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不妊!大作戦コミュの4)東洋医学的基礎体温アプローチ

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4)東洋医学的基礎体温アプローチ

基礎体温は、女性のからだのリズムをみるのに、とても役立ちます。
毎日規則的に計測し、ノートに付けている方も多いでしょう。

毎日の変化、毎月の変化、そして年をまたいでの変化をみていくと、
妊娠に適したタイミングがわかるばかりではなく、身体の状態の大きな変化を
知ることもできますし、どのような治療方針が必要なのかもわかることがあります。
基礎体温は、宝の山です。

生殖機能的に安定した状態をしめしている基礎体温表は、安定した低温期と、0.3度以上の差をもった高温期が12日以上の日数をもって出現しています。
【図 基礎体温 正常】
これは、東洋医学的に考えると、腎気(身体の土台の力、下焦の力、際下丹田の力)の主導のもと、肝気によって、血流が調整され、脾によって、気血の生化が施され、奇経である衝任脉が盛んになり、充実している状態をしめしているのです。グラフの状態によって、これら東洋医学的な身体のありようを知ることもできます。このことから、直接的に東洋医学的身体作りを考えることもできるのです。

基礎体温のグラフで、全体が低い、二相制のグラフにならない、低温期が長い、高温期が短い安定しない、高温期が高すぎる(突発的に高すぎる日がまじる)、などがあれば、東洋医学的なアプローチの必要性が大きくあるということなのです。

それでは、もう少し細かく説明していきましょう。

コメント(9)

A)グラフで示す体温が全体として低い
【図 基礎体温 全体として低い】

女性のからだ(男性もそうですが)は、しっかりとした陽気によってからだが温煦(オンク:あたためること)され、保たれています。全体として体温が低いという場合は、陽気の温煦作用が弱い場合が考えられます。これは身体の土台の力である、腎気、脾気とも大きくかかわる部分で、この両者の器の小ささがうかがえます。脾腎の陽気をあげ、身体の土台をしっかりとさせることが必要です。全身の生命力をあげていくという発想の治療が必要でしょう。

B)低温期が長い。
【図 基礎体温 低温期が長い】
生理のあとの低温期は、生理により空虚になった子宮の気血の回復段階です。
しっかりとした腎気の支えにより、胞宮(子宮)の充実を図る時期です。このときに、しっかりとした、支えがなく、子宮を中心とした回復がおくれることで、長くだらだらした低温期となります。胞宮(子宮)にしっかりと気血がそそがれるように、衝任脉を整えていくことを考えます。
C)しっかりとした二相性にならない。排卵がない
【図 基礎体温 しっかりとした二相性にならない】

だらだらとして、低温期、高温期のはっきりしないグラフは、陽気の発動が弱く、しっかりとした排卵をみなかったために、充分な高温期になってこない場合が考えられます。排卵を助けるために、低温期での身体の土台作りからはじまり、排卵期に、身体が充分に暢びやかさを発揮できるように、手助けする治療を考えていきます。
D)高温期が短い、突発的に高いときがある
【図 基礎体温 高温期が短い】

胎児を育む環境づくりを考えるこの時期は、腎気の主導のもと、肝によって血流が調整され、脾によって生化が施され、子宮にかかわる経脉が充実していきます。

このときに、とくに腎気が弱いと、下支えが出来ず、途中で高温期が下がってきてしまいます。
また逆に体温が上がりすぎる場合もあります。これは身体の土台としての腎気が弱いため、しっかりと肝気がおさまることができず、肝気の不必要な暴発を招き(きーきーとしたイライラ状態です)気の欝滞を中心とする、月経前のイライラや、胸の脹り、便秘、疲労感などを招きます。肝気の不必要な高揚による熱症状ですが、下支えする腎気がないがために起きてくる症状なのです。

このように、高温期が下がってしまうのも、あがりすぎてしまうのも、土台である腎気の弱さに根ざしている場合が多々あります。

人間はしっかりと根が張れる大地(腎気)があってこそ、暢びやかな肝気がすうっとたち健やかに天に向かって枝葉(心肺)を広げることが出来ます。枝葉の過剰な繁茂や、もやしのような徒長は、しっかりとした大地(腎気の土台)がないためにおこってきます。
キーキーなどの枝葉の過剰な繁茂やもやしのような徒長によるつらい症状に対しての対応を考えるよりも、土台である腎気を養うことが非常に大切になることがお分かりいただけると思います。

E)月経周期が長い

ときに、2,3ヶ月に1度などという月経周期になる方がいらっしゃいます。これも、身体全身の問題からおこっているケースがありますので、腎気、肝気、脾気、と調整し、衝任脉の気血の充実を図っていきます。

妊娠を考える場合は、ひとつのしっかりとした排卵、充実した高温期があることが非常に大事です。生理が毎月なくても、この二つがあれば、妊娠することは可能ですし、実際はからだが整うことで、きちんとした生理周期をみるまえに妊娠してしまうことが多くあります。

