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ジュンロゼライブラリーコミュのわたし

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自分の中の激しさは、小さな頃から気付いてて「平凡な暮らしをしたい。」が
口癖だった。
でももう一人の自分がいて、中学生の時に将来何になるなんて話題が出た時も
「金持ちのじじぃの愛人。」と答え周りを唖然とさせた。
この頃の夢というか野望は「舞妓さん」になることで、親にも
「都立高校落ちたら京都に行って舞妓さんになるから」と言っていたが受かってしまった。
今考えれば、真剣に試験なんて受けなきゃ落ちてるのに、それが出来ないA型気質が災いした。
中学は超がつく位真面目にやってたから、高校からは軟派になっていた。
学校が学校だけに真面目の方がバカらしいのだ。
標準服はあっても制服も無い学校だから、私服の生徒が多かった。
ふざけて中学のセーラー服を着ていくこともあった。
特殊とは言え工業高校なので男子が多いが結構女子もいて、今で言う読モもいた。
3年間同じクラスメートと過ごす濃い3年間だった。
最初の夫とはここで出逢った。
面食いで
「男は175cm以上じゃなきゃ嫌だ。」
とのたまわっていた、とんでもない女だった。
私はいつの頃からか
「刺し違えて死ねる男じゃなきゃ嫌だ。」
と思っていて、彼とは刺し違えて死ねる、と感じた。
今でいう「バカップル」だった。
処女と童貞1年付き合って、初めて結ばれた。
お互いの両親も公認の付き合いだった。
避妊はきちんとしていた。
たった1度だけ避妊をしなかった。
そして、妊娠した。
私の中に「中絶」と言う言葉はなく、無邪気に彼の子供が出来た事を喜んだ。
彼も
「結婚しよう。」
と言ってくれたが、両家の親の大反対。
私は毎晩枕の下に包丁を入れて寝ていた。
無理やり中絶させられるくらいなら、お腹の赤ちゃんと死のうと。
幸い両親が折れて結婚をした。
高校を卒業した夏に。
彼は一生懸命働いてくれた。
毎日、彼のためにお弁当を作った。
幸せな日々だった。
お金は無くても「愛」があった。
その年の終わりの12月に赤ちゃんが産まれた。
その頃彼は転職をした。
まだ、幼い二人は親にも頼っていた所もあり、私は時々実家に帰ったりしていた
異変を感じたのは、彼がガムを食べるようになったこと。
ある日実家から戻ると洗っておいたジャーに炊き込みご飯があり、私の使わない
生理用品がゴミ箱に棄ててあった。
勘は的中した。
発狂して、彼の会社に電話して
「死んでやる。」
と叫んだ。
慌てた彼は自分の親に連絡して、私を保護させ、愛人と駆け落ちした。
私は姉と親友に電話した。
親友は
「家においで。」
と言ってくれたので、お世話になった。
もう、心は自分の気付かない所で壊れ始めていた。
1週間後実家に戻った。
周りは気遣ってくれればくれる程辛かった。
全てを預けた相手に裏切られたことが、本気で愛していたから辛かった。
でも、周りにそれは見せられることではないし、平気なフリをしていたが外に出ることも出来なくなっていた。
でも、母は見抜いていた。
私の気の強さの裏の脆さを。
それから1年後離婚が成立した。
私を棄てた事はどうでもいいが、平気で子供を棄てたことが許せなかった。
21歳になっていた。
いつまでも親に甘えてられる環境ではないので、姉から紹介されて保険会社で働き始めた。
子供を保育園に預けて、一生懸命働いたが水が合わず、また姉の紹介で建設会社
で働き始めた。
女性社長の下でいろいろと教えてもらった。
私が今でも1番尊敬している女性だ。
厳しく、優しく、可愛らしい人だった。
私の仕事は掃除、出勤簿付け、電話応対だった。
小さな事務所に社長・事務のおじさんと私
初日、
「おじさん、電話は全部その子に取らせて。」
と社長は言った。
私はビビリながら、なれない電話番をした。
事務のおじさんはもうおじいさんという年齢だったが、お洒落で良く私を可愛がってくれた。
