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TRPG 西宮市コミュの魔王の大地・キャンペーン

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 トピックスの名前を変えました。勝手ながらキャンペーンの順番も変えます。
 ガンダムRPGを終了後、変身!仮面ライダーと同時進行でするゲームの設定を、煮詰めていくトピックスです。がんばれ冒険者は、一個先延ばしにします。

 ルールは「砂塵の彼方へ」。
 変更点は神々の呪文に、それぞの神固有の魔法が追加され、魔王もそれにならったこと。
 また魔王は人間の前に姿を見せる場合は、すべからく美少女の姿をとるようになったこと。理由は人間に対して、誘惑し、油断させ、憐ぴんの情に訴えかけるには、その方が好都合だから。
 名前もカタカナ名に変わります。
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 イーンザ王国の特殊な事情について
○イーンザ王国の特殊な政治形態
 イーンザ王国は王国制をとっているが、国王は世襲制ではない。
 国の中から最も優秀とされる、または大きな功績のある人物が王として選ばれる。
 選定者は主に貴族なので、貴族の中から選ばれることが多いが、過去平民から選ばれた例もある。
 現国王ネロクも騎士の中から選ばれた(竜騎士として名高かったことが理由)。

○イーンザと竜
 イーンザでは小型の地竜と翼竜を少数ではあるが飼育することに成功しており、戦争時などには人間が駆って絶大な戦果をあげている。
 ただし、竜の扱いは難しく、心を通わせて乗れるようになれる人物は希少である。
 現在、地竜が12頭、翼竜が7頭いるが、乗り手のほうは地竜が0人、翼竜が3人だけである(引退状態のネロク国王含む)。
 現在、もっと大型の竜を魔法を用いて操る研究もされている。
 余談だが、建国の母と呼ばれている「クローネ=ヘルメトス」女王は地竜乗りであり、竜姫の別称があったと伝えられている。

コメント(72)

 簡略版、前回のあらすじ

 前線でデーモン達、それもアークデーモンまで現われて、苦戦する神聖ジュール軍。
 イーンザのドラゴン退治の功績を見込まれて、デーモン退治を依頼(命令)されるPC達。
 アークデーモンの相手はティンカーベルが一人でして、その間に召喚術者を倒した。

 森の中のエルフから弓を射られる。
 ドラ将軍がエルフの村で略奪、誘拐行為を行っているそうだ。
 真偽を確かめるため、エルフの村へ向かうPC達。
 はたしてドラ将軍が現われたが、持っている武器が違うなど、顔はそっくりだが不審な点がある。
 アジトを確かめて、強襲をかける。
 アジトには魔王シャレイリーの祭壇があり、やはりドラ将軍は偽者だった。
 偽者のドラ将軍を倒し、捕われていたエルフも解放し、村へ帰ると、大変感謝され、お礼として村に伝わる魔法の剣ルールラを譲り受ける。
○憎しみと殺戮の魔王シャレイリー
 金髪碧眼の赤いドレスをまとった幼い少女の姿で顕現する。

 外見イメージは純潔のマリアのエゼキエル(画像は荒いながらに、髪の毛の色等いじってあります)
○ミラ、キラ、イラ
 セーチンの女騎士、三姉妹。
 ちなみにミラが最年長19歳で、キラとイラは双子の16歳。
 それぞれに別個の剣技を使う実力者。

 外見イメージは、魔弾の王と戦姫のリュドミラ=ルリエ
○リリス
 ゼタの近くのエルフの集落の娘。
 助けを求めてゼタにやってくるが、一通り話した後、今までのショックから記憶喪失になってしまう。

 外見イメージは神撃のバハムートより。
○アルモニー(18)女
 大楽師ホーンテッドの弟子。
 ホーンテッドから託された、聖なる旋律「神曲ダンテ」を完成させるべく各地を旅している。

 外見イメージはアブソリュート・デュオの永倉伊万里。
○デーチカ(13)女
 ゼタの勇者タイノールが道を踏み外したので、代わりにゼタの勇者を名乗る少女。
 幼く、小柄の体なからグレートソードを操る。

 外見イメージはアイドルマスター・シンデレラガールズのアナスタシア
 
>前回の簡単なあらすじ
 ゼタ近くのエルフの集落がジュール軍に襲撃されたので助けて欲しいと、唯一逃げ延びたエルフのリリスが助けを求めてくる。
 無事に(シャレイリーの生贄にされそうだった数人だけだが)エルフを救出する。
 その際にセーチンの騎士の装備が人数分あるのを確認する(ジュール魔法剣の紋章違いの物も同数ある)。
 エルフ族のリリスだが、襲撃のショックからか記憶喪失になっていた。
 そして、話しかけたユウキを兄だと思い込んで、パーティに同行する。

 大楽師ホーンテッドの弟子であるアルモニーと出会い、同じくホーンテッドの弟子であるユウキは魔物を退ける「神曲ダンテ」の基礎を伝授される。
 ホーンテッドもこの曲を完成させるべく旅をしているらしい。

 ジュール軍に捕われているイーンザの姫将軍ハネールを、水上都市ディーンで神聖ジュール王国軍の指導者カロス・ディーンに幽閉されているのを助ける計画を立てる。
 転移結晶を上手く使い、逃亡に成功したかと思ったとき、ゼタの勇者タイノールが立ちふさがる。
 パーフェクトプリンスの正体を現したシュレリアが全力をつくし、何とかタイノールを撃退する。
 イーンザまでハネール姫を送り届け、主賓として歓迎されるが、現在のイーンザには王と王子の戦死にともない、政治的にも軍務も指導者が不在で、王子の腹心だった弓兵の少女イサラが何とか取りまとめているという寒い事情を知ることにもなった。
○シリク・メトル(16)女
 神聖ジュール王国軍から唯一逃げ延びた王族(王女)。
 魔術師見習いで、現在は姿を隠してしまっている。

 外見イメージはラブライブ!の南ことり
○ファニル将軍
 戦乙女の異名を持つセーチンの将軍。
 現在は猛将ギブスン将軍、軍師にして次席宮廷魔術師のアリエ達とともに、イーンザに派遣されている。
 白月流の達人だが、実は軍略にはうとく、アリエに丸投げしている。

 外見イメージは大図書館の羊飼いの桜庭玉藻。
 
○ミナミ
 イイナの生みの親であるクレアシオンが創りあげたホムンクルス。
 完成形と呼ばれるだけあって、恐るべき魔力を誇る。
 失敗作にもかかわらず生き残り、クレアシオンに敵対するイイナに殺意をいだいている。

 外見イメージはアイドルマスターシンデレラガールズの城ヶ崎莉嘉。
○クレアシオン
 イイナやミナミを創りあげた片足の魔術師。
 イイナの事は失敗作と見限っており、生きていることに不快感をしめし、侮蔑をこめて117号と番号で呼ぶ。
 最高の魔力を持つホムンクルスを創ることを生きがいにしており、373号ことミナミの完成で目的を達成した。
 しかし、本来はゴーレムの製法に精通しており、そちらの方が得意。
 ミナミの護衛につく、ボーンウォーリアなどのゴーレムも彼が作っている。
 ちなみに失った片足であるが、イイナを処分しようとした際の暴走(魔王ラキルとの契約で無茶苦茶に放たれた魔竜の黒炎)が原因であるが、それ自体は研究の代償として割り切っており気にも留めていない。

 外見イメージはFate/Zeroの言峰綺礼。
  前回の簡単なあらすじ
 イーンザ王国は前王の娘、ハネール姫を女王にすることに決め、戴冠式をすることとなった。
 神聖ジュール王国から、ハネール姫を助けた英雄として、PCも戴冠式に招待される。
 戴冠式には、セーチン王国からギブスン将軍とファニル将軍、軍師として派遣されている宮廷魔術師アリエの他に、ゼタの勇者タイノール、デーチカが参列している。
 また、三姉妹の騎士ミラ、イラ、キラも参列していた。
 その他に何故かティンカーベルも参加している。
 少し参列者の間でギスギスした雰囲気もあったが、戴冠式は自体は滞りなく終わる。
 そして、イーンザ軍の最高責任者として、イサラが任命された。

 戴冠式が終わり、そのままパーティへ流れる。
 ミラ達三姉妹がハネール姫の救出劇を聞きにくる。
 その頃、部屋の隅っこでティンカーベルとデーチカが口論を激しく始め、最終的には魔力と闘気のぶつかり合いに発展しそうになるが、大楽師ホーンテッドの演奏が始まり、会場にいた全ての人が注目し、聞きほれる。
 ティンカーベルだけは聞きはじめで、デーチカに警告らしきことを言って退出する。

 ホーンテッドの演奏が終わる頃、パーティ会場に魔族の群れが現われる。
 魔王シャレイリーの眷属を筆頭にアークデーモンが6体、グレーターデーモンが12体、レッサーデーモンが28体の大軍勢。
 しかし、ホーンテッドの神曲ダンテ(第七階層)により、眷属とアークデーモン以外は消滅する。
 パーティに参加していたシュレリアとユウキ、リリス、セシリア、イイナが残っている敵、眷属とアークデーモン2体を相手取る。
 苦戦を余儀なくされるシュレリア達だが、途中でパーティ会場の異常を察知して駆けつけたクレイトンの助力もあり、何とか倒すことに成功する。

