[mixi]今日見た映画Part9☆ - 日本映画

《人生大ピンチ！手ぇ貸してくれへん？》(併映「カラオケ行こ！」)ラスト1本割引

「笑いのカイブツ」2023年/ショウゲート、アニモプロデュース/カラー/116分
監督:滝本憲吾原作:ツチヤタカユキ脚本:滝本憲吾、足立紳、山口智之、成宏基プロデューサー:前原美野里音楽:村山☆潤撮影:鎌苅洋一
岡山天音、片岡礼子、松本穂香、前原滉、板橋駿谷、淡梨、前田旺志郎、管勇毅、松角洋平、菅田将暉、仲野太賀

ハガキ職人として僕も一度は名前を聞いたことがあるツチヤタカユキの半生を描いた小説を原作とする劇映画

岡山天音(敬称略)が演じる主人公は
笑いのことだけを考え、人間関係はてんで眼中にないのかひたすら大喜利やネタを書きなぐる日々

これぐらい振り切れないと世の中に出ていくことはできないのかもと彼を見ながら思いつつも人と関わらずにいれるならそれもいいのだがもう少しだけうまく距離を保って欲しいとも思う

映画が終わっても彼の人生は続くのだろうからその後を観てみたいとも。
オードリーの若林がモデルと思しき仲野太賀がいい

それは最早本人とは別に映画の中に生きている人間として

菅田将暉の演じるピンクもモデルが誰かは知らないけど『地獄で生きろや』とピンクは言いそうなのだ

※「福田村事件」で現場を共にした佐藤五郎さん居酒屋の大将

菅田将暉くんと絡んでいるのを観るとなんかちょっと嬉しい

目黒シネマ

上映後、滝本憲吾監督とプロデューサーの前原美野里さんのトークショーがありました

#笑いのカイブツ
#滝本憲吾
#岡山天音 #ツチヤタカユキ
#片岡礼子 #仲野太賀 #太賀 #菅田将暉 #佐藤五郎

#目黒シネマ

「笑いのカイブツ」上映情報

《そこに光が射している、そんなこと分かってる》
6/8(土)15:45
6/11(火)20:30
6/12(水)12:25
6/14(金)16:45

池袋新文芸坐

03-3971-9422

#新文芸坐

[822] mixiユーザー 05月23日 23:57

「さよならほやマン」2023年/シグロ/ロングライド/カラー/106分
監督・脚本:庄司輝秋音楽:大友良英エンディングテーマ:BO GUMBOS『あこがれの地へ』企画:山上徹二郎、押田興将撮影・照明:辻智彦
出演:アフロ(MOROHA)、呉城久美、黒崎煌代、津田寛治、園山敬介、澤口佳伸、松金よね子

タイトルだけではどんな映画かわかりかねるのだけど観たあとはこのタイトル以外思いつかない

"ほや"も食べたことがないのだけどちょっと食べてみたくなるのだ

震災の傷痕はこんなところにもあるし時間が解決するという人もいるが常日頃それをそう信じきれない自分としてはシンパシーを感じると同時に切なくもなる。
アフロさん、演技経験がないのだけどさすがにミュージシャンだけあって物怖じしないのとその朴訥とした感じがとても良い

Q&Aで庄司監督に直接聞くことができたのだけどエンディングテーマのBO GUMBOS、どんとの歌声が爽やかに染み渡る

目黒シネマ
※舞台挨拶:庄司輝秋監督

#さよならほやマン
#庄司輝秋
#山上徹二郎
#アフロ #MOROHA
#BOGUMBOS #ボガンボス #どんと

[824] mixiユーザー 05月25日 00:47

戦前戦後――東京活写　神保町シアター
「冷血の罠」
1998/7/11　99分　大映作品
監督瀬々敬久　脚色井土紀州、瀬々敬久　原作藤原智美:(「恋する犯罪」)
企画武内健　神野智　製作池田哲也　撮影林淳一郎　音楽ゲイリー芦屋
出演　哀川翔、西島秀俊、黒沢あすか、下元史朗

渋谷区桜ヶ丘を舞台に、ひとりの女性の自殺の原因を巡って、因縁ある2人の男が対峙するサイコ・ミステリー。渋谷区桜ヶ丘で探偵を営む藤原の依頼人・須田久子が、何者かによって殺害された。更に、少女がビルの屋上で惨殺されるという事件が発生する。そんなある日、数年前に自殺した妹の元夫・花園と再会した藤原は、妹の自殺の原因が花園の浮気だけでなく、何者かに暴行されたことにあったと聞かされて愕然となる。そして、未だに捕まっていない犯人を個人的に捜しているという花園から、調査の続きを依頼されるのであった・・・・

この映画は、渋谷区桜ヶ丘で撮影され、事件がそこで起きた。それを西島が追いかけ、さらに探偵である哀川に助けを求める。西島は義兄である哀川に、ビデオを送り付けているうちに犯罪者たちと同化していき、妻が自殺に追い込まれた関係者を、桜ヶ丘で殺していくが、最後にしくじる。
誰もが犯罪者になるような環境の街、桜ヶ丘が主役の映画。何人死んだ？渋谷通ならどこだかわかるかな？

「東京五輪音頭」
1964/9/9　93分　日活
監督小杉勇　脚色　高橋二三国分治　原作石森史郎
企画茂木大輔　撮影中尾利太郎　音楽　小杉太一郎
出演　十朱幸代、山内賢、森みどり、山本陽子、和田浩治、三波春夫、上田吉二郎、上野山功一

中央卸市場、通称ヤッチャバで、ジーパンスタイルでいせいのいい「藤源」の一人娘、藤崎ミツ子は、市場でも町内でも人気者だった。だが彼女にも悩みがあった。ミツ子は、水泳のオリンピック候補であったが、親代りの祖父の猛反対に、自分の意志を言うこともできず、市場に通うかたわら、水泳の練習をしていた。三波春夫に似ているので評判の「松寿司」の主人の松吉を初めとして、町内の人々の願いは、ミツ子がオリンピックに出場することであった。オリンピック候補にミツ子が発表されたのも、源造には知らせない町内の人々であったが、「藤源」の店員勇を頼って上京した雅子が、源造に話したので、大騒ぎとなり、ミツ子は、水泳禁止となった。・・・

東京五輪前の東京の様子がよくわかる、歌と競技者と恋の物語。高速道路、神宮や駒沢あたりの競技場建設。国立競技場の中も映し出す。三波春夫が大活躍で、歌も何曲か披露、東京五輪音頭も歌う。
五輪を映画で盛り上げようと企画したものだろう。三波春夫ショーのような映像が凄い。