お昼をおごってくれたり、自動販売機のジュースを買ってくれたりした。
社長は朝早く来て、一時帰宅して昼過ぎに会社に出社してきた。
慣れてくると、私を可愛がってくれて色んな所に連れてってくれた。
「こんな、仕事してるから友達がいないんだよ。」
と言って自分の過去の話や結婚のことやいろんなことを話してくれた。
「結婚しても財布は別だよ。」
「結婚するならA型の男がいいよ。」
「でも、社長B型ですよね?」
「女のBはいいけど、男は最低だよ。」
「そうなんですか?」
「そうだよ、N見てたらわかるだろ。」
とホスト風な社員の名前を出した。
「見たとおり、たらしだし、ルーズだかんね。」
笑ってしまった。
旦那さんも会社で働いていたが外回りが多くてあまり事務所にいなかった。
でも、会うと柴犬みたいな人懐っこい顔で
「じゅんちゃん、元気か?」
と笑った。
「はい、元気です。」
「ほら、S。さっさと外回りして来い。」
と社長が旦那さんを呼び捨てにして言った。
「なんだ、こら^^」
と笑いながら旦那さんは出かけていった。
社員の人にも可愛がられ楽しく働いていた。
「じゅんちゃん、今日飲み行かない?」
「はい、わかりました。」
「7時ごろ会社に来て。」
「はい。」
夜の7時に会社に行くと社長はまだ働いていた。
「ちょっと、待ってて。」
私は事務所の中で待った。
しばらくして、仕事が終わりドアを閉めて出かけた。
連れってて貰ったのは、千葉市のおかまバーだった。
「あら、ケイちゃんいらっしゃい。」
出迎えてくれたのはご高齢のおかまさんだった。
「ブランデーとコーラね。」
「ブランデーなんかないわよ。」
「うんじゃ、そこのボーイに買って来させて。」
と1万円札を何枚か取り出した。
「私はVSOPしか飲めないんだよ。」
ボーイが戻って来て、コークハイで乾杯をした。
「見て見て、私の孫。可愛いでしょ。」
「カマが孫の話をしちゃおしまいだね。」
「だって、可愛いのよ。」
笑いながら歌いながら時間は過ぎていった。
「この子、私の娘にしたいわ。」
「だめだよ。うちの社員なんだから。」
「私はね、この世界長いからKなんか売れない頃、私の毛皮貸してあげたのよ。」
「そうなんですか。」
「そうよぉ。」
「じゅんちゃん、帰るよ。」
「もう、帰っちゃうの?」
「明日も仕事だからね。」
この時ブランデーが2本空いていた。
真夜中はとっくに過ぎていた。
「じゅんちゃん、寿司食べよう。」
「これからですか?」
「うん、お腹すいたから。」
連れてってくれたお寿司屋さんで私は2貫食べるのが精一杯だった。
「遠慮しないで、食べな。」
「遠慮してないです。」
「そう、ならいい。」
社長は美味しそうにお寿司を食べていた。
家までタクシーで送ってくれて
「また、あとでね。」
「はい。ありがとうございました。ごちそうさまでした。」
私はタクシーを見送った。
3,4時間寝て会社へ行ったが、二日酔いもいいとこ。
5分おきにトイレに駆け込んで吐いていた。
社長は昼過ぎにいつもと変わらず来て、元気だった。
「じゅんちゃん、遊んだ次の日はいつもより働きゃね。」
「はい。」
と返事はしたものの、トイレと事務所の往復した1日だった。

コメント(4)

うーん、、、ドラマのような話ですね。
ジュンロゼさんが、舞妓さんか・・・
そうなっていたら、今頃どうなっていたんでしょう?

血液型って当てになるのかな?
最近よく分からなくなってきました。。。
・・・・ノンフィクション すか・・・・

うーん・・・・・

裏切られる ってのは キツイっすよね。

僕も シチュエーションは当然違いますが   色彩が反転するような 驚天動地の失恋を食らったことがありますが・・・・



それでも 少しずつ 少しずつ 相手がいなかったころに 気持を戻して  戻さないと生きていけなくて

あら  こういうことが 共通点だとしたら  うーん どうなんでしょ?

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