 何とか騒ぎは収まり、部屋に帰る途中、ティンカーベルが待っていた。
 酷い戦い方ね、と文句をつけられるが、これで少しはマシになるでしょうと、炎の魔法剣ヴェイルーラを投げてよこされる。
 戦いでジュールの魔法剣を砕いてしまったクレイトンが受け取った。

 各人、部屋で眠ろうとしていると、来客がある。
 シュレリアにはイラ、クレイトンにはミラ。
 二人とも姉妹のために強くありたいので、手合わせをしたいという事だった。
 シュレリアは後日にと説得するが、クレイトンはそのまま手合わせする。
 クレイトンは奥義の一撃でミラの剣を弾き飛ばすが、ぶつかりあった剣の刃にヒビが入っている事に気づき、ミラの強さを実感する。

 シュレリアの部屋には再び来客があり、何とハネール姫だった。
 泣いて抱きついてくるハネールのいう事を聞いていると、王にはなりたくなかった、怖いという内容だった。
 シュレリアは彼女をなだめ、困ったことがあったら必ず助けになると約束する。

 その頃、ユウキはホーンテッドに呼び出されていた。
 神曲ダンテの新たな楽譜を渡され、第三階層まで演奏できるようになる。
 また、LV2までの魔法を1rで使える高速歌唱の技術を会得できた。
 それだけでなく、魔法のリュート「フランムポエーチカ」を渡される。

 何日か後、シュレリアはイラとの手合わせをする。
 偶然にも剣技は同じ流派だったために、奥義の打ち合いで双方訓練用の剣を砕いてしまい、拳の対決となる。
 イラは拳の対決でも強かったが、その上をいくシュレリアに軍配があがって決着となる。
 イラは素直にシュレリアの強さをたたえ、目標の一つにすると言って立ち去る。
 余談だが、この試合の勝敗に関する賭け事の胴元をユウキが行い、大金を手にすることが出来た。
  前回の簡単なあらすじ

 戦場で肉体的にも強く、しかも魔法を使うホムンクルスが多数現われて苦戦しているという報告が各部隊から届く。
 ホムンクルスの拠点は突き止めたので、討伐隊を組織したが一人も帰ってこなかった。
 その話を聞いて、イイナが行ってみたいと言い出す。
 イイナの言葉により、敵のアジトへ向かう。

 見た目は2階建の少し大きい館だったが、ホムンクルスが入り口で見張りをしている。
 見張りを倒して館に入ると、地下へ深く続き、罠のある宝箱や隠し扉がたくさんある建物だった。
 更に中にはホムンクルスやアイアンゴーレム、死肉で作られたフレッシュゴーレムがウロウロしていて、イイナ達の行く手を阻む。
 最深部には多数のホムンクルス培養槽があり、絶大な魔力を誇るホムンクルスの完成体ミナミとボーンウォーリア、片足の魔術師でイイナの生みの親でもあるクレアシオンに出会う。
 死んだと思っていたクレアシオンに出会い動揺するイイナ、失敗作が生きていることに憤るクレアシオン、不完全な出来損ないであるイイナに殺意をむき出しにするミナミ、自然と戦闘が始まる。
 しかし、ボーンウォーリアを倒すと、いつの間にかクレアシオンは姿を消しており、ミナミも館から隠し扉を使って退散した。
 ホムンクルスの培養槽を壊してまわるシュレリア達。
 しかし、イイナはその場に立ち尽くし、血が出るまで唇をかみ締め、両手を握りこんで震えていた。
 「殺さなくては・・・、クレアシオンを」と繰り返し呟いている。
 ユウキが傷を癒し、気にしないように声をかけるが、様子は変わらない。
 とにかく館から出て、町へと帰った。
○コーラル・セーチン(29)女
 セーチン王国の女王。
 神聖ジュール王国に対して対立の意思を持ち、イーンザに軍や物資を山のように送っている。
 ギブスン将軍の第一方面軍、ファニル将軍の第二方面軍、アリエ次席宮廷魔術師の第三方面軍は、その一部である。
 反面、懐刀ともいえる大将軍ダランミンと筆頭宮廷魔術師のワバカスや、数でも質でも神聖ジュール王国軍に勝るといわれている、女王直轄の親衛隊は国内で温存したままという油断のならない一面も持つ。

 外見イメージはアルスラーン戦記のタハミーネ。
○アリエ(21)女
 セーチンの次席宮廷魔術師であり、イーンザに派遣されている第三方面軍を任されている。
 また、ファニル将軍が軍務にうといため、実質的に彼女の第二方面軍の指揮もとっている。

 外見イメージは彼女がフラグをおられたらの深雪・マッケンシー
○前回の簡単なあらすじ
 ティンカーベルと、事あるごとに刃傷沙汰になる寸前まで発展する、ゼタの勇者デーチカ。
 そんな中、続々とイーンザ国内に運び込まれるセーチンの魔法剣を忌々しそうに見ているティンカーヘル。
 そして、それが気に入らないから製造元を突き止めて、製作者を抹殺したいと言い出す。
 パーティはその依頼に乗るが、デーチカだけは乗り気でない。
 乗り気でないばかりか、途中で「そんな女の頼みは聞けない」とパーティを抜けようとまでするが、そこはPCの説得で少し離れた位置から付いて行く事で妥協する。
 魔法剣を運び終わった荷馬車を尾行し、メトル国内へ入るところまで突き止めるが、そこにゼタの勇者タイノールとセーチンの騎士24騎が立ちふさがる。
 タイノール達はティンカーベルが相手をし、PCに先に行くようにうながす。
 PCはタイノール達をティンカーベルに任せて、荷馬車を追った。
 最終的に荷馬車は首都メトルの郊外にある工房へ到着する。
 工房に乗り込む一行だったが、途中にいるアイアンゴーレムやリビングアーマーに苦戦を強いられる。
 工房の奥深くにあったドラゴンの彫像を何とか倒し、最下層にいどむ。
 しかし、最下層で見たものは鍛冶師のマルトーという男と、魔王シャレイリーだった。
 PC達パーティは魔王シャレイリーを打ち倒すことが出来るのか。
○前回の簡単なあらすじ
 セーチンへ向かう途中の宿屋で、眠りの香炉が焚かれる。
 全員、抵抗しきれず眠りこけてしまった。
 そして、目を覚ますとセシリアの姿がなく、ティンカーベルがいる。
 ティンカーベルの話によると、ゼタの勇者タイノール一行にセシリアがさらわれてしまったとの事。
 目的はおそらく聖剣の真の力を引き出すためだろう、との事。
 どうすることも出来ずに、パーティはティンカーベルを加えて、一路セーチンへ。

 セーチンにたどり着き、女王コラールのお目どおりもかなった一行。
 シリク姫に一軍を貸すことも約束されたが、条件を提示される。
 それはセーチン付近に出る魔王ラキルの使徒を討伐すること。
 討伐に乗り出す一行だったが、途中クレアシオンとミナミの待ち伏せを受ける。
 クレアシオンが放った弾丸が、かばったシュレリアの体を貫通して、イイナに突き刺さる。
 シュレリアからゴッソリ魔力を削り取った上に、イイナの体から無尽蔵に魔力をもれさせる。
 放置すれば、魔力を根こそぎ奪われて、次は生命力をも奪いつくすとのこと。
 クレアシオンやミナミは目的を達したので退散するが、イイナはそのダメージから動けなくなってしまう。
 やむなく、魔王ラキルの使徒のところへ、そのまま向かうが、ラキルの使徒は「神曲ダンテ」を反転させてしまい、魔王の使途へと変わってしまったユウキの姉弟子の楽師アルモニーだった。
 魔曲ダンテに苦しめられる一行だったが、何とかアルモニーを追い詰める。
 しかし、アルモニーは転移結晶で、どこかへ逃げてしまった。

 倒れて動けないイイナをつれて、セーチンへと戻る途中、メトル解放戦線の馬車に強襲される。
 シリク姫を渡せと、兵士とゴブリンロード2体が行く手を阻むが、メトル解放戦線の首領ロキにチューニングされたというゴブリンロードは、以前戦ったものとは段違いの強さだった。
 何とか下して、セーチンへとたどり着く一行。
 約束どおり一軍を貸し与えられたが、イイナの延命措置については、高位の魔術師が継続的に魔力を注ぎ込まなければならないので、そのような余裕はないと、すげなく断られてしまった。

 やむなく、一軍を率いてイーンザへ向かう一行。
 シリク姫とその軍隊を歓迎する女王となったハネール。
 また、イイナの延命措置についても喜んで協力を申し出てくれた。
○前回の簡単なあらすじ
 イーンザでイサラからクレイトンが頼まれた、ディーンで反乱を起こしているエルフ族との共闘交渉のため、ネレイドへ向かう。
 イーンザとの国境をくぐりぬけ、ディーンに入った一行だったが、ジュールの騎士と争うエルフ達と遭遇する。
 ジュールの騎士を退け、エルフ達に話を聞くと、ディーンの名家、グロス家の双子の令嬢を護送しているところで、これからネレイドに向かうとの事。
 反乱軍の所へ案内を頼むと快く了解してくれた。
 そして、好奇心マンマンの双子の令嬢アーニャとターニャに、結婚相手として異常になつかれてしまい、何かとベタベタされて困るシュレリアだった。

