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剛毛戦隊 タイモウジャーコミュの剛毛戦隊 タイモウジャー  「第26話」

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20××年。地球は突如現れた悪の組織「ハゲイラー」の手によって侵略されてしまった。
人々は、ハゲイラーの出す油ギッシュたっぷりの「ピッカリ光線」によって次々とハゲていってしまった。
そんなハゲていった人々の苦しみを見ていた正義感たっぷりで、めっちゃ“剛毛”の1人の勇敢な青年「剛毛 健(ごうもう たけし)」と、
表舞台では“科学博士”という本当の姿を隠し「競馬予想家」として生きているジジィこと「毛家(もうけ)博士」が手を取り合い地球を救うべく
立ち上がったのである。
そして、彼らを軸として新たな戦士が加わり悪の組織・ハゲイラーを倒すべく手を取り合うのであった。
この物語は、そんな「ハゲ」と「剛毛」が地球をかけて争う物語なのだ。

剛毛戦隊 タイモウジャー

第26話 「初めての失恋」

カオリちゃんは、健を見つけ次第、連絡すると約束し、変毛 望と一先ず別れた。
カオリちゃん 「世の中、おかしな事を言う子が増えたわよね(笑) タケちゃんがヒーローだなんて……(笑)
やっぱり考えられないなぁ〜。 だって、あんなモジャモジャがヒーローじゃ、絶対に子供には人気が出ないでしょ?(笑)」

と、自分が出演している作品にも関わらず、その主人公自体を否定しだしていた。

カオリちゃん 「まっ、モジモジして怪しい子だったけど、タケちゃんに会わせたら面白い展開になりそうだから、会わせてみるか(笑)
でも、今からさっきのあの怪しいジジイの所に行くのもなんか怖いしなぁ……。
それにずっと閉めてたお店の事も気になるから今日の所は、このまま帰ろう。その内、タケちゃんもお店に顔を出すかもしれないし。」

そう言うとカオリちゃんは、自分の家へと帰っていった。

太を病院に連れて行った毛家博士は、太が気になっていた「タイモウブレス」と「ゾウモウチェーン」の関係性を調べにアパートに戻ってきた。

毛家博士 「ん〜〜、関係性と言われても……。
確かにタイモウブレスを作ったのは、このワシじゃが……ゾウモウチェーンを作った相手の事も太に聞いたことくらいしか知らんし、参ったのぉ……。
それに健の体にあると思われる、あの秘密の事もまだ調べていないのに……。
じゃが、太のキズを見る限りでは、今のタイモウジャーやゾウモウジャーでは、歯が立たないって事だけは明かじゃな……。
それに、またいつハゲイラーの怪人が襲ってくるかも分からない……、とりあえず今は、やるだけの事をやってみるか!」

気合いを入れると1つのボロボロになった古い研究書を手に取り、遠くを見つめるようにポツリと呟いた。

毛家博士 「こんな時、昔、一緒に研究をしていた先輩がいたら何か分かったかもしれんのじゃが……。」

と言って、ボロボロの古い研究書を1枚づつめくった。
だが、あまりのボロボロさに、肝心な部分が抜けていて、全然参考にならなかった。

毛家博士 「若かったあの頃、ほとんど先輩に頼っとったからな……。くそ〜〜、ワシには何も参考にならん。
それに久々に競馬以外で脳みそをフル回転させたせいか…なんだか……眠く……なって……きたぞぃ……。ぐぅ〜〜〜。」

毛家博士は、ちょっと頭を使っただけで眠たくなり、そのまま夜中まで夢の世界に行ってしまった。
タイモウジャーファン、皆様の思いを代表して作者が言うなら、

“本当に使えないジジイ”

である(笑)

一方、カオリちゃんを見失ってしまった健は、1日中バカみたいに街をさまよいながらカオリちゃんを探していたが、
夜も遅くなり全然見当たらず、ヘロヘロになりながらカオリちゃん家でもある「ハエギワ」の前まで来ていた。

健 「これだけ探していねぇ〜〜んだから、さすがに店に帰ってるだろうな……(汗)
ほらっ、やっぱり! 締まってたはずのシャッターが開いてるし! カオリちゃ〜〜ん!」

健がヘロヘロになりながらカオリちゃんを呼ぶと、何事も無かったかのようにカオリちゃんが出て来た。

カオリちゃん 「あら、タケちゃん! こんな時間までどこに行ってたの?」

健 「いやいやいや、カオリちゃんこそジジイの元を離れてどこに行ってたのさ?」

カオリちゃん 「あっ、ごめんなさい。なんか、あのジジイ……じゃなかった、あのお爺さん、物凄く怪しいし、何だか変なニオイがしてさ……。
怖くて逃げてきちゃった……一体、あのお爺さんって何者なの?」

