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関西作家志望者集う会コミュのたびセンvol.1 ゐと 「佛」 @三十三間堂

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 風神の玉眼が、睨め付けてくる。
 もう行けとでもいうような、急かす視線を感じる程に強い眼差しから目を逸らし、梨枝は整然と居並ぶ千手観音像へと意識を向けた。
 千一体という単なる数の認識としての知識も、実物を目にすれば圧巻としか言いようがない。
 本尊の左右、十壇に五十体ずつ五百体、横並びの距離を目で測るだけで気が遠くなる。
 三十三間堂に訪れる人の目的は、二つに分かれる。
 一方は、千手観音菩薩が居並ぶ様を見に来る観光客。
 もう一方は、菩薩の中に、亡き人の面影を求めて来る人々だ。
 一体として、同じ顔を持たない仏の群の中から、願う人の姿を求めるのは途方もなく、望む人を求める人と、そうでない人の区別はすぐにつく。
 歩を運ぶ速度が、全く違うのだ。
 全体を見通すように、人の流れに沿って進む人と、通路と内陣を隔てる柵に寄り、一歩毎に菩薩の顔を確かめながら歩く人。
 そのうちの幾人かは、足を止めて手を合わせ、長く、長く祈っている。
 梨枝は、彼等のように想う顔を見つけたわけでもないのに、風神の前から進めずに居た。
 其処から二歩も進めば壇が終わってしまう。もう一度戻って千一体を改め直すには、梨枝は疲れすぎていた。
 進むも、戻るも出来ない耳にふと、意味をなさないさざめきではない言葉が届いた。
「そうそう、京都で言う先の大戦、ゆうたら応仁の乱のことやて、よそとこではネタ扱いされとる聞きますが、ボクはそんな一般常識から外れたことは言いません」
高くはないのに、不思議と響く声で、観光ガイドらしき男が歩き続ける集団に向かって語りかけている。
「このお寺で先の大戦ゆうたら、おおまかなとこ、源平合戦です」
どっ、と笑いが起こるのに、額に痛みを感じる程に、眉根が寄るのが解った。
 その方向に思わず視線を向ければ、通路の右手、障子越しの光を背景に作務衣姿の青年が片手で人の流れを促しつつ、ゆっくりと歩を進めて来る。
 藍染めの手拭いを首の後ろで結ぶ、髪を押さえる形で頭部を覆い、ツアー客に同道するガイドというよりは、何処かの職人が作業場を抜け出してきたようだった。
「源平ゆうたら、応仁の乱より三百年ほどまえのことですわ。木曾義仲ゆー田舎もんがまぁ、後白河法皇にいらちかまして焼き討ちかけた時、このお堂も一回類焼してしもとります」
ここで言葉を切り、青年は視線を遠く、人が流れ来る右手へと向けた。
「そんときはまぁなんともなかったゆうたらなんともなかったですが、それから八十年ほど経ったときの大火事で、焼け落ちてしもて」
両手を腰にあてて、はぁー、と態とらしい大きな息を吐く。
「そん時に助かった観音さんらぁも、運び出すんにまぁ、難儀しました。火の周りは早いし、仏さんの数が多いし手も多い。あっちで手が絡んだやのこっちでうっかり錫杖を落としたやの、衣の裾をふまんといてやの、わいわい言う中、寺衆総出で抱えようしても、よう間にあわんで。百二十八体、お救い出来たんが、そん時の精一杯でしたんで堪忍して下さいねぇ」
もちろん、ボクも手伝いましたよ? と両手を併せて見せる姿に、くすくすと押さえた笑いが零れる。
「ちなみに、そん時のボクらに見かねて救出作業に参加しはったさかいに、二十八部衆は全員無事やったんですよ」
こそっと秘密を明かすようにして、潜めた声すらも耳に届いたのは、彼の距離が近かった為だ。
 まるで歴史の現場に居合わせたかのように語ることで興味を引き、話が意識に残りやすくしているのだろうと、頭の隅で思ったが、感心は出来なかった。
 火事、と言う言葉に勝手に反応した足が竦んで、目が眩む。
