙 溢れ出す


苦しいよ
切ないよ














朝日が昇る前の 薄明かりに
煌めく一粒一粒の真珠を揺らし

寝起きの 火照った頬を撫でる
涼風は 夏の想いでを運んだ



パソコンの そばに置いてある
汗かいたグラスを 口元に運ぶと

溶けかけた氷が 涼音を響かせ
喉の渇きと 思い出を潤した




蝉の目覚ましで 一日が始まり
ヒグラシの子守歌は 夕日誘い

蚊取り線香の 煙が漂う部屋で
瑞々しい赤い実を 頬張る



幼き頃の思い出を 駆け足で
暑さの記憶と結びつければ

輝く笑顔で息切らし 駆け回り
木陰で 涼しい風を感じた




いつもと同じ 暑い夏が始まり
いつもと違う 夏を感じて

瞼の中にある記憶に 飛び込み
思い出を 探す自分がいた













楽譜 『  さくら湯  』 ボクの唄より

    『  さくら湯  』
               詩・曲 そほと

  私の特別な人は
  さくら湯に特別な想いがあるらしく
  厳かにその作業を終えた

  私の特別な人は
  幼い私と妹を
  お行儀良くちゃぶ台に座らせると
  うやうやしく運んできた硝子の小瓶から一つまみ
  湯に沈めた
  無言で見入る私たちに満足すると
  静かにその世界へと入って行った

  湯の中で
  私の特別な人は私の知らない少女で
  うすいピンクの花びら
  ゆらゆらくるり と
  動いていました

  この不思議な今の後には
  いつものように
  毛糸を編むこの人の背に寄り掛かって
  見る絵本をどれにしようかと
  考えている私でした

  私の特別な人は
  おかあさんと言います

楽譜 『  熱帯魚  』そほとの詩より

     『  熱帯魚  』

  わたし

  美しくないし

  おしゃれもヘタだし

  歩き方も変だし

  熱帯夜に

  泳げないし

楽譜 『 菜の花 』そほとの唄より

     『  菜の花  』

 あれっ
 一人だ

 と
 菜の花

 ふふっ
 咲いちゃお

 と
 菜の花
楽譜 『 サラサラ キラキラ 』そほとの詩より

    『  サラサラ キラキラ  』

  スティックの頭をつまんで千切る
  傾ける
  濃いコーヒーを入れてみたんだ
  今日 仕事無いから
  貴方想って過ごす1日が
  グラニュー糖でありますように
楽譜 そほとの詩より

    『  半音進行  』

  Cメジャーセブンのアルペジオ

  から

  半音進行で

  スキ キライ
空は灰色の雲に覆われ
冷たい雫を 降り注ぎ
山々に冬の訪れ伝えた


艶やかに 色ずく葉は
やがて 幹から離れ
ハラハラと散っていく


前だけを見て 走り続け
気付いた時には
苦しみに涙する心があった


大切なものも 失い
寄り添う人も そばに居ない
孤独は 心を冬に導いた


傷ついて 震える心を
温めて 癒すために
今 繭の中に


















今日もYouTubeにエロい動画がupされていました

僕のせいなのかな?

誰かのせいなのかな?