[825] mixiユーザー 05月25日 14:36

シャイロックの子供たち

[826] mixiユーザー 05月25日 22:08

「キャラクター」

AmazonPrimeにて鑑賞

3年前に映画館で見ているけど見直し☆
最初に見た時は、最初の殺害現場の映像にビックリしたな

細かい点は忘れていて、2回目でもハラハラして楽しめた☆

[828] mixiユーザー 05月26日 16:43

モーニングショー/中編二本立て

《伝説の美女、魅惑の独演昭和の銀幕に輝くヒロイン[第108弾] 筑波久子》

「らぶれたあ」1959年/日活/白黒/40分
監督:鈴木清順原作:松浦健郎脚本:石井喜一撮影:前田勇音楽:間宮芳生主題歌:フランク永井『ラブ・レター』
出演:筑波久子、待田京介、フランク永井、雪丘恵介

フランク永井の『ラブ・レター』をモチーフに描く異色メロドラマの中編作

山小屋で結婚の約束をした恋人が病気になり都会に戻った女は恋人とのラブレターだけを頼りに恋人の快復を待つが

手紙で別れを告げられた女は山小屋へ向かう🏔

「夜霧に消えたチャコ」1959年/日活/白黒/49分
監督:森永健次郎原作:川内康範脚本:銀座八郎撮影:山崎安一郎音楽:杉原泰蔵主題歌:フランク永井
出演:筑波久子、青山恭二、丘野美子、フランク永井、広岡三栄子、三田容子、小泉郁之助

フランク永井のヒット曲にのせて描く悲恋メロドラマ

酷く濃い霧の中タクシーの運転手は女を轢いてしまう

実は女は自殺しようとして身を投げたのだった

それを知った運転手は彼女が原爆病だと知り身元引受人となるが・・・

ラピュタ阿佐ヶ谷

※ちなみにこのチャコこと筑波久子さんは1963年23歳で突如引退してアメリカのコロンビア大学に語学入学

1966年から数年は一時帰国して東映に出演

その後アメリカに定住

結婚してチャコ・ヴァン・リューウェンとして映画プロデューサーに転身し、1978年「#ピラニア」(監督:ジョー・ダンテ)、1981年「#殺人魚フライングキラー」(監督:ジェームス・キャメロン)をプロデュースして大ヒットさせる

#らぶれたあ
#筑波久子 #チャコヴァンリューウェン
#鈴木清順
#フランク永井

#夜霧に消えたチャコ
#ラピュタ阿佐ヶ谷

[829] mixiユーザー 05月26日 21:28

>>[828]

このらぶれたあ、中編だけれど、ジーンと来るいい映画でした。

後日ケンちゃんチャコちゃんシリーズになる、チャコちゃんはこの映画のチャコが語源だと知人から聞いて驚きました。

[830] mixiユーザー 05月26日 21:49

「伝説のカルト映画館　大井武蔵野館の6392日」刊行記念　大井武蔵野館になってみた！
シネマヴェーラ渋谷
『春秋一刀流（74分／16mm）』
公開：1939年日活
監督：丸根賛太郎
出演：片岡千恵蔵、沢村国太郎、河部五郎、市川小文治、原健作、香川良介、田村邦男、志村喬、仁礼功太郎、浅野象二郎、轟夕起子
雇われ用心棒の片岡千恵蔵が、仕事をさぼりながら、次々に気楽な仲間ができてゆく楽しさ。そろそろ身を固めるかと言い出したとき不覚をとってしまう哀れさ。ひとり残った千恵蔵は「運命だ」とつぶやき刀をとる。監督第一作にして伊丹万作、山中貞雄に匹敵する傑作。絶対見逃すな。

千恵蔵は平手御酒。クライマックスは大利根の決戦。そこに向かうまでに、原健作の只木巌流、志村喬の多聞重兵衛と仲間ができ、用心棒代を稼ぎながら、出入りの手助けを気ままに行ってさぼっていた。ある日、笹川の繁蔵と子分と出会い運命の繁蔵のもとに草鞋を脱ぐ。

その出入りの様子と描写力に優れ、一つ一つのエピソードに味があり人情がある。巌流と身投げ女の恋、腕の立たない重兵衛に、平手の着物を貸すエピソード、ラスト大利根に向う千恵蔵の迫力、立ち回りの凄み。結果を知る我等ではあるが、最後まで描かないこの出入り。勝利した繁蔵のその後の運命など、知るだけにのめり込んでいく。大傑作。

[832] mixiユーザー 05月27日 21:12

>>[818]
これは僕も最終日、観てきましたよ

ラピュタ阿佐ヶ谷
つづき

前田陽一監督作をラピュタ阿佐ヶ谷で観るのは「進め！ジャガーズ敵前上陸」以来かな🤔

《起きて転んでまた起きて前田陽一の反マジメ精神喜劇ぱらだいす》

「喜劇あゝ軍歌」1970年/松竹/カラー/88分
監督:前田陽一原作:早坂暁脚本:前田陽一、満友敬司撮影:加藤正幸音楽:大森盛太郎
出演:フランキー堺、財津一郎、倍賞千恵子、大村崑、北林谷栄、城野ゆき、真家宏満、左とん平、左卜全、風間恵美子、園佳也子、人見明、上田吉二郎

靖国神社がモデルの御霊神社に参拝観光ガイドとして働くフランキー堺と社長の財津一郎は戦時中、気狂いのふりをして兵役を逃れた過去を持つ。(敬称略)
怪しげな観光ビジネスも底をつき終戦記念日に御霊神社の賽銭泥棒の計画を立てるが⛩というブラックコメディ(笑)(゜o゜)＼(-_-)
当時多くの日本の少年がそうだったように前田陽一監督も元は生粋の軍国少年だったそうで軍歌も愛してやまないとのこと。ただ敗戦後それまでの価値観が崩れ落ち複雑な思いが渦巻いているのだろうな

バイタリティの塊のような主人公に何を語らせたかったのかそれを考えていくこともまた大事🤔

#喜劇あゝ軍歌
#前田陽一
#フランキー堺 #財津一郎
#倍賞千恵子

「喜劇大誘拐」1976年/松竹/カラー/90分
監督:前田陽一原案:吉田進脚本:瀬川昌治、永井素夫、前田陽一撮影:古川憲一音楽:いずみたく
出演:森田健作、夏純子、ミヤコ蝶々、三木のり平、小倉一郎、岸部シロー、小池朝雄

