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パリコミュのパリの盗難事件

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こんにちは。

10月にパリのアパートホテル”C”(オペラの近く)に滞在していました。

そのアパートホテルは検索すればすぐにわかると思いますし、そこはホテルとして日本の旅行代理店(確認しました)やホテル検索サイトにも認知されています。

僕は(フランス式)2階の部屋に泊まっていましたが、最初に鍵を渡された部屋ではインターネットモデムが壊れていて、インターネットに接続できなかったので、レセプションに修理をするように依頼しました。インターネット接続はそのアパートホテルのサービスに含まれていますし、明記されています。
しかし、修理する業者が翌週じゃないと来られるかどうかわからないというので、部屋を代えてもらうことにしました。「フランスの会社(そのアパートホテルのインターネットモデムを修理する会社)はいつもこんなものだよ」と言われました。

新しい部屋は同じフロアにあり、最初に泊まった部屋の2つ隣の部屋でした。そこでは部屋のサイズが当初の部屋よりも小さくなったのですが、今はそこしか空いていないと言われました。随分とそのアパートホテルは賑わっているようです。本当かどうかは知りませんが。
そして、そこは1週間以上滞在する場合は週に1度、ベッドメーキングと部屋の掃除を無料でしてくれます。それ以外は有料になります。で、金曜日にルームキーパーが入りました。

その翌週、忘れもしない10月28日水曜日に事件は起こりました。
僕は午前中に出かけました。そして、その夜9時頃部屋に戻ると、部屋のドアが開いていることに気づきました。
そこで、机の上に置いてあったラップトップPCと、クローゼットの中の革製のジャケットとスーツケースの上に置いてあった革製の鞄、そして棚の上に置いてあった目覚まし代わりの旧型の携帯電話が無くなっていたのです。
当初はラップトップPCだけがないことに気づきましたが、とりあえずレセプションを部屋の電話で呼び出しました。
誰かが僕の部屋に侵入してラップトップを盗んで行ったといいましたが、レセプションの反応はいまいち鈍かったです。
そこで、これはレセプションまで直接出向かねばならないと思いまして、とりあえず部屋のドアを閉め、レセプションへ出向きました。そこはオートロックなので、閉めればドアの鍵がロックされる仕組みです。

で、レセプションのスタッフは若い女性で、そのスタッフはぼくが以前に部屋を代わるときに、部屋を手配してくれたスタッフでした。よく憶えています。
「誰かが僕の留守中に、僕の部屋に侵入して、僕のラップトップPCを盗んでいったから、警察を呼んでくれ」と言いました。
彼女は、警察に電話しました。そして、「あなたは警察に行ってください、住所はここです」と言いました。
僕は「は?どうして警察をここに呼ばないのか?泥棒が部屋に入って品物を盗んで行ったんだ、どうして現場検証もしない?それにまた泥棒が部屋に入ったらどうする?何で僕が警察に行く必要がある?ここに呼んでください」と言いました。
このスタッフの対応は本当に愚鈍で、僕はパリの友人に電話をして、現場へ来てもらうことにしました。
友人はすぐに事態の重要性を把握して、警察が来るまで部屋の中を動かさないようにと言いました。

そして、警察と友人が来るまで僕は部屋に戻り、何を盗られたのかを確認することにしました。

で、部屋に戻って、カードキーを通さずに、ドアのノブを回したんです。壊れていないかどうか確かめるために。すると、ドアが開いたのです。
オートロックなのに、ロックされていなかったのです。
犯人が壊したのかどうかはわかりませんでした。
何度も開け閉めをして試し、ロックがかからないことを確認しました。

