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ミクロ経済学コミュの社会的余剰の量り方

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市場経済優先の理由として「競争経済の下では社会的余剰が最大になる」という定理がありますよね。

でも、社会的余剰ってどうやって図るんでしょうか?
そりゃ理論的には積分で求められるんでしょうが、
実体経済において個人の支払い意思額を推定するのも難しいし、企業が限界費用を公開するとも思えない。

社会的余剰(みたいなもの)を量るためにはどんな指標が最適なんでしょうか?
独占度(=P/MC)なら価格弾力性から計算可能ですが、価格弾力性が高いからと言って資源が最適に配分されているとはいえませんし。
実際の指標で示さなければ、この定理も説得力がない気がします。

ミクロ経済学はまだ素人ですが、宜しくお願いします。

コメント(8)

えー、求め方は積分で間違いないです。等価変分や補償変分は価格変化に対する消費者の効用の変化の計り方のひとつに過ぎないので一般均衡的な社会的余剰とは少し違うと思います。

はっきり言って余剰を現実経済で定量的に測るのは不可能でしょう。公開も何も企業は現実には限界費用で価格形成してない(限界費用自体企業は知らないし、その必要もない)でしょうからね。それにそもそも完全競争の仮定が大前提としてあるわけで、現実経済がそうでないことは火を見るより明らかなことから、定量的にそれを計ることに意味はないのではないでしょうか?

説得力に関して言えば、数学的に反例が示されでもしない限り十分にあります。理論経済学は定性的な分析に関心があるわけでして。先に述べたように完全競争の仮定の下で成り立つ定理なわけでして、比喩的に言えば物理学での真空状態ならボールが永遠に転がり続けるという定理に近いものです。

もちろん、だから重要ではないというのではないと思います。その定理を基本として完全競争の仮定を崩していく(つまり現実に近づけていく)時に社会的余剰がどうなるかという分析が政策論では重要でしょうから。長々と失礼しました。
回答ありがとうございます。

「社会的余剰最大化・資源の最適配分」は新古典派(競争経済重視)の人達が規制緩和を主張する一つの根拠になっていると思うですが、
では実際に規制緩和政策の結果として資源配分が「どの程度」改善するのか定量的に示すことはできないのかな、と疑問を持ったわけでして。

こんなこと考えても意味無いんでしょうか・・・。
愚問ですみません。
あら、そうなんですか?生産関数は計量経済学で何通りかやりましたが・・。応用一般均衡理論てやつでしょうか?僕はそこには無知なので何ともですが・・。ただ企業は限界費用価格形成してないでしょうから、やはりダニーボーイさんも仰るように定性的な世界でこその定理なんでしょうね。
僕も理論専攻なんですよ、これが(笑)ただ、それなりの有効性は(自己弁護的にかもしれませんが)認めてます。定性的分析の強みは、値の如何を問わず一般的に成り立つ性質を導ける点にあると思います。もちろん、前提となる仮定がまっとうなモノであることが重要ですが。
しかし、一般的に成り立つ性質なんて相対的に多くはないので、現実的な政策判断にとって不十分だというのは認めざるを得ません。そのために計量経済学があるんでしょうし。理論と実証二つ揃って初めて効果があるんでしょうね。

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