誘拐されたお婆ちゃんが犯人たちと共謀して身代金をせしめるという基本設定は1978年発表の天藤真の小説『大誘拐』に酷似しているが「喜劇大誘拐」のほうが2年も早い

ということは小説のほうがこの映画をヒントにした可能性は大

その小説を原作とした岡本喜八監督の「大誘拐 RAINBOW KIDS」も1991年

前田映画が元ネタってのも何かいいなあ

「喜劇大誘拐」の犯人たちの繋がりが遠距離通勤仲間というのが面白い

ラピュタ阿佐ヶ谷

#喜劇大誘拐 #大誘拐
#大誘拐RainbowKids

#ラピュタ阿佐ヶ谷

まだつづく

「#神様のくれた赤ん坊」へ

[833] mixiユーザー 05月27日 21:21

>>[829]
清順さんの中編ってなかなか観れないと思っていたので上京のタイミングで上映していたので朝から並びました

抽選で1番をひいてしまいました

[834] mixiユーザー 05月28日 04:38

>>[833]
抽選って、当日トークショーがあったのですか。

この中編２本立ては、予想以上にいい映画でお得で満足でした。

[835] mixiユーザー 05月28日 04:51

>>[832]

犯人たちのつながりの面白さ、素人故結局得るものがなかったという落ち。まだ監督らしい。

[836] mixiユーザー 05月28日 05:18

昭和の銀幕に輝くヒロインシリーズ第108弾筑波久子　ラピュタ阿佐ヶ谷
「仮面の女」
1959年（S34）／日活／白黒／95分　○国立映画アーカイブ所蔵作品
監督：阿部豊／原作：芝木好子／脚本：松浦健郎／撮影：岩佐一泉／美術：木村威夫／音楽：佐藤勝
■出演：岡田澄、葉山良二、南田洋子、渡辺美佐子、大坂志郎、内藤武敏、小園蓉子

赤線に身を沈めた女が、売春防止法施行とともに前歴を隠して銀座のバーへ。初めて知った真実の愛のため、ひたすら新しく生きようと希うが、その夢も虚しく崩れていく──。芝木好子の同名小説を筑波久子主演で映画化したメロドラマの佳品。

筑波久子ってスターだったのですね。南田洋子、渡辺美佐子が脇役で、岡田澄の情婦、葉山良二の愛人として愛に目覚める女。赤線に身を沈めていたゆえ、真実を語れない女の運命。岡田の最期は人が良すぎ、人の好い大阪が実はというどんでん返し。葉山もややこしかったけれど面白かった。

美味しい映画をめしあがれ
「カレーライス」
1962年（S37）／東映東京／白黒／83分
監督・脚本：渡辺祐介／原作：阿川弘之／脚本：舟橋和郎／撮影：田中義信／美術：中村修一郎／音楽：渡辺宙明
出演：江原真二郎、大空真弓、沢村貞子、筑波久子、世志凡太、西村晃、花澤徳衛

勤め先の出版社が潰れたため、カレーライス屋を開店することにした元同僚男女の奮闘と胸キュンの恋模様──。原作は阿川弘之の『カレーライスの唄』。チャッカリお嬢さん・大空真弓と純朴青年・江原真二郎の絶妙なコンビネーション！

渡辺祐介という監督は上手いね。カレー屋を始める前までのラブストーリー、直前の怪しい雰囲気、能天気な筑波久子。イヤらしい世志凡太による嫌がらせ。それにくじけないラストがさわやか。
彼らの周りは、世志凡太以外善人という、よき時代の東映映画。岡田では作れない。

「夢がいっぱい暴れん坊」
1962年（S37）／日活／カラー／85分
監督：松尾昭典／原作・脚本：松浦健郎／撮影：萩原泉／美術：中村公彦／音楽：池田正義
出演：小林旭、浅丘ルリ子、郷鍈治、杉山俊夫、中村是好、桂小金治、小川虎之助、井上昭文、内田良平

“銀座の次郎長”が営むレストランの近くに超高級店が突如出現！対抗する次郎長ら若旦那会、さらに地元ヤクザも加わって、銀座八丁は大騒ぎ──。「暴れん坊」シリーズ第三作は当時流行のツイストを取り入れ、旭もごきげんに歌い踊る。

奇しくもカレー屋の話が２話続いた。洋食屋の跡継ぎが、フレンチを捨ててカレー屋に。
超高級店が実はヤクザの隠れ蓑。地元ヤクザの近藤宏がクーデターを起こし、２代目郷鍈治が小林に手を貸すストーリーが面白い。この頃はツイストが流行ったらしく、小林旭らしい歌謡映画でもある。

[837] mixiユーザー 05月29日 09:29

>>[834]
「神様のくれた赤ん坊」の上映後トークイベントがありました

朝から並びましたのでそれまでの上映も全部観るつもりで整理番号①だったのでずっと同じ席でした

[838] mixiユーザー 05月29日 09:34

>>[835]
「喜劇大誘拐」そうでしたね(笑)(゜o゜)＼(-_-)
ここが喜八版とは違うところ

「大誘拐 RAINBOW KIDS」のお婆ちゃんが「喜劇あゝ軍歌」の北林谷栄さんだしこの辺は意識したのか偶然なのか喜八さんに訊いてみたかったです

[839] mixiユーザー 05月29日 09:40

さらにつづき
こちらもまた前田陽一監督特集最終日

《起きて転んでまた起きて前田陽一の反マジメ精神喜劇ぱらだいす》

「神様のくれた赤ん坊」1979年/松竹/カラー/91分
監督:前田陽一脚本:前田陽一、南部英夫、荒井晴彦撮影:坂本典隆音楽:田辺信一主題歌:高橋真梨子『もしかしたら』
出演:桃井かおり、渡瀬恒彦、吉行和子、嵐寛寿郎、曽我廼家明蝶、河原崎長一郎、泉谷しげる、樹木希林、鈴木伊織、楠トシエ、正司歌江、森本レオ、吉幾三、小林トシ江、小松政夫、小島三児、片桐竜次、成瀬正

中村登監督「集金旅行」(1957年)のリメイクということだが設定だけを借りた感じではある

前田陽一監督としてはかなりウェルメイドな作品であり代表作となった

封切当時は「男はつらいよ寅次郎春の夢」の併映作でメインの寅さんよりもこちらのほうが好評であった印象

その後毎日ホールの《映像のロマン》などでも観ているが樹木希林さんとかちょっとしか出てないのに笑いをさらっていく(笑)(゜o゜)＼(-_-)
脚本に荒井晴彦さんも入っているがどのような役割だったのだろうか🤔