部屋に入り、嫌な気分になり、イライラしながら、部屋の中を確認しました。
まず、クローゼットの引き戸が開いて、その中に設置されていたセーフティボックスが開けられていました。僕はセーフティボックスは使用していませんでした。
次に、クローゼットの中に置いてあった革製のジャケットがひとつ無くなっていました。
そして、スーツケースの上に置いてあった革製の鞄も無くなっていました。
さらに、棚の上に置いてあった目覚まし代わりの旧型の携帯電話も無くなっていました。ついでにマルボロというタバコも二箱無くなっていました。
しかし、部屋は荒らされた形跡がなく、3つあったスーツケースもすべて無事で、犯行は実にスムーズに、素早く金に換金できそうな物だけを盗って行き、そして、セーフティボックス(これは普段、クローゼットの中にあって、扉を閉めていたので部屋を物色するか、もしくは部屋を知っていなければ正確な在処がわかりません)が見事に調べられ、開けたまま放置されていました。その他は特に動かされた形跡はなかったのです。
もうひとつ付け加えるならば、ラップトップの隣に置いてあったマイルドセブンという日本製のタバコは無事でした。
犯人は慌ててラップトップを持ち出したのか、ラップトップ(日本製)の電源アダプタに付けていたCタイププラグへ変換する器具が床に落ちていました。コンセントから引き抜いて、そのままの勢いで反対方向の床へ落ちたのかもしれません。

で、僕は警察が来るまで、どういう奴が部屋に侵入したのかずっと考えていました。
怪しいのは、アパートホテル関係者、以前の宿泊者、それと度々アパートホテル内の廊下やエレベータ、アパートホテルの門の前ですれ違った男。この男はアラブ系の男で、僕をいつも見ていたのですね。僕も気にはなりましたが、旅の疲れや予定があって、気にしないようにしていました。

警察がなかなか来ないので、もう一度レセプションへ行き、何が無くなったということと、部屋のドアが壊れていてオートロックが作動していないということを女性スタッフに説明しました。このような状態の部屋を離れるのは不安でしたが、どうしても聞きたいことがあったのです。
女性スタッフは僕が部屋のドアが壊れていると告げると、また新しい部屋を用意すると申し出ました。
僕は、いま部屋を移動することはできない。警察が来て、現場検証するまで部屋の中の荷物は動かせないと言いましたが、この女性スタッフ、どうも愚鈍すぎます。ちょっと対応がおかしいと思いました。
彼女に、「他にこのホテルの宿泊者で被害に遭った人間はいないか?」と尋ねました。
「いいえ、他には誰もいません。こんな出来事は初めてです」「じゃあ、僕の部屋だけに泥棒が侵入したんだね?」「そうだと思います」
僕はそれを確かめたかったのです。数ある部屋の中で、僕の部屋だけ狙われたのは、僕の部屋がどういう状況にあるのか知っている人間が犯行を行った可能性が高くなりました。
そして、僕は「ねえ、ホテルには防犯カメラがあるでしょう?それを観たいんだけど」と尋ねました。
彼女は、いまは観ることはできない、多分、後でマネージャーが見せてくれると言いました。
僕は再度部屋に戻ることにしました。

そして、3人の警察官がやって来ました。彼らはほとんど英語が話せず、ホテルのスタッフが同行して来ていました。女性スタッフは仕事を終えて帰宅したようで、今度は男性スタッフでした。
この男性スタッフ、先ほどの女性スタッフより愚鈍で、結局、僕が全部説明することになりました。
アパートホテルの部屋が基本的にオートロックで、鍵が自動的に閉まるのにいまはロックがかからないから、ドアを閉めても開くことを警察官に証明するときも、彼はおどおどしながら僕の言葉を警察官に訳しました。とても簡略に。オートロックのことはわからない、アパートホテルのことはわからない、といった素振りです。僕は彼に、責任者は誰だと問いましたが、いまはもう夜も遅いので、皆帰った。自分はアパートホテルのレセプションを夜中に担当しているのだと言いました。

警察官からは何が盗られたのか、それは幾らの物かというような内容を聞かれました。
警察官がドアを調べました。すると、そのときはドアのオートロックが作動しました。
ドアを閉めるとロックがかかりました。

そこへ友人が駆けつけて来てくれました。
友人はフランス語で警察官と話し、僕に英語で伝えてくれました。
警察官は部屋の中を見るだけは見て、後で鑑識が来ると言いました。そして、僕は翌日に警察署へ出向くことになりました。

そして、鑑識の警察官が訪れました。彼らは、犯人が触った形跡があるようなところはどこかわかるか?と尋ねました。
僕は、コンセントの変換機器と机の上に置いてあった物、それとクローゼットのドア、部屋のドア、セーフティボックスに犯人が触った可能性があると言いました。
けれど鑑識の連中は変換機器に粉をぱらぱらとふりかけただけで、すぐに帰りました。
ドアなどは指紋がありすぎて、調べるのが面倒なんだと言っていたと友人が説明してくれました。

