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中西輝政研究コミュの48 「ソ連人」名越二荒之助/健郎親子の対日情報戦

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KGB第一総局付きでキリチェンコ機関に所属する名越二荒之助は、2007年4月に永眠するまで、シベリア抑留中にNKGBにリクルートされて以来、六十年の歳月すべてを「祖国ソ連」に捧げた、「真正のソ連人」であり続けた。そしてまた、長男である名越健郎(現・時事通信社外信部長)を完璧な「ソ連人」として育て上げ、二代に渡って、おそらく計九〇年(1945〜2035年?)に亙って、ソ連・ロシアのために日本人を騙し洗脳し続ける謀略に邁進することにおいて、ロシアにとって実に“役に立つ白痴”であった。
名越二荒之助の顔の下品さは、その下劣な人格の表徴であるが、卑しさがあふれんばかりの顔が示すとおり、名越とはまた詐欺師を副業としていた。この紹介から、「ソ連人」名越の物語を始めるとしよう。

一、偽装表示の「東郷ビール」の販売――名越のペテン師商売はこれだけか
「東郷ビール」と言う商品名を聞いたことがある人は、そう多くはないが、そう少なくもないだろう。実は、これは、フィンランド人の日露戦争や日本海海戦(1905年)への熱烈な思い入れの事実と、フィンランドに実際に存在した「提督ビール」(アミラーリ、1970〜92年、2003〜4年)を悪用して、名越二荒之助が1983年頃に日本の地ビール会社と共謀してでっち上げた、“偽フィンランド・ビール”である。そのビンも中身のビールもラベルもすべて日本国内産で、偽装うなぎや偽装餃子よりはるかに悪質といえる。名越は、「提督ビール」を「東郷ビール」と名を変え、その発売開始を「1970年」ではなく「1905年」だと詐称して売りまくったのである。
今流行の偽装食品は、外国産(中国)を国産とするものだが、名越発案の「東郷ビール」は、国産を外国産(フィンランド)と詐称する。偽ブランドの「嘘スイス時計」や「嘘イタリア製ハンドバック」と同じ犯罪商法である。この売り上げの何割かが、名越の懐に入ったのは言うまでもない。東郷ビールの発売元を逮捕して、警察は、この「名越の犯罪」の全貌を明らかにすべきであろう。

二、キリチェンコ機関の工作員として
 名越二荒之助と健郎がKGB第一総局の工作員である事実とキリチェンコ機関所属については、本人に直接確認した事実だし、他の証拠も幾多もあり、確定している。二荒之助に与えられた任務は、三田村武夫『大東亜戦争とスターリンの謀略』をひっくり返して、大東亜戦争の目的がスターリン/近衛文麿/毛沢東の三大コミュニストの巨頭によるアジア共産化と日本のソ連邦編入であった、歴史の最核心を、日本人の頭から排斥する洗脳戦である。
 そのお粗末な雑文『大東亜戦争を見直そう』は、名越のこの任務の一つである。また名越が中心となってつくった駄本『アジアに生きる大東亜戦争』も粗雑を極めるが、名越らしい対日情報宣伝本である。これほど知的に水準の低いものを読む階層が存在することは、日本人の質的劣化がはなはだしいことを示している。しかもも、この読者の大半が日本会議の参加者だから、細る日本の命運とその絶望は不可逆だろう。
 なお、この『アジアに生きる大東亜戦争』(展転社)は、「ASEANセンター編」となっているが、「ASEAN貿易投資観光促進センター」は、本書にいっさいかかわってはおらず、これも名越一流の偽装表示だし、コミュニスト名越二荒之助がいかに平気に他人の名義を無断借用する犯罪者で、トンデモないワルかを余すところなく示している。
名越の書いたもの、喋ったもので、意図的な嘘のないものなどひとつもない。この本に、田中正明が加わっているが、それによって、田中はパール博士の信用を汚している。残念なことである。 また、ロシアを宗主国と見做し、“ロシアのために日中分断の本を出版する”編集方針が明確な展転社は、末次一郎の本を出したり、名越の本を六冊も出したり、KGBとのかかわりが実に深い。展転社は、ソ連やロシアとの秘めた関係をもうそろそろ白状したらどうだろう。
また名越二荒之助は、朝総連だけでなく一般にも知られているように、スターリン崇拝だけでなく金日成崇拝狂だから、北朝鮮にとっては特別の賓客であり、日頃の北朝鮮への情報提供の功績の見返りで、白頭山の観光をさせてもらった。「ロシアの犬」「北朝鮮の犬」として名越は、日本人を、そして韓国人を騙すのに、大いなる才を発揮した。そして、この名越二荒之助を(モスクワの命令で)陰で支えていた一人が田久保忠衛だった。
閑話休題。名越二荒之助の『大東亜戦争を見直そう』が、いかにペテン師まがいの詐話ばかりかを、一例だけ紹介する。