ラピュタ阿佐ヶ谷
※上映後トークイベントゲスト:南部英夫さん聞き手:北里宇一郎さん

#神様のくれた赤ん坊
#ラピュタ阿佐ヶ谷

#前田陽一
#南部英夫 #荒井晴彦
#高橋真梨子
#桃井かおり
#渡瀬恒彦
広島カープファンが集う酒場のシーンで片桐竜次さんの顔も

この前新世界東映で「狂った野獣」観たんで思い出す

[840] mixiユーザー 05月29日 18:55

映画｢空中庭園｣

[841] mixiユーザー 05月29日 22:57

「伝説のカルト映画館　大井武蔵野館の6392日」刊行記念　大井武蔵野館になってみた！
シネマヴェーラ渋谷
『人魚昇天（66分／35mm）』
公開：1958年歌舞伎座映画
監督：田口哲
出演：三橋達也、泉京子、田代百合子、河津清三郎、内田良平
敗戦直後の瀬戸内。三橋達也は網本の娘との婚礼に向かう船上にいた。そのとき女の声が聴こえ、海中から現れた泉京子が三橋を浚って消える。やがて、海を荒らしまわる海賊船「人魚号」に２人の姿が…。女同士のキャット・ファイト、９割方ビキニ姿の泉など、後期新東宝テイストに溢れた松竹作品。原作者の火野葦平自ら語る結末も強引なカルト作。

敗戦後の四国は仕事はなく、まして網本に逆らえば海賊をするしかない。泉京子の魅力満載のアクションと恋の物語。三橋は、日活から東宝に移籍するが、その合間の作品か？
海賊船同士の銃撃戦など、意外と面白い。

『俺の血は他人の血（91分／35mm）』
公開：1974年松竹
監督：舛田利雄
出演：火野正平、奈美悦子、那智わたる、フランキー堺、中谷一郎、安部徹、青木義朗、小松方正
ある新興都市でヤクザの抗争が勃発するが…。幼い頃にマフィアの親分から輸血されたことから超人的な力を手に入れた火野が「エスクレメントオ！」と絶叫し、怒りのパワーで組織の壊滅を謀る。火野正平映画デビュー作品にして、筒井康隆原作の初映画化作品。過激なバイオレンスを舛田利雄が楽しそうに演出している。

変身ものというか、隠された能力（噂の刑事トミーとマツのよう）を発揮して、ある地方都市をヤクザの手から救う物語。
如何にも火野正平らしい奈美悦子とのラブシーン、７０年代映画っぽい特撮も楽しい。しかし、舛田利雄はハッピーエンドにはせず、意外な結末を用意。

『情無用の罠（80分／35mm）』
公開：1961年東宝
監督：福田純
出演：佐藤允、中谷一郎、水野久美、浜美枝、平田昭彦、中丸忠雄、田中邦衛
ムショ帰りの佐藤允が惚れた名前も知らないコールガール（水野久美）。殺人者に仕立て上げられた佐藤のアリバイを証明できるのは彼女だけだが…。警察も真相に気づきはじめる中、佐藤は女の居所を探る。佐藤と水野を執拗に追う黒手袋の男（田中邦衛）の不気味さも光るスタイリッシュ・サスペンス。果たして真犯人は誰だ!?

さすが東宝のノワール。田中邦衛の殺し屋は様になっているし、ここでも意外な結末を用意。
福田純って、面白い映画を撮る。佐藤允の元ヤクザのドライバーと水野久美との関係も面白く、平田昭彦は怪演、中谷一郎、中丸忠雄と役者はそろい、警察は汚職事件を追っていくうちに・・・・
傑作。

[842] mixiユーザー 05月31日 00:14

映画女優デビュー65周年記念企画
1960年代――吉永小百合と私たちの青春　　神保町シアター
「青い山脈」
S37('62)／日活／カラー／1時間36分
監督：西河克己■原作：石坂洋次郎■脚本：井手俊郎、西河克己■撮影：萩原憲治■音楽：池田正義■美術：佐谷晃能
出演：吉永小百合、浜田光夫、芦川いづみ、二谷英明、田代みどり、高橋英樹、北林谷栄

田舎町に転校してきた活発な女子高生が巻き起こす騒動を描いた明朗青春篇。石坂文学の代表作の3度目の映画化で、49年版で原節子が演じた教師を演じた芦川も見逃せない。

以前、原節子主演の「青い山脈」を見ているのだが、全く記憶に残っていないほどなので、新鮮に見る事ができた。彦根城が冒頭に出てきて、彦根の街を古い伝統の残る街のイメージに利用したと考える。寺沢新子を吉永小百合、やがて恋人になる金谷六助は浜田光夫、島崎雪子先生に芦川いづみ、富永安吉は高橋英樹、いやらしい教師田中に藤村有弘、理事会のキーとなる教師白木は北林谷栄、街のボス井口甚蔵は、原版同様三島雅夫、芸者梅太郎に南田洋子、校医沼田玉雄は二谷英明というオールキャストだ。
１９６２年は、戦後１７年経過しており、原作に忠実だが現代風にアレンジはしている。但しラブレター問題から理事会にかけての話はそのまま。古い伝統を守ろうとする女学生や街のボスたちに対し、外から入ってきた寺沢新子と島崎先生は、封建的な考え方を民主主義的に変えようと努力し、理事会で賛同される。それには、沼田や梅太郎、金谷・富永らの協力も必要であった。
久しぶりに吉永の評価できる作品に出合い、芦川いづみの教師役もはまっていた。名作。

「いつでも夢を」
S37('62)／日活／カラー／1時間29分
監督：野村孝■脚本：下飯坂菊馬、田坂啓、吉田憲二■撮影：横山実■音楽：吉田正■美術：木村威夫
出演：橋幸夫、吉永小百合、浜田光夫、松原智恵子、信欣三、初井言栄、飯田蝶子

吉永と橋が歌う主題歌があまりにも有名な歌謡青春映画。東京下町の工業地帯を舞台に、父の診療所を手伝う看護師見習い(吉永)と、将来に夢をふくらませる若者たちとの交流を描く。

橋幸夫が何曲も歌を披露、学のない橋が、定時制に通う浜田を応援し、上場企業面接に落ちて不貞腐れる浜田を立ち直させる。当時の社会構造や中卒労働者の実態がよくわかる。
序列は松原智恵子が吉永より上で、橋幸夫主演映画である。面白い映画であった。

