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日向ひまわりを勝手に応援するコミュの東京新聞に真打昇進記事掲載

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2008042902007435.html

【放送芸能】
“寄席育ち”の女性講談師 真打ち昇進で『日向〜』に改名 神田ひまわり
2008年4月29日 朝刊

 この5月、芸人として完全に独り立ちする「真打ち」に昇進、名前を日向(ひゅうが)ひまわりに改める女性講談師・神田ひまわり。落語芸術協会所属で、女性講談師では初めて、落語家に交じって寄席で前座修業をした変わりダネだ。このため、新宿末広亭から始まる披露興行には、桂歌丸、三遊亭小遊三ら、協会幹部の人気者がずらりと並ぶ。寄席育ちの講談師の魅力とは? (井上幸一)

 「講談師は、張り扇をバンバンたたきながら、話を面白おかしく膨らませてお届けします。『見てきたようなうそをつき』なんて言われますが、お客さまに喜んでいただくため、仕方なくうそをついています」

 ひまわりのしゃれた講談の説明に、客席がドッと沸いた。

 先週金曜日の夜、東京・王子のホールで、柳家喬太郎、三遊亭白鳥、柳家三三といった人気若手落語家と並んでの高座。中入り後に登場、存在感を示しつつ、客席を温めてトリの喬太郎につなぐ。その場、その場での役割を判断、違和感なく落語家と一緒のプログラムにとけ込めるのが、ひまわりの強みだ。

     ◇

 黒紋付きにはかまが定番スタイル。この日もそう。ピンク、花柄など、色鮮やかな着物で高座に上がる女性講談師が多いが、「自分が黒なら、お客さまが感情移入しやすい」とのこだわり。「花の命は短いよ」「売れたくないの」「色がわりに使いづらい」なんて、セクハラまがい?の周囲の声もなんの、信念を貫いてきた。一本筋の通った高座姿に、こんなところがつながる。

 「落語家の前座が足りない」との単純な事情から、落語芸術協会に所属し、落語家に交じって芸人としてのイロハを寄席で学んだ。講談師では珍しく、兄弟子の神田山陽(3代目)以来で、女性では初めてだ。

 「一年中休みなしだったが、誰かがごちそうしてくれ、経済的な不安はなかった。半年で十三キロも太ってしまった」。究極の縦社会に、見事に順応した。

 もちろん、芸の上で得るものも多かった。「講談一席は、少なくとも三十分あるが、寄席の出番は七、八分ということも。短時間で、お客さまに心を向けていただくやり方を学ばせていただいた。『ここが笑いどころですよ』と、攻めるのでなく、ふっと緩めて笑っていただく落語の間や呼吸は勉強になり、芸の幅が広がった」

     ◇

 三人きょうだいの一番上で、「広島の山の中で育った」。実家はパン店で、演芸とは無縁の家庭。宮崎駿さんの作品にあこがれ、「何かアニメに携われる仕事を」と、地元の高校を卒業後、東京の放送関係の専門学校に進む。授業で講談に初めて触れ、のちに師となる神田山陽さん(2代目)の高座に通いつめるようになる。

 「第一印象は、『なんだ、このおじいさんは』。すでに八十歳を超えていて、優しく、やわらかい空気が舞台から伝わってきた。自分しかできない何かを探していた時期に、パッと出会った」。学校をやめ、十九歳で意を決して弟子入り。うなぎ売りのアルバイトで評判になったほど、声だけは大きかった。

 入門三年目ぐらいで、大きな壁にぶつかる。「土台がなく、何を読んでもフワフワ。高座に上がるのが怖くなった。迷っていた時期に、師匠の山陽が長期入院してしまった」

 講談の基礎になる修羅場(激しい戦闘の部分)の口調が身に付いていなかった。一門が違う宝井琴柳に、半年近くかけて頼み込み、けいこを付けてもらうことになる。「講談師として何が必要なのか分かるのに人より時間がかかった。だけど、自分で気付くことができたのが良かった」

     ◇

 披露興行は、入門ほぼ同期の三遊亭遊馬、古今亭錦之輔改め古今亭今輔(6代目)と一緒で、新宿(5月1−10日)、浅草(同11−20日)、池袋(6月11−20日)と続き、うち計十回がひまわりのトリ。「山内一豊」「大岡政談」など、自信のあるネタを用意している。

 昇進に当たり、現在の師匠・柳亭痴楽から、「心機一転して、独り立ちを」とのアドバイスがあった。「ひまわり」は亡き師匠・山陽さんが付けてくれた大好きな名前。太陽に向かって咲く花に合わせ、亭号を「日向」に変えた。「これからも明るく元気に、との思いを込めた」と言う。

 「芸のメリハリが講談の魅力。修羅場をベースにした、読みの心地よさを味わってもらいたい。歴史の勉強には、絶対にしたくない。落語に比べ、『固い、つまらない、難しそう、やだ』と食わず嫌いをせず、娯楽として楽しんでほしい」

 落語家と一緒の披露目は、講談の魅力をアピールする絶好の機会となりそうだ。

 かんだ・ひまわり 1975年2月12日、現在の広島県三原市生まれ。94年、神田山陽(2代目)に入門、講談師に。98年、二ツ目昇進。99年、林家彦六賞のうち、若手に贈られる「岡本マキ賞」を受賞。2000年、師匠の山陽が他界、01年に落語家・柳亭痴楽(5代目)の門下に。08年5月より「日向ひまわり」に改名。




さすが都新聞以来の伝統、芸能記事はしっかりしていますね。
リンク切れで見られなくなってもいいように本文も載せました。

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