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同人誌 走馬燈コミュの走馬燈2号 感想

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空間から、の墓場へ?

サブタイトルが「マンガ空間」から「マンガの墓場」に替わった。墓場とは何を意味するのだろう。忌まわしいゾンビの揺り篭か?こちらとあちらの境界?空に突き立てられた邂逅か?久保隆の『彷徨する思惟』で拾遺された「花火師」という業(わざ)は、その爆破は走馬燈2号で生し得たのか?小さな電車が跨線橋の下を潜る梶葉子の『カーブする歳月』のその瞬間、無敵の日常をブーツストラップする瞬間。自分が橋という境界の上にいる逆転する瞬間。巡り来る瞬間の瞬間の連続の歳月。『ヒカ・?』の小林坩堝の向こう側。ばらまかれる火の点いた新聞紙。すぐに戻ってしまう髪ヒコーキ。墨で塗りつぶし、切り抜き、抜き書きし、投石し、とどかない向こう側。これらの詩と散文は、走馬燈の応援歌のようにも読めてしまう。たぶん実際……しかしそれは、あまり良いことではないように思う、雑誌に寄り添いすぎることは。
さて、漫画であるが、ほとんどが筋の読めない作品だ。羽鳥よしゅあ「――たなばた様の宵――」だけが物語を惹きうけている。こちらのほうが上だが、幻燈9号のうらたじゅんの『夜小時雨』と同じ読後感がある。まどの一哉『空砲』は、いつもの不条理漫画。彼の名作『苦行くん』(架空2号掲載)を読んで以来、まどの作品を読んだら必ずラストシーンに苦行くんの顔を想像して安心する癖がついた。不条理漫画といえば、おんちみどり「まんがおんち」は、でもかつてほど不条理度は減速している。その代わり、不思議なもの悲しさが付加されていて、とくにロボタの「ピーシュシュピー」がいい。
胃が痛くなってきたので続く

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