さらに他の友人たちも駆けつけて来てくれました。
友人たちは、フランスの警察もホテルも当てにならないよ、と言いました。ホテルの従業員が怪しいんじゃないかと言いました。そして、友人たちが駆けつけたときに、このホテルのスタッフは対応は愚鈍だったと言いました。

そして、ホテルは僕に賠償する必要があり、もしもホテルが賠償責任を果たさなかった場合は、フランスの法廷へ出向き、訴訟を起こせば、ホテルは1泊の宿泊料金の100倍の賠償金を僕に支払う義務があることが法律で定められているということを教えてくれました。

友人たちはもしも僕が望めば、彼らのアパートに泊まってもいいよと言ってくれましたが、僕はその部屋に泊まることにしました。ひとりで考えたかったからです。そして、翌朝すぐに行動したかったからです。

翌日は別のもうひとりの友人が一緒に警察に行ってくれることになりました。

その夜、僕は荷造りをして、翌日には残りの宿泊をキャンセルして友人たちのアパートへ移ることにしました。

朝、目が覚めると、アパートホテルの愚鈍な男性スタッフと一緒にマネージャーの女性が僕の部屋を尋ねて来ました。
友人たちから、交渉をするときは証人としてもうひとりいた方が良いというので、僕はマネージャーにフランス人の友人が昼にここへ来て、通訳など手助けをしてくれるので、友人が来たときに一緒に話す。それに、まず警察へ行って被害届を作成する必要があると言いました。

で、友人が来てくれて、一緒に警察署へ出向きました。友人が通訳をかってでてくれましたので、何とか被害届を作成することができました。
僕は、警察官にアパートホテルのビデオカメラの記録をチェックしたいと申し出ました。警察官は、もしも100パーセント犯人が断定できるのなら一緒に調べてもいいと言いました。僕は、いまいち意味がわからなかったのですが、犯人はわからない。わからないからビデオを観て探し出す必要があると言いました。友人はそれを通訳してくれましたが、警察官は、100パーセント断定できないのなら、見せることはできない。しかし、捜査官がホテルへ行って調べてくれると言いました。

作成した被害届を持って、アパートホテルのマネージャーとの話し合いに出向きました。
もう一度、事情を説明し、マネージャーは申し訳なさそうに、できる限り協力すると言いました。
マネージャーに、警察から捜査官が来て、ビデオをチェックしたかと訊ねると、捜査官は来ていないと言いました。本当にフランスの警察は役に立たないです。非常にムカムカしました。でも、日本でも似たようなものです。余程の犯罪、現行犯、もしくは重要人物の事件じゃないと、警察は動きません。社会がどのように動いているのかはわかってはいますが、実際に自らの力量不足を思い知らされると、屈辱も怒りも必要以上に感じさせられます。

アパートホテルのマネージャーに、今チェックアウトすると申し出て、事件が起こったことから今日の宿泊費用と、翌日の予約済みだった宿泊費用の返済に対する了承を取り付けました。
そして、ホテル側のセキュリティに関する責任性、つまりはオートロックが作動するかしないか不安定な状態だったのにも関わらず、部屋を提供し、結果として盗難に遭ったことを確認しました。
マネージャーは、日本の僕が加入している保険会社に電話するために部屋と国際通話料を提供するといいました。
僕は”A”という保険会社の海外旅行傷害保険に加入していましたが、彼らから得られる保証金の限度額は1品につき10万円まで、合計で30万円までしか補償されませんし、さらに彼ら独自の査定方法で、例えば購入してから年数の経過したPCや携帯電話等はほとんど価値がないものとして査定されるというのを僕は確認していました。だから、ほとんど役に立たない訳です。
ただ、革製品に関しては価格の変動は少ないようですが、彼らの補償額など期待できません。

とりあえず、部屋に戻って、友人と今後の計画を話し合いました。
アパートホテルの責任性を追求して、ホテルから賠償金を得るのが確実だということになりました。
アパートホテルも、彼らの契約する保険会社にかけあってみるので、僕の日本の住所とフランスでの連絡先、そして盗まれた品物のレシートを提出してくれと言いました。レシートなどあるわけもなく、ムカムカしましたが、日本に電話して、それぞれ品物を購入したお店からレシート代わりに購入を証明する記録とお店の連絡先等を記入してEメールで送ってもらいました。
フランス人の友人は、日本のサービスはすごいと言いました。僕もここまで迅速にアフターケアをしてくれる日本の人々のサービスは素晴らしいと思いました。帰国後、お礼をしに行ったのは言うまでもありません。