 「沢山の青年の命を失い国土を焼かれ、あれだけの犠牲を払ったイギリスは、戦争に勝って何を得たのでしょう。数百年かかって築いた<大英帝国>の遺産の大半を失ったのであります」(94頁、原書房版)。

英国は、かつて盟邦だった日本に裏切られ、戦争をしかれられたのであり、勝利そのものが大義であり正義であったは自明である。国家とは大義に生き、また勝利をすること、その行為が国家の本質である。こんなことも知らない名越とは、やはり非国民だからである。
しかも、英国が第二次世界大戦で遺産を失った原因は、(ナチ・ドイツとともに、)スターリンに使嗾されてアジア共産化に自国の国益も、祖先や子孫への義務も忘れて、ひたすら自傷行為というという狂気に走った日本の罪である。英国に何らの罪はない。しかも実際は、この「イギリス」は「日本」と、次のように書くべくではないのか。

 「沢山の青年の命を失い国土を焼かれ、あれだけの犠牲を払った日本は、戦争に負けて、国家の伝統も祖先からの制度も崩壊させたばかりか、祖先の汗と血の代償である海外権益のすべてを失った。日本の婦女子20万人は、満洲ではロシア兵にレイプされ殺され凍死・餓死した。祖先が営々と築いた日本国の名誉と栄光すら、日本は徹底的に根底から傷つけた。日本は、<勝利>と言う偉大な名誉を得たイギリスと異なり、手にしたものは“無”と侵略国とか敗戦国とかの不名誉のみであった」。

 詐欺師とは、黒を白と言いくるめるばかりか、貧困を富裕と称したり、敗戦を勝者と称したり、ただ限りなく嘘をつくが、名越二荒之助は、まさしく、このような人物であった。また、ひどい無教養から、次のような誤謬が数十ヶ所もある。馬鹿馬鹿しくて、名越の本など読めるものではない。

  「第二次大戦によって、アメリカはフィリッピンに独立を認めて・・・」(同)。

 フィリッピンは、一九三四年に独立を認められ(上院の決議、タイディングス・マクダフィー法)、すでに自治領となっていたし、十年後の一九四四年の独立に向けて、軍隊の創設や政治制度の準備に大童であった。日本がフィリッピンに一九四一年十二月、侵攻したとき、マッカーサー元帥はなぜフィリッピンにいたのか。その新生フィリッピンの軍隊の制度づくりと訓練のためであった。日本のフィりッピン侵攻がなければ、フィリッピンは二年早く独立している。
大東亜戦争肯定論者は皆、名越のように、歴史の偽造屋である。まっとうな愛国者なら、真実を逸脱するのを嫌う。しかし、「ソ連人」名越に、人間のもつべき良心などひとかけらもない。