[843] mixiユーザー 06月01日 00:06

ラピュタ阿佐ヶ谷《起きて転んでまた起きて前田陽一の反マジメ精神喜劇ぱらだいす》の翌日は水道橋へ

《2024 ボンクラウィークエンドシネマvol.9》

「非行少女」1963年/日活/モノクロ/114分
監督:浦山桐郎脚本:石堂淑朗、浦山桐郎企画:大塚和原作:森山啓『三郎と若枝』撮影:高村倉太郎照明:熊谷秀夫音楽:黛敏郎
出演:和泉雅子、浜田光夫、小池朝雄、香月美奈子、小夜福子、浜村純、佐々木すみ江、杉山俊夫、高原駿雄、小林トシ子、高田敏江、佐藤オリエ、北林谷栄、沢村貞子、小沢昭一、鈴木瑞穂、藤岡重慶、小林昭二

以前鑑賞済みながら久しぶりにスクリーンで観れるとなれば行かない手はないのだ。
「キューポラのある街」につづく浦山桐郎監督の第2作

吉永小百合のあとは和泉雅子だと会社に云われたとか

女優を育てる手腕に定評ありの浦山監督だがご多分に漏れず「非行少女」でも和泉雅子さんが他の作品とは違う表情を見せている

この時まだ15,16歳堂々たる演技である

初めて観た時はマラソンのシーンが印象に残っていたけど今回久しぶりに観て。後半の駅で見つけた若枝を喫茶店(

)に連れていきざわつく店内での二人の描写に引き込まれた

この少女も根っからの非行少女でも不良少女でもなく少々一本気な自分の心を自制できないだけで環境さえ違えばこんな風に生きなかっただろうにと思わずにはいられない🤔
貧しさも含めこういう人はたくさんいたのだろうな

壱岐坂ボンクラージュ
※上映後和泉雅子さんのトークイベントあり

実物の和泉雅子さん以前冒険家になった時にワイドショーを賑わせた時もそうだけど風貌とのギャップが凄い

テンション高いトークイベントも楽しませていただきました(笑)(゜o゜)＼(-_-)
しかし、あのトークをちゃんと纏め上げた(※話の論点が明後日の方向に行ってもちゃんと戻されていた)司会の藤井秀男さんの手腕も記憶に留めたい

#非行少女
#浦山桐郎
#和泉雅子
#浜田光夫
#壱岐坂ボンクラージュ #ボンクラージュ
#ボンクラウィークエンドシネマ

[844] mixiユーザー 06月02日 16:48

「ミッシング」

評判通り石原さとみの熱量高い演技にビックリしたけど、青木崇高と中村倫也も良かったと思う。夫婦に温度差があるという表現と、報道する側の視点があった事が、作品の幅を拡げていると思った。
お客さんの年齢層が高くて、女性が多かったです。

[845] mixiユーザー 06月03日 21:20

昭和の銀幕に輝くヒロインシリーズ第108弾筑波久子　ラピュタ阿佐ヶ谷
「暗黒の旅券」
1959年（S34）／日活／白黒／87分
監督：鈴木清順／原作：鷲尾三郎／脚本：高岩肇／撮影：永塚一栄／美術：坂口武玄／音楽：小杉太一郎、河辺公一
出演：葉山良二、岡田真澄、沢たまき、白木マリ、芦田伸介、近藤宏

新婚旅行の駅から謎の失踪、さらに怪死を遂げた花嫁のため、ミュージシャンの夫が復讐と真相究明に乗りだす──。鷲尾三郎の『地獄の旅券』を高岩肇が脚色、鈴木清順が監督したスリラー活劇。筑波久子と白木マリ、二大グラマー女優が初の競演。

二度目の鑑賞。出だしから好きなんです。沢たまきって、若いころ歌うたって、きれいだった。その沢たまきが新婚旅行で列車に乗ったのに、新郎が追いかけて乗り込むと席には花束とカバンしかない。花嫁消失から始まるサスペンス。直ぐに沢の死体が見つかり、新郎に容疑が。快調に物語は進み、怪しい男たちが次々に現れ・・・筑波久子、怪しげな女も似合う。

美味しい映画をめしあがれ
「可否道」よりなんじゃもんじゃ
1963年（S38）／松竹大船／白黒／109分
監督：井上和男／原作：獅子文六／脚本：白坂依志夫／撮影：堂脇博／美術：梅田千代夫／音楽：山本直純
出演：森光子、川津祐介、加賀まりこ、長門裕之、加東大介、津川雅彦、三井弘次

年増のTVタレントと、ヒモ同然の年下舞台装置家。このカップルの危機に、ちょっとややこしいコーヒー通たちも絡んで微苦笑喜劇が繰り広げられる。原作は獅子文六のユーモア小説。“なんじゃもんじゃ”という珍しい題名は作者自身が提案したもの。

コーヒーの道を究める男たちは、実はインスタントコーヒーでもよかった。さらに言えば、森光子のマネージャー長門は、加賀まりこ売り出しに鞍替えし、この映画の加賀まりこは絶品である。「月曜日のユカ」が評判だが、この映画の加賀まりこは、最高のかわいこちゃんだ。面白い映画を見つけた。

[846] mixiユーザー 06月04日 07:45

昭和の銀幕に輝くヒロインシリーズ第108弾筑波久子　ラピュタ阿佐ヶ谷
「海底から来た女」
1959年（S34）／日活／白黒／76分　※英語字幕付　○国立映画アーカイブ所蔵作品
監督：蔵原惟繕／原作・脚本：石原慎太郎／脚本：蔵原弓弧／撮影：山崎善弘／美術：千葉一彦／音楽：佐藤勝
出演：川地民夫、内田良平、武藤章生、草薙幸二郎、横山運平、浜村純

ヨットを愛する孤独な青年・川地民夫は、ある日生魚をかじる不思議な少女・筑波久子と出逢い、魅せられる。その頃、村の若者がフカに喰い殺されるという怪事件が発生し……。原作は石原慎太郎の小説『鱶女』。海辺に結ばれた神秘的な恋。

昔々、つがいのフカがいて、オスを漁師が殺した。それ以来この漁村には村の者が襲われる。川地が筑波と出会った頃も、若者が襲われ、いけすの魚も全滅していた。川地はそれ以来筑波が気になり、筑波もまた川地の部屋に来るようになる。いつしか二人は恋に落ち・・・
人魚姫のような甘いファンタジー・ロマンだが、村人は災難を避けるために２人をだます。
ラストシーンは、観客が自由に想像できる。筑波久子の魅力満載、蔵原惟繕としては異色作だが面白かった。

美味しい映画をめしあがれ
「社長道中記」
1961年（S36）／東宝／カラー／90分
監督：松林宗恵／原作：源氏鶏太／脚本：笠原良三／撮影：鈴木斌／美術：浜上兵衛／音楽：古関裕而
出演：森繁久彌、小林桂樹、加東大介、三木のり平、団令子、新珠三千代、淡路恵子、浜美枝