部屋で友人と相談している間、僕と友人は部屋のドアをもう一度調べることにしました。
そのときです、ドアを閉めてもオートロックは作動しなくて、ドアが開いたのです。これは友人と一緒に確認しました。何度か開け閉めをして、ビデオに撮影していると、今度はまたオートロックが作動するようになりました。
友人と、これは完全な故障だからアパートホテルの責任性は確実に問われる可能性が高いと話していました。すると、アパートホテルの別のスタッフが僕たちの部屋を訪れて、鍵を付け替えると言いました。僕は、鍵を交換するのは良いけれど、ちゃんと鍵のデータを調べて、誰かが不正にアクセスした形跡を調べるようにと申し出ましたが、もはや彼らがそれをすることは期待すらしていませんでした。
鍵の交換はすぐに終わりました。
その後、僕は友人のアパートへ移りました。

アパートホテルのマネージャーとの会合の後1週間、僕はパリに滞在を続けることになりました。
パリの後の旅の予定がほとんど崩れたのです。
僕はしばしばアパートホテルへ足を運び、スタッフから話しを聞き、怪しい人物がいないか、ずっと調べていましたが、日本からの旅行者が個人でできる範囲は不可解にも、実に僅かであるということを屈辱と共に噛み締めました。
そして、アパートホテルの手配を依頼した日本の旅行代理店へも出向き、キャンセルした分の宿泊費の返済を受け取ることにしました。
合計2泊分が返金されるはずです。その旅行代理店のスタッフの方は、実に親切に素早く対応してくださりましたが、アパートホテルからの返金の確認は何と1泊分だけで、僕がチェックアウトした当日の宿泊費はきっちり請求されていたのです。
僕はさっそく事情を説明し、クレームを付けました。旅行代理店のスタッフの方も素早くアパートホテルへ連絡を取ってくださって、約束通り、2泊分の返金を受け取ることができました。

僕の実家にフランスから手紙が届いていたので、手紙をスキャンしてEメールで送ってもらいました。
その手紙は、事件のあったアパートホテルが契約する保険会社からの手紙でした。僕は旅行中でしたので、アパートホテルには僕の実家の住所を教えていたのです。
僕は手紙を友人たちに見せて、訳してもらいました。
すると、その手紙には要約すると、このように書かれていました。
【ムッシュー、アパートホテル”C”は、外国人旅行者の長期滞在を目的としたものであり、ホテルではないので、あなたに対する賠償金を支払うことはできない】と。この保険会社は、この返答を手紙で、フランス語で、僕の実家に”素早く”送りつけて来たわけです。およそ1週間の間にこの手紙がフランスから日本へと送りつけられたのです。

僕の怒りは極限に達しました。警察は動かない、アパートホテルも愚鈍な奴ばかり、そのアパートホテルが契約する保険会社は無礼な手紙を僕に早々に送りつけてくる。ようするに、こいつらは自己保身ばかり考えてる。そして、最も肝心な犯人が今ものうのうとしていると思うと、僕は戦う必要があるわけです。僕が我慢してやる必要はこれ以上ないです。

それに、今後、同様に被害者となる人々がこのような不要な屈辱を受けて、泣き寝入りすることが増えてはいけないとも思いました。

僕は頭を使って戦うことを決意しましたし、敵が誰なのかも判別しました。
犯人だけが敵ではないのです。
これら、自己保身に走り、責任性を全く認識していない奴らも叩く必要があったわけです。それはわかっていたことですが、こちらが攻撃を仕掛けないと、こういう類は図に乗るだけです。