 無事にネレイド付近にあるエルフの反乱軍のいる村まで到着する一行を出迎えてくれたのは、リーダーのデュートリッヒーだった。
 男っぽい名前に抵抗があるらしいデュートリッヒーは、まず自分のことはデューと愛称で呼んで欲しいと頼んでくる。
 そして反乱軍を立ち上げたはいいが、エルフ族のまとまりが今一良くなく、戦力としては数や実力に見合っただけの戦力になっていない、と現状を話してくれた。
 エルフ族をまとめ上げるシンボルがあればいいが・・・、その候補として上がった伝説のエルフの魔法剣ラ・ウィーンは必死の探索にもかかわらず、入り口あたるエルフの隠れ里すら見つからなかったらしい。
 そこで一行にラ・ウィーンの探索をして欲しいそぶりを見せる。
 一行は、その意図をくんで、ラ・ウィーンの探索にでかけるが、探索には強引にアーニャ、ターニャの双子もついてきた。

 なかなか隠れ里は見つからなかったが、ユウキが隠れ里に通じる時空のひずみを見つけ、無事に入ることができた。
 しかし、入った後に不審な影が便乗して入ってくるのも、見つけてしまった。
 最初こそシュレリアに抱きつくように近づき、ダガーで2回ほど刺そうとしたが、阻止されても特に抵抗らしい抵抗もしなかったので、突き放すよりダガーを持っただけの年頃の少女と割り切って手元に置いていた方が安全と考えて一行に加える事を考える。
 また、少女の方からもシュレリアに付いて行きたいと申し出る。名前はスノー・ウィード、スノーと呼んで欲しいと(主にシュレリアに)お願いする。
 尾行や暗殺され続けるよりはマシだろうと受け入れる一行だったが、アーニャやターニャよりもシュレリアにベタベタしてくるので、しょっちゅう3人で喧嘩になり、女の子に取り囲まれて困惑するシュレリアだった。
 しかし、それとは別に魔法剣の守護者ユイリィと会うことが出来、ラ・ウィーンが眠る洞窟に案内される。
 水の精霊(ジン)を下しラ・ウィーンの元へ行く資格を得た一行は一週間洞窟を進み続け、とうとう剣のある広場まで到着する。
天井が湖底になっている不思議な広場には、魔法剣の守護者たるドラゴンが現われる。
 苦戦の末ドラゴンを倒して、無事ラ・ウィーンを手にする一行。エルフにしか反応しない剣だったのでクレイトンが持つことに決まった。

 魔法剣ラ・ウィーンを持ってネレイドまで戻ろうとする一行に、黒ずくめの男たちが夜襲をかけてくる。
 強力な毒を使った攻撃に苦戦する一行だったが、全員倒すことに成功する。
 男たちの右肩には喪服を模った刺青があり、暗殺請負ギルド「フューネラル・テイラー」の構成員だと分る。
 ネレイドで再び襲撃にあうが撃退し、倒した2人が持っていた転移結晶をつかい、敵の拠点へ飛ぶユウキとシュレリア。
 その部屋にあった隠し金庫にある書類を、まとめて持ち出し、一つだけあった扉を開ける二人だったが、倒し損ねたフューネラル・テイラーの二人とグレートアックスを持って、高度な魔法も使う男と出くわす。
そして、倒し損ねた二人を倒した時点で、それ以上無理をせず転移結晶で逃げる。

 持ち出せた書類を調べていると、自分たちとセシリア、イイナの精巧な似顔絵と、その似顔絵の人物を殺すという契約書類を見つける。
 そして、その依頼人のサインはセーチンの首席宮廷魔術師ワバカスだった。
 NPC
○アーニャ・グロス、ターニャ・グロス
 ディーンの名家グロス家の双子の姉妹。
 一応アーニャが姉だが、そんな事は二人とも気にせず動き回っている。
 何が気に入ったのか、シュレリアに好意をいだいてまとわりつき、突拍子もない言動で周囲を困惑させる。
 パーティには強引に割り込み、ずっとついてくる、というかいっしょにいる。

 キャラクターの外見イメージは、アイドルマスターの真美と亜美。
 NPC
○スノー・ウィード
 どことなく儚げな美少女。
 最初はシュレリアにダガーを突きたてようとしたが、それに失敗してからは彼に並々ならぬ好意をいだいて、ベタベタとまとわりつくようになった。
 その関係で、アーニャとターニャとに争いが絶えないが、裸でシュレリアのベッドに朝までもぐりこむなど、アーニャ達二人よりも大胆で積極的である。

 外見イメージはリトルバスターズのクドリャフカ。
 NPC
○デュートリッヒー
 ネレイド付近で決起した、エルフ族を中心とした反神聖ジュール連合のリーダー。
 男のような自分の名前にコンプレックスを持っており、デューという愛称で呼ばれることを好み、周囲に呼び名を周知徹底する勢いで広げている。
 また、自軍が彼女の実力不足ではなく、種族的特性でまとまりがつかず、軍の戦力として本来の実力が出せないことを悩んでいる。
 統率をとるためのシンボルとして、エルフの魔法剣ラ・ウィーンと、その使い手を求めてPCに依頼する。
 鳳凰流奥義

・鳳凰閃(ホウオウセン)
 奥義として鳳凰かあれば苦労して習得する必要はない、と翔凰斬(ショウオウザン)や鳳舞翼(ホウブヨク)ともども失伝してしまった、鳳凰流の隠し奥義の一つ。
 全身に闘気を集中し、20mの距離を一瞬で移動して攻撃する。

 技の存在自体を知っている人が皆無なため、習得にはまず技を見たことがあり、かつ技の性質や原理を理解できる人を探さなくてはならない。
 デュートリッヒーの画像の元ネタを書き忘れたので・・・。
 シャイニングティアーズのエルウィンです。

 ちゃんと本人の希望通り「デュー」と呼んであげてください。
○前回の簡単なあらすじ
 エルフの魔法剣ラ・ウィーンを手にネレイド付近のエルフの村まで帰ってくる。
 ラ・ウィーンを無事に手に出来たことを、デューは喜んでくれる。
同時にシンボルとして、少ない前衛部隊として、エルフ軍の先陣をかけてくれる事を頼まれる。
 そして、数日後ジュール軍の駐屯地をスノーが発見し、奇襲攻撃をかけることになった。
 険しい山の崖の下に、ジュール軍の指揮官のテントがある。
 崖を降りて奇襲攻撃をかけるシュレリア達。
 果たして、そこにいたのはジュール軍最高幹部にして、国王ラジフをシャレイリーの前で葬った裏切り者、ドラ将軍とイバーラ宮廷魔術師だった。
「もう、あらかたの準備は整った。遅かったな」
 そう言って襲い掛かってくる2人だったが、シュレリア達の猛攻の前にイバーラが倒れてしまう。
 そしてそれを見たドラ将軍は、転移結晶で離脱する。

 エルフ軍の攻撃で大幅に戦力を落とした神聖ジュール連合は、イーンザ軍、メトル軍、セーチン第一軍と(セーチン第二、三軍は最低限のサポートのみしかしなかった)つぶしあい、水上都市ディーン近くまで敗走してしまう。
 戦いが終わると、前線に出ていた竜騎士アンと軍師ハピィ、そしてシリク姫と合流する。
 戦いには勝ったが、戦いに参加したイーンザ、メトル両軍に多大な被害が出て追撃が出来なかったことを悔やんでいた。
 そして、野営をしているところに、複数のゴブリンロードによる奇襲を受ける。
 ゴブリンロードに気を取られている間に、クレイトン達はフューネラル・テイラーの構成員の奇襲を受けた。
 そうこうしているうちに、戦場の混乱の中、シリク姫が誘拐されてしまった。