健 「あっ……あぁ〜〜、その辺の説明してなかったね(笑) そりゃオレが悪ぃ〜〜や、ごめんね、ごめんね〜〜(笑)
最近ちょっと仲良くなった変わり者の爺さんなんだ。ニオイは、部屋の悪臭が染み込んでんだよ(笑)でも、無事で何よりだ。」

カオリちゃん 「こちらこそ、心配かけちゃったみたいでごめんなさい。あっ、そうだ! 急なんだけど実は今度、タケちゃんに会わせたい人がいるの!」

健 「会わせたい人?」

カオリちゃんは満面の笑みを浮かべながらコクっとうなずいて言った。

カオリちゃん 「うん、会わせたい人!」
そのカオリちゃんの顔を見た健は、1つの事がよぎった。

健 「あっ……会わせたい…人って……男?女?」

カオリちゃん 「男に決まってるじゃない!」

健 「ガーーーーーーン!!」

幼なじみであるカオリちゃんに片想いを寄せる健は、カオリちゃんの人生初の“男”発言に、
色々と妄想をしてしまい、カオリちゃんに彼氏が出来て、それを紹介させられると思い込んでいた。

健 【そっ、そんなバカな〜〜! カオリちゃんに彼氏が……? オレに男を紹介したいって事は……やっぱり彼氏に違いないよな〜?!
えぇ〜〜!いつ出来たんだ!? たまたまお店に来たお客さんとイイ感じになったのかな?
いや、最近カオリちゃんは倒れて入院してたんだし……もしかして、入院中のオレがいなかった時に目が覚めて、
その時に出会った人とか? あっ、病院の先生とか!? でも、どんな男だろうとカオリちゃんの彼氏じゃ会いたくないよ……。困ったなぁ……。】

カオリちゃん 「どうかした?」

健 「あっ、いやっ! どうもしてないけど……男に……会うのは……ちょっとイヤかなぁ〜〜なんてね……ハハハッ…。」

カオリちゃん 「なんでさ〜〜? 物凄くイイ感じの子よ(笑) それにタケちゃんに会わせてあげるって言っちゃったんだもの。 だからタケちゃん、今度いつだったらヒマ?」

健 「イヤイヤイヤイヤ、カオリちゃん。ちょっと待ってよ……。そんな事を言われても、オレの心の準備もあるし、むしろ失恋の痛みもあって、その場を耐えれるかどうか……。」

カオリちゃん 「失恋? タケちゃん、誰かに恋でもしてたの?(笑)
どこの誰よ?教えてよ(笑)でも、タケちゃんの失恋と私が紹介するその男の子に会うって事が何か関係でもあるの?」

健 「関係は……無くは……ないと言うか……カオリちゃんの相手を見たくない……と言うか……。とっ、とにかく、その男には会いたくないよ!」

健は、涙目になりながらカオリちゃん家を出て行った。

カオリちゃん 「あっ、ちょっと、タケちゃん待ってよ〜〜! もぉ〜〜、何をあんなに拒否してたのかしら?
まぁいいわ、近い内にあの子を呼んで黙ってタケちゃんに会わせちゃおう(笑) そしたらどんな顔するかしら?なんかドッキリみたいで楽しみだわ〜(笑)」

カオリちゃんがウキウキしていると、またもや軽い頭痛がした。

ズキンっ!

カオリちゃん 「うっ!イタタタタッ……! まだ本調子じゃないとはいえ、この頭痛、どうにかならないのかしら……?
まだ退院してきたばっかりだし、今日は無理しないで、もぉ休もう。」

そう言って、店のシャッターを閉めた。

真夜中にハゲイラーの秘密基地では、ゲーハー大佐が何やら怪しい動きをしていた。
そこは、魔神ハゲイラーも知らない闇の中だった。
ポツンと置かれた台の上に1人の男が手足を縛られて気絶して横たわっていた。

ゲーハー大佐 「遂に、こいつが目を覚ます時が来たようだな……。何の為に魔神ハゲイラーを復活させたと思う?
そう、あの巨大な憎しみのパワーを頂く為。魔神ハゲイラーの生きた力を吸い取るだけ吸い取り、その“悪のパワー”をコイツに注ぎ込み、
非力になった魔神ハゲイラーをコイツに始末をさせれば思い通りだ。 そして世界は、いや、全宇宙は我が手に……ククククッ……(笑)
タイモウジャー、貴様が何者か知らんが、“かつてのヒーローの血”を受け継ぐ者にやられるがいい!ククククッ〜!(笑)」

ゲーハー大佐の言う、「かつてのヒーローの血を受け継ぐ者」とは一体?
そして、この捕らえられていた男の正体とは一体?

27話につづく



〜〜〜〜 アメブロでも更新中 〜〜〜〜

http://ameblo.jp/go-more-on/entry-10308012570.html

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