三、父親を越えた「ロシア工作員」名越健郎の情報宣伝戦
 名越健郎の書いたものは、すべて「ロシア万歳」か、ロシアの対日謀略(対日偽情報宣伝)の指示通りのものばかりである。この意味で、健郎は、「ソ連人」であった父・二荒之助の非・人間的な人格と国賊性を、「キリチェンコ機関員」の継承とともに、正しく継いでいる。「ロシア人」名越健郎のロシア振りを示すものとして、その『諸君!』の「グルジア侵攻は、プーチンの院生へのクーデタ^だ」を取り上げる。
 ロシアは、侵略などする場合、必ず「軍部の独走」という嘘を常套的な偽情報工作として必ず用いるが、名越健郎もロシアの指示通り、そう書いている。

  「グルジア侵攻作戦では、政治決定を超越したロシア軍部の独走が目に付いた」(86頁)。

 しかしロシアは、万が一にも軍部の独走のない国家である。自由社会的な「シビリアン・コントロールが完全」というのではなく、軍隊が独走する伝統がない上に、それが不可能なシステムが完備しているからである。だから、スターリンは、数万人に及ぶ軍幹部を好き放題に拷問し銃殺できたのである。ロシア専門家なら、こんなことは誰でも知っているから、名越健郎は、意識して虚偽を書いたことになる。偽情報工作のプロの手口を駆使し、名越健郎は、架空の在京専門家をでっち上げ、まず、次のようにも書く。

「ロシア軍部は、プーチン政権の軍改革に不満をもっており、今回日頃の不満が爆発し、存在感を誇示するため政治決定を超えて独走した」

次に、自分の想像だけで根拠なく、プーチンも新大統領も悪くない、すべて軍部が悪いと、決まり文句を書き連ねる。

「グルジア侵攻を時系列的に見ると、軍が先に行動し、クレムリンが事後承諾するケースが目立った。紛争発生時、プーチンは北京にいたし、最高司令官のメドベージェフ大統領はボルガ川のクルージングを楽しんでいた」
「大統領も首相も想定外だった可能性が高い」(87〜8頁)。
「グルジア侵攻は軍部のプーチンに対するミニ・クーデター」(91頁)。

 だが、ロシアでは、プーチン/メドベージェフの命令なしに軍は決して動かない。北京いようとボルガ川にいようと、命令はどこでもできる。ロシア軍は、軍に対する軍法会議なしの射殺権をもつ旧KGB第三総局(現FSB)の支配下にあり、その恐怖下にいつも震えている。なぜなら、軍のいたるところに偽装した第三総局のスパイが潜入しており、クレムリンの命令以外の行動を僅かでもとれば、その部隊の司令官はその場で射殺される体制になっている。名越健郎は、この『諸君!』に掲載した嘘論考に対する論功で、今度モスクワに行ったとき酒池肉林の美女の接待を受けるだろう。
 名越健郎の偽情報の第二は、精強にして強大なロシア軍を弱く欠陥だらけに見せて、日本人に対露防衛に走らせないという情報操作を行っている。今般のグルジア侵攻で、ポーランドやリトワニアは軍備増強に走り出したが、ロシアとしてはそれを日本にはさせたくなく、名越に指示したのである。名越の出鱈目記事は次の通り。

 「ロシア軍は…旧式の戦略・戦術が目に付いた。・・・空軍の支援 」
 「スホイ25戦闘機など計7機が・・・撃墜された。・・・ロシア軍の防空網 対策の遅れを露呈してしまった」
 「グルジア戦争は、プーチンの軍改革が見果てぬ夢だったことを示した」(9 1頁)。

 1992年に独立まもなくで、軍隊がほとんど整備されていないグルジアへの侵攻に、本格的な軍事力などロシアは初めから投入していない。米国が、かつてのフィリッピンにマッカーサーを派遣したと同じ、ようやく軍服などが支給された段階である。空軍はむろん陸軍力ですらほぼゼロに等しい国への侵攻には、戦略も戦術も空軍機も不要だが、なぜ名越は、「旧式の」という意味不明な形容をするのか。プーチンによって蘇った強大なロシア軍の実態を日本人に知らせまいと、名越は必死になって、ロシア軍について虚像を、あらん限りの嘘情報とともに、ふりまいている。名越健郎を逮捕・起訴できる法律がない日本は、必ずや遠からず、ロシアに国家すべてを奪取されるだろう。