つまり、妊娠のご希望がなければ、身体が整うことで生理周期が整いますし、妊娠のご希望があれば、さらりと妊娠してしまうということです。

治療としては、周期が整うことを狙いながらも、周期が整うことだけを注目せずに、しっかりとした排卵、高温期があるということを大事に考えていくことが重要です。

身体が整ってくれば、充実した卵の成長、しっかりとした排卵、ふんわりと受精卵を受け止める力がついてくるということなのです。


.5)『妊娠に致る一連のシステムがスムーズにおこる』ことの必要性


妊娠というのは、非常に沢山のステップが積み重なり、その上に成立するものです。

男女各々の身体の中で土台の力(腎気の力)によって、精子や卵子は成長していきます。そして暢びやかな心身がもたらす男女の交わりのなか、女性の巧妙な身体のしくみで、卵管采がぐいっと動き卵子を捕まえ精子と出会います

土台の力(腎気)の部分と、心身の暢びやかさの部分が絶妙なタイミングで出会い、働き、動くことで成立していくのです。そして成立後、数日をかけて受精卵が大きくなり、開かれた母体との出会いである着床となります。

不妊でお悩みの方は、何が悪い?どこが悪い?という発想になりがちですが、この巧妙なシステムがスムーズにおこることもとても大切な要素となります。取り立てて問題となるような原因がないと病院で言われた方の場合、このシステムに何らかの不調がでスムーズに発動していないのではと私は考えています。

西洋医学的には、精子と卵子が出会えていないというキャッチアップ障害(ピックアップ障害)や、着床障害とよばれるものも、母体の腎気の弱さ、気の欝滞との関連が大きく考えられます。本来、リラックスして大きく開かれ受け止められるべき存在である母体が、緊張や腎気(生命力)の不足により、固く閉ざされていることと関連が強いのです。


排卵を促すホルモン治療を受けて、沢山の排卵が確認されている。精子の状態もよい。なのに妊娠が成立しないときに、一番考えて欲しいポイントがここです。ひとつひとつが悪いのではなく、全体のシステムがスムーズに動いていないのです。

二人目不妊などのケースは、特にこのシステムの不調が疑われます。一人目の妊娠、出産が成立していますから、受精障害、着床障害などの要素は考えにくくなっています。こういう方の場合は、卵管采などがなんらかの影響で、動きが悪くなり、卵をキャッチできず、精子と卵子が出会えていないのではないかと思います。

この、システムの不調で精子と卵子が出会えていなかったり、受精ができない場合は、いくら排卵を促す治療をつづけても、妊娠に致りません。

全体のシステムがスムーズに動くようにしてあげる必要があるわけです。
5)-A

A)卵管采がスムーズに動くために必要な二つの要素

卵管采の動きをスムーズにするためにはどうしたらいいでしょうか。
このときに、私は二つの要素を考えます。

ひとつはからだのストレス状態の問題。
身体がストレス、緊張状態になると、骨盤内も暢びやかさがなくなり動きが悪くなります。
暢びやかな卵管采の動きが止まってしまいます。

そして、もうひとつは生命力の底力、土台の力(腎気)の問題です。
身体の土台の力がないゆえに、全身に余裕がなく、卵管采の動きが悪くなってしまうのです。


臍下丹田に生命力があつまるようにし、全身の気の欝滞を取り除くことで、身体に余裕ができ、スムーズに卵管采が動いてくれることがのぞめます。実際、二人目不妊などの器質的な問題がなく、着床障害などもないかたの不妊などはあっけなく妊娠されたりします。
治療により、下腹に力がでて、卵管采が上手に動き、精子と卵子が上手く出会えたものであるかと思います。もつれたシステムが再構築され、スムーズに動いてくれたわけです。

5)-B

妊娠に致る道に必要なこと

【イメージ図 身体の土台の力と、気の欝滞(ストレス状態)のない暢びやかな心身】
赤ちゃんがやってくるために、身体の土台の力と、気の欝滞(ストレス状態)のない暢びやかな心身が必要なのですね。身体の土台作りと、ストレス状態の緩和。この二つが不妊治療の大きな柱になるのです。

普段の治療では土台作りを中心とし、排卵や着床のころを狙って、身体の欝滞(ストレス状態を取る)治療を考えていくことで、妊娠できる身体作りをしていきます。

身体の土台の力作りと、ストレス状態の緩和。このふたつが柱なのです。
そして妊娠に致るシステムがスムーズに作用できるようにしてあげること。
これが大事です。
どちらかだけ、ということがないのが、妊娠に致る道です。

小さな不調がたくさんあっても、全体のシステムがスムーズであれば
妊娠にいたりますし、とりたてての不調がなくても、システムの連携がうまく行かなければ、妊娠にいたることができません。

ばらばらに考えるのではなく、統一的に考えるという観点が妊娠には重要なのです。

ほんの少し、ステップが欠けているだけで赤ちゃんに出会えないこともあるのです。
こんなときには、薬や高度生殖医療を使った大掛かりな医療措置は不用です。ほんの少し調えてあげるだけで、あっけなく妊娠される方が多くいらっしゃいます。
ご自身で解けなくなってしまった糸ならば、鍼灸などでちょっと手助けを考えることも大事でしょう。


...6)タイミングを成功させるコツ。

自分でおこなうタイミング
妊娠には、しやすい時期があります。不妊治療で病院に相談すると、まずタイミングからといわれた方も多いでしょう。

基礎体温表と、排卵検査薬を用いれば、ご自分でタイミングをあわせることは可能です。
病院で卵胞をみてもらわないと出来ないと思っていらっしゃる方も多いと思いますが、周期の整っている方の場合は、だいたいのところで検査薬をつかってみれば大丈夫です。

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