 シリク姫が不在だとメトル軍が崩壊してしまうので、早急に救い出して欲しいと、アンとハピィ、セーチンの第二軍、三軍を預かる軍師アリエから依頼される。
 足跡を追って、メトルへ向かうユウキ達だが、メトル内はメトル解放戦線と神聖ジュール連合の間で内乱状態になっていた。
 首都メトル付近はメトル解放戦線がほぼ掌握しており、戦時の特別税などで市民の生活を圧迫していた。
また首都の出入り口付近には、ゴブリンロードをはじめとする魔獣がうようよいる。
 そんな中、シリク姫とロキ(メトル解放戦線のリーダー)の結婚式が行われると号外が巻き散らかされてあった。
実現すればロキが実質的な王位につくことになる。
 阻止すべく王宮内部への進入路をさがすが見つからない。そんな中スノーが隠された入り口を見つけてくる。
 抜け道へ行く途中には、ゴブリンロードが6体いたが、ティンカーベルが全部引き受けてくれて、シュレリア達は先へ進む。
 途中、人一人が通れるぐらいの狭い抜け道を通ったら、そこにチューンナップされたゴブリンが一匹門番としており、襲い掛かってきた
狭い通路のせいで、一対一の戦いを強いられるシュレリア達だったが、何とか下し、チューンされて精気を失った騎士達も倒し、玉座の前に躍り出る。
 シリク姫を傍らに置き、玉座に座っていたメトル解放戦線のリーダーのロキだったが、転移結晶で逃げようとする。
 しかし、シュレリアの奥義によって転移結晶を叩き落され、退路を断たれたロキはその場で倒されてしまう。
ロキを倒しシリク姫を助け出したシュレリア達だが、シリク姫はぼんやり誰の言いなりにでもなる状態にされていた。
すでに頭へダメージがいっている様子で、魔法による解除を試みても解除できない。
 困るユウキ達だったが、ティンカーベルが仕方のないといった態度で、メトルの険しい山中にいるという色々な事を知り尽くしている元帥と呼ばれる人物に相談してみたら?と提案する。
そして「100年ほど前には、まだ生きていたけれどもね、まだ生きているでしょう」と付け足す。

 メトル山中へ行く一行だが、元帥を見つけるのには困難を極めた。
しかし、ユウキが何とかそれらしい人物を見つける。
 元帥は人嫌いで、最低限のことをしゃべったら、すぐいなくなろうとするが、助言はしてくれる。
 ユウキの演奏を聴いた元帥は、彼に人間を止めたくないなら神曲ダンテを極めないことだ、と忠告する。
 しかし、肝心のシリク姫は様子を見て、「手遅れだ」と宣言する。
ただし、頭のダメージを回復させる方法は皆無ではないと続ける。非常に高度な再生の儀式魔法と、神の恩恵を受けた癒しがあれば回復できる、と言う話だった。
再生の儀式魔法はジュールの黒の塔にいる大魔法使いアリーシャ、神の癒しはセーチン北部に住んでいる大神官シノ・エクラを頼ればいいと助言をくれる。
 大魔法使いにして、黒の大賢者と呼ばれるアリーシャが住んでいるといわれていた黒の塔に向かう一行だが、人払いの結界に阻まれてしまう。
何とかユウキが結界に気づき黒の塔にたどり着いた。
 しかし、黒の塔には入り口がなく、上のほうにある窓も蔦状(つたじょう)の植物に覆われていて、人が暮らしている気配がない。
 そして窓から入ろうと近づくと、蔦が襲ってくる。
 一計を案じ、シュレリアとクレイトンが囮になり、その隙に窓からユウキとリリス、シリク姫が侵入する。
 塔には入ったが、もろもろの物品や書物は朽ち果てていて生活をしている様子がない。
 しかし、捜索の結果、隠し通路を発見する。
 通路の先は螺旋階段になっており、地下の部屋へと続いていて、隠し部屋があった。
 部屋には20歳ぐらいの美女が書物の山に囲まれて、一人たたずんでいる。
 シリク姫のことを相談するが、あまり乗り気ではない。
 しかし、元帥やシノの名前を出すと「あいつらが関わっているとなると、私だけ楽をしている訳にはいかないね」と、重い腰を上げて再生の儀式魔法に取り掛かる。
 儀式魔法をする部屋には誰も立ち入らせない。5日間こもりきりで、部屋の中からはかすかに呪文の詠唱が続いているのが聞こえる。
 儀式が終わり、シリク姫も戻ってくるが、あまり変化がない。
 アリーシャにたずねると、まだ完全な状態ではない、後は専門外だから、別の人の力を借りることだ、と言われてしまう。
 アリーシャに付き添われて、秘密の出入り口から外へ出ると、半径10kmほどにわたって木々が朽ち果てている。動物も鳥すらいない。
 驚くユウキ達だったが、「何の代償も払わずに事をなせると思っていたのか? 人の生贄がいたのなら別だが、これが君達の勝手の犠牲になった森の命という生贄だよ」と事も無げに言い放つ。
 エルフ族が蜂起したおかげで、イーンザ軍は神聖ジュール連合を押している。
 しかし、どうした事か補給物資は潤沢にあるのに、セーチン軍は補給を理由に、第一軍を除いて後退してしまった。第二軍、第三軍、シリク姫の軍を裏で指揮しているのは、宮廷魔術師アリエ。
 再び盛り返してくる神聖ジュール連合軍。戦場は国境付近まで戻ってしまった。
 しかし、そのおかげでイーンザに容易に入ることが出来た。エルフ族との交渉の成功を祝して、ささやかな宴がもよおされる。
 宴の後でシュレリアは、ハネール女王に今回の一連の事件に対する報酬を求める。
 しかし、半ば私事でした依頼なので戦争で苦しい国庫から報酬は出せない、しかしその代わりにと、自分の身に着けていた指輪を渡し「これは私の物なので国庫を圧迫しない、これを報酬として受け取って欲しい」と言う。
 シュレリアは指輪を受け取り、後でチェーンを通して身に着ける。

 大神官シノ・エクラを探しての旅になる。ゼタで情報収集すると、そういう人がいると祖母から聞いたという酒場のウェイトレスいる。
 その祖母を訪ねると、昔、神の奇跡を起こすのを見た(洪水の水を一人で止めた)という話と、住んでいた場所を聞ける。
 そこへ行くと、畑仕事をしているシノと遭遇する。ウェイトレスの祖母の話から変わらぬ容姿。
 シリク姫の状態を話すと、難しい顔をされるが、とりあえず了解して家へ招かれる。
 家とは名ばかりの何もない掘っ立て小屋だが、ベッドにシリク姫を寝かす。その後、隠し持っていたナイフを振りかざす。
 だがナイフは使わず、そして何の素振りも見せずに魔法を使う。同時に天使が二人降りてきて、光に満たされた空間が小屋を包み込む。
 シノはそのまま天へ昇って行くが、ナイフを激しく足と地面に突き刺して、昇るのを阻止する。
 天使も光の空間も消えた後には、静かに眠るシリク姫がいる。
 「これでもう大丈夫」とシノは言ってから、ゆっくりと崩れ落ちるように倒れる。

 そして、天使が光の中から現われるのを見たユウキは、神曲ダンテの第六階層の旋律に目覚める。

 シリク姫は3日で目を覚ます。意識もはっきりしているし、ロキに魔法をかけられる前の記憶もある。シノは目覚めるまで10日を要する。
 シノに事情を聞くなら、神降しの魔法の使いすぎで半神半人になっていて、少し油断をすると神となってこの世界にいられなくなると、話してくれる。
 そして、第六階層までたどり着いたユウキに、次の階層に至る事で人間を捨てる覚悟がいるかもしれないと、忠告してくれる。
 そしてシュレリアに巻きついたシャレイリーの髪の毛は、真の力を発揮した強力な聖剣か、第七階層に至ったユウキの曲なら切れるかもしれない、と告げる。
 同時にシャレイリーが本気になれば、どこで何をしているかを知るどころか、シャレイリーの使徒として精神と肉体を乗っ取られるか、髪の毛で巻きついている部分を切断する事も可能だろうと、教えてもらえる。
 シリク姫が戻ったためセーチンから借り受けたメトル軍は正常に機能し始めた(父親譲りの軍略でシリク姫が直接指揮をとっている)。
 ハネールが率いるイーンザ軍もイサラの指導の下、態勢を整えて精強な軍になった。
 神聖ジュール連合に反旗を翻したエルフ軍も魔法剣ラ・ウィーンの使い手クレイトンが現われたことでまとまりが取れるようになり、本来の実力を発揮し始めている。
 しかし、セーチンの第二軍、第三軍の動きが鈍く、神聖ジュール連合に決定打を与えられずにいた。
 結果、相変わらず国境付近で、激突を繰り返している。

 そんな中、ハネール女王とシリク姫が、謎の敵にさらわれたと騒ぎになる。
 追尾は簡単だが、二手に分かれている。
 どちらかが囮か、それとも一人づつさらって二手に分かれたのか、悩むクレイトン達。
 結局、ハネール女王とシリク姫で方角がちがうと考えて、自分たちを二分して追うことに決めた。
 シュレリアとユウキそしてリリスの組と、クレイトンとティンカーベルの組だ。
○前回の簡単なあらすじ
 結局、ハネール女王とシリク姫で方角がちがうと考えて、自分たちを二分して追うことに決めた。
 シュレリアとユウキ、そしてリリスの組と、クレイトンとティンカーベルの組だ。
 混乱の中、奇襲をしかけてきたヒューネラルテイラーを退け、進む一行。
 シュレリアとユウキはイーンザの宮廷魔術師シェーンがシリク姫を使って、クレイトンとティンカーベルはセーチンの次席宮廷魔術師アリエがハネール女王を使って、それぞれ魔王シャレイリーの降臨の儀式をしている途中に突入する。
 苦戦の末、両魔術師を倒し、シリク姫とハネール女王の救出に成功する。