新製品の缶詰売りだしに大ハリキリの森繁社長と、浮気防止の随行社員・小林桂樹らが繰り広げる爆笑出張旅行。東宝十八番のサラリーマン喜劇「社長」シリーズ第十作。お楽しみの接待では「森の石松カンヅメ道中」「カンヅメ踊り」など珍芸が続出。

このシリーズが好評でロングランだったのがわかる。いつも妻に頭が上がらぬ森繁は浮気性。今回のお相手は新珠三千代と淡路恵子。社長夫人久慈あさみに言い含められた小林桂樹の悪戦苦闘が面白い。例によって宴会芸が、ツボにはまるほどおかしい。新製品のまむし、蛙、かたつむりの罐詰の売出しのために、珍芸を見せる。最後は八方収まる本作も見て笑ってほしい作品だ。

[847] mixiユーザー 06月04日 20:29

「伝説のカルト映画館　大井武蔵野館の6392日」刊行記念　大井武蔵野館になってみた！
シネマヴェーラ渋谷
『高校生番長（83分／16mm）』
公開：1970年大映
監督：帯盛迪彦
出演：南美川洋子、八並映子、成瀬亜紀子、三笠すみれ、笠原玲子、篠田三郎、小倉一郎、別府正英、若倉慶、関幸四郎、小野川公三郎、山本一彦、稲妻竜二
主演の南美川洋子、八並映子、小倉一郎、そして抜擢された篠田三郎出演の「高校生番長」シリーズ第一作。普通部と夜間部の対立と恋愛という筋を狙ったらしいが、陰毛、生殖器などの言葉が頻出し、謎の笑いが込み上げる大映末期の奇天烈青春映画。深刻な事態も起こるのだが、ラストの脱力決戦で何となくうやむやに!?

篠田三郎の強姦魔って、今じゃ考えられないね。南美川洋子は清純派であり、ヌードを強要したために逃げられてしまった。八並映子は後にプレイガールにも出演。逆に成瀬亜紀子はすぐに引退してしまったらしい。小倉一郎の色キチガイぶりに注目。笠原玲子は大映の中堅女優のようだ。
こうした青春物が売れれば、大映ももう少し長生きできたのに残念。

『君も出世ができる（100分／35mm）』
公開：1964年東宝
監督：須川栄三
出演：フランキー堺、高島忠夫、雪村いづみ、有島一郎、浜美枝、中尾ミエ、益田喜頓
出世のために奮闘するサラリーマンのフランキーとオットリ君の高島。二人が働く旅行代理店に合理主義者な社長の娘・雪村いづみがアメリカから帰国し…。『タクラマカン』『アメリカでは』などゴキゲンな歌に彩られ、飲み屋では無責任なあのお方と夢の共演。大勢のサラリーマンたちが夜の銀座で日頃の鬱憤を大爆発させるダンスシーンは圧巻！

須川栄三の作品にハズレはない。この映画も、東宝お得意のミュージカル形式の映画。
フランキー堺のお調子者はどんどん社長の益田喜頓に食らいついていくが、高島忠夫は出世などお構いなし。一時は雪村と仲良くなるが、社長の愛人との仲を雪村に疑われ左遷。・・・
東宝ミュージカルとはこれだ。植木等まで引っ張り出し、最後は大団円。東宝がノッテいた時代の産物。見て楽しい映画だ。

『ママおうちが燃えてるの（85分／35mm）』
公開：1961年松竹
監督：川頭義郎
出演：淡島千景、倍賞千恵子、鰐淵晴子、吉田輝雄
６人の子供がありながら“性格の不一致”で離婚した淡島。初めて就職して仕事と子供の世話に追われる中、病死する子、マッチ遊びで火事を起こす子など、一家に悲しい出来事が降りかかるが…。淡島千景（今年は生誕100年！）が生活苦を恐れず離婚し、自立して働き、子どもと共に成長していくママを生き生きと演じる。

シングルマザーの悪戦苦闘をホームドラマとしてみせる。辛いこともいろいろ起きるが、家族がまとまり、最後は母を助ける。ああ、５０年代の貧しく、苦しい一家だが、崩壊を食い止めまとめた子供達にエール。

[848] mixiユーザー 06月06日 11:38

「非行少女」の翌日はこれまたお久しぶりの早稲田松竹

《『蛇の道』公開記念黒沢清監督特集》

「蛇の道」1998年/大映/カラー/85分
監督:黒沢清脚本:高橋洋撮影:田村正毅音楽:吉田光
出演:哀川翔、香川照之、柳ユーレイ、下元史朗、翁華栄、砂田薫、山田彩美、田中瑞穂

セルフリメイク「蛇の道」が間もなく公開されるにあたっての上映

これずっと【蛇の道は蛇】(じゃのみちはへび)から来てるのかと思っていたのでタイトルの呼びかたを「蛇(じゃ)の道」だと思い込んでいました

ポスターよく見ると「蛇の道(へびのみち)」とルビ打ってますね

と、いう訳で今回初鑑賞

冒頭の大映マークにちょっと萌える

何だかルックも含めVシネっぽいなと思いながらもそもそもVシネって東映だろうと頭の中で一人ツッコミしてました(笑)(゜o゜)＼(-_-)それが次第に引き込まれていきました

脚本は高橋洋さん

今回のセルフリメイクでも原案として使われているようだから俄然興味が沸いてきた

観客も若い人が多くほぼ満席

それは早稲田松竹の客層もあるのだろうけど黒沢清監督の人気とも受け取れる

#蛇の道
#黒沢清 #高橋洋
#哀川翔 #下元史朗

「CURE キュア」〈4Kデジタル修復版〉1997年/松竹・松竹富士/カラー/111分
監督・脚本:黒沢清撮影:喜久村徳章音楽:ゲイリー芦屋
出演:役所広司、萩原聖人、うじきつよし、中川安奈、でんでん、洞口依子、戸田昌宏
螢雪次朗、大杉漣、春木みさよ、諏訪太朗、田中哲司

これは何度か観ていて初めて観た時にはそれなりに衝撃があったのだけど昨年久しぶりに観た時には意外と概略以外は頭の中からスッポリ抜けていた

それは何故なのだろうと頭の中で考察しながらも次回何年かして観たらどうなんだろうか🤔
役所さん若いのだけど現在のイメージからしても驚異的に変わらない

早稲田松竹

#CURE #CUREキュア #キュア
#役所広司 #萩原聖人 #うじきつよし #中川安奈
#洞口依子
#大杉漣

※「CURE」は2023年7/7(金)
新開地のパルシネマしんこうえん《夜パル》にて鑑賞済み

#パルシネマしんこうえん

早稲田松竹での《黒沢清監督特集》
「ニンゲン合格」や「大いなる幻影」「カリスマ」も観たかったけど一旦関西に戻るので断念

#夜パル

[849] mixiユーザー 06月07日 00:07

>>[848]