無論、犯人に対する怒りはいまも十分にあります。
けれど、今叩く必要があるのはこの状況を作り出している人間たちで、その渦中にいる僕は自らを戦いに投じる必要があるわけです。
警察は権力の犬なので、権力者を通じて語りかける必要があります。
そこで、まずは民間のアパートホテル、そして保険会社を攻めることにしました。
この無礼な手紙、これは彼らにとっては致命的にも成り得ます。
何故なら、アパートホテルはホテルとして集客を行っているからです。
僕は手配を依頼した旅行代理店に確認することにしました。旅行代理店の回答は、「うちでは基本的にホテルという認識で、それを商品として手配することをお客様に提供しています」
さらに、多くのホテル検索、予約などをするWEBサイトでそのアパートホテルを検索してみました。すると、どれもが他のホテルと同様に検索可能で、そこから予約も可能です。
もっと言えば、アパートホテルapart'hotelという表記自体が誤解を与える大きな要因になり得ますが、その”C”のWEBサイトでは、堂々と自らがapart'hotelという表記を掲げて集客を行っているのです。
これでホテルでないというのであれば、立派な詐欺行為です。
ホテルでないという保険会社の釈明に”C”が同意して、僕に対して如何なる賠償金も支払えないというのであれば、彼らがホテルと称して旅行代理店、旅行会社、WEBサイトを通じて集客を行っていることは詐欺であり、そこに莫大な損害賠償が発生するでありましょうし、騙された被害者も多数存在することになります。そして、今後一切ホテルという表記を偽って集客を行えないように罰する必要があります。

僕は以上の内容を”C”のマネージャーに伝えました。
すると、”C”のディレクターなる人物から返答がありました。
そこでは、”C”は保険会社からの手紙の内容には同意せず、僕に対する賠償金は他にも契約している別の保険会社を通じて行うということでした。
しかし、僕は保険会社の有無に関わらず、”C”に責任性があることをまず認め、それと同時に”C”からの賠償金を僕が受け取る必要がある。仮にホテルとして運営を行っているのであれば、ホテルは宿泊客への責任を第一のものとして優先する以外に存在することはできない。もしもそれができないのであれば、あなた方が保険会社の間抜けな釈明に同意したものとみなし、司法の場へ訴え出る準備がすでに出来ていると伝えました。
すると、”C”のディレクターは、保険会社の対応の有無に関わらず、”C”の運営経費から盗まれた品物に対する合計金額と同等の賠償金を支払うということに合意しました。
その後、賠償金は僕の口座に振り込まれたわけです。しかし、事件はまだ終わってはいません。

肝心なのは、僕はこれらの事実をひとつの事例として世間に公表することだと思います。

他者から盗んだ物を生活の糧にして生きる犯罪者。犯人を捜そうともしない警察。自己保身に走る民間企業。
僕にも責任がないとは言いませんし、僕に間違いがないとも断言はしませんが、それでも、彼らを黙認する必要はありません。

僕はいま日本にいますが、また以前と同じ保険会社から手紙が届きました。またフランス語で。
完全には訳してはいませんが、大体の意味を推測するに、彼らは彼らの以前に送付した手紙の返還と、僕の署名を要求しています。しかし、僕は彼らの振る舞いが非常に厚かましく無礼に感じるので、彼らの謝罪と彼らが不利な立場にいるということの認識なくしては手紙を返還することはしませんし、署名もフランス語では意味がわからないのでしません。
むしろ、日本語で上述したようにに手紙を書いて送りつけるつもりです。
そして、彼らが望まぬ方向へと持って行くことが、今後の改善へと繋がると考えます。
故に、このような長々とした事実の経過をこのような形で、このような場で公表することも必要であると考えました。
これはひとつの事例でありますが、皆様もどうか海外で何かしらの被害に遭われた際は促されるままに黙認することのないように、また、いくつかの私情も書き表した部分はありますが、これは僕にとっては私情無くしては語れない事例でありましたことをご容赦ください。
そして、僕はこのような事例があったからといって、パリやフランスに対する印象を損なうつもりはありません。そこには友人たちもいますし、素晴らしい人々も存在しています。同時に、その人々とは異なる存在も多々存在していること、そして、個々人の権利が損なわれないこと、黙殺されないことを願っています。