 そして、間を置かずセーチンより二軍、三軍の指揮をとるために、首席宮廷魔術師のワバカスが訪れる。
 シリクとハネールを救出した祝いとワバカスを歓迎するために、ささやかな宴が催されるが、その場で一曲演奏するふりをしてワバカスは眠りの魔法を放ち、会場の人物を昏倒させる。
 なんとか魔法に抵抗して意識を保ったシュレリアとクレイトン、ユウキ、ティンカーベルが、生贄としてさらわれそうになったハネール女王とシリク姫、そしてセーチンのファニル将軍を助け、ワバカスと外から入ってきたその部下と戦う。
 部下を倒し、ワバカスにも手傷を負わせるが、後一歩のところでワバカスは転移結晶で逃げてしまう。
 ワバカスが退散した後に、ハネール女王は絶対の信頼をおける者たちだけ(PCとシリク姫、ファニル将軍、ゼタの勇者デーチカ、竜騎士アン、軍師ハピィ)を集めて、今後の相談をする。
 ワバカスが言っていた「そろそろよい具合に、大地が血を吸って汚れた頃合だ」という真意は何なのか。
 アリエもそうだったが、ワバカスだけが魔王の使徒なのか、それともセーチンの首脳部が全員そうなのか。
 そして、それらの調査をシュレリア達に依頼する。また、セーチンで動きやすいようにファニル将軍がそれに同行することになった。
 また、前回と今回のような事を防ぐため、アンとデーチカが24時間態勢でハネールとシリクの護衛につくことと決められた。

 セーチンの王城へ立ち寄るクレイトン達だったが、驚くことに首席宮廷魔術師ワバカスが知らぬ顔で宮廷内に姿を見せていた。
 セーチンの女王コラールと大将軍ダランミンが魔王の使徒か迷うクレイトン達。

 そして、結局は深く追求しないまま、一人目のゼタの勇者タイノールを追ってゼタへ。
 情報収集の結果、さらわれたセシリアらしき人物と行動を共にしているという事と、再び戦場へ戻ったという事を知る。

 タイノールを追ってイーンザに戻ってくるユウキ達。
 イーンザでハネール女王にセーチン軍はあまり信用しないほうが良い、また大地を血で汚さないように防戦に徹するべきだと警告した後、将軍職に戻るファニルと別れる。

 戦場でタイノールを探すが、それらしい噂は聞かない。
 不審に思っているユウキ達の元に、戦場で魔王ラキルの使途が現われ、イーンザ軍だけでなくジュール軍にも甚大な被害を出しているという話を耳にする。
 ラキルの使徒がいる場所へ向かうユウキ達だったが、巡回行動をしているアイアンゴーレムに遭遇する。
 だが、上手くゴレームをかわして中心部へ乗り込む。
 そこで待っていたのは、神曲ダンテを反転させて魔王ラキルの使徒となったアルモニーと、イイナに癒えない致死性の傷を与えた造物主クレアシオン、そして完成体のホムンクルスのミナミだった。
 イイナを救うべく、一対一の対決をクレアシオンにいどむシュレリア。
 全力全開、力を振り絞った一撃で、クレアシオンに重症を負わせて負けを認めさせ、イイナの状態を回復させる魔方陣が刻印された銅の鏡を手に入れる。
 復讐心に燃えるミナミと、アルモニーがユウキ達にせまるが、転移結晶でその場から逃れた。

 イーンザで延命措置を受けていたイイナに銅鏡を使い、回復させることに成功する一行。
 イイナの回復は早く、ものの数日で戦列に復帰した。
○前回の簡単なあらすじ
 戦場で無差別に殺戮を繰り返すアルモニーを止めるべく、出発するパーティ。
 途中で大楽師ホーンテッドが加わり、ユウキとの神曲ダンテの合奏でアルモニーを打ち破れば、魔王ラキルの支配から救えるかもしれないと助言と協力を申し出られる。
 それを受けてアルモニーの元へ行く一行だったが、途中でクレアシオンとミナミがホムンクルスを数体つれて現われる。
 前回シュレリアに敗れたことで、新たな着想を得たというクレアシオン。ホムンクルスは今までのものと違い、接近戦に特化したものだった。
 ホムンクルスは撃退するが、クレアシオンとミナミは転移結晶でいなくなる。
 改めてアルモニーの元に行く一行。
 しかし、魔曲ラキルの威力は絶大で、合奏により打ち破ることは失敗、アモルファスは魔竜の黒炎によって左手を失ってしまう。
 やむを得ず、転移結晶で離脱をはかる一行。
 離脱後、作戦会議を行うが、そこでティンカーベルがハープを鳴らし、魔曲ラキルの妨害に参加しても良いと提案した。
 一行はその提案を受け、再度アルモニーに挑む。
 今度は神曲ダンテの合奏に加え、ティンカーベルの魔曲ラキルへの妨害もあって、アルモニーを打ち破り、正気に戻すことに成功する。
 一行はアルモニーをパーティに加えて、クレアシオンのアジトの一つを教えてもらう。

 ゼタにあるクレアシオンのアジトに乗り込む一行達。
 中は近接特化型ホムンクルスの巣窟だった。
 何とか打ち破りつつ、最下層へたどり着く一行。
 クレアシオンとミナミの姿を見かけるが、二言三言言葉をかわしただけで、二人は奥の部屋へ行ってしまう。
 残されたホムンクルスと強い力を与えられたホムンクルス771号に苦戦をしいられる一行だったが、何とか打ち破る。
 しかし、天井が崩れてきて、クレアシオンの入っていった部屋へ避難する。そこには転移の魔方陣があった。魔方陣で転移する一行達。
 転移先は何もない館で、イーンザの領地だった。
 イーンザで宿をとっていると、ゼタの勇者タイノールが部下とセシリアを引き連れて襲ってくる。
 そしてパーティ一行は部下に任せて、ティンカーベルに聖剣で襲い掛かる。
 ティンカーベルは一撃をわざと受けて、聖剣を押さえ込み「今よ、タイノールを倒して!」と叫ぶ。
 飛翔剣技と魔法で攻撃する一行だったが、魔法は聖剣ではない方の剣に吸い取られ、飛翔剣技は耐えられてしまった。
 しかし、状況は不利と見たのか、タイノールは聖剣から手を離し、転移結晶で離脱する。
 残された部下の相手をしていると、スノーがセシリアに「あなたがいる限り、私は永遠にスペアのまま!」と叫び、ダガーを向ける。
 しかし、シュレリアが風の守りでセシリアをかばい、スノーを説得して、とりあえず攻撃を止めさせた。
 タイノールの部下を倒した後、聖剣トゥルーデを回収するが、重いただの剣になってしまっていた。また、聖剣の一撃を受けたティンカーベルの傷がふさがらず、寝込んでしまう。
 だが、作戦会議の最中に起き上がってきて、外に出てアモルファスに奥義・鳳凰閃を撃たせる。それを見てティンカーベルは「遅い、そんな技では、あなた死ぬわよ」と、どこからか取り出した漆黒の剣で鳳凰閃を受け止める。
 一方、セシリアだが、まともな感情を失っており、誰の言う事でも無条件に従ってしまう人形のようになってしまっていた。
 そして、ただの剣になってしまった聖剣トゥルーデだが、スノーの開放の呪文で本来の力を取り戻す。その力はシュレリアの首と四肢に巻きついていた、魔王シャレイリーの髪の毛を断ち切るほどであった。
 セシリアを正常にもどすため、黒の賢者アリーシャの下へ向かうことを決める一行。
 そしてシュレリアは路銀の確保のため、シリク姫へ交渉に行く。
 シリク姫は路銀として、父の形見の宝石をくれる。シュレリアは換金せずに、その宝石を大切に懐へしまった。
 一方、アモルファスは鳳凰閃の修行でティンカーベルに合格点をもらい、鳳凰と鳳凰閃を組み合わせた新たな強力な奥義「鳳凰・重(ホウオウ・カサネ)」を体得し、ティンカーベルが持っていた無銘の剣、通称「黒の剣」をさずかる。