YOUTUBEで、公式に２週間だけアップされていたので見ました。
凄い映画でした。

[850] mixiユーザー 06月07日 00:20

映画女優デビュー65周年記念企画
1960年代――吉永小百合と私たちの青春　　神保町シアター
「美しい暦」
S38('63)／日活／カラー／1時間29分
監督：森永健次郎■原作：石坂洋次郎■脚本：三木克巳■撮影：松橋梅夫■音楽：松村禎三■美術：西亥一郎
出演：吉永小百合、浜田光夫、芦川いづみ、長門裕之、丹阿弥谷津子、桂小金治

高校生の貞子(吉永)は登山で出会った田村(浜田)と思わぬ再会を果たし…。長野県松本市を舞台にした石坂文学らしい学園もの。教師役の芦川・長門の異色コンビもご愛敬の娯楽篇。

吉永小百合が１８歳の頃の映画だから、ほとんど実年齢。相方の浜田光男は２０才だが童顔なので同じ年ぐらいに見える。それに比べ、世代が上の芦川いづみは教師役も似合い、大人の女性だ。
朴訥な教師役の長門裕之に惹かれていくのがちょっと信じられないが、あの学校ではろくな教師がいないので、自然の成り行きとも見える。丹阿弥谷津子が、恐るべき女教師の演技を見せ、この時代の黒歴史的雰囲気を醸し出す。
藤村有弘、桂小金治が、ここでも怪演技を見せ、吉永小百合、浜田光夫、芦川いづみ、長門裕之との違いを浮き彫りにする。面白い学園ものではあった。

[851] mixiユーザー 06月07日 20:56

「伝説のカルト映画館　大井武蔵野館の6392日」刊行記念　大井武蔵野館になってみた！
シネマヴェーラ渋谷
『魚河岸の旋風娘（83分／35mm）』
公開：1963年松竹
監督：堀内真直
出演：弘田三枝子、津川雅彦、勝呂誉、牧紀子、仲宗根美樹、伴淳三郎、千秋実、杉浦直樹、浪花千栄子、由利徹、南利明
河岸の魚屋の伴淳と千秋実は犬猿の仲。ところが子供同士が恋をして…。ヒロイン弘田三枝子や仲宗根美樹の歌、河岸でのダンスなどミュージカル要素あり。脇の津川雅彦、杉浦直樹、浪花千栄子に加えて豪華喜劇人も勢ぞろい、おまけに本物の時津風部屋も登場する豪華な一本。ヨガ講師・由利徹（通訳・南利明）に爆笑しない人間がいるだろうか!?

東宝だけがミュージカルではないと、松竹が放つミュージカル喜劇。それに、勝呂誉と牧紀子のラヴロマンスがあり、お得な一本。ヨガ教室に金語楼に伴淳、千秋実まで加わり、大爆笑。
やはり映画は６０年代前半までは王道が面白い。

『ヘアピン・サーカス（84分／35mm）』
公開：1972年
監督：西村潔東京映画
出演：見崎清志、江夏夕子、笠井紀美子、戸部夕子、睦五郎、館信秀
マカオのグランプリでライバルを死なせたカーレーサー見崎は、以来レース界から姿を消した。ある日、見崎は高速道路で相手を挑発して事故に追いやる若者達に出会うが、そのリーダーは教習所の教え子・江夏夕子だった。ハイウェイ・レースに命を燃やす彼女にスピードの恐ろしさを伝えるが…。若者達の反撥と焦燥が闇の中のハイウェイで加速する！

本物のレーシングドライバー見崎清志を主演にしたアクション映画。高速道路でカモを見つけてはスピードを競い相手の車を挑発して事故に追いやる若者のグループに危険な遊戯をやめさせなければならない、元ドライバーで教習所教官。見崎清志はこの映画だけしか出ていないが、さすがの貫禄。
江夏夕子がまたかっこいいんだ。結末は大概予測が付くが、「あの胸にもう一度」的なものを考えていたんじゃないかな。面白い映画だった。

『怪談色ざんげ　狂恋女師匠（101分／35mm）』
公開：1957年松竹
監督：倉橋良介
出演：水原真知子、北上弥太郎、名和宏、日守新一、雪代敬子、田崎潤、紫千代、尾上菊太郎、瑳峨三智子、万代峰子、高山裕子、森美樹、桂小金治、花菱アチャコ
踊りの師匠おせんは豪商の後添いを断る男嫌いだが、弟の仇と知らず盗人の宗次郎に惚れてしまう。豪商に取り入りたい仁蔵はおせんの顔に熱湯をかけ…。女を食い物にする色悪に名和宏、非情な悪党・仁蔵に田崎潤。瑳峨三智子や森美樹の他、柳家金語郎、桂小金治、花菱アチャコが出演している。

新東宝的な怪談で、江戸3大美人の笠森お仙と、四谷怪談を足して2で割ったような映画。
水原真知子という女優の名前は初めて覚えたが、50年代の映画には結構出ていたようだ。喜劇人も登場させたが、そちらの方は空回り。怪談と敵討ちに集中すべきだった。
主演が名和宏だから、若い頃はいい男だとしても、名前を見た瞬間悪党だと見破られるのは、後のやくざ映画などに出過ぎたため。でも、松竹でというのが珍しい。

[852] mixiユーザー 06月09日 20:16

「伝説のカルト映画館　大井武蔵野館の6392日」刊行記念　大井武蔵野館になってみた！
シネマヴェーラ渋谷
『江梨子（74分／16mm）』
公開：1962年大映
監督：木村恵吾
出演：橋幸夫、三条魔子、船越英二、岩崎加根子、村田知栄子、倉田マユミ、緑愛子、渚まゆみ、大谷邦雄、浦辺粂子
旧家の息子・茂（橋幸夫）が孤児の江梨子を好きになったのを懸念し、江梨子を遠ざける母と姉。なれぬ土地で病に倒れた江梨子は一人ぼっちで世を去った。身分違いの純愛を描き、「当時の暮らしぶりがきめ細かく描かれている」と評された一作。相手役の三条魔子は映画のヒットにより「三条江梨子」と改名した。

１９５０年代においても、旧家の人たちの家柄を誇る気持ち、下の者への差別、田舎の因習と本家(旧毛)への尊敬というものは、封建制のように残っていたという話。このために、一人の女中の子供に不幸が訪れる。純愛物の佳作。