 膝が笑って倒れる前に、咄嗟に目の前の木枠を掴んだ両手の痛みが、閉じた瞼の裏で赤く点滅する。
 火は、本当に、熱い、のだ。
 夢に生々しく、現を塗り潰すように、あの日の光景が蘇る。
 煙に喉が焼ける、熱に炙られて溢れる涙におぼつかない視界に、人の影、のようなものがきりりと踊る。
 近付いてくるそれを、突き飛ばした両手が、じゅぅと音を立てたかのように痛みが爆ぜた。
 影は他愛なく倒れて消え、這うように空気の、少しでも冷たい風を感じる方へ逃れ出てから、それが夫だったことを知った。
 誰も、梨枝を責めない。
 梨枝の無事に安堵し、助けに飛び込んだ彼の捨身の徳を褒めそやし、お腹の子に悪いから気に病むなと言う。
 切迫流産の危険に立ち上がることすら許されず、葬儀に参加することが出来なかった。
 遺影の顔が、本当に彼のものなのか、自信がない。
 右の口の端を持ち上げて、八重歯を見せるように笑う癖、それが本当に彼だったのかが、梨枝には解らなくなっていた。
 会いたい人に、会えるという。誰かが慰めの言葉の中で漏らした話題にたまらず新幹線に飛び乗った。
 けれど、彼の顔を見つけられない。どんなに目を凝らしても、他人だけが並んでいる。
 柵を掴んだ手が、痛い。包帯越しにじくじくと、体液の染み出る気配がするようで、けれどそのことに気を取られる自分の薄情さに、吐き気がする。
「……ちょい、おねぇさん、だいじょぶか?」
肩に触れる手が、ぐいと力を込めて後ろに引くと同時に、膝裏に腕が回されて持ち上げられた。
「気分悪いんやったら座れるとこ。ちょい待ちや、どんつきまで行ったら凭れるとこあんで」
声から、先程のガイドだと解った。
 次いでわらわらと人の気配が続き、梨枝は観光客が持ち寄ったストールや上着に包まれるようにして、突き当たりの障子の脇、横木の張り出した場所に据えられた。
 左肩を柱に持たせられる位置に、思わず頭を預ける。
「すみません、大丈夫ですから……」
やれ水だやれ飴だと、年配のご婦人方の鞄の中から次々に取り出されたミネラルウォーターや饅頭が、断る暇もなく膝の上に乗せられ、それだけで人集りが出来てしまう。
「おねーさんらぁ、先行っとってもうてえぇかな。ボク、こん人が落ち着くまでおるさかい」
 膨らみの目立つ梨枝の腹部を気遣って、貧血かそうでないかをその場で議論を展開していた「おねーさん」達は、その呼び掛けに気分も良さそうに去っていく。
「ちょい休んで、動けそうやったら運ぶさかいに。あ、ボクな、キリ。蓮花王院のキリちゃんゆうたら、ガイド仲間でもちょっとしたもんやで」
ボランティアガイドをしているのだと言いながら、青年はその場でしゃがみ込み、梨枝の目線より下の位置から笑って見せる。
 放っておいて欲しい、というのが正直な気持ちだったが、自力で動けないのも事実で、案じて止まってくれている親切に気を払いつつ追い払うような気力は、今の梨枝にはない。
 キリがあんな話をしなければと、責任転嫁したい気持ちが沸き上がったが、ただ史実が梨枝の事実に重なっただけで、キリに罪はない。
 代わりにふぅ、と諦めの息を吐く。
「顔色悪いなぁ、なんぞぬくいもんであったまった方がえぇかな。妊婦さんやでカフェインとかあかんよな、お番茶か白湯か、ちょい頼んでみるで待っとりや。だいじょぶだいじょぶ、ここん坊さんよう知っとるで」
何も言わずにいるのに表情からこちらの意を察し、しかし拒む気持ちを汲むことはしない強引さでもって、キリが懐から取り出したスマートフォンの画面を指の先でちこちことタップを始めた。
 足を休めて疲労に気付けば、爪先が冷たく、下腹か張る感覚で身体が重い。
 それでも宿る命が梨枝の腹部を内からぽこんと遠慮がちに叩くのに、大丈夫、と呟いてみる。
 こんな、居心地の悪い場所で、懸命に頑張ってくれている命だ――無駄に、してはならない。