 セシリアを元に戻すため、黒の賢者アリーシャの塔へ向かう一行だったが、アリーシャには自分では出来ないと断られてしまう。しかし、同時に古のエルフの秘術なら治るかもしれないとアドバイスをもらう。
 エルフの隠れ里、ユイリィの下に秘術を求めていくが、秘術は見つかったものの、ユイリィには使えないと言われてしまい、また古代のエルフ文字で書かれているためユウキを始めとする魔法関係者にも内容が分らない。
 しかたなく、エルフ軍のリーダーであるデューに相談するが、習得に時間がかかる事と、秘術に必要な強力な精霊力を秘めたアイテムが必要だと言われてしまう。
 アイテムを求めて再びユイリィの元へ向かう一行。幸いにして、該当するアイテムのある場所へ繋がる転移魔方陣があり、そこへ案内される。
 転移した先は精霊が守るダンジョンになっており、苦戦の末、四大精霊が宿るアイテムを手にする事ができた。
 最下層にある転移魔方陣に乗ると、セーチンのゼタ近くの山村へたどり着く。
○前回の簡単なあらすじ
 ゼタの近くの集落から、ゼタへ向かう一行。
 ゼタでタイノールの情報収集をすると、子供の頃に世界は危機に見舞われている、だから強くならなければならないと修行に励んでいた事を知る。
 また、ゼタの二番目の勇者デーチカと遠縁ながら血のつながりがあることも知る。
そして、最近封印の島へ向かったとも。
 一行は封印の島へ行くことにする。
 封印の島にいる一族の案内でタイノールも来たという、太古の昔に魔王ルルブスゼブスを倒したと言われる封印の剣の元へ案内されるが、調べようと手を触れると粉々に砕け散ってしまった。
 また、剣のあったところまで瘴気が流れ出てきていた。
 瘴気の毒気に耐えながら、その中心部まで行く一行だが、瘴気が濃くなるだけで何もなかった。
 ユウキが神曲ダンテを奏でてみるが、一部を浄化しただけで、圧倒的な瘴気にまた包まれてしまった。
 とりあえず、当初の目的のためにネレイドのデューの元に帰る事にする。
 デューはセシリアを元に戻す儀式魔法を習得している途中だった。
 習得し終わるまで待つ一行だったが、夜にクレイトンがデューに呼び出される。
 恥ずかしげにデューはクレイトンにプロポーズし、クレイトンはそれを受けた。
 やがて儀式魔法を習得し終わったデューは、セシリアに魔法をかけるが、それは命がけの危険な儀式だった。
 またスノーがセシリアを暗殺しようとするが、気づいたシュレリアに止められ、諭され、とりあえずあきらめる。
 儀式は無事終わりセシリアは正気を取り戻す。
 正気を取り戻したセシリアに聖剣の是非を問うが、スノーが認めた人物なら自分がいう事はなにもないと、聖剣をシュレリアに託す。
 ユウキを兄だと思い込んで精神の均衡を保っているリリスを、正常な状態に戻すべく黒の賢者アリーシャに相談に行く。
 アリーシャはリリスの精神の中へ皆を送り込んで、心の傷から守るという方法をとる。
 また、その際に「都合の良い結果だけを見せてはいけない、現実を取り返すために行くのだから」とユウキにアドバイスをした。
 リリスの心に巣くう恐怖の影に苦戦したが、何とかリリスを立ちなおすことに成功した。
 だか、正気に戻ってもユウキのことを「お兄様」と呼ぶことは止めない。
 理由を聞くと、チロッと舌を出して「だって二番目のお兄様だから」と悪びれず言った。
 アリーシャからセーチンで暗躍している魔王シャレイリーの使徒について調べて欲しいと依頼される。
 高額の報酬とマジックアイテムを受け取って、一路セーチンへ向かう。
 王宮へ入りスノーの協力の下、下級兵卒から順番に部屋を調べていくが、成果はなかった。
 だが、ダランミン大将軍の部屋からシャレイリーの印を見つける。
 また、コラール女王にシャレイリーの使徒が兵士の中にいると告げると「それは一大事。至急、ダランミンとワバカスに調査させます」と言うが、その表情にユウキは嘘くさいものを感じる。
 とりあえず調査はいったん打ち切り、イーンザまで帰る。
 イーンザでハネール女王に、セーチンの軍は信用しすぎないほうが良いと警告をした。
○前回の簡単なあらすじ
 黒の賢者アリーシャへ、セーチンが魔王シャレイリーに染まっていると報告に行くが、途中でゼタの勇者タイノールが神聖ジュール連合について戦場で戦いと言う名の殺戮をしているという情報を得る。
 真偽を確かめるために、戦場に出る一行。
 しかし、そこにいたのはタイノールを模したホムンクルス、ヤシャ(848号)だった。
 更にミナミと戦闘用量産型ホムンクルス、クレアシオンも現われる。
 クレアシオンは新たなホムンクルスを創造する資金稼ぎために、ジュールと手を結んでいる事を告白すると後はミナミ達に任せて転移結晶でいなくなる。
 かろうじてミナミを倒したものの、ヤシャ達に苦戦する一行。
 結局は転移結晶で戦場から離脱する。
 戦場を避けてアリーシャの元に報告に行くが、今度はゼタの勇者タイノールについて調査するように依頼を受けた。
 再び戦場に出て、ジュールの大軍相手に孤軍奮闘していたタイノールと接触する。
 タイノールの目的は大魔王ベルゼビュートを倒すことだった。
 そのためには他の魔王の力を借りることもためらわない、と告白される。
 ジュールでアリーシャに再び報告をすると、イーンザへ帰還する。
 イーンザでは遊兵となっていた、セーチン第二軍、第三軍の指揮をとるために、ダランミン大将軍、首席宮廷魔術師ワバカスが来ていた。
 しかし、同時にファニル将軍が行方不明になっていた。
 三度アリーシャの元に行って、相談する一行。
 遠見の水晶球で事態を把握したアリーシャは喀血しながら、禁呪のテレポートの魔法を使い一行をダランミン達の元へ送り届ける。
 大きいテントがあり、そこにいた護衛の兵士達が突然うめき声を上げて干からびる。
 テントの中に踏み込んだ一行が見たものは、生贄にされそうになっているファニル将軍と、ダランミン、ワバカス、そして魔王シャレイリーだった。
 ダランミンとワバカスを倒す一行達だったが、大地から汚れを吸収しはじめたシャレイリーに手をだせずにいた。
 しかし、大地の汚れは途中で供給が止まる。
 テントを吹き飛ばしたシャレイリーだったが、そこにいたのはティンカーベルだった。
 ティンカーベルは大地の汚れを吸収し、それに伴い傷も癒えていっていた。
 どこからともなくタイノールが現われ、ティンカーベルに斬りつけるが、軽くいなされる。
 タイノールはティンカーベルが大魔王ベルゼビュートだと告げ、倒すためにシャレイリーの使徒となっている事を告白する。
 そして一行に、共にティンカーベルを倒そう、と持ちかける。
 ティンカーベルはそれに対して「今までいっしょに旅をしてきた私を信じてくれないの?」と言う。
 結局、一行はタイノールの願いを蹴って、ティンカーベルについた。
「大地の汚れはもらったわ。どうするの田舎魔王」
 揶揄するようなティンカーベルの言葉に「まだ瘴気が集まっている場所はあるわ」と言い残し、魔王シャレイリーは姿を消した。
 タイノールも転移結晶でいなくなる。
 一行は完全復活したティンカーベルと共に、イーンザへと帰った。
○前回の簡単なあらすじ
 魔王シャレイリーは力を蓄えるため、瘴気が集まるところ、例えば封印の島へ行ったと思われる。
 ティンカーベルに汚れた大地のように瘴気を吸いとれるか聞いてみるが、今の体のキャパシティでは無理だと断られてしまう。
 一行はとりあえず魔王シャレイリーは無視して、国政の改善に力を尽くすことにする。
 まずはメトル奪還に動こうとするが、シリク姫の軍隊はセーチンからの借り物であり、またセーチンとの盟約でジュール軍を倒さない限りメトル奪還には使えないという事情があった。
 イーンザの軍を借りようとするが、イーンザに駐留する軍の比率が、イーンザ:セーチンで1:4の状況なので、イーンザから軍を引き抜くのは軍事的に危険なので無理と断られてしまう。
 一行はメトルの即時奪還はあきらめ、ジュールの内部へもぐりこみ、国家転覆を計画する。
 ネレイドにいるエルフの反乱分子のリーダーのデューから、首都ジュールにいるレジスタンスとの渡りをつけてもらいジュールへ潜入する。
 ネッツを治めるフェイ将軍が、ラジフ国王への忠義は厚かったが反戦派だという情報を得た一行は、フェイ将軍に何とか面会して、これまでの事情を話す。
 ラジフ国王の遺品である剣と盾を見せたこともあり、ネッツの独立の説得に成功する。
 フェイ将軍に紹介状を書いてもらい、次はアーツを治める肉感的な美女コロネ将軍に面会する。
 重税にあえぐ民衆とは対照的に、アーツの城はきらびやかな宝物で飾られており、コロネ将軍はドラ将軍から贈り物がある限り裏切る気はないと言い切った。
 一行は一度引き下がり、後日コロネ将軍を倒そうと試みるが、すでにコロネ将軍は宝石などと共に姿をくらましていた。
 また、書斎をしらべるとフューネラル・テイラーに一行を暗殺するように依頼した跡があった。
 騎士隊長に話を通そうとするが、ラジフの剣と盾を見せても知らず、刃傷沙汰になる。
 シュレリアが相手をして倒すが、態度は変わらない。ドラ将軍が魔王シャレイリーの使徒だと話すが信じない。証拠を見せたら寝返るか?との問いにはYESと答える。
 とりあえずアーツを治めるため、ジュールのレジスタンスとフェイ将軍から人材を送ってもらう。
 また、城に残されていた高価な美術品などは売り払い、市民へ還元した。
 黒の塔へ行きアリーシャに会い、ゼタの勇者タイノールは完全に魔王シャレイリーの使徒だったと報告をする。
 そのまま一行はネレイドへ向かう。
○前回の簡単なあらすじ
 ネレイドからデーネへ歩を進める一行。
 おりしも前線から引き上げてきた、ドラ将軍率いる三万騎が到着してきた最中だった。
 傭兵になって軍への潜入を試みる一行だったが「亡き王の墓所から剣と盾を盗み出し、その威光をかさにきて好き放題している詐欺師集団」という人相書き付きの手配書がコロネ将軍から回っており、潜入に失敗する。
 危ういところを転移結晶で逃れ、ドラ将軍が三万騎のうち二万騎を率いてネレイドの反乱分子を鎮圧に出ようとしているという情報を持って、ネレイドへ向かう。
 ドラ将軍の二万騎に対して、ネレイドはエルフを中核とした二千騎とイーンザからの増援が三千騎、数の不利を地の利で補っても手に負えぬ戦力差だった。
 エルフの森にドラ将軍の軍を引きずり込み、動きが停滞して野営しているところを一行が急襲し、ドラ将軍を倒す。
 有能な指揮官がいなかったらしく、ドラ将軍の軍は散り散りになり、ジュールへと帰っていった。
 一方、ネレイド攻略に参加しなかった一万騎の軍は、コロネ将軍が率いてメトルの反乱分子鎮圧に行ったらしい。
 久しぶりに人心地ついた一行は、高級酒場で英気を養う。
 そしてジュールに赴き、ネッツのフェイ将軍を中心とした、三都市の合議制による政治体制を推し進めた。
○前回の簡単なあらすじ
 ネッツからネレイドへと移動した一行は、ずっとついてきていたディーンの双子の貴族令嬢アーニャとターニャを、レジスタンスのリーダーのデューにあずけてお別れをする。
 そして、アルシーブからメトル入りを果たすが、アルシーブにはジュール軍とメトル解放戦線の死体が転がっていた。
 疫病から町を守るために、死体を片付けていた町民に聞くと、コロネ将軍はメトル解放戦線を打ち破ると、死体も片付けずに首都メトルへ攻めあがったとの事。
 一行は一度イーンザへ赴き、ジュール軍の動向の報告をする。
 国境付近でのジュール軍の圧力がなくなった事により、イーンザは軍を率いてディーンに攻め込む算段をつけ始めた。
 一行はデーネに潜入するが、そこでディーン軍五万騎が終結しているのを目の当たりにする。