四、日本会議・明成社を牛耳った「ソ連のスパイ」名越二荒之助
 名越二荒之助に対する日本会議の入れ込みは異常を極めており、この事実は日本会議がすでに、「ロシアに日本国を売り渡す売国奴集団の会議」と化している実態を余すところなく示している。2007年7月26日に、日本会議は「名越二荒之助を偲ぶ会」を九段会館で催した。
 そればかりか、日本会議の出版社「明成社」は、ちり紙交換レベルの低級な雑文にすぎない、名越の『大東亜戦争を見直そう』『日韓共鳴二千年史』を復刻出版したし、また名越に『秘話日露戦争』なる、小学生でも知っている日露戦争に関する雑談をさせたビデオまで作るという(2005年)、名越の神格化をやっている。どうやら、日本会議および明成社の中に、「ロシアSVR(旧KGB第一総局)細胞」が大規模に成長して勝手な活動をしているのは明らかだが、日本会議の常勤幹部がロシアのスパイだと推定しておいて、まず間違いなさそうである。
 「大東亜戦争肯定」など、林房雄が典型だが、日本の亡国(地球からの消滅)と天皇制廃止を最終目標にした共産革命スローガンではないか。「大東亜戦争肯定」とは、“国賊の中の国賊”が振り回す、国家叛逆に国民を誘う悪魔の笛である。
大東亜戦争肯定の旗手である林房雄は日本共産党を離党したが、コミュニズムを棄てたことはなく、幸徳秋水や大杉栄と同じく、アナーキスト系共産主義者として生涯を終えた。マルクスやレーニンはいやになったが、クロポトキンやバクーニン側に寝返っただけであった。林房雄と交友があった三島由紀夫は、後このことを知り絶交する。
 大東亜戦争を肯定することは、日本の近代が営々と築きあげた海外権益も領土もすべて棄ててよいと主張しているのであり、それは日清・日露戦争の明治日本が流した祖先の血と叡智を全面的に否定し蕩尽し破壊しつくすことを是とする狂気であるのは、明白ではないか。祖先との絆こそ、国家の未来への絆の源泉であり、それは祖先の遺した財産を守り抜くことである。満洲を護り、樺太を護ってこそ、真正の保守であり、正しき日本人の道であるのは、言うまでもなかろう。 
大東亜戦争は、そればかりか、戦闘能力のある日本の若者を大量餓死・戦死させて、ソ連軍の日本占領を無血的に円滑にさせるための戦争であったのは、レイテ島・ガダルカナル島・ニューギニア東部での大量餓死や満州の阿鼻叫喚の戦史において疑う余地なく明白であろう。さらに大東亜戦争は、侵攻するロシア兵に日本の婦女を好き放題にレイプさせ殺させる計画をしていたことも、一九四五年八月の満州の実態だけでなく、陸軍参謀本部その他の歴史資料も証明している。
大東亜戦争肯定論者はことごとく糾弾されねばならないのは、名越二荒之助のように、ロシア工作員やコミュニストである可能性が大である以上、当り前であろう。また、大東亜戦争肯定論者は、徹底捜査することを敢行すべきである。これが、本当のカウンター・インテリジェンス(防諜)である。
例えば、ロシアの臭気ぷんぷんの『米ソのアジア戦略と大東亜戦争』(2007年、明成社)を書いた、日本会議の事務総長である椛島有三に対して、インテリジェンスのメスを決して緩めてはならない。椛島有三は三流大学の長崎大学ですら卒業できなかったほどの超・無学でまた人格は暴力団まがいの野卑でならず者だが、だからと言って、その言動を等閑視してはならない。日本会議がKGB工作員の巣窟となったのは、ロシア側の浸透工作が成功しただけなのか、日本会議側が積極的にそうしたのか、明らかにすべきだろう。ただ、この問題は、後日としたい。

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