 自分を戒める為に、幾度となく言い聞かせてきた言葉が胸の奥にこびりつく。一時も忘れたことはないのに、重ね続けておかないと不安だった。
 夫を見つける事が出来れば、それも変わるかという期待も、叶わずに終わった。
「……おねぇさんが会いたい人は、おったはらんかった?」
手元の小さな画面に目を落としたまま、不意にキリに問われて、思わず息を詰めた。
「探したろか? 特徴わかったらあたりつけたげられるで」
「……嘘」
梨枝の疑いに、キリが顔の横で手を振った。
「菩薩さんらぁのお顔十一面、全部心得とるで蓮花王院のキリちゃんやねん」
胸を張る姿に、あり得ない、と首を振る。
 千一体に十一面をかけた全てなど、絶対に記憶出来る筈がない。
 意地の悪い気持ちになり、問うてみる。
「唇のちょっと歪んだ仏様っています?」
「下から三段目のとこにおったはるやろ、婆藪仙人はんの右後ろあたり。いざというときに自分やのうて仙人はんのことなんとかしたらんならんやゆうて、いっつも緊張しとってんよ」
二十八部衆のうち、痩けた老人の像と共に印象に残った記憶と寸分違わぬ答えが返って、嘘だと糾弾も出来ない。
「……詳しいんですね」
些か口惜しい気持ちを口調に込めたものの、それを感心と受け取ってかキリが素直に笑った。
「いやいや、ボクなんかまだ甘いで。後白河法皇なんか、お顔どころか作った人から何処の木からまで、全部覚えたはった」
キリの吹く法螺はあまりにも荒唐無稽過ぎて、感心より先に苦笑しか出て来なかった。
「生まれてからのこと、全部を覚えとってねぇ、頭痛かったんもそのせいちゃう?」
頭痛平癒の御利益があると、拝観料を支払ったときに貰ったパンフレットに記載されている。
「やから、きれーなもんが、極楽が見たいやろからて、そん時の平の棟梁がここ建ててん。ごっつかったでー、今はなんか黒て地味ーやけどな。あの頃は朱塗りの花がこーばーって全面埋めとって、金箔で花弁が縁取りしたってなぁ。今みたいに明るうないから、篝火がたいたるとよけいにきらきら光ってみえるねん」
擬音と同時に天井に向けた両手を軽く左右に回しながら下ろし、光の零れる様を表してみせる。
「やからみんな、極楽に知り合いがおるて安心したて、見にきはるんやろなぁ」
その一言に、梨枝はキリの肩を掴んだ。
 前に移動させた重心に引かれて、下に敷かれていた衣類と共に床に腰を落とす形になる。
「ここにいないなら、何処に?」
キリの作務衣を握る包帯が汚れていた。薄い黄色がにじみ出して、じくじくとした痛みが蘇る。
 まるで地獄のような光景、黒い煙と赤い炎の中に、突き飛ばした人の形をしたもの、その向こうに滲む明るい光に向かうのに必死で、ここにいないというならば、彼処にまだ、置き去りにしているのか。
「……さぁ、それはボクにもわからんなぁ」
梨枝の目を覗き込むようにして、キリがとんとんと、包帯に包まれた手を軽く宥めるように叩いた。
「ボクもずっと探しとんねやけどね。ちっともわからへん」
堪忍な、とキリが謝罪する。
「けどもしおねぇさんが、大事なお人と会われへんくなってから四十九日経っとらんのやったら、それが過ぎてからもっかいおいでや」
キリが携帯電話を懐に戻し、その代わりに小枝を一本、梨枝に向かって差し出した。
 目の前にに茶色く、細いそれは枝ではなかった。
 人の手の、肘から先。人体の部位だというのに不気味さは欠片もなく、指先を窄めるようにして、花の蕾を一輪持っている。
「ボク、本業は仏師やねん。まだ見習いやけどな。コレは蓮花王さんが持ったはる侍物で、紫未開蓮ゆうねん」
意図が察せられずに身を引いた梨枝に、キリが木製の手をちょいと掲げてみせた。
「極楽に行った人は、まず蓮に宿らはるねんけどな。四十九日経たんと、蕾は開かんのやて。大事なお人のお顔が拝めるんはそいからやね」
促されて、思わず受け取ってしまう。キリが作ったのだろうか。女性のように細い手は、それにしては古い物が持つ独特の空気を纏っているようにも見える。
