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ワイン大好きコミュのピノキチの今日の一本?(1973年のピノ古酒の巻)

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「ピノキチ」とは、ピノ・ノワール(Pinot Noir)品種(以下、ピノと表記)の赤ワインを愛してやまない人の呼称とここでは定義させていただきます。その愛は狂おしいほどの深さでなければなりません。私は、最近とてもピノキチです。今後、定期的にピノの赤ワインをご紹介させて頂きます。

ピノは、やや冷涼な気候を好む、とてもデリケートな品種で栽培が難しいため、生産地域は多くなく、高級ワイン(あのロマネ・コンティーもそうです。)も多く、主要な生産地としては、フランスのブルゴーニュ地方・アメリカのカルフォルニア・ニュージーランドが挙げられます。

ピノのワインは、年代の比較的若いワインで?外観はルビー色から明るいガーネット色までの赤ワインの中では全体的に淡い色調?香りは梅・ラズベリーの果実系の香り主体?味わいはしっかり目の酸を主体として、果実味合わせて二本の柱として構成されており、苦味・渋みが弱めであることが一般的な特徴とされています。


さて、前置きが長くなりましたが、今日の一本は、ドメーヌ・ポチネ・アンポーのヴォルネイ・1級・レ・サントノです。Potinet Ampeau(ポティネ・アンポー)は、ブルゴーニュの古酒で定評あるロベール・アンポーの兄弟で、こちらも古酒の品質の高さで信頼度の高い生産者です。
ここのクラシックな造りのワインは若いうちは良さを発揮しにくいため、蔵元で飲みごろに達するまで熟成させてからリリースされます。生産者のセラーで1mmたりとも動かされず、完璧な熟成の時を経たアンポー家のプライベートコレクョンです。(HPの説明抜粋)

1973年は、私のバースデイビンテージ、記念日に飲もうとセラーに眠らせていたのですが、先日、ついにそのときを迎えました。同級生の誕生祝の場で飲みました。どうせ飲むなら1973年生まれの人と喜びを分かちあいたいと思ったからです。

しかし、1973年のブルゴーニュの赤ワインの評価は高くなく、未知の生産者及びビンテージ、果たして飲める状態のワインなのかどうかという不安が当日までつきまといました。古酒のため、細かいおりも見られます。輸入業者はトーメン。

いよいよ、食事会の場でのティスティング時間がやってきました。主役をびっくりさせるために、メンバーにブラインドで出しました。

A外観を見ます、全体的に茶色がかったオレンジ、おりは小粒で心配ありません。
B香りは果実味を若干残しつつも、ミネラル・枯れ葉・キノコの香りが漂います。キャンディー香・磯っぽいニュアンス(何かの本で書かれていたイクラ丼の香りです。)がわりと強かったです。
C味わいはアタックはまろやかなんですが、酸味がしっかり残っており、あと10年はいけそうです。これにはびっくりし、ここでビンテージが70年代とは皆さん思えなかったようです。後半にスパイシーさも余韻として残り、熟成した果実味も弱いながらあります。エレガントでは有りますが、全体の味わいは決して弱いワインではありません。
コルクもカビ等が見られずきれいなものでした。色合いと酸味の強さが比例していないのが最大の特徴です。

正直飲めるワインと確認したときは、安堵の気持ちで一杯になったことと古酒を得意とする生産者の技術力の高さに感動しました。時間経過と共にさまざまな姿に変化していきましたが、美味しさが損なわれることがありませんでした。最後にボトルラベルに皆でお祝いのメッセージを添えて主役にプレゼントしました。ぱちぱち。

価格は一万円以下でネットで入手しました。コストパフォーマンス最高です。別の日にもう一本空けましたが、状態は良かったです。1970年〜1980年代のビンテージが点々とリーズナブルな価格で売りに出されているので、この期間中のバースディービンテージを探している方は是非検討してみてください。また、リーズナブルなムルソー等の白の古酒もあります。

思わずピノになると筆が走ってしまいます。(爆)今回はこの辺で失礼します。

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