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陽佑ちゃんを救う会 コミュの移植手術成功に関する之歩さんの談話

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マイアミ時間24日から25日にかけて陽佑の6臓器移植手術が実現しました。陽佑にとっては生まれて初めてのクリスマスですが、思いもよらぬ、大きな大きな、かけがえのないクリスマスプレゼントとなりました。

ここまでたどり着けたのも皆さんのご支援のおかげです。本当に本当にありがとうございました。

そして、、
ドナーはマイアミ近郊で脳死となった6ヶ月の男の子とのこと。それ以上のドナーの情報は教えていただけません。加藤先生の話では、サイズは陽佑にぴったりで、また距離的に非常に近かったため取出しからの時間が非常に短く良好な状態で、その子の肝臓はピンク色に輝くすばらしいものだったそうです。クリスマスなのに最愛のお子さんのご不幸に遭い悲しみの底にありながら、脳死からの臓器提供に同意し陽佑に生きるチャンスを与えてくれたその子の親御さんには感謝のしようもありません。その子の魂とともにいただいた臓器と陽佑が2人3脚で新しい人生を歩みだします。

感染症などの合併症、拒絶反応などのリスクがありますので、まだまだ油断はできませんが、皆さんの善意と命のリレーをしてくれた小さなドナーのためにも、必ず陽佑を元気な姿で日本に凱旋させます。今後とも陽佑と私たち家族をあたたかく見守っていただければ幸甚です。

===

この数日間の経緯を振り返ってみました。

23日 
22:25 小生5年2ヶ月住んだサンチャゴ離任

24日 
04:45  小生マイアミ国際空港に到着 
06:30 家族の滞在するコンドミニアムに到着
07:30 ドナーデスクより、ドナー候補が現れたのですぐに病院へくるように電話あり


小生の到着後早々のまさかの連絡。正直信じられず、実感がなかなか沸かない。現地で病院とのコーディネイトをお願いしている平木さんからも追ってすぐに電話があったため、改めて実感し、あわてて病院へ行く準備を右往左往しながら始める。

08:30 病院に到着 
加藤先生の移植チームの上野先生よりいろいろ説明を受ける。 
ドナーはマイアミ近郊で脳死となった6ヶ月の男の子とのこと。
しかしこの段階ではドナーの適合が100%確定できたわけではなく、移植手術にふみきれるかどうかの確認待ち。ジャクソン側からドナーのいる病院に医師グループを派遣し、摘出手術を行い臓器の状態を確認してよりすぐに陽佑を手術室に入れるとのこと。
手術時間は平均10時間くらい。しかし、過去に開腹手術をしていると臓器の癒着などがありそれ以上かかることがあるとのこと。いずれにせよ大手術には違いない。
   
なかなか連絡がなく、落ち着かない時が過ぎる。

15:40 ドナーが十分適合するとの連絡。ついにこのときがやってきた。なんと、偶然にもクリスマス・イブ。キリスト教徒でないわれわれも、おそらくドナーはキリスト教徒のアメリカ人のお子さんで、しかもクリスマスイブということもあり、神様からの最高のクリスマスプレゼントと感慨ひとしお。
陽佑の手術室に入る準備前の点滴などをつける。

16:05 陽佑手術室に入る。もしか手術中になにかあったと思うと、不安で祈るような気持ちで陽佑を見送る。

18:00 手術開始
いったん小生と由江はコンドミニアムに帰って待機。

25日
02:00 心配でなかなか寝付けないながらも、疲れでうとうとしていると電話が鳴る。祈るような気持ちで受話器をとると、手術は良好に進み、すでに縫合の段階になったとの連絡。
小生、由江すぐに病院へ戻る。