 とりあえず太守カロス・ディーンを倒し、別の指導者を立てるべく水上都市ディーンへ潜入しようとする。
 また、デューに預けていたアーニャとターニャを、先にイーンザに亡命させて、反ディーンの指導者として祭り上げた。
 そしてデーネから、ユウキが荷物運搬用の船に密航し、ディーンにて全員分の転移結晶をセットするという方法で、まんまと水上都市ディーンへの潜入に成功する。
 警備の薄い城内へ忍び込み、カロスを倒すべく強襲するが、カロスの部屋にはクレアシオンとヤシャ、接近専用で月影流を使う奴、そしてどこかミナミの面影があるホムンクルス達が待ち構えていた。
 クレアシオンはすぐ退散したが、高い攻撃力と魔力を誇る、ヤシャが率いるホムンクルス軍団に苦戦する一行。
 なんとかホムンクルス達を下し、カロスを生け捕りにすることに成功する。
 そしてカロスを脅し、太守の位をアーニャとターニャに委譲するむねの書類を書かせ、カロスはそのまま転移結晶を使いイーンザへと連れて行く。
 カロスをイーンザで軟禁してもらい、書類上だけだが正式にディーンの太守となったアーニャとターニャの手で、ディーン共和国のハネール女王との間にてイーンザ王国との終戦協定が結ばれた。
○前回の簡単なあらすじ
 カロスの失脚とアーニャとターニャの暫定的即位、ドラ将軍の戦死で、ディーン共和国に平和が戻るかと思われたが、メトル王国のレジスタンス制圧に向かっていたコロネ将軍がディーンに攻め入り、デーネを支配下に置いてしまう。
 急ぎデーネへと向かう一行だったが、その前にアーニャとターニャがシュレリアを呼び止め「妻の義務」と称して軍資金を手渡す。
 デーネに到着したが、町の中には最低限の兵士しかいない。
 他の全ての兵士、及びコロネ将軍はデーネの外で野営していた。
 ユウキが野営地の出入りの商人に接触し、ワイロを渡す他、商人の家族をシュレリアとアモルファスに人質にとってもらい、陣地内に潜入する。
 しかし、家族の中に裏切り防止用のフューネラルテイラーがまぎれていたことで反撃を受け、二人は死線をくぐり抜けたが、人質は殺されてしまう。
 また、ユウキも土壇場で商人に反抗されてしまい、更にコロネ将軍に見つかってしまう。
 コロネ将軍の伸縮自在で布のようにしなって曲がる剣「ドラグネットソード」からは逃れ、陣地からの脱出にも成功するが、翌日、商人とその家族はさらし首の刑に処せられてしまう。
 また、移動を繰り返す軍の中にコロネ将軍を見つけ、奇襲をしかけ捕えることに成功した一行だったが、そのコロネ将軍は剣もまともに扱えない影武者だった。
 その後、デーネを陥落させた軍は、デーネに駐留する軍、ネレイドとウーインに攻め込む軍と三つに分かれる。
 また、デーネ駐留とネレイドに向かう軍の中に、それぞれコロネ将軍を発見した。
 どちらが本物か迷う一行だったが、ネレイドにはエルフを中心とした反抗組織がいることから、ネレイドへ向かう事にする。
 数で劣るエルフ達は、前にドラ将軍と戦ったときに使った戦法で応戦しようとするが、コロネ将軍はのってこないどころか、逆に罠をしかけてくる始末だった。
 エルフのリーダーのデューは、一行に正確な軍の位置を調べてくるように依頼し、自身は大規模な儀式魔法にとりかかる。
 偵察に出た一行だったがアモルファスが罠にかかり、ユウキ達はそれを助けるために手を取られてしまう。
 一人、偵察を敢行したシュレリアだったが、コロネ将軍に発見され、一対一の対決となる。
 かろうじてコロネ将軍を下したシュレリアは、検分のため死体を持ち帰り、デューに軍隊の位置情報を知らせる。
 デューの使った禁断の秘術「流星の瞬き」により、ジュール軍の上に隕石が降りそそぎ、軍は壊滅的な打撃を受けて敗走した。
 その後、デーネに戻ってきた一行だったが、デーネ側のコロネ将軍はそのまま陣頭指揮をとっており、わずかに軍の動きに乱れがあるものの、イーンザ王国からの軍隊を押し返していた。
 イーンザの軍と合流した一行だったが、ゼタの勇者デーチカからの依頼を受けて、最前線で彼女の護衛をすることとなった。
 技量では劣るが、数の上での劣勢に苦闘する一行。
 しかし、その間にかせいだ時間で準備を終えたデーチカは、凄まじい破壊力の闘気の奔流でジュール軍の大半をなぎ払い、コロネ将軍も生死不明で行方不明。
 そしてイーンザ軍はデーネの奪還を果たす。
 一行は無理な技で倒れ伏したデーチカの依頼により、ウーイン奪還へ向かう。
○前回の簡単なあらすじ
 イーンザ軍のウーイン奪還に同行する一行。
 しかし、ウーインの守りは堅く、兵の士気、町の活気も十分で、イーンザの兵力不足もあってなかなか攻略出来ないでいた。
 やむなく、指揮をとっている(四人目の)コロネ将軍を暗殺にむかうが、途中アモルファスが見張りに見つかってしまう。
 それを逆手にとって、一人で兵士の注意を引きつけるとパーティから離脱する。
 コロネ将軍のいる玉座までたどり着く一行だったが、コロネ将軍から、民の暮らしは良い状態を保つから、ウーインは戦争の結果としてジュールに譲渡して欲しい。それを認めてくれるなら、これ以上の戦いは望まないと凛とした態度で提案される。
 その提案は受け入れられないと、武器を抜く一行。
 するとコロネ将軍の前に「剣の魔族メーチ」が現われ、戦いになる。
 メーチはその攻撃力で一行を苦しめるが、途中で「契約により」といって消えてしまった。
 残ったコロネ将軍は剣を抜くが、ユウキの放った魔法「炎の矢」で倒れる。
 そして「敗残兵には故郷に帰る慈悲を」とだけ言い残して絶命してしまう。
 一方、追われるアモルファスは、兵士達と、突然目前に現われた「盾の魔族シート」によって取り囲まれてしまうが、転移結晶を使ってそこから離脱して窮地を切り抜ける。
 コロネ将軍が倒れたことでジュール軍は戦意をなくし、町や城、戦場から去っていってしまった。
 続けてメトル王国奪還へと兵を進めるシリク姫に同行する一行。
 メトルにはたいした数の兵はおらず、あっさりと首都まで攻め落とせるが、途中クレアシオンと空を飛び瘴気を操るプテラノドンのようなホムンクルスに襲われる。
 ホムンクルスは倒すが、クレアシオンはいつの間にか姿を消していた。
 そして、ここにも(五人目の)コロネ将軍がおり、篭城されてしまう。
 一行は、かつてシリク姫が城外への脱出に使った秘密の通路を逆に使って、コロネ将軍のいる玉座まで侵入すると、コロネ将軍を倒して城を開放する。
 メトル奪還祝いのパーティが開かれるが、そこに平然と混ざっているゼタの勇者タイノールの姿があった。
 一瞬灯りが消え、暗闇に包まれた隙に、タイノールはシリク姫を守りにきたシュレリアに斬りかかる。
 二刀から繰り出される鋭い斬撃になすすべもなく斬られるシュレリアだったが、剣撃は軽く皮膚を傷つけた程度で終わった。
 灯りが灯されると同時に剣を収めたタイノールは「余興だ」と言い残しパーティの喧騒と共に消えてしまう。
 メトルの開放を終えた一行はセーチンからゼタへと向かう。
 ゼタの目前の林から殺気を感じ取ったユウキが皆へ注意を促し、そちらへ向かって誰何の声を上げると「人呼んでゼタの勇者タイノール」という名乗りと共に、タイノールと部下らしき男達が姿を見せる。
 戦いになると「剣の魔族メーチ」と「盾の魔族シート」も現われる。
 ユウキの渾身の魔法を魔法剣で吸収したタイノールは、全身全霊を込めた「奥義グランドクルス」を放つ。
 その絶大な威力に、あわや全滅かと思われたが、ティンカーベルが割って入り、その威力を全て我が身で受け止めると、魔法剣を素手でへし折り、そのままその刃でタイノールに止めをさす。
 すると「剣の魔族メーチ」と「盾の魔族シート」も消え去った。
 タイノールは「自分の身を挺して人間をかばうとはな・・・。俺は間違っていたのかもしれん。デーチカには道をたがえるなと言ってやってくれ」と言って事切れる。
 ティンカーベルは深手を負っているが、何とか一行と同行することは出来る様子。
 生き残った部下を捕えて尋問するが、金で雇われた傭兵もどきだった。
 ただ、タイノールからは「封印の島へは誰も行かせるな。お前たちも行くな」とだけ厳しく言われていたらしい。
 一行がゼタに入ると、封印の島で瘴気の渦が巻き起こり、そして消えた。
 封印の島へ渡るべく準備をする一行。
○前回の簡単なあらすじ
 封印の島へ渡る前日の夜に、シュレリアのベッドへ忍んでくるスノー。
 だが、それをシュレリアはなだめ、拒む。
 また、ユウキの元へもアルモニーとリリスがやってきて、どちらと結ばれる気があるのかと問い詰められる。
 愛が良く分らないので、どちらとも結ばれる気はないと断るユウキ。
 次の朝、準備を整えた一行は、船を手配して封印の島へと渡る。
 封印の島へ到着すると、島の集落の人間が精気を吸われて倒れている。
 話を聞くと、息も絶え絶えながら「魔王シャレイリーが現界した」と言う。
 かつてラジフ国王と共に魔王シャレイリーと対決した洞窟へ向かう一行。
 だが入り口で「剣の魔族メーチ」と「盾の魔族シート」、それに多数のアークデーモン、グレーターデーモン、空を覆うような数のレッサーデーモンに道を阻まれる。
 神曲ダンテを奏でようとするユウキだったが、それをアルモニーが制して「いつまでも後輩の後塵をはいしてはいられないのよね」という言葉と共に、神曲ダンテの最終楽章を奏で始める。
 また、リリスは素早くユウキの唇を奪い「さよならです、お兄様」と言うと、神麗流秘奥義を解放する。
 二人は魔族の群れを切り開き、一行を先に進ませる。
 洞窟の奥に進む一行。
 洞窟の中は金色に包まれていた。
 そして、最深部で一行を待ち受けていた魔王シャレイリー。
 洞窟内の金色の光は、シャレイリーの髪の毛だった。
 現界する力を奪おうと、しつようにシュレリアを狙うシャレイリー。
 死力を尽くして魔王シャレイリーを追い詰め、片膝をつかせる一行。
 しかし止めをさそうとしたその時、クレアシオンが現われ「今だイーオー!」と叫ぶ。
 上から降ってきた、片目だけが異様に大きいプテラノドンのような姿のホムンクルスが、シャレイリーに噛み付く。
 振り払おうとするシャレイリーだったが、それはかなわず瘴気を吸われてしまう。
 苦し紛れにティンカーベルへと髪の毛を伸ばす。
 避けようとしたディンカーベルだったが、タイノールにやられた傷のせいで動きが鈍ってしまい、シャレイリーの髪の毛に包まれて捕われてしまう。
 しかし、シュレリアの聖剣による奥義の一撃で、髪の毛の繭から助け出される。
 助け出されたティンカーベルは、その姿がゴシックドレスに蝿の翼を持つ姿に変わってしまっていた。
「魔王を倒すために共闘しましょう」との言葉に同意するシュレリア。
 その間に魔王シャレイリーを吸い尽くして、魔王の力を得るホムンクルスのイーオー。
 人造魔王となったイーオーを、ティンカーベルと力を合わせて何とか倒す一行。
 クレアシオンは転移結晶で脱出を図るが、その場には転移結晶無効化の力が働いており、脱出に失敗する。
 一行はクレアシオンも倒し、後顧の憂いを断つ。
 全てが終わった後、スノーは聖剣の力を封印し「私はもっと大切なものを見つけましたから」と、セシリアへ返す。
 外の魔族と戦うアルモニーとリリスが心配で、足早に戻る一行だったが、外の魔族は一匹残らず消えており、神聖な空気に満たされていた。
 神曲ダンテにより神となったアルモニーは「これからは空の上からあなたのことを見守っているわ」と言って神の世界へと消えていってしまった。
 また神麗流の秘奥義で、その身を天使へと変えてしまったリリスも「また、会うこともあるかもしれませんね、さようなら、お兄様」と言葉を残して消えてしまう。
 そこにアンとハピィが乗った迎えの船が来て、一行は岐路につく。
 ティンカーベルは翼で一人空へ消えていった。
 後日譚

