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日本一人旅コミュのそうだ…信州にいこう

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ふと…そう、ふと行きたくなっちゃったんです。おいしい空気と山を見たくて…(9月に行ってきた話)

気付けば、新宿の「あずさ」ホームに立ってました。なんだろう、「あずさホーム」は普段嫌になるくらい通る新宿駅とは違う風が吹いてる気がするんです。すでにここから信州が始まっているような。狩人の「あずさ2号」ならぬ「あずさ7号」で旅立ちました。さすがに休日だけあって、ザックを持ったハイカーや水筒とママのお手製弁当持参の家族連れ、大学のサークルっぽい若者集団などでほぼ満席。車内の雰囲気は外の日差しに負けないくらい明るい。気付けば八王子。横に長いマンモス都市東京を横断し、高尾を越えた辺りから、本格的な中央線の旅が始まる。

左右に何度もカーブしながら山間を縫って進む「あずさ」。勝沼あたりで、眼下に甲府盆地が見えてくると、間もなく塩山。ぶどう狩りの季節らしく、多くの家族連れが下車。やはりこの辺まで来ると、車窓からでも季節の‘色’を見て取れる。それがまた新鮮。甲府は平地ながら周囲を2000〜3000m級の山に囲まれた盆地の中の盆地。夏は暑いし、冬は寒い。それ故にフルーツが育ちやすく、葡萄をはじめ、梨、桃などカラフルなフルーツで囲まれる。近隣に高い山々が連なるからこそ、景色も雄大で、北は甲武信ヶ岳、西は八ヶ岳、南は南アルプス、東は富士山と百名山と言われる名立たる山々ばかり。

中小のいくつかの川を渡り、韮崎を過ぎれば、八ヶ岳と南アルプスに囲まれた高原の小淵沢。清里への玄関口でもあるためか、ここでも小海線乗り換えのたくさんの下車客があった。がらんとした車内はさっきまでの賑わいを想像できないくらい。列車は軽快に富士見と白樺湖、車山、霧が峰下車駅の茅野を過ぎ、駅のホームにある足湯で有名な上諏訪へ到着。ここから10分くらい穏やかな諏訪湖を眺められる。岡谷から長いトンネルを越え、塩尻までくれば、終着松本は間近。

松本もなかなかの城下町。建立当時からの建物である松本城や1000年の歴史を持つ由緒正しい浅間温泉など見所もたくさんある。また、長野県唯一の空港も松本に有り、県第二位の経済都市としての役割も特徴の一つ。そして、歴史的観点から見ても、千国街道(塩海道)で日本海からの塩を運び、中仙道は京の都からの筋、甲州街道は江戸からの筋というように、昔から交通の要所であったそうだ。峠を越えれば長野や飛騨高山も至近で、今でも交通の便は土地柄高い水準で確保してある。

松本から、「しなの」で峠を越えて、姨捨山の辺りから長野率いる善光寺平が見えてくる。ここも千曲川水系の盆地で、北は斑尾、西は戸隠、南は蓼科、東は志賀高原と名山に囲まれる。長野の町は善光寺を頭に町が拓けていて、近年オリンピックと同時開業の新幹線により、さらに町の雰囲気を一変させた。小さいころから、ここに来ると必ず立ち寄っていた蕎麦屋で昼食をとった。そこは、蕎麦で名高い信州でも段違いに有名な戸隠蕎麦で、食感といい、香りといい最高。勿論、味も引けをとらない。一番蕎麦の味がわかる盛蕎麦を注文。幼児期から味わってきた変わらないこの味の素晴らしさを再認識してしまった。それから、642年創建の善光寺さんを軽くお参りした。

善光寺からナガデンで湯田中へ。湯田中は、志賀高原への玄関口、また温泉街として栄えた町。駅前には今でも志賀方面への接続バスが待機して、列車からの乗り換え客を待つ。駅舎も温泉街らしい風格を持つ歴史ある建物で、近年それを改造して、足湯を開設。旅客に親しまれている。自分も抵抗があったが試しに入ってみた。するとなんと暖かいことか。「足だけだろう〜」とどっかでばかにしてた自分の考えを覆すかの如く、全身に広がる暖かさで、しまいには汗をかいてく程。ただ、やはり町としての繁栄した時代は遠く過ぎたらしく、古めかしくていい雰囲気を醸し出してる半面、寂れてる感じは否めなかった。海外旅行が主流になった今日、全国の名立たる温泉地はみな一応に客の減少という歯止めの効かない現象に直面している。その中で生き残りを賭けてそれぞれいろんな活動をしているが、ここは古い駅舎をそのまま足湯に改造して誘致を図っている。駅の中ということあって、便は最高だが、長野から特急で一時間の距離が災いして、大きな客足に繋がってはなさそう。

少し寂しげな湯田中を後にして、リンゴ畑を縫うよう走りながら、小布施へ急いだ。葛飾北斎ゆかりのこの地は、古い蔵の町並みを残す風情たっぷりの町で、小一時間散策するには持って来いの土地。お土産に定番の信州味噌を購入して、信州の小京都と謳われる松代経由で一路屋代へ。そこから上田経由で別所温泉へ。信州の鎌倉と呼ばれるこの温泉、信州を取り仕切っていた真田藩のお膝元で、昔から親しまれてきた温泉である。ここで¥150という破格の入浴料を払って入浴。硫黄の香り漂う湯舟に浸かりながら、今日の疲れを落とす。帰途は上田から一気に新幹線で東京へ。行きに味わった、信州までの一つ一つの積み重ねが嘘のように感じるくらいの呆気無さで東京に着いてしまう。

長いようで短かったこの信州紀行。交通の発達のお陰で、思い立ったその日に日帰りできてしまうくらい近い場所になった信州に今度足を運んでみてはいかがでしょうか?いつの世も、百聞は一見にしかず…です。

コメント(1)

七年に一度の善光寺御開帳も無事に終わりましたほっとした顔

来年は諏訪の御柱(オンバシラ)です。

アルクマもお待ちしています顔(願)信州へりんご熊

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