「探すんもコツがあってな。ゆーっくり、こっちの顔を見せるようにして歩いとったら、向こうから見つけてくれるくらはるで」
言っている意味が解らず、首を横に振った。
「そんなの、どうやって」
「お顔が光って見えるねん」
痛まない指先で摘むように受け取った菩薩の手は、不思議な温もりを宿しているようだった。
 今までキリの懐に入っていたのだ、常識で考えればその体温だ。けれど、何故かそれ自体が暖かさを発しているように思える。
「そんなこと」
「ほんまのほんま、やって仏さんはおんねやから」
奇妙なを自信で請け負って、キリが膝に付いた手を支えに立ち上がった。
「なんで、そんなことが言えるの!」
込み上げる衝動のまま、責める口調が溢れ出した。
 同時に、涙も。
 会えない筈だ、もう二度と。本当は、誰かの告げた気休めが、気休めでしかないことを確かめに来たのだと、梨枝は自分の本心を理解した。
 会えなくて当然だ、自分が彼を殺した。救いに戻り、炎に包まれた彼を突き飛ばして、踏みにじり、足を取られて転んだ拍子に見つけた隙間から転げ出た。
 お腹の子供のことすら、微塵たりとて案じなかった。あの時、梨枝は、自分が生きることしか考えていなかったのだ。
 まるで、鬼の所行だ。
 そんな自分が、愛しい命を足蹴にして生き残った者が、彼にもう一度会える筈がない。
 笑ったとき、八重歯が見えるのを、本当は気にしていた。だから口元を引き結んで笑う癖があったのに、本当に、本当に嬉しいときは、歯を見せる笑顔が大好きだった。
 メガネをかけていた。義父は頭髪が薄いけど、それでもいいかなと求婚の時に念を押された。おばあちゃんになっても愛してくれるなら、あなたの頭が寂しくないように帽子を編んであげるねと、申し出を受けた。
 子供が出来たと報告したとき。式を挙げたとき。初めて好きだと言ったとき。自分はもう人ではない筈なのに、何故か思い出すのは、彼の笑顔のことばかりで、苦しい。
「ほんまに仏さんがおるからやで、おねぇさん」
キリが静かな声で、梨枝の思考をすとんと断った。
 首の後ろに手を回し、頭を覆う手拭いを取り去りながら、もう一度梨枝の前にしゃがみ込む。
「やって、鬼がおんねやから」
宥める口調でほんの少しだけ笑みを浮かべ、左の前髪をかき上げる仕草、露わになった髪の生え際に、突起があるのが見て取れた。
 それはまるで、鬼の持つ角のような。白い骨の色をしていた。
「仏もおらんと割りにあわんやろ?」
梨枝の固定概念の中では恐ろしいまで非道を為し、悪の権化である、自分は鬼だとキリは言う。
 ならば、自分は何なのか。そう思った瞬間、足から力が抜けた。
 へたり込む梨枝の前で、手拭いを巻き直しながら立ち上がったキリが、再び懐から取り出した携帯電話にさっと目を走らせる。
「作務所でちょいと休ませてくれるみたいや。迎えが来た」
袈裟を纏った僧と、軽装の男性が近付いて来ている。
「ボクはおねーさんらぁに着るもん返さんとあかんで、ここで。そうそう、八重歯の仏さんな。次来た時に、きっと会えるでな」
夫の特徴など、一言も言っていない筈なのに、キリの指摘に声を失う。
「ややこが抱けるようになったら、またおいでな」
腕の中に何かを抱く仕草をして、笑ったキリが脇に避けると、僧と寺の関係者と思しき男性に、案じる顔と声とでこんな冷える所にいてはいけないと、両脇から抱え上げられて立ち上がる。
「あなたは」
いつから、と問いたかったが、急かされる動きにもつれる足では抗することが出来ずに、振り返る。
「ボクはいつでも、ここにおんで」
またなーと明るく手を振る姿が、すぐ曲がった角の向こうに見えなくなった。
 いつでも、が。
 いつまでも、と聞こえたのは気のせいだったか。
 再訪した時にその意味を問おうと、梨枝は心に決め、蓮花を携えた菩薩の手を、祈る形で両掌の中に包み込んだ。