もうひとつ、僕が日本で加入した海外旅行傷害保険について、規約では、保険会社からの二重の保証金の受け取りはできないことになっています。例えば"A"という保険会社から保証金を受け取って、さらにクレジットカードに付随している海外旅行保険の保証金を受け取ることはできません。
けれど、ここでも保険会社というものは自己保身と利益だけを確保しようとしています。
僕が受け取ったのは”C”からの賠償金です。保険会社は、賠償金という名目ではなく、保証金という名目で損害に対する保証を行うのです。
けれど、保険会社の解釈では、仮に僕が”C”から賠償金を受け取っていたとすれば、盗まれた品物に対する損害は解決されたものと見なし、保証金は支払われないというのです。僕は、この保険会社に対して契約金を支払っているのに、保証は受けられません。
僕が受けた損害は、”C”からの賠償金だけで済む問題ではないです。旅行の予定が狂わされましたし、事件に対する精神的な損害、PCのデータに関する損害、自身の所有物に対する愛着や、被害者であるにも関わらず受けた屈辱、ストレスもありますし、旅行中でもあるに関わらず、浪費させられた時間。これら諸々の損害があります。賠償金は”C”から支払われたもので、他の保険会社から受け取ったものではなく、さらに賠償金と保証金という言葉の持つ意味合いも異なります。それを明確にする必要もあると思います。

フランスの警察で被害届を作成したときに、このように書かれていました。
この被害の報告が嘘であった場合には、2年間の懲役、または30000ユーロの罰金が科せられる、と。
これが事実であった場合は、一体どうなるのでしょうか。
犯人を見つけて、罰を与えるにも、法に依って個人は規制されてしまっています。その代わりとしての警察は動きもしません。存在や論理に対するそのものの意義が問われます。「仕方ないよ、それがフランスだよ」という言葉だけでは済まされない問題です。

コメント(22)

日本が一番マジメな国みたいです。カルチャーギャップですねあせあせ(飛び散る汗)
おやじ鴨鍋さん

コメントありがとうございます。カルチャーギャップもあるかもしれません。フランスでは、まさにこちらの権利を主張して、相手にプレッシャーをかけ続けないといけないと現地の友人たちからアドバイスをもらいました。

でも、日本の警察に関しては、以前に警察の怠慢があったことを経験しているので、似たようなものかなとは思いますが。

彼らのように、自己利益と自己保身だけを考えて生きるというのは、ひとつの真理かもしれないですね。
私はトピック主のかたのご意見に賛同したいです。
要するに、トピック主さんがおっしゃりたいことは、自分がトラブルに巻き込まれたが、全部犯人や周りのせいだとは思わない。自分にも非があるが、このようなことで他にもし同じような被害者が現れないように、公表して、知ってもらいたいという意図があったものだと、

私は解釈しました。


むーねぇさんのおっしゃわれた

>いろんな意味で日本とは180度状況がちがい、そして国民性も違います。
日本ではこうなんだ!という日本人からしたら当たり前と思うやり方を強いても
「めんどうな、わがままな日本人」と思われていってしまうだけなのです。
(多分多くのここに住む日本人が経験することなのですが…。)

フランス人のご友人たちは、多分それを十分承知したうえで、でもlefさんを
がっかりさせたくない気持ち、応援したい気持ちでいろいろ手伝ったり
アドバイスしたりしていらっしゃるんだとも思います。

今はまだまだ諦めきれない、怒りの気持ちでいっぱいでしょうが、
それでも、怪我をなさったりしなかったこと、それから(頭にくるようなフランス
だけど)あなたを一生懸命助けてくれようとなさっているお友達がたくさん
いらっしゃることを確認できたことを、せめてもの「プラス」になさることは
できないでしょうか。


と、いうことも少しはわかります。
ですが、これは具体的なことにはつながらず、では実際にこのトピック主さんのようなトラブルが起きたらどうしたらいいのかということにはならないのではないでしょうか?

もっといいますと、部屋を確認してないトピ主さんが悪いということになりかねません。



でも実際に、トピ主さんはトラブルに、あわれて、自分にも非があるとおもうが、泣き寝入りはできない。

ホテルにも責任があると思い、自分の意思を貫き通した。

結果、ホテルが責任を取ってくれた。


これは、私は、改めてすごいと思います。

はたして何人の日本人の方がここまで、行動的に動けるでしょうか?

