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キャンディッドフォトコミュのキャンディッドフォトについて

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 スナップ写真≠キャンディッドフォト   松代守弘氏


 スナップ写真に関してあれこれ調べていたら、いまさらながら「ファッション用語としてのストリートスナップ」が存在していて、自分がこれまで親しんできた「写真用語としてのストリートスナップ」とはかなり異なっていることに気がつかされた。まぁ、どちらも路上や街頭、つまりストリートで、気軽に「パチパチ」撮影するスナップ写真、あるいは画像なのだが、写真用語におけるスナップでは、まず被写体の自然なしぐさや態度を重視しており、時として被写体がカメラを意識しない、あるいはさせないことを前提としている場合もある。それに対し、ファッション用語としてのスナップでは即興性というか、まず手軽にすばやく撮影することを重視しているようで、多くはカメラ目線のニコパチ写真だし(ファッション紹介サイトが裁判で負けてからは、ほとんど全てがそうなっている)、たとえそうでなかったとしても屋外で手軽に撮影されたポートレートといった趣だったりする。

 もともと、スナップとはパチンとかピシッとかいう感じの擬音で、例えば指を鳴らしたりがま口を閉じたりする時の音を示す言葉や、あるいは鋭くすばやい動作を示す言葉として使われていた。そこから転じて、パチパチ気軽に撮る写真をスナップ写真と呼ぶようになったのだが、同時期にキャンディッドフォトと呼ばれる、やはり素早く撮影するジャンルが成立していたため、いつしか両者が混ざったらしい。

 ちなみにキャンディッドとは率直とか無遠慮とか、あるいは公平な様子を示す形容詞で、転じて「ありのままでポーズをとらない人物写真」をキャンディッドフォトと呼ぶようになった。ただ「ありのままでポーズをとらない写真」とは、基本的に「パチパチ気軽に撮る写真」でもあるので、両者が混ざるのも無理はないかと思う。とはいえ、WEBにキャンディッドフォトを「盗撮」であるかのように解説しているサイト(こちらもそうだ)もあるが、流石にそこまで混ぜてしまうのはいかがなものかと思う。
実際、キャンディッドには無遠慮とか、あるいは悪い意味での率直さという意味も含まれているし、またキャンディッドフォトを確立したErich Salomon(エーリッヒ・ザロモン)は隠し撮りを得意としていたが、だからといって既に明確な犯罪行為となった「盗撮」という言葉を安易に用いるのは、控えめに言っても穏当さを欠いているように思える。その上、こちらの画像からも見て取れるように、ザロモンの写真は隠し撮りや盗み撮りというより、被写体がカメラを意識していないというべき性質のものだろう。


 とまぁ長々と書き連ねてきたが、個人的にはスナップ≒キャンディッドフォト≒盗撮というナイーブな思い込みに対して、やはりどうしてもなにか危ういものを感じてしまう。実際、自分自身もキャンディッドフォトそのものや、あるいはキャンディッドな方法論に対して、必ずしも共感しているわけではなく、むしろ反感すら覚える瞬間は多々ある。

 だが、撮影する側に被写体への遠慮やらマナーやらを強調するあまり、モデルをヨイショしながらシャッターを切ったかのような、表面的な気持ちよさしか伝わらない、ファッション的ニコパチスナップしか撮影できなくなるのであれば、そんな遠慮などくそ食らえだと言わざるを得ない。確かに、誰でも観られたくない瞬間というものは存在するが、路上や街頭において「ありのままでポーズをとらない写真」を撮られたからといって、そのことが被写体に対してどれほどの損害を与えるのであろうか?

 盗撮とはいったいどのような行為をさすのか、社会的あるいは法的な合意がいまだきちんと形成されているとは言いがたい状況の下、いたずらに被写体の「気分を損ねないように遠慮すること」のみを求めるという風潮に対しては、やはり一定の危機感を持たざるを得ないのだ。

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 見解は色々あると思うのだが、これが非常に僕が共感を得た解釈で、松代守弘氏とのやり取りの中で紹介させていただく許可をいただいたので、全文そのままコピーさせていただきました。

コメント(19)

 こちらは、以前 自分のブログで書いた『キャンディッドフォト』に関して
http://blogs.yahoo.co.jp/canonf1toxi/3050708.html

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 この、盗み撮りとも称される事のあるキャンディッドフォト(ある意味正しくもあり、正しくも無い)
自然な人の姿を写す、究極の人物スナップがキャンディッドフォトなのだ・・・・と思っている。
 ただ、全盛期の頃(1970年台?)には、ワイドレンズを見知らぬ人の顔先に差し出し、ノーファインダーでドアップの写真なども多かったようだが、この撮り方には全く賛同できない。
あまりにも失礼・無礼だからであり、カメラをぶち壊されても、文句は言えない様に思う。

 僕の場合、撮影距離は1〜2メートル。
レンズは35mm相当の単レンズを使用し、マニュアルかシャッター優先のオートで撮る。
組み合わせるレンズによっては、絞り優先であったりもする。
画角は頭の中に入ってるので、腰だめや首元でのノーファインダー撮影も多い。
 カメラ選びで”静かさ”も、重要なポイントに入っているのは、この1〜2メートルの撮影距離であることが多い為である。
ちなみに100カット撮っても、1カットも気付かれないくらいである。

 もちろん時々は、アイコンタクトや”撮ってもいい?”と尋ねて撮るが、基本的には自分の存在を出さず、漠然とその場の自然な佇まいを写したいのだ。

 35mmのレンズを使うのは、見てもさほど意識させない広角レンズであり、キッチリ路地の背景を取り込んでくれる。しかも近距離で撮ってるため、程よくバックがボケてくれるのだ。
 だから巷の”スナップ”と呼ばれる、いや命名している写真を観ても、「遠い」「後姿ばかり」「望遠でコソコソ撮るな〜」と、多くの写真を観て思ってしまう。
まぁ、違うジャンルだと思わないといけないのだろうか。
 ・・・・・・・・・・と言う事で、その場の自分を意識させない、有る”意味透明人間”の撮った写真を目指してきました。
その辺りが、巷で言われる”スナップ”とは一線を引いてるのでは?
”スナップ”と一括りにするのもどうか?

 そういった方向で撮ってきた写真。
以前中国で撮り貯め、写真展で展示した写真をアップしてみます。
> Randyさん

その10-1好きですね
物語を感じます
>ゆきさん

 ありがとうございます。
しかし鋭い・・・・・・。
アップした中で・・・・・・・いや、今まで撮って来た中で、唯一怒られたカットなんですげっそり
後ろのおばぁちゃんに。
後ろのおばあちゃんって???
Randyさんの背後にいた人?ってことかしら?

ちなみに
1-3、9-3も好き
配置が気持ちいいです
>ゆきさん

  中々気持ちイイ配置には、現実にはなってくれないですね(笑)
ごめんなさい、説明が悪かったですね。
小売部と呼ばれる、キオスクのような店の中に写ってる おばあちゃんです。



 
> Randyさん

そうですね
街も人も個人の思惑を超えた存在だと
個人的に思っています

上手く言えませんが、、、
1-3みたいに 偶然見つけた気持ちいい配置ってありますよね
でも全て偶然じゃないはず

主題 副主題1 副主題2というように 視線が動きやすい写真って好きです



なるほど おばあちゃんいたんですか 笑

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