『若い仲間たち　うちら祇園の舞妓はん（93分／35mm）』
公開：1963年宝塚映画
監督：佐伯幸三
出演：ザ・ピーナッツ、園井啓介、中尾ミエ、園まり、田辺靖雄、伊東ゆかり、乙羽信子、島崎雪子、浜美枝、上原謙、清水将夫
祇園を舞台にしたザ・ピーナッツ主演作で三人娘も登場。もちろん歌やミュージカル・シーンが多数挿入される。脇を固めるのは乙羽信子、島崎雪子、浜美枝、上原謙、清水将夫らベテラン勢。祇園の因習に苦しむ若者という現代的テーマの作品でもあり、女の自立に対する世代間格差も浮き彫りになる。

宝塚映画、佐伯幸三ならではのミュージカル。３人娘の魅力、ザ・ピーナッツの魅力が満載。京都の祇園を舞台にしたミュージカルであり、たっぷり歌や祇園踊りなどが見る事ができる。
園井啓介全盛期のモテモテ映画、楽しんでください。

[856] mixiユーザー 06月11日 21:25

昭和の銀幕に輝くヒロインシリーズ第108弾筑波久子　ラピュタ阿佐ヶ谷
「ヒマラヤ無宿心臓破りの野郎ども」
1961年（S36）／ニュー東映東京／カラー／87分
監督：小沢茂弘／原作・脚本：松浦健郎／撮影：西川庄衛／美術：藤田博／音楽：鈴木静一
出演：片岡千恵蔵、進藤英太郎、佐久間良子、水谷良重、江原真二郎、山形勲、三島雅夫、羅生門

片岡千恵蔵主演の荒唐無稽な娯楽活劇「無宿」シリーズ第二弾。雪男の発見、捕獲に成功したヒマラヤ探検隊が帰国。ギャング団も次々と来日し、それぞれの思惑を孕んだ争奪戦が始まる──。偽雪男ショーで荒稼ぎする進藤英太郎&筑波久子も◎。

日活を退社してからの筑波久子は、東映では脇役である。本作は千恵蔵の滑稽な娯楽映画。おまけに落ちがあり、羅生門が雪男、その偽物に進藤英太郎が扮し笑える。
キャストは一流であり、真面目に作ったんでしょう。でも江原真二郎の阿呆な新聞記者には笑っちゃいました。

美味しい映画をめしあがれ。
「女と味噌汁」
1968年（S43）／東京映画／カラー／97分　◯国立映画アーカイブ所蔵作品
監督：五所平之助／原作：平岩弓枝／脚本：井手俊郎／撮影：村井博／美術：小野友滋／音楽：斎藤一郎
出演：池内淳子、川崎敬三、田中邦衛、佐藤慶、田村正和、長山藍子、北村和夫、東野英治郎

美人でしっかり者の芸者が貯金をはたいて買ったライトバンで移動味噌汁屋をスタート。熱くてうまい、その味で男たちの心を癒す。「東芝日曜劇場」の人気シリーズだったTVドラマを映画化。庶民性と色気を兼ね揃えた池内淳子のハマリ役。

さすが五所平之助。単なるドラマの映画化で終わらせず、一人の芸者の同窓会後の人生をうまく見せてくれた。お茶とみそ汁をおばあちゃんに美味しく入れることを教わった池内。それを商売にすることと同時に、偶然川崎に対し美味しいみそ汁を入れてあげたことで、ふと沸いた恋心。しかし・・・
まだこの時代、芸者というだけで差別されていたんですね。それでも強く生きる池内に心打たれます。名作だ。

「続社長道中記」
1961年（S36）／東宝／カラー／88分
監督：松林宗恵／原作：源氏鶏太／脚本：笠原良三／撮影：鈴木斌／美術：浜上兵衛／音楽：松井八郎
出演：森繁久彌、小林桂樹、加東大介、三木のり平、団令子、淡路恵子、草笛光子、田崎潤

ライバル社が養殖鰻の買い占めに乗りだしたという。このままでは海外向け“蒲焼き”缶詰計画がオジャン。慌てた森繁社長らは名古屋、浜松へと飛ぶ。シリーズ第十一作の設定は前作と同じ食品会社「太陽食料」、小林桂樹は秘書課長に昇進。

このシリーズ好きなんです。「女と味噌汁」が補助席まで使う満席なのに、こちらはその半分。わかっちゃいないな、今日の客は。この面白さがわからなきゃ。今回は新珠さんはお休み。代わって草笛光子。抜擢された小林桂樹がモテてひと騒動。
この映画の名物宴会芸。今回は風呂。女に扮した三木のり平の不気味さに笑。
淡路恵子の色気、団令子のかわいらしさ、浜美枝はまだかなり若い。

[857] mixiユーザー 06月13日 23:02

映画女優デビュー65周年記念企画
1960年代――吉永小百合と私たちの青春　　神保町シアター
「光る海」
S38('63)／日活／カラー／2時間5分
監督：中平康■原作：石坂洋次郎■脚本：池田一朗■撮影：山崎善弘■音楽：黛敏郎■美術：松山崇出演：吉永小百合、浜田光夫、和泉雅子、山内賢、十朱幸代、和田浩治、飯田蝶子、森雅之、高峰三枝子、田中絹代、宮口精二、松尾嘉代、ミヤコ蝶々

才色兼備で小説家志望のアプレ娘を吉永が活き活きと演じた青春群像。日活若手スター総出演の豪華版で、高度成長期を背景に描かれる、恋に仕事に大忙しの新米社会人奮闘記。

この映画では、珍しく吉永小百合と浜田光夫がカップルになるわけではない。出だしから前半は、いつものようにカップルになりそうな雰囲気であるが、途中から浜田が十朱幸代に惹かれていくようになる。もう一つの恋物語は、がんに侵された田中絹代が、自分の死後夫森雅之の老後を考え、仲のいい高峰三枝子と添い遂げるように話し合いをすることである。
この２つの話を中心に、大学を卒業した同級生たちのその後を見事に描いた。
２時間５分、セリフが長く多い。それを池田一朗が書き、中平康が見事に演出した。
中平の吉永作品はとかく凡作扱いされる批評が多い。しかし、キレのある正月青春映画大作、オールキャストで気持ちがいい。石坂洋二郎の原作は読んだことはないが、見事な脚本により、素敵な映画に仕上がったと思う。見て楽しんでほしい一作。

[858] mixiユーザー 06月18日 22:23

映画｢おまえの罪を自白しろ｣

映画｢ある男｣

映画｢死刑にいたる病｣

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