私はトピ主さんの私情の入ったトピックは云々として、

このトピ主さんの行動は、素晴らしいものだと思いました。
頑張って下さい!私もパリのホテルでは嫌な経験がたくさんあります。警察にも失望しました。そんな国だから、というだけでは許せませんよね。お疲れでしょうし、労力に時間がかかって大変でしょうが、勇気ある行動を応援しています。
私もパリの郊外の電車でスリにあった事があります。幸い、取られた物はたいした物ではなかったので、それほど深刻にはなりませんでしたが。

電車のボックスシートの座席に置いておいたウエストポーチを、発車寸前にスられたのです。反射的に電車を飛び降りて犯人を追いかけましたが、犯人は地下鉄のトンネルの中に逃げ込んでしまい、周りの制止もあってそこであきらめざるを得ませんでした。

自分の不注意を反省するとともに、やり場のない怒りに駆られ、警察で事情聴取したり、いろいろと手は尽くしたつもりです。

私とは被害額も状況も比べ物にならないトピ主さんの経験ですが、ご自分の不注意云々はさておき、諦めずに行動に移り、それなりの結果を出された事は、私は素晴らしいと思います。

人によっては、泣き寝入りしてしまうような状況でも、諦めずに自分の権利を主張する事は、たとえどこの国でも必要です。とても不謹慎な言い方ですが、他には変え難い、いい経験をされたんだと思います。

国が違えど、盗みは良くない事、それに真っ向から立ち向かって勝利?を得たトピ主さんを、私はとてもカッコいいと思います。
今回年末に私が宿泊するアパートホテル系列ではないかと今ヒヤヒヤしています。もしかすると日本代理店も一緒かもしれませんね。
そばで見ているように現場がわかる話ですね。
泣き寝入りする事なく戦っている姿凄いと思います。
外国だし言葉解らないしで事件が起きても泣き寝入るする日本人が多いと言います。
そういった方達にメッセージが届くと良いと思います。
私はイギリスで盗難ではないですが、小さな事件があり『泣き寝入り』せず戦いました。
現地では『イギリス人はこうなんだ』とか『日本人は細かい』と言われました。
でも戦いました。
lefさんの気持ち解る気がします。
滞在期間の精神状態も。
この事件のせいで何もかもがぶち壊しになったと思います。
私は問題解決までに1年要しました。
精神面でかなりの疲労が伴うと思いますが、自分が納得いくまで戦うべきだと思います。

私も週末からのパリ滞在、気を緩めず引き締めて生活しようと思います。

lefさんの体験を読んでいて
以前に海外のホテルで盗難に遭ったことを思い出しました。
自分への教訓として
むーねーさんのコメントのように
“ホテルの部屋は外と同じ”という観点で、
それ以来必ず大事なものはセーフティボックスに入れることを
心がけるようになりました。
失敗から学んだのです。

海外で事件、事故に巻き込まれると本当に心が切なくなりますよね。
だから私たち旅行者はまず、そうならないように注意を払うことが
大事だと思います。

でも、事故に巻き込まれたなら泣き寝入りすることなく
自分の主張を貫き通すことも同じように大事だと考えます。

今回のlefさんの対応は
今後も出るかもしれない被害者を
間違いなく減らすことに繋がったのではないでしょうか。

いろいろといやな思い、失望、屈辱があったかとは思いますが
主張が認められて本当に良かったですね。
それに、とても素敵な友人たちがまわりにいらしたことを
再確認できたのではありませんか。
この経験を生かして今後につなげてほしいです。
お疲れ様でした。
>あぐってぃさん

私にまでコメント有難うございます。
ハイ、気をつけて行ってきます。
まだ予定はガラガラ状態で頭だけがパニック状態です。
コミュ内の情報を参考にして楽しんできます。
情報有難うございました。

ドラさん、

残念ながら、3のコメントは消えていて読んでいないので何とも言えませんが、読んでくださり、コメントまで頂き、ありがとうございます。
さらに、ドラさんが解釈してくださったことも有難いと思います。複雑で公表するにはやはり恥じらいとか不安、様々な感情等もありましたし、多種多様の捉え方もあることは考えていましたが、少しでも何かしら良い方向へ向かうように解釈していただけたなら、それは僕にとっても幸いです。



RAD>洋次郎〜さん、

ありがとうございます。パリのホテル、多種多様にいろいろありますよね。ホテルや警察、どのような人間がどのように存在してるかというめぐり合わせも大切だということを再度思い知らされています。お互いに苦い経験を活力にして頑張りましょう。