良くエロい動画がupされる

僕は今日、小動物を見に行くために散歩をしました

たくさんの命がいるのだなと気付かされました

僕は音楽が好きです

僕は勿論女性も好きです

僕はもう20年くらい困り果てています

だけど誰からも助けの声が掛かりません

逆に苦しめようとするものも何人もいます

僕はかつて何人かの人を助けた覚えがあります

時折、僕に優しくしてくれた人もいました

しかし僕を心から助けようとするものはいません

誠に残念です
楽譜『  あなたよ  』そほとの詩より

     『  あなたよ  』

  青く透き徹る空いっぱいに
  跳ね回る夢と

  緑一面に広がる大地より
  あふれ出る希望との二つが

  あなたの胸に
  こんもりと膨らんでいる

  しなやかな身体は
  風に吹かれるススキのように柳のように

  白い肌は
  光のつぶつぶがすり抜け

  軽快な足は
  右と左とで仲良く
  追いかけっこしているし

  両手は
  空気の隙間にたわむれる蝶のよう

  おまけにあなたの笑顔からは
  ヒメジオンの香りする幸せが
  こぼれている

  あなたよ
  明るい白日の光の中で

  さらにまぶしく

  まぶしく


ゆっくりと ゆっくりと
静かに 舞い降りて
音もなく 大地に触れる

冷たくなった 手の平に
落ちれば 淡く溶けるのに
明日へ繋ぐ命を 守る為か
大地を 真綿の様に 包む


激しく 北風が吹いても
氷が降り注ぐ様な 夜でも
お腹をすかした鳥からも
命を包み込んでいる

雪に守られた 命は
静かに でも少しずつ
わずかな大地の温もりを
感じながら 時を待つ


やがて、その時が来る
闇夜より 降らす氷が止み
北風は 自分の住処へ戻り
雪は 新たな役目に入る

命を輝かせるため 雪は
自分の体を 水に変え
大地の 温もりと養分を
優しく 口元へと 運ぶ


先に目覚めた 虫達が
お腹を空かせ飛び立つ頃
大地は 緩やかな陽射しで
雪の 水に変える手助け

目覚めた 命は 空に向い
淡い色を 大地の外へ出し
その体には 雪の願いが
春の陽を受け 輝いた















『夜。』

最初から存在しなかったものが
指の隙間からこぼれ落ちる錯覚

液体でも気体でも粉末でもない
なのにその全てに該当する何か

未体験の感覚が何故か懐かしく
何度も繰り返し欲し続けていた

心の痛みさえ快感に思えるほど
他人の傷を笑えてしまえるほど

時間という概念が消えた世界で
ただ指先の神経を研ぎ澄ませた

月蝕の欠けた影に潜む君の笑顔
そんな夢の中で腕を伸ばした僕

僕が欲しかったのは普通の日々
苦痛の日常なんてもういらない

幸せな今日が終わらないように
辛い明日が来ませんようにって

強制的に見せつけられた夢から
逃げたくて地球の自転を止めた

朝は朝で昼は昼で夜は夜として
変化のない世界へと逃げ込んで

それで安心できたふりをしてた
本当は不安しかなかったくせに

もし僕の指先に君が触れたなら
もう一度地球は回り出すのかな

暗闇しかない世界から手探りで
優しい朝の陽射しを心が求めた

僕の夜が朝を迎えられるように
誰かの昼間に夕陽が差すように

僕達がまた巡り合えますように
新しい世界が始まりますように

強制的に見せつけられた夢さえ
生きてく力に昇華できるように

僕は目を開いて歩いた
楽譜『 〜で 』あぶくより

      『 〜で 』


「 ことばなんていいかげんなもんだ 」

それ なんとなくわかります

いろんな意味で



「 ことばはおそろしいもんだ 」

それは良くわかります

いろいろ経験しましたから



「 ことばっていいもんだ 」

そりゃそうです

声に出さなくってもね


〜で

「 かあさんのみそ汁は旨い 」

ってところに落ち着くわけだ





       あ
        な
      た
          は
     い
            ま
    な      
              に

   か         

                を

  し


                  る


      流動


               目

    耳
          口

             鼻

 手     足



          それらは


   電車に〜〜〜ゆられ
    
       〜〜〜


 どこかへ


 「ないものねだり」

 お父ちゃん
 お母ちゃん

 ないものをねだるのは
 当たり前だと思うんだ


        流転


     私は過去 粒子だった

   父の精巣で片割れが出来
   母の卵巣でもう片割れが出来た

     私は過去 恒星だった

     それからあらゆる物になった

     私は廻る存在
     
     私は過去 粒子だった

     私は現在 物体としてある

        
        輪

   想像する事はない過去
   それはあったからだ

      未来は過去を餌に膨れ上がり
      過去は未来に媚びへつらい過ぎる

    今は現在に置き去りにされ
       
         輪の中心部を己に化し

      死の姿を未来に背負わせる
楽譜『  サビた私  』 そほとのあぶくより


      『  サビた私  』


  私のまわりはイヤなやつばっかり
  私のまわりはバカばっかり

  サビた私がおもちゃ箱の底で泣いてます
  本当の私を誰もわかってくれないと泣いてます

  ギ・ギー・ツ・チッ・チキチキチキ
  (自分の涙で自分の体はサビ付いた)
  こんな醜い私はキライとまた涙を流します

  私のまわりはイヤなやつばっかり
  私のまわりはバカばっかり

  呪文のようにくり返すくり返す
  くり返すサビた私が
  おもちゃ箱の底で泣いてます

  ギ・ギー・ツ・チッ・チキチキチキ



「まだ少し」


苦しいのももう慣れた

いまは眩暈と格闘中

願う幸せは息子の事かな

自分はもういいかな

あと少しは頑張れそうだけど

先の事はわからないから

幸せにだってなるかもしれない

何も深くは考えない

これが幸せ

大好きなアイス食べながら思う

またね

ずっと会話が
途切れなかったのは
自分のどんな些細な日常も
聞いてほしかったから

聞いているほうも
相手のどんな些細な日常も
聞かせてほしかったから



でもそんな季節は
いつまでも続かなくて
いつしか終わてしまう



自分のどんな些細な日常も
聞いてほしいと
思わなくなり始めると
どんどんと
聞いてほしいと思わなくなって
どんどんと
聞かせてほしいと思わなくなって
会話は途切れてばかりで



言わなくてもわかることは
確かにたくさん増えた

それと同時に
聞いてほしかったことを
言わなくてもわかってほしいと
一方的に期待するようにもなる



そんな期待が何度も外れると
マイナスな気持ちが
どんどん加速していって
会話のない
乾いた沈黙の時間が
どんどん積みあがっていく



もっともっと
自分のことを知ってほしい
もっともっと
相手のことを知りたい

全てはそこから始まったことを
まるで知らなかったかのように

















楽譜『  くちづけ  』そほとの詩より


      『  くちづけ  』

  あなたのとばしたシャボン玉
  そおっと
  てのひらにとったら
  きえました

  あなたの
  やわらかなくちびるに
  そおっと
  くちびるかさねたら

  やはりあなたも
  きえますか  

『  ねェ  』 そほとのうたより


     『  ねェ  』

  なぜ 霜がおりるの?

  月のうさぎの息が凍って



  

       終わり

      バ イ バ イ

       またね






















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