・シュレリア
 イーンザのハネール女王とメトルのシリク姫、ディーンの太守となったアーニャとターニャの好意を振り切り、アモルファスとユウキ、スノーをつれて、合議制になったが今だ政情の安定しないジュールを平和な国にしようと全力をつくす。
 しかし、それには戦後の混乱もあり長い時間がかかった。
 結局、生涯をジュール安定のために費やすこととなり、真の平和を見ると同時ぐらいに命脈がつきる。
 だが、その死に顔は安らかだった。


・クレイトン
 戦いの後、エルフの魔法剣ラ・ウィーンを元の場所へ返しに行く。
 そして、かねての約束どおりエルフ族のリーダー、デューと盛大な結婚式をあげて、結ばれる。
 その後は、世界を救った英雄として、デューからリーダーの座を引き継ぎ活躍した。
 しかし、いつの間にかデューと二人で姿をくらまし、歴史の表舞台から退場する。
 その行方はようとして知れない。


・アモルファス
 戦いの後、シュレリアにつきあってジュールの安定のために力をつくすが、政治的な働きについていけず、途中で別れてしまった。
 その後は失った左手を補佐する義手を求めての旅に出る。
 隻腕の鳳凰流剣士として様々な伝説を作るが、求めていた義手とはめぐり合うことはなく、誰に知られることもなく静かに一線を退く。


・ユウキ
 戦いの後、シュレリアにつきあってジュールの安定のために力をつくす。
 シュレリアのブレーンとして、あらゆる分野でその力を発揮する。
 その一方で、楽師としても名をはせ、ホーンテッドから大楽師の称号を譲り受けた。
 天上の音色とまで褒め称えられた腕前だったが、その演奏をしたのは生涯で数えるほどしかなかったという。
 ある時、突然の失踪をとげる。
 その日の朝は、清らかに晴れ渡っていて、空から天使が舞い降りてきたらしい。


・スノー
 戦いの後、シュレリアにくっついてジュールの安定のために力をつくす。
 片時も彼の側を離れなかった。
 夫は不明だが男児を一人もうけて、それからは良き母として生涯を全うした。


・セシリア
 聖剣の守護者として一生を費やす。
 だが幸い、二度と聖剣を発露させることはなかった。


・イイナ
 しばらくは一人で旅を続けていたが、その後は人知れずホムンクンルスの研究に没頭するようになる。
 その知識量から「白の賢者」とも呼ばれたが、居所が知れず、姿を見たものはほぼいない。
○蛇足

・コラール女王(セーチン王国)
 敏腕を発揮して、戦後ますます国を豊かにしていった。
 40歳にして王位を退き、養子をとって国王にすると潔く国政から離れる。
 その後の足取りは、不思議なことに謎に包まれており、どこで何をしているのか知る者はいなかった。


・ヒューネラルテイラー
 一部で凄腕の暗殺者集団として知られる。
 為政者からは弾圧と利用の双方をされるが、規模が小さくなる事も、消滅することもなく存在し続ける。

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