ZAKKさん、

スリに遭われた際の心中御察しします。被害にあったときというのは、感情のコントロールも試みなければならないので、確かにその点では良い経験になりました。幸い、僕は友人たちに助けられましたが、ひとりだとかなり感情に支配されていたと思います。いろいろと手を尽くされたという姿勢には共感いたします。



あぐってぃさん、

ありがとうございます。どんどん海外進出しましょう:)
コメントくださったとおり、その都市や国を嫌いになったり、図式化してステレオタイプ化してしまうのは避けたいものです。
ロストバゲージも最初は精神的にきついですよね。航空会社が責任を負っているとはいえ、こちらから意見をいわなければ、大抵は放置されてしまいますものね。こういうとき、沈黙は金なり(沈黙は金、雄弁は銀)という格言は当てはまりません。



yukaさん、

問題解決までに1年を要したというのは、ストレスも相当あったことかと思います。
「イギリス人はこうなんだ」とか「日本人は細かい」というのは、ちょっといただけない発言ですよね。戦われたyukaさんには敬服いたします。力強いコメントありがとうございます。
パリでも好い人々にも巡り会えると思いますし、そのように願っています。



ティナさん、

お気遣いと嬉しいお言葉、ありがとうございます。
残念ながら、むーねーさんなる方のコメントは読むことができなかったのですが、ホテルと外は完全に異なると思います。といっても、ティナさんの決意に水をさすわけではないです。もちろん、気を緩めることなく過ごす事は肝心ですね。僕もそのように心がけてはいましたが、やはり常時そのようにはいかなかったです。ホテルには利用者に休息を提供するという概念もありますし、それがいろいろなサービスに派生し、差異や競争が生まれていると思います。体裁を取り繕うだけで、概念を持たないホテルも存在してしまいます。ティナさんのおっしゃられるように、個人個人の旅行者が注意を払う事は大切だと思います。



リノさん、

ありがとうございます。リノさんも盗難に遭われたようで、苦々しい出来事や感情を思い出されたやもしれません。ホテルから一切補償がでなかったというのは、ホテル側からすれば責任を回避できたという思いかもしれません。
おっしゃるとおり、前向きに捉えて、前進していくしかないですね。
頑張ります。



フランス番長さん

コメントありがとうございます。
”C”と名前を名前を伏せたのは、僕も悩んだのですが、彼らも話し合いには応じる姿勢を見せてくれたという部分を考慮したことと、そこが契約していた保険会社とのやり取りもまだ残っている故です。全てを公表できれば良かったですが、他のホテルが巻き込まれないようにという部分は配慮不足でした。



アニエスさん、

こちらこそ有難いコメントいただきまして、ありがとうございます。
アニエスさんもいろいろな人々と交流があるのだなあと思いました。
そして、ニースで盗難事件に遭われたようで、それに対した時間と労力、精神的苦痛といったお言葉、まさに僕もそのような状態にあったことを今一度思い浮かべてみました。僕がどうこうといった部分よりも、ひとつの事例から、人間という部分をどうにか表現したかったので、こちらこそ感謝しております。



おなが    ゆうたさん、

3と17の意見を読む事ができなかったのですが、コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、多くの人に読んでいただければとは思いました。ここで事象を公表するに際し、完全に主観や私情を打ち消す事はできませんでしたが、それもまた良いのかなとは考えました。まさに同情を求めるわけではく、誰かしらに読んでいただくというだけで最上のことだと思います。
 パリに限ったことではないと思いますが、外人の宿泊客が多いホテルは窃盗が多いらしいそうですね。

 僕も、昔、東京で、外人がの宿泊客が多い、メトロポリタンホテルに泊まったとき、寝ている間に財布を盗まれたことがありますが、

 ドアが半開きになっていました。

 もう、盗まれないように注意するしかないですね。

 トピ主の方は行動的な方だと思いますので、よくやると

 僕自身、感心しますが、

 なかなか、そこまではいかないで、僕のように泣き寝入りしている方は大勢いらっしゃるのではないのでしょうか。

 ドイツもフランスのホテルもメイドになりすまして、ホテルの部屋を何気に出入りしている窃盗犯人は大勢いるので、気をつけて、金目のものは部屋に置かないように注意したほうがいいと思います。

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