コメント(21)

・・・素敵です! とりあえず、一読後の感想、置いておきます。
鬼の仏師、という言葉からこれは想像できませんでした。
くやしー!
わーい、お褒めの言葉ありがとうございます!
なんというか、血腥い話というか焦げ臭い話で本当にすいません……orz

本当は平安末期が舞台でキリは後白河法皇の取り巻きの傀儡に育てられてる鬼のハーフで、円派に婿入りした元杣の鬼のおとっつぁんが彫ったおっかさんの姿が千一体の仏の何処かにあるという話の筈でした。
書き物って本当に不思議ですね!(どうしてこうなった)
>>[2] ううう、ゐとさんはしっかり調べられて書かれてるのに、どーして私は調べたことが生きないのか(*_*;
書きたいのと書けるものが違いますー。゚(゚´Д`゚)゚。
 漢字で書くなら、火の周り⇒火の回り、ですかね?(*´∀`)


>「そうそう、京都で言う先の大戦、ゆうたら応仁の乱のことやて、よそとこではネタ扱いされとる聞きますが、ボクはそんな一般常識から外れたことは言いません」
>高くはないのに、不思議と響く声で、観光ガイドらしき男が歩き続ける集団に向かって語りかけている。
>「このお寺で先の大戦ゆうたら、おおまかなとこ、源平合戦です」


 この二つの台詞で、森山東さんの『呪扇』をなぜか?思い出しました。。
 『呪扇』で過去に呪扇を作った時代説明していた箇所をを連想したんだと思います。

 台詞のあと、空白1字分がない(ところがある)のは、何かを意図してのことでしょうか?

 三十三間堂は、正式名称は、「蓮華王院」でしたよね? 吉川英治原作や、漫画版バガボンドでも、武蔵と吉岡伝七郎が戦った場所とされてますが、史実かと思って調べたら、かなり怪しいようで(^O^)汗

 普段、僕はネットの小説まがいは、まず間違いなく読まないんですが、ちゃんと読ませて頂きました。
「火のまわりが早い」などの「まわり」は直感的に「火の回り」だろうと決め打ちしましたが、、ネット辞書で調べると「周り」でも今では不正解にはならない感じでしょうか。。失礼致しました。


回転などの動きを表現する「まわる・まわり」は回るで、
一方、周りは、「家の周り」などの用例のイメージがあり、ちょっと違和感を感じた次第でした。
細かい点の指摘で失礼ですが、
「割に合わない」などの送り仮名で、、「割りに合わない」だとやはり同じくちょっと違和感を感じてしまうでしょうか。。。
送りがなに関しては、きちんと読み手が理解できるのであれば省略しても構わない、という文部科学省の指針がありますよー。

取り組み、取組み、取組、全部おっけーな感じと同じです。
>> PHANTOM様

なんと丁寧な読み込みを頂きありがとう御座います!
「呪扇」はゐとの不勉強を恥ずべきところ、未読にございますので、
ちなみにまともな推敲をしていないので随所やらかしているだろうところはご指摘待ちで! という真に不遜な覚悟で臨んだのですが、その程度の誤字誤用で済んでいたのが奇跡な気がするゐとにございます(おい)

個人的には用途として「火の回り」が正解だと思います……「割り」の変換ミスと同じくゐとのうっかりでございます、わざわざお調べ頂き、お手数をおかけ致しました。

そして会話後の空白一字分がないとのご指摘、何ことやら? と思ってよくよく調べてみましたら、いつの間にか世界が『改行後の地文頭に空白』が主流になってる! という衝撃を受けております。あぁ、そっかそういう……! ちなみにゐとの意図としましては、会話後の改行がない場合は会話文込みで一つの段落として書いております。
「〜ですよ。」というような、括弧締めの前に読点を打っていた世代の人間は、わりと普通に使っている用法だと、思いますが、どうでしょう?
ちなみに軽く調べてみましたら、宮部みゆき先生と同じ書き方をしているようです。おぉ、なんと恐れ多い!(と、偉大なる先達を盾にしてみる)
>> 瑚都奈様

フォローありがとうございます!
該当箇所を読み返してみたらば、「割りにあわん」と方言にしているのでその書き方をしたっぽいな、その時の自分。というような気も致しております。

しかし火の回りは間違いなく火の回りだよ自分orz
>>[9] 小説っていうか、文章難しいですよねー。
そういえば、この前コミュニティーオフ会で話題に上がりました、原稿用紙の使い方。

はじめから最後まで統一してたら、どんな書き方でも大丈夫じゃないか、というのが結論でした。
改行しても、あえて一字下げない人もいるし、会話文に「」使わない人もいるし、みたいなこと喋ってました。
ビックリマークの後の一字空けなどは機になりますがー(ノД`)

ややこしー。
>>瑚都奈様

欠点と取るか個性と取らせるかは作品の魅力がものを言うんじゃないかな☆ とかきれいに纏めてみたりする。
精進しますorz
>ゐとさん、コトナさん
 管理人としてのお立場からのメッセージ、お手数おかけしました。
 配慮に欠け(て読み取れる)箇所があり、ゐとさんに失礼な文脈になっていたことを訂正し、心よりお詫び致します。m(_ _)m