02:30 病院に到着
しばらくして手術室から出てきたばかりの加藤先生からお話を伺う。
手術時間は約8時間半。癒着も少なく、比較的順調に進んだとのこと。
ドナーのサイズは陽佑にぴったり。また、相手の病院から近かったため臓器の状態は非常によかったとのこと。当初の予定どおり、胃の約3/4、小腸、大腸の一部、肝臓、すい臓、脾臓の6臓器の移植となったとのこと。本当にドナーのお子さんとご両親に心より感謝。なんというかけがえのない贈り物!
また、術後のコントロールをしやすいようにする人口肛門と胃に直接栄養液を入れる(EN法)のための管、それと予備の静脈点滴用カテーテルを設置したとのこと。
手術中なにかほかに問題はなかったですかという質問に、「そういえば忘れてましたが、臓器結合直後心臓が正常の鼓動をせず細動したため電気ショック使いました。でも多臓器移植の際はよくあることですよ。一時的に心停止することもあります。」とのこと。当方としてはびっくりすることだが、さすが100戦練磨の移植医。
今後は、移植後の臓器が機能せず再移植が必要であったり、臓器の接合部分がはずれたり、出血したりなどのリスクは低いがあるため、最初の一週間が外科的な意味で要注意とのこと。
順調にゆけばICU(集中治療室)約1週間、一般病室3−4週間、合計1ヶ月で退院し、自宅療養にうつれるとのこと。
また、陽佑から摘出した臓器を見せていただいた。肝臓、脾臓とも通常のサイズの倍以上に腫れ上がっており、特に肝臓はすでにとても硬くなっておりどす黒い色に変わっている。「よくここまで持ちこたえてくれた。本当にご苦労様。」今後の研究のために看護婦さんに持ち去られる臓器たちを感謝の気持ちをこめて見送る。

陽佑はICUへ搬送。

04:30 ようやく許可が降りてICUへ入室できる。
大病院のICUなので、整然と個室に仕切られているのかと思いきや、大部屋にカーテンで仕切れるようになっているだけ。大勢の患者、看護婦が忙しくゆききしており、方々でいろんな機材の警報アラームが鳴り響いている。うるさくて、意識のある患者だったらこんなところでゆっくり寝れないとうような喧騒。(テレビドラマのERの処置室のような雰囲気。)
おそるおそる陽佑にご対面。「手術後はむくみがきて顔が膨れ上がっているのでびっくりしないでくださいよ」との話はなしだったが、思ったより普通の顔。それよりも、なによりも、術前のビリルビンで黄色くなった顔色が移植間もないのにすでに黄色味がひいて紅潮している。ドナーの肝臓がしっかり動いてくれているのだ。陽佑のために。「これから喧嘩しないでどうか末永く陽佑となかよくしてやってください。」と祈る。
縫合跡はほかの肝臓移植の患者がメルセデスベンツのマークに切られているのでそうなっているのかなと思いきや、チリで開腹手術をした跡(横一文字)の上を切ってくれたらしい。フランケンシュタインの縫合跡のように生々しい傷跡。
麻酔でまだ眠っているが、徐々に痛み止め等を減らしてゆき、1−2日中できるだけ早く人口呼吸器をはずしてしまいたいとのこと。

「本当によくがんばったね。これから合併症や拒絶反応との闘いは続くけれど、ドナーの子からいただいた命の贈り物と2人3脚でがんばって歩いてゆこう。今日12月25日が陽佑の新しい誕生日だ。」

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12月26日現在、その後経過はおおむね順調です。
いただいた肝臓がよく機能している証拠にGOTが250, GPTが200台に落ち、25前後あった総ビリルビンがすでに4.5にまで下がっています。
人口呼吸器が外れるのが少々遅れていますが、今日明日にははずせる見込みとのことです。

小腸特有の拒絶反応が出てくるのが移植より1週間ほど経過したころよりとのことで、数日中に最初の内視鏡検査などの拒絶反応コントロールの対応を始めるとのことです。

今後も経過を皆様にご報告してまいりますので、引き続き応援をお願いいたします。

12月26日マイアミにて
大橋之歩

コメント(4)

ほんとによかったですね。
最初だけで、最近ちゃんとチェックしてませんでした。
ごめんなさい。
でも昨日旦那ちゃんとニュースを見てるときに
陽佑ちゃんの話をしていて、
「あっコミュ入ってた子やん」って思い見直しました。
早くから書いてあったのに・・・。
でもほんとよかった。
いいクリスマスプレゼントになりましたね。
脳死でなくなった赤ちゃん(およびご家族の方)には
気の毒だったけど、その後回復する命があることは
すばらしいことだと思いました。
これからどんどん元気に育ってくれること祈ります。
>マアさん

書き込み有難うございます。
大橋さんも皆さまには感謝してもし尽くせないと、
先日お会いしたときにも話しておりました。

今後も暖かく見守ってくださいませ。
おめでとうございます。すごく気になっていて、
MLで移植したことを知り、テレビでもやっていて、
元気そうなお顔を拝見してすごくわが事のように
テレビの前で手をたたいて喜びました。
これからまだまだ大変だとは思いますが
応援しています。本当によかったですね。
>hitomi_tさん

ご支援有難うございます。

先日、之歩さんが会社にいらしたときに、
こちらのコミュニティで皆さんが応援してくださっていること
伝えたところ、非常に感謝しておりました。

今後ともよろしくお願いいたします。

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