 ネット上の小説まがいとは、ゐとさんの作品のことでも、このコミュの方の作品でもありません。その点をもっと明確に書くべきでした。

ゐとさんの作品も、コトナさんの作品も楽しんで読むことができました。(*´∀`)

コトナさんの作品についても、当該トピにて、書き込み致したいと思っております。。
 もともと、このコミュは「新人賞への応募」というスタートラインに立ち&実績も残しておられる方が多いですよね。

 このスタートラインに立てない、立ったこともない、ないしは立ったとしても、「やっつけ仕事的に了を記し、苦しい推敲を重ねていない」ヤツがネット上にあまりにも多すぎて、それらに対する鬱憤が「ネット小説まがい」なる言葉として、感情を表出させてしまったやもしれません、、、それはこちらの勝手な事情でして、誤読できるような書き方をしてしまったこと、大変申し訳ないです。m(_ _)m


ゐとさんもこのコミュで、実力者だと聞き及んでおります。(*´∀`)

会話文後の、「スペース1字空けをしない小説も多い」は、逆に小生の勉強不足でした。。「へえ〜、そうなんだ〜」と新鮮な驚きを感じております。。


>コトナさん
そうですよね。特に純文を含めれば、会話文等もっと自由に表現されているわけで、もっと素直に受け止めるべきでした。


>皆様へ
個人的な事情を少し話しますと、僕は割と、、、いや、かなりミステリー小説(本格ミステリではないですが……)をガッツリ書いてきたので、小説のフレーム的なところには全く工夫を入れずに、「」や?や一字下げなどは現代エンタメ小説でオーソドックスになってる使い方を自分もしてきました。

やはり、いろんな方と意見交換すると、新鮮な視点や驚きがあっていいですね☆
これからも、どうぞヨロシクお願い申し上げます(*´∀`)
>>[14] いえいえー(>_<) こちらこそ、すみません。
どうぞよろしくおねがいいたします。(*^_^*)
>>PHANTOM様

こんなに沢山の思考と意見とを、忌憚なく書き込んで頂けて、逆に申し訳ない限りです<m(__)m>

ゐととて、ネットで小説が上げられるようになってから、様々な人に鍛えて頂いて今の自分があるので、知識・立場・こだわりをぶつけて頂けると、うっひょー♪ と喜んでしまいます。しかもただ叩きたいんじゃなくて、そこに愛があるからね!(^_-)-☆


実際、PHANTOM様に指摘頂くまで、一字下げを意識したことがなかったです、読書量が少なくなっているわけでもないのに。思い込みって怖いorz
ちなみにこの書き方はどうも小学校の原稿用紙の使い方を引っ張ってるみたいな気がする……。

http://www.mori7.net/gennkou.php

ここの下から四項目目。まさにこれ(笑)
>>瑚都奈様

おぅ、何やらお気遣い頂いた様子にて、ありがとうございます!

しかしこういう意見交換が出来るのが楽しいですね、この企画(*^_^*)
書き手も読み手も文章力が問われるという、まさにコミュの真髄を表している(笑)
なるほど。
物語の中にきちんと物語が立ち上がっている。
ええと、キリが受けで後白河法皇が攻めといういう設定で読み間違いではないですよね?
>>えいじ様

二重の意味で読み間違えではないと思います(おい)
さすが兄貴だネ☆

何故そうなった! と言いたかったが、書き上がった後に最初のネタを、きちんと整えて電撃に出せないかと思って読んだ後白河さんの資料がとってもそんなカンジの史実で、今とても複雑orz
 千一体という単なる数の認識としての知識も、実物を目にすれば圧巻としか言いようがない。

これ↑文章としておかしいですよね。
文章に凝ろうという意識があるかどうかは分かりませんが、もうちょっとスッキリさせて読みやすくしてもいいかな、という印象。

あと、観光ガイドってそこまでベタな関西弁で喋るもんなんですかね?
>>だい様

うむ、確かにもう少し推敲を重ねた方が読みやすいかなとも思いますが、ここで主観で説明させるのでらなく、知識と経験の差をもっと違う方向から攻めた方が良かったかもとかちょっと反省。

そしてやっとそこに突っ込んでくれる人が来たー!
ほら、人じゃないわけじゃないですかー、だからより「おかしい」と思わせる違和感を別に置くことで現代社会に馴染んでいるわけですよという裏設定が! だからべったべたやん! と感じて頂けて大成功